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一行リレーで乙女ゲーのシナリオを作ろう! 5本目

1 :名無しって呼んでいいか?:2008/02/25(月) 22:32:48 ID:wau3/Dc4
萌えそうな乙女ゲーを作ろう(`・ω・´)

ルール
1、”萌えそうな乙女ゲーを作ろう”という気概を持とう!
2、一行でちゃんと話をつなげよう
3、分岐は3行、次の人が選択。ただし10レス以内禁止
4、1スレ1話完結を目指す
5、完結は>>950、次スレはだいたい>>970>>980
6、主人公のデフォ名は「早乙女名無子」ただし設定によって変更可

禁止事項(あった場合は放置&スルー)
1、非乙女ネタ・BL・エロ(15禁程度は可)
2、空気読めない人による“完”・長い年月の経過
3、住民同士による過度の絡み行為

1本目(SF)
http://game12.2ch.net/test/read.cgi/ggirl/1180360980/

2本目(芸能)
http://game12.2ch.net/test/read.cgi/ggirl/1181954823/

3本目(ファンタジー)
http://game12.2ch.net/test/read.cgi/ggirl/1187519833/

4本目(ホラー)
http://game14.2ch.net/test/read.cgi/ggirl/1191645774/

5本目のテーマは【戦隊もの】です。

2 :名無しって呼んでいいか?:2008/02/25(月) 22:35:00 ID:???
私は早乙女名無子。剣道部の主将で高校二年生。

3 :名無しって呼んでいいか?:2008/02/25(月) 22:43:48 ID:???
先日の全国大会では見事2位を獲得し、自分で言うのも何だが結構充実した日々を送っている。

4 :名無しって呼んでいいか?:2008/02/25(月) 22:56:38 ID:???
朝練を欠かさない私の起床は早い。ところが今日は目覚ましがなる前に目が覚めてしまった。時計を見ると、いつもより1時間も早い。

1.このまま朝練に行く
2.家の周りを散歩してみる
3.目覚ましがなるまで寝る

5 :名無しって呼んでいいか?:2008/02/25(月) 23:12:26 ID:???
2.時間があるなら散歩してみよう。なにか発見があるかも

6 :名無しって呼んでいいか?:2008/02/25(月) 23:38:37 ID:???
交差点に差し掛かったとき私は聞いたことのある声を耳にした。

7 :名無しって呼んでいいか?:2008/02/25(月) 23:43:43 ID:???
「よー名無子!珍しいじゃんこんな時間に」 幼馴染で同じクラスの赤澤だ。

8 :名無しって呼んでいいか?:2008/02/25(月) 23:53:06 ID:???
私「おはようー赤澤、そっちこそ珍しいじゃないか。部活には入ってないと思ってたけど違ったのか?」

9 :名無しって呼んでいいか?:2008/02/25(月) 23:55:31 ID:???
赤澤「陸上部の助っ人頼まれてさぁ、鍛えてんだよ。買ったら学食のカレー死ぬほど食っていいんだってさ!」

10 :名無しって呼んでいいか?:2008/02/25(月) 23:57:51 ID:???
赤澤「まぁでも朝は苦手なんだけど。」そういうと彼は大きな欠伸をして眠そうに目を擦るとにっこり笑った。

11 :名無しって呼んでいいか?:2008/02/26(火) 00:00:32 ID:???
私が彼の笑顔に朝から癒されていると、彼が突然前方を見て時が止まったように固まってしまった。

12 :名無しって呼んでいいか?:2008/02/26(火) 00:02:16 ID:???
私が不思議に思い彼の視線の先を追ってみる・・・すると。「おい、ちゃんと皆で一列に並ばなければ駄目ではないか、子供達よ。いいな、赤信号も皆で渡れば怖くないと言うだろうが。」

13 :名無しって呼んでいいか?:2008/02/26(火) 00:04:56 ID:???
何故か交差点で交通横断の旗を持ち子供達を誘導している若い男。そう、私達の担任金河先生の姿がそこにあった。

14 :名無しって呼んでいいか?:2008/02/26(火) 00:06:43 ID:???
私「みんなで渡っても赤信号は止まれです!いたいけな子供に嘘を教えないで下さいよ」

15 :名無しって呼んでいいか?:2008/02/26(火) 00:09:06 ID:???
金河「ん?おぉ、赤澤に早乙女だな!」私「はぁ、先生、こんな朝っぱらからこんなところで何をされてるんですか?」

16 :名無しって呼んでいいか?:2008/02/26(火) 00:11:50 ID:???
金河「見て分からんのか、交通規制だ。」私「え、誰か父兄の人にでも頼まれたんですか?」金河「いや、全然。」

17 :名無しって呼んでいいか?:2008/02/26(火) 00:16:21 ID:???
遠くで父兄らしき人が固まってこっちをチラチラうかがっているのが見える。どうやら不審者かどうか疑われているみたいだ。

18 :名無しって呼んでいいか?:2008/02/26(火) 00:23:47 ID:???
赤澤「先生どうして急にそんなことはじめちゃったの?早起きなんてらしくないじゃないっすか!」

19 :名無しって呼んでいいか?:2008/02/26(火) 00:27:25 ID:???
私「ちょ、赤澤っこの人に理由とかそういうのないよ、絶対!」私は赤澤にコソコソ話す。

20 :名無しって呼んでいいか?:2008/02/26(火) 00:29:00 ID:???
そう、金河先生は2ヶ月前に前の先生の代わりで突然やってきた。モデルのようにすらっとした手足に顔は見た通りの美形、当初は随分騒がれもしたが。中身は大層な変人だった。

21 :名無しって呼んでいいか?:2008/02/26(火) 00:30:50 ID:???
金河「よくぞ聞いてくれた!」 金河は大きな手で赤澤の両肩をつかんで正面から迫る。「この辺に不審者が出るって聞いて、ボランティアに乗り出したんだ」

22 :名無しって呼んでいいか?:2008/02/26(火) 00:32:13 ID:???
アンタが一番不審だよ、と思ったが、ギラギラした雰囲気に飲まれてしまい、生返事だけをした。赤澤も「顔が近いっすよ」と言って嫌がっている。

23 :名無しって呼んでいいか?:2008/02/26(火) 00:56:35 ID:???
しかしな・・・と金河先生はため息をついた。「中々見つからんのだ。俺はこの一週間朝3時起きでこのあたりをウロついているのだが。話を聞こうと道行く人に声をかけても何故か逃げられてな。」

24 :名無しって呼んでいいか?:2008/02/26(火) 01:19:19 ID:???
そう言うと、先生は金河先生はガックリと肩を落とした。私は・・・

1.先生を励ます
2.この場は赤澤に任せて帰る
3.こんなときこそ、あの人を呼ぼう!

25 :名無しって呼んでいいか?:2008/02/26(火) 01:25:59 ID:???
1、私「先生、だttら問題ありません、たぶんその変質者は先生のことであって・・「おぉ、そうか。早乙女手伝ってくれるのだな!赤澤も!」金河先生はバシバシ私達の肩を叩くと「ならば放課後職員室に来てくれ!重大な話がある。」

26 :名無しって呼んでいいか?:2008/02/26(火) 01:31:04 ID:???
ではな、キラッと効果音つきで笑うと先生は持ち場に戻って行った。残された私と赤澤は一気にブルーになりながらも一緒に学校に行くことになったのだった。

27 :名無しって呼んでいいか?:2008/02/26(火) 06:02:24 ID:???
赤澤「なぁ早乙女、先生の重大な話って何かな?」私「きっとろくな話じゃないことは確かだね・・・。」

28 :名無しって呼んでいいか?:2008/02/26(火) 13:49:40 ID:???
とつぜんオプーナが乱入!
    |┃三        / ̄\
     |┃         |     |
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 ガラッ. |┃            |
     |┃  ノ//   ./ ̄ ̄ ̄ \
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     |┃     /  <●>::::::<●>  \    WiiのRPG王に、俺はなる!!!
     |┃     |    (__人__)     |  
     |┃三   \    ` ⌒´    /
     |┃三   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ \



29 :名無しって呼んでいいか?:2008/02/26(火) 19:32:26 ID:???
学校へ着くなり、赤澤は陸上部の子たちに囲まれてしまった。私も道場へ行こう。

30 :名無しって呼んでいいか?:2008/02/26(火) 19:53:59 ID:???
道場に入ろうとするともう既に練習を始めている人がいた。

31 :名無しって呼んでいいか?:2008/02/26(火) 19:55:30 ID:???
(私以外でこんなに早く来るのは・・・彼しかいない。)

32 :名無しって呼んでいいか?:2008/02/26(火) 19:59:06 ID:???
「先輩!おはようございます!!」うちの部の後輩、碧山君だ。朝日に色素の薄い髪が透けてキラキラしている。

33 :名無しって呼んでいいか?:2008/02/26(火) 20:02:51 ID:???
私「偉い、碧山君!最近毎日朝練来てるじゃない!」私は自分よりも少し背の高い彼の頭をワシャワシャ撫でた。

34 :名無しって呼んでいいか?:2008/02/26(火) 20:05:30 ID:???
碧山「だ、だって先輩みたいなすごい人に稽古つけてもらえるなんて、夢みたいで寝てられないです!…あれ、何か変ですね」そう言うと彼は少し赤くなった。

35 :名無しって呼んでいいか?:2008/02/26(火) 20:12:14 ID:???
碧山「髪ぐちゃぐちゃになっちゃいましたね、エヘヘ。」照れたように笑う彼は部内でも人気の一年生だ。部活に対する態度も真面目で剣道の実力もある。

36 :名無しって呼んでいいか?:2008/02/26(火) 20:35:42 ID:???
碧山「あっ僕、突きの練習してきたんです。見てもらえませんか?先輩の練習のお邪魔でなければ」

37 :名無しって呼んでいいか?:2008/02/26(火) 20:52:14 ID:???
私「いいよ。すぐに着替えて準備してくるから、ちょっと待ってて」 私は更衣室に駆け込むと、いつものように剣道着と防具を身に着けて道場に戻った。

38 :名無しって呼んでいいか?:2008/02/26(火) 21:43:44 ID:???
ふと入り口付近に目をやると・・・

1.碧山君が誰かと話し込んでいた
2.金河先生が慌てて飛び込んできた
3.素行のよろしくない黄島君が立っていた

39 :名無しって呼んでいいか?:2008/02/26(火) 22:30:53 ID:???
3.素行のよろしくない黄島君が立ってこちらを眺めている。 黄島「早乙女ってお前?学校の有名人らしいけど」

40 :名無しって呼んでいいか?:2008/02/26(火) 22:36:23 ID:???
私「そうだけど、なに?」 私が答えると、黄島くんは「べつに」と笑った。「ただ、今度の大会の一回戦、俺の従姉妹が相手らしいから」

41 :名無しって呼んでいいか?:2008/02/26(火) 22:44:19 ID:???
私「さっきかららしいらしいって、ハッキリわかってから言ってくれる?」 私はまっすぐに彼の目を見て言った。

42 :名無しって呼んでいいか?:2008/02/26(火) 22:45:17 ID:???
黄島「ふ、ふーん。ずいぶん気の強い女らしいな」

43 :名無しって呼んでいいか?:2008/02/26(火) 22:54:16 ID:???
黄島「お前後で後悔するぜ、俺にそんな態度取ったことをな。」へっと笑いながら振り向きざまに捨て台詞を吐いた黄島君はその瞬間私の視界から消えた。

44 :名無しって呼んでいいか?:2008/02/26(火) 22:56:43 ID:???
どうやら剣道場の階段を踏み外してそのまま落ちたらしい。格好をつけてポケットに両手を入れていたせいで受身もとれなかった彼は顔面から地面にのめりこんでいた。

45 :名無しって呼んでいいか?:2008/02/26(火) 23:05:27 ID:???
碧山「なんですかあの人!先輩に向かってずいぶん失礼な人ですね。すごくケンカっぱやいらしい・・・あ、すいません。・・・すごく、ケンカっぱやいんですって!」

46 :名無しって呼んでいいか?:2008/02/26(火) 23:10:55 ID:???
「ケンカっぱやくて悪かったな!」突然起き上った黄島君に碧山君は「ギャーッ」と悲鳴をあげた。

47 :名無しって呼んでいいか?:2008/02/26(火) 23:22:09 ID:???
私「碧山君、黄島について何か知ってるの?」

48 :名無しって呼んでいいか?:2008/02/26(火) 23:34:12 ID:???
碧山「あ!ハイ、えーと。黄島剛、2年D組。6月6日生まれ、血液型はAB。昔ボクシング部で、1年の終わりに退部してます」

49 :名無しって呼んでいいか?:2008/02/27(水) 00:19:07 ID:???
黄島「・・・んだ、コイツ。人のこと勝手に調べてんじゃねーよ。気持ちわりー奴だな」

50 :名無しって呼んでいいか?:2008/02/27(水) 00:19:51 ID:???
「よくできました」私はまた碧山君の髪をくしゃくしゃにしながらなでた。碧山君はへへへ、と笑い満足そうだ。

51 :名無しって呼んでいいか?:2008/02/27(水) 11:21:35 ID:???
碧山「あいたっ!」 黄島君が碧山君の足を蹴ったのだ。 私「ちょっと、何すんの!」 黄島「俺は誰かに詮索されんのが嫌いなんだよ。べらべら喋りやがって・・・当然の報いだろ」

52 :名無しって呼んでいいか?:2008/02/27(水) 11:26:12 ID:???
そう言うと、黄島君は道場を出て行った。 私「大丈夫、碧山君?」 碧山「あはは・・・平気ですよ。そんなに強く蹴られたわけじゃないし。黄島先輩の気持ちもちょっと分かるし・・・」

53 :名無しって呼んでいいか?:2008/02/27(水) 19:01:46 ID:???
私「詮索されるのが嫌いとか言って、ちゃっかり自分は私の偵察に来てるじゃない!まったく正々堂々かかってきなさいよ!」私が興奮してまくしたてていると、チャイムが鳴った。

54 :名無しって呼んでいいか?:2008/02/27(水) 19:03:30 ID:???
私「いけない!じゃあ放課後ね」 碧山「ああっ!稽古つけてくださいね。僕が最初ですから、忘れないでください!!」私たちはバタバタと道場を後にした。

55 :名無しって呼んでいいか?:2008/02/27(水) 23:01:56 ID:???
慌てて教室に飛び込んでみるも、まだ担任は来ていないようだった。遅刻しなかったことにホッとする私だったが、HR終了のチャイムが鳴っても担任は姿を見せなかった。

56 :名無しって呼んでいいか?:2008/02/27(水) 23:19:26 ID:???
「…んー、HR終わったのか。先生なんだって?」 起き上がって赤澤が首をボキボキならして言った。

57 :名無しって呼んでいいか?:2008/02/27(水) 23:52:29 ID:???
私「もー、朝っぱらから寝ない。先生来てないよ、どうしたんだろうね」 赤澤「だって朝から練習ですっげ走って・・・ん?先生来てないのか。なんだ」

58 :名無しって呼んでいいか?:2008/02/27(水) 23:59:57 ID:???
そう言って赤澤はまた眠ろうとしたので、私は肩をゆすって起こした。「ちょっとちょっと!一時間目の先生来ちゃうよ!」この人は弁当と体育以外には興味がないらしい。

59 :名無しって呼んでいいか?:2008/02/28(木) 00:29:41 ID:???
クラス女子「何言ってんの、名無子。一時間目は移動教室だよ」 私「えっ?そうだっけ」 手早く授業の準備をして、教室を出た。

1.音楽室
2.科学室
3.視聴覚室

60 :名無しって呼んでいいか?:2008/02/28(木) 01:06:25 ID:???
2.一時間目は科学。科学室に行かなくちゃ!

61 :名無しって呼んでいいか?:2008/02/28(木) 23:08:05 ID:???
科学室前で、金河先生と誰かが話し込んでいる。…あれは、生徒会長の蒼井君だ。なにやら深刻そうな顔をして、私たちが近づいたのを見ると、さっとその場を離れた。

62 :名無しって呼んでいいか?:2008/03/01(土) 01:21:30 ID:???
蒼井君は二年生で生徒会長として立候補し、見事その席を射止めた学年一の秀才だ。二年生が当選したと言うことで、一躍話題の人になった。

63 :名無しって呼んでいいか?:2008/03/01(土) 01:32:45 ID:???
私と彼の間に接点は無い。噂では、真面目で融通のきかない、お堅い人物らしいが・・・。私は蒼井君が去っていくのを一瞥すると、教室の中に入った。

64 :名無しって呼んでいいか?:2008/03/01(土) 17:34:31 ID:???
だけど放課後来るように、って何の用事なんだろ?金河先生、ああやってあちこちに声をかけているのかなあ・・・

65 :名無しって呼んでいいか?:2008/03/02(日) 01:28:38 ID:???
そういえば、碧山くんにも『また放課後に』とか言ってしまった気がする・・・。先生の用事は早く終わるんだろうか?遅くなるかもって伝えておいた方がいいかな。

66 :名無しって呼んでいいか?:2008/03/02(日) 14:48:38 ID:???
私は休み時間、一年生の教室に碧山君を探しに行った。入口付近にいた子に、「碧山君知らない?」と聞いてみた。

67 :名無しって呼んでいいか?:2008/03/02(日) 14:50:03 ID:???
「今いないみたいです。どこにるか?知りません。」大きなつり目をしたその女の子は、こちらが驚くほどぶっきらぼうに返事をした。

68 :名無しって呼んでいいか?:2008/03/02(日) 14:52:14 ID:???
私が仕方なく帰って行こうとしたとき、「待ってください」と、その子が呼びかけた。 「伝言があるなら私、伝えますよ」

69 :名無しって呼んでいいか?:2008/03/02(日) 14:54:06 ID:???
私「そう?じゃあ部活に顔出すの少し遅れるって言っておいて」 女の子は、私の目をしっかりと見たまま肯いた。…なんか怖いけど、まあ伝言頼んだし、いいか。

70 :名無しって呼んでいいか?:2008/03/02(日) 20:42:15 ID:???
放課後、赤澤と私は金河先生の所を訪ねた。 赤澤「先生ー、せんせー。俺達部活あるんで、用があるならさっさとして欲しいんスけどー」

71 :名無しって呼んでいいか?:2008/03/02(日) 21:44:35 ID:???
「来たか」職員室の自席でコーヒーを飲んでいた金河先生は腰を上げて、「じゃあ科学室に行くか」と私たちを促した。「おう、お前もそんなとこいないで来いよ」

72 :名無しって呼んでいいか?:2008/03/02(日) 21:48:31 ID:???
ふと先生が声をかけたほうを見ると、職員室の長椅子に黄島君がダラっとした恰好で座っている。 赤澤「あーお前!!お前のせいで俺・・・!」

73 :名無しって呼んでいいか?:2008/03/02(日) 21:49:53 ID:???
黄島「あぁ?何だよ」 赤澤「お前が昼休みにいつもフライングでカレーを大量に食べちゃうから、俺は腹いっぱいカレーが食えたことがないんだ!」

74 :名無しって呼んでいいか?:2008/03/02(日) 21:51:24 ID:???
黄島「カレーがそんなに食いたいなら、お前も授業なんかサボっちまえばいいじゃねえか」 赤澤「ダメだ!そんなの皆勤賞がつかなくなるだろ!」

75 :名無しって呼んでいいか?:2008/03/02(日) 22:01:19 ID:???
金河「ほらほら、くだらないことでケンカしてるんじゃないぞ。先に行って待ってる奴もいるから、早くしろ」

76 :名無しって呼んでいいか?:2008/03/02(日) 22:15:28 ID:???
先生を先導に、私達は科学室へ着いた。扉を開けると、窓際に立っていた男子生徒がこちらを向いた。 私「あれっ・・・生徒会長? 先生、生徒会長も呼んだの?」

77 :名無しって呼んでいいか?:2008/03/02(日) 22:27:13 ID:???
蒼井「君たちが選ばれたのか?」 小さめのフレームの奥の涼やかな瞳に、さらさらの黒髪。細身の長身のその人は、生徒会長の蒼井君だ。

78 :名無しって呼んでいいか?:2008/03/02(日) 22:29:24 ID:???
蒼井「先生、俺はこのメンバーでは心配です。必然的に頭脳を担うのが俺一人になってしまう」 蒼井君はなにやら先生に訴えている。 黄島「何かよくわかんねえけど悪口か?」

79 :名無しって呼んでいいか?:2008/03/02(日) 22:32:36 ID:???
金河「まあ、俺もいることだしなんとかなるだろう。こいつらもそこまで絶望的にバカなわけでも」 黄島「だからよくわかんねー悪口をこっそり言うな!」

80 :名無しって呼んでいいか?:2008/03/02(日) 22:34:33 ID:???
「先輩!先輩!!もー探したじゃないですか!ひどいですよ、放課後稽古つけてくれるって言ったのに」 そこに碧山君が走ってきた。

81 :名無しって呼んでいいか?:2008/03/02(日) 22:36:06 ID:???
私「あれ、休み時間にクラスの子に遅れるって言ったんだけど」 碧山「ええ!?僕、聞いてないですよ!だから色んな人に聞いて、ここに入ってくの見たって」

82 :名無しって呼んでいいか?:2008/03/02(日) 23:52:43 ID:???
私「あれ、伝わってないのかな・・・あのね、今先生に呼ばれてるの。だからちょっと先に・・・」 金河「ん?お前、一年の碧山だな?」

83 :名無しって呼んでいいか?:2008/03/02(日) 23:58:59 ID:???
碧山「あ、ハイ!1年A組、剣道部の碧山慎です!」先生のほうに向きなおると、はきはきとした口調で彼は答えた。先生の目がキラリと光り、「まあ、碧山、中に入れ」と、彼を部屋に引き入れる。

84 :名無しって呼んでいいか?:2008/03/03(月) 00:36:24 ID:???
私はさっきの蒼井君の発言で、気になったことを聞いてみた。「ねえ、生徒会長。さっき『選ばれた』って言ってたけど、何の話? 私達、先生から話があるって言われただけだよ」

85 :名無しって呼んでいいか?:2008/03/03(月) 20:48:48 ID:???
「それと…こんな可愛い子(碧山)を取り囲んで、何する気よ…」

86 :名無しって呼んでいいか?:2008/03/03(月) 21:05:01 ID:???
「大した自信だな。・・・早乙女名無子さん」蒼井君は私を正面から見下ろすと、少し笑った。「私のこと、知ってるの?」

87 :名無しって呼んでいいか?:2008/03/03(月) 21:07:06 ID:???
蒼井「知ってるも何も、この学校一の有名人じゃないか。インターハイ二位で、地域の新聞からも取材が来ただろう。でも、俺に言わせれば一位じゃなければ二位も最下位も変わりない」

88 :名無しって呼んでいいか?:2008/03/03(月) 21:09:53 ID:???
黄島「可愛いなんてどのツラが言うんだよ」 碧山「先輩は美人です!試合中は最高です!」 赤澤「そうだ!名無子ほど面の似合う女はいないぞ!」 私「ちょっと黙ってなさいよ!打ち込むよ!?」

89 :名無しって呼んでいいか?:2008/03/03(月) 21:47:23 ID:???
「コホン」脱線する私たちを金河先生が咳払いをして諌めた。「まだ蒼井にしか話してないんだが、お前たちは地球を救う戦士に選抜された」

90 :名無しって呼んでいいか?:2008/03/03(月) 22:34:31 ID:???
黄島「・・・先生よお、病院なら学校出て右に行ったところだぜ」

91 :名無しって呼んでいいか?:2008/03/03(月) 23:31:32 ID:???
金河「あぁ?先生は薬剤師の免許も持ってるからな、心配無用だ」先生はニヤリと笑いながら、大きな手で黄島君にアイアンクローを食らわした。

92 :名無しって呼んでいいか?:2008/03/04(火) 02:38:59 ID:???
私「地球を救う戦士って・・・幼稚園の演劇でもやれってことですか?」 赤澤「おっ!俺、そういうの結構好き。子供の頃は憧れたよな〜何とかレンジャーって」 そう言って、赤澤は変なポーズを取った。

93 :名無しって呼んでいいか?:2008/03/04(火) 08:00:25 ID:???
よく見ると、先生の手の中の黄島君の顔にメリメリとマスクのような物が形作られていく。

94 :名無しって呼んでいいか?:2008/03/04(火) 22:30:30 ID:???
「うわぁあ!!」黄島君は顔を押えて前のめりになった。「な、何しやがんだ!!」彼の顔は黄色いマスクに覆われ、覆面を被ったようになってしまった。

95 :名無しって呼んでいいか?:2008/03/04(火) 22:32:29 ID:???
金河「おー、似合うじゃないか。やっぱりこのメンツだとお前が黄色かな」 黄島「ざっけんな!!」黄島君は先生に殴りかかったが、先生はそれをすばやくかわした。

96 :名無しって呼んでいいか?:2008/03/04(火) 22:35:27 ID:???
黄島君の拳は空を切り、目の前の六人掛けテーブルに当たった。 碧山「痛そうです・・・え!?」 信じられないことに、拳の当たったテーブルが真っ二つに折れてしまった。

97 :名無しって呼んでいいか?:2008/03/04(火) 23:01:24 ID:???
私「ちょっと、あんた大丈夫なの?」 赤澤「これそんなにボロかったっけ?」 金河「いや、これは1年前に買ったばかりの新しい備品。あーあー壊しちゃって」

98 :名無しって呼んでいいか?:2008/03/04(火) 23:57:20 ID:???
黄島君は自分の拳と机を見くらべ、呆然と立ち尽くしている。その時、それまで伏し目がちにみんなの話を聞いていた蒼井君が顔をあげた。「先生、遊ぶのはそのくらいにして説明をお願いします」

99 :名無しって呼んでいいか?:2008/03/05(水) 15:06:40 ID:???
金河「うむ、そうだな。最近この街のみなさんも知っているように物騒な噂が飛び交っているだろう。例えば不審者を見ただとかだな。今は主立って行動に移してはいないみたいだが、近々必ず奴らは動く。」

100 :名無しって呼んでいいか?:2008/03/05(水) 15:09:12 ID:???
私たちの喉がごくりと唾を飲み込んだ。私「…その奴らとは一体何物なんです?」

101 :名無しって呼んでいいか?:2008/03/05(水) 15:14:34 ID:???
重い空気が漂う中、金河先生はゆっくりと口を開いた。金河「…シルバーという男を代表とした謎のマフィア軍団…その名をシルバニアファミリーだ。」

102 :名無しって呼んでいいか?:2008/03/05(水) 19:48:54 ID:???
「名前だけはなんだか可愛らしいですね」碧山君がにっこりと微笑んだ。 赤澤「で、そのシルバニアファミリーは何が目的なんだ?」

103 :名無しって呼んでいいか?:2008/03/05(水) 21:23:23 ID:???
金河「それはおいおいだ。」赤澤「は?」金河「馬鹿か、そんなにすぐ敵の目的が分かったのではおもしろくもなんともないだろう。」

104 :名無しって呼んでいいか?:2008/03/05(水) 21:28:10 ID:???
金河「お前達は奴らを追ううちにおのずとその真実に近づいていくだろう。うん、きっとそうだ、そうに違いないぞ。」うんうん、と頷く金河先生の隣で蒼井君がこめかみを押さえてため息をついた。

105 :名無しって呼んでいいか?:2008/03/05(水) 22:54:54 ID:???
蒼井「先生、もっと真面目にやってください。・・・敵の目的はまだ不明だ。何しろ、これといった事件が起きていないからな。2年前は米国を基点に動いていた奴らが、日本に上陸している」

106 :名無しって呼んでいいか?:2008/03/05(水) 23:01:01 ID:???
金河「それも秘密裏に、な。情報の発信源はまだ明かせないが、何か分かり次第、常時お前達に発信していく」 先生はポケットから細身の時計のようなものを出して、私達にそれぞれ手渡した。

107 :名無しって呼んでいいか?:2008/03/06(木) 00:07:38 ID:???
金河「というわけで、だ。お前らはそのシルバニアファミリーと戦ってもらう」頭の後ろをかきながら言う。「それでこのバンドを装着して、横の赤のボタンを押してみるんだ。・・・そう、赤澤、やってみてくれ」

108 :名無しって呼んでいいか?:2008/03/06(木) 00:11:45 ID:???
赤澤は先生の言うとおりバンドを腕にはめ、ボタンを押した。すると、赤いフルフェイスのマスクと、赤が基調になったバイクに乗るようなスーツ・・・まるで、変身もののヒーローのような格好になった。

109 :名無しって呼んでいいか?:2008/03/06(木) 00:13:46 ID:???
金河「このバンドによる変身中は、通常の身体能力の一万倍が出せるようになっている」

110 :名無しって呼んでいいか?:2008/03/06(木) 03:09:15 ID:???
赤澤「おおっ!なんかすげえ」 金河「変身解除もさっきと同じボタンを押す。ちなみにカッコイイ掛け声を思いついたら報告するように。俺の審査があるからな」

111 :名無しって呼んでいいか?:2008/03/06(木) 12:52:37 ID:???
黄島「おい、ちょっと待て、俺らの意志無視して話進めてんじゃねーぞ!俺は絶対嫌だからな!」

112 :名無しって呼んでいいか?:2008/03/06(木) 12:56:07 ID:???
赤澤「いいじゃん、何かおもしろそうだしやってみようZE☆」赤澤君が爽やかに笑って黄島君の肩をたたく。黄島君「そんな軽いノリでこんな恥ずかしいことできるわけねーだろ!」

113 :名無しって呼んでいいか?:2008/03/06(木) 20:12:49 ID:???
黄島「とにかく、俺は降りるからな」 黄島君はそういうと、科学室からさっさと出て行ってしまった。 金河「暴れるくらいならこういう力の使い方もいいと思ったんだがな、難しいこった」

114 :名無しって呼んでいいか?:2008/03/06(木) 20:15:23 ID:???
金河「で、だ。さっきのボタンの下にもうひとつボタンがあるだろ?それを押してみてくれ」 言われるがまま、私たちはボタンを押す。するとレーダーのような画面に切り替わった。

115 :名無しって呼んでいいか?:2008/03/06(木) 20:17:35 ID:???
四つの固まった点と、離れていく一つの点が見える。 金河「このバンドは発信機になっていて、お互いの位置が分かるようになってるんだ。広域にも切り替えられるぞ」

116 :名無しって呼んでいいか?:2008/03/06(木) 20:20:31 ID:???
「なるほど、誰かのピンチのとき、すぐに駆け付けられるということですね」 蒼井君が唇の端をわずかに上げて微笑んだ。

117 :名無しって呼んでいいか?:2008/03/06(木) 20:50:34 ID:???
私「こんなのどうやって手に入れたんですか・・・?」金河「俺の自作だ。大切につかうんだぞ。」この先生は一体何者なのだろう。怪しすぎる・・・。

118 :名無しって呼んでいいか?:2008/03/06(木) 21:02:23 ID:???
金河「あとは、皆こっちに来い。蒼井はもう知っているだろうが・・・。」先生は科学準備室の中に私達を連れて行き、机の上にある趣味が悪い猫の置物の前に立った。

119 :名無しって呼んでいいか?:2008/03/06(木) 21:06:35 ID:???
金河「これから我々の秘密基地に案内しよう。おい、そこの一年!」碧山「は、はぃぃ!」金河「これからこのニャンコの頭を二回撫でで聞かれる質問に正直に答えるんだ。ただし嘘を吐いたら地獄を見るぞ。」

120 :名無しって呼んでいいか?:2008/03/06(木) 21:52:44 ID:???
碧山君は飴玉のように丸く大きな瞳を見開き、こきざみに震えながら先生と私を見比べている。 私「従うしかないんじゃない?この場合」

121 :名無しって呼んでいいか?:2008/03/06(木) 22:21:17 ID:???
私は・・・

1.さっき渡されたバンドで遊んでみる
2.先生が宇宙人かもしれないので観察する
3.面白そうなので、碧山君の代わりに立候補する

122 :名無しって呼んでいいか?:2008/03/06(木) 23:46:55 ID:???
3.こんなにおびえてるし、私がかわりにやってあげよう

123 :名無しって呼んでいいか?:2008/03/07(金) 18:43:29 ID:???
なでなで…と、猫はかっと目を見開いて言った。「気安く触れるな!」

124 :名無しって呼んでいいか?:2008/03/08(土) 12:07:05 ID:???
猫が本当に喋ったことに驚きつつ、私は穏やかに話し掛けた。「不快にさせたならごめんなさい。でもあなたの質問に答えるようにと」

125 :名無しって呼んでいいか?:2008/03/08(土) 21:06:34 ID:???
猫はまた目を閉じた。「質問か…またの機会にしておこぅ。秘密基地に入るがいい、白色の戦士よ。」

126 :名無しさん@自治スレで板設定変更議論中:2008/03/09(日) 19:26:24 ID:???
すると、机の後ろにあった古びた可動式の黒板がガラガラと動いた。後ろにぽっかりと穴があいていて、階段がずっと下まで続いている。

127 :名無しさん@自治スレで板設定変更議論中:2008/03/09(日) 23:41:47 ID:???
金河「さぁ、入れ入れ。」先生は無理やり私達を中に入れる。私「もう帰りたいんですが・・・。」

128 :名無しさん@自治スレで板設定変更議論中:2008/03/09(日) 23:45:17 ID:???
中は意外に広くて私にはよくわからない沢山の精密機械があった。蒼井「ここでは敵の情報を探っている。あまり触るなよ。壊されたりしたら大変だ。」

129 :名無しさん@自治スレで板設定変更議論中:2008/03/09(日) 23:58:35 ID:???
そして赤澤君、碧山君、私も金河先生のアイアンクローをくらった。

130 :名無しさん@自治スレで板設定変更議論中:2008/03/10(月) 06:56:20 ID:???
ような気がしたが、埃っぽいから頭がくらくらしただけだった。

131 :名無しさん@自治スレで板設定変更議論中:2008/03/10(月) 21:41:58 ID:???
金河「おい、こっちだ」 奥のほうに大きめの会議用テーブルがあり、席に一つずつマイクつきのヘッドホンとが用意してある。いちばん奥が少し高くなっていて、そこだけマイクが固定式だ。

132 :名無しさん@自治スレで板設定変更議論中:2008/03/10(月) 21:43:24 ID:???
金河先生はその一段高い席に座った。「ここで毎回ミーティングをするからな。自分のバンドの色と同じヘッドホンの席に着け」

133 :名無しさん@自治スレで板設定変更議論中:2008/03/10(月) 21:45:32 ID:???
私のバンドは白だ。そういえば、あの猫も私を「白色の戦士」と言っていた。 私の横の席は・・・

1.赤いバンドの赤澤
2.青いバンドの蒼井
3.緑のバンドの碧山

134 :名無しさん@自治スレで板設定変更議論中:2008/03/11(火) 17:24:38 ID:ONSfmhAV
2.蒼井君が隣だ。蒼井君は何も言わず無表情に席についた

135 :名無しさん@自治スレで板設定変更議論中:2008/03/11(火) 19:57:11 ID:???
蒼井君は私の視線に気づいて一瞬沈黙したが、すぐに口を開いた。「早乙女さん。君は、部活とこの活動を両立できる自信があるのか」

136 :名無しさん@自治スレで板設定変更議論中:2008/03/11(火) 19:59:03 ID:???
私「両立って・・・」 蒼井「自覚がないのか?君は、ただの剣道部員じゃないだろう。今の練習量で日々腕を磨いているからこそ、結果を出しているんじゃないか」

137 :名無しさん@自治スレで板設定変更議論中:2008/03/11(火) 20:01:17 ID:???
蒼井「それに」 彼は自分の手元へ視線を落とした。 「君は精神的に甘い。戦闘向きの性格じゃないと、俺は思う」

138 :名無しさん@自治スレで板設定変更議論中:2008/03/11(火) 20:13:44 ID:???
私はカチンときて思わず立ち上がった。私「何であなたにそんなこと言われなきゃいけないのよ!」・・・私を知りもしないくせに。

139 :名無しさん@自治スレで板設定変更議論中:2008/03/11(火) 20:17:32 ID:???
蒼井「俺は中途半端にやって欲しくないだけだ。君たちは遊びのように思って参加しているのかもしてないが俺はそうじゃない。」蒼井君は顔を上げまっすぐ私を見つめた。

140 :名無しさん@自治スレで板設定変更議論中:2008/03/11(火) 20:21:43 ID:???
赤澤「名無子はそんないい加減な奴じゃねーぞ。」自分の腕のベルトをカチャカチャ弄りながら赤澤君が言った。

141 :名無しさん@自治スレで板設定変更議論中:2008/03/11(火) 20:25:27 ID:???
パチンと金具を止めなおし、おしっと呟いて蒼井君にバンドを見せながら笑った。赤澤「俺もな!」

142 :名無しさん@自治スレで板設定変更議論中:2008/03/11(火) 21:36:49 ID:???
「ええ。先輩はすごく頼れるんです。」碧山君がにっこりと笑って言う。 「だから厳しい練習にも、みんなついてくるんですよ」そして私のほうへ向きなおり、頬を染めて微笑んだ。

143 :名無しさん@自治スレで板設定変更議論中:2008/03/11(火) 21:46:02 ID:???
「だから、生徒会長。私だって」私の台詞を蒼井君が遮る。 「生徒会長、と呼ぶのはやめてもらえないか」

144 :名無しさん@自治スレで板設定変更議論中:2008/03/11(火) 21:49:05 ID:???
蒼井「俺は蒼井慧だ。クラスはC組。君がそのつもりなら、俺もそれなりの態度で接することにする」

145 :名無しさん@自治スレで板設定変更議論中:2008/03/11(火) 21:57:09 ID:???
「そうか、ならば私も本気を出そう」ビリビリィ

146 :名無しさん@自治スレで板設定変更議論中:2008/03/11(火) 22:07:39 ID:???
碧山「すごい先輩!どうやってそんな分厚い本を」 赤澤「バカだなー、あれは最初に2・3枚やぶけばあとはそこから一気に破れるようになってんの」

147 :名無しさん@自治スレで板設定変更議論中:2008/03/11(火) 22:09:50 ID:???
蒼井「先生!やっぱりこのメンバーでは…」 金河「まーまー、全部始まったばっかりだ。すぐにうまくいくわけないさ。気楽にやりたまえ、若者たちよ」 

148 :名無しさん@自治スレで板設定変更議論中:2008/03/11(火) 22:51:25 ID:???
金河「黄島も、そんなところにいないで出てきたらどうだ?」金河先生がチョイチョイと手招きすると入り口近くの柱に隠れていた黄島君がビクッと動いた。

149 :名無しさん@自治スレで板設定変更議論中:2008/03/11(火) 22:53:33 ID:???
黄島「なんで分かった・・・。」金河「ふははは、この俺相手に気配を消すことなんかできんさ。教えてやるから次はもっとうまくやるんだな。」

150 :名無しさん@自治スレで板設定変更議論中:2008/03/11(火) 22:57:34 ID:???
黄島君は私達の生暖かい視線やニヤニヤ顔に耐え切れなくなったように言い放った。黄島「ち、違う!俺は、その・・・ッチ!金魚の餌やり忘れたから戻ってきただけだっつーの!文句あっかゴラァ!」

151 :名無しさん@自治スレで板設定変更議論中:2008/03/11(火) 23:02:03 ID:???
碧山「まぁまぁ、センパイ落ち着いて。とりあえず席に座ったらどうですかね?」笑顔で碧山君が椅子を引く。黄島「あぁ・・・って、コレ黄色じゃねーか!何親切ぶってカレーキャラ押し付けようとしてんだテメェは!」

152 :名無しさん@自治スレで板設定変更議論中:2008/03/11(火) 23:23:19 ID:???
赤澤「お前カレー好きじゃん。独り占めにするくらい」 黄島「それとこれとは話が別だ。百歩譲って戦いに参加するとしても俺は黄色なんか嫌だ」

153 :名無しさん@自治スレで板設定変更議論中:2008/03/11(火) 23:24:57 ID:???
碧山「黄色、いい色ですよ。タンポポとか、ひよことか、バナナとか」 黄島「バナナだぁ!?ふざけんなこの一年!バナナとか俺をバカにすんな!」

154 :名無しさん@自治スレで板設定変更議論中:2008/03/11(火) 23:28:03 ID:???
蒼井「君こそバナナを甘く見るな。バナナは栄養価が高く、繊維質も豊富で腸の調子を整える。スポーツ選手も競技の前に摂取するほどだ。俺も勉強中の夜食に食べている。バナナの種類は…」

155 :名無しさん@自治スレで板設定変更議論中:2008/03/11(火) 23:37:45 ID:???
私「それで先生、相手が行動を起こすまでは大人しくしてるんですか?」 蒼井君のバナナ談義が続きそうな中、私は満足そうに眺めている先生に聞いてみた。

156 :名無しさん@自治スレで板設定変更議論中:2008/03/11(火) 23:44:28 ID:???
金河「何だ、早乙女はこちらから攻めたいのか。なかなかアグレッシブなんだな。」私「壁際に追い詰めるのはやめてください!全然そういうシチュエーションじゃないから!あと顔が近い!」

157 :名無しさん@自治スレで板設定変更議論中:2008/03/12(水) 00:14:25 ID:???
騒いでいると何かが高速で飛んで来て先生の髪を刈って行った。碧山「先生ー!手からブーメランが出ましたー!」

158 :名無しさん@自治スレで板設定変更議論中:2008/03/12(水) 00:17:59 ID:???
金河「・・・コホン。まあ、必要な時は招集をかける。そのバンドのアーム部分が光るから、そしたらこの部屋に集合しろよ」先生は刈られた髪を指で気にしながら言った。

159 :名無しさん@自治スレで板設定変更議論中:2008/03/12(水) 00:19:51 ID:???
金河「集合後は、俺の指示後にその奥にあるエアーバイクでそれぞれ出動だ。空中を飛行機よりも早く飛べるすぐれもんだからな」

160 :名無しさん@自治スレで板設定変更議論中:2008/03/12(水) 00:26:16 ID:???
アンタ一体何者なんだ・・・、といいたげなみんなの視線を受け流し、とりあえず今日は解散!と先生が言ったので私達は化学室を出ることになった。

161 :名無しさん@自治スレで板設定変更議論中:2008/03/12(水) 00:28:57 ID:???
さて、思ったより長引いたせいで部活に出れるような時間じゃなくなってしまった。今日はもう帰ろう・・・
1、赤澤と蒼井と帰る
2、碧山と黄島と帰る
3、もう遅いので金河先生に車で送ってもらう

162 :名無しさん@自治スレで板設定変更議論中:2008/03/12(水) 17:21:54 ID:keIfrVYe
3 今日は色々ありすぎた。それに先生に聞いてみたい事があるんだ。

163 :名無しさん@自治スレで板設定変更議論中:2008/03/12(水) 18:09:27 ID:???
古そうな車に乗り込む。「えーと、ではまずそちらの社名と資本金や設立年などを…」しまった、いつもの癖が。

164 :名無しさん@自治スレで板設定変更議論中:2008/03/12(水) 21:22:48 ID:???
「そう固くならなくても取って食わないから」そう言いながら先生はエンジンを何回もかけ直す。あんなにすごい機械が作れるのにこの車は随分不自由そうだ。

165 :名無しさん@自治スレで板設定変更議論中:2008/03/13(木) 00:30:08 ID:???
私は胸にわだかまっている疑問をぶつけた。「先生って、一体何者なんですか? どうして私達を選んだんですか? 本当に敵がいるなら、警察とか政府に相談した方がいいんじゃないですか?」

166 :名無しさん@自治スレで板設定変更議論中:2008/03/13(木) 18:25:03 ID:???
「うむ、社名は金河秘密結社、資本金はビスケット30枚、年は26歳天秤座だ!」先生はきっぱり答えた。

167 :名無しさん@自治スレで板設定変更議論中:2008/03/13(木) 19:38:37 ID:???
私は深くため息をついた。こんな調子で赤澤はともかく、よくあの生徒会長…蒼井君が協力してくれることになったなあ。

168 :名無しさん@自治スレで板設定変更議論中:2008/03/13(木) 21:58:08 ID:???
金河「二つ目の質問だが、適当にその辺から選んだわけじゃないから安心しろ。お前達のことは一年間ずっと見ていた。碧山は成り行きだが、俺の人を見る目は確かだから心配ない」

169 :名無しさん@自治スレで板設定変更議論中:2008/03/14(金) 00:53:59 ID:???
「だったら尚更どうして私が?」と思っていた不満をぶつけてみた。

170 :名無しさん@自治スレで板設定変更議論中:2008/03/14(金) 01:20:35 ID:???
金河「だから言っただろ。俺は一年間、この学校の生徒を見てきた。んで、その中からコイツだと思う奴らに声をかけた。理由が欲しいなら、『俺の勘』ってことにしとけ」

171 :名無しさん@自治スレで板設定変更議論中:2008/03/14(金) 06:52:57 ID:???
そういえば、先生は千人近い生徒全員の顔と名前を覚えてるらしいし…揉め事があれば飛んで来て解決してくれる…「今日はエンジンがかからないな。音無、歩いて帰ってくれ」

172 :名無しさん@自治スレで板設定変更議論中:2008/03/14(金) 11:57:46 ID:???
この人本当に信じていいんだろうか。私「訳のわからない戦隊グッズ作れるのに、なんでこんなポンコt…車に乗ってるんですか。先生なら直せそうなのに」

173 :名無しさん@自治スレで板設定変更議論中:2008/03/14(金) 13:49:40 ID:???
「うん?あぁ・・・俺は機械は綺麗に直せるが思い出まで綺麗にできるわけじゃない。」そして先生は車を降りて行くぞっと言った。

174 :名無しさん@自治スレで板設定変更議論中:2008/03/14(金) 13:52:35 ID:???
私「え・・・?歩いて帰るんじゃ・・・。」金河「だから、ほら帰るぞ。」私「送ってくれるんですか?」

175 :名無しさん@自治スレで板設定変更議論中:2008/03/14(金) 13:56:03 ID:???
先生はむっとしたように言い返す。金河「当たり前だろう。俺の可愛い生徒に何かあったらどうするんだ。早くおいで。」

176 :名無しさん@自治スレで板設定変更議論中:2008/03/14(金) 14:00:00 ID:???
私は思った。先生にもいろいろ過去があるのかもしれない。けどこんな風に私を生徒として大事に思ってくれているのは嘘じゃないと感じる。いつか先生のことももっと知ることができるだろうか?

177 :名無しさん@自治スレで板設定変更議論中:2008/03/14(金) 14:04:07 ID:???
私「先生私の家しらないでしょ?」金河「知っている、全生徒の住所は頭に入ってるから心配しなくていいぞ。俺が無事送り届けてやるからな、早乙女!」私「き、キモ・・・。」

178 :名無しさん@自治スレで板設定変更議論中:2008/03/14(金) 15:02:26 ID:???
しまった!つい本音を言ってしまった。金河先生の顔が、みるみる内に、般若の面になっている

1誤魔化す
2話題を変える
3様子を伺う

179 :名無しさん@自治スレで板設定変更議論中:2008/03/14(金) 18:45:17 ID:???
1.誤魔化せ!! 私「着物屋の近くです。」 先生「ん?それを言うなら呉服屋だ。まったくお前らはゆとりだなあ」

180 :名無しさん@自治スレで板設定変更議論中:2008/03/14(金) 18:46:55 ID:???
ごちゃごちゃ話していると、「早乙女!同じ方向だから一緒に帰ろうと思ったのに遅いから戻ってきちゃったじゃねーか。」赤澤がいつのまにか立っていた。

181 :名無しさん@自治スレで板設定変更議論中:2008/03/14(金) 18:48:19 ID:???
先生「おー、そういやお前ら家が隣同士だったな」 本当にこの人は全員の住所を覚えているらしい。すごい記憶力だ。

182 :名無しさん@自治スレで板設定変更議論中:2008/03/14(金) 19:36:48 ID:???
???「生徒と仲がいいのねぇ。羨ましいわぁ〜〜」誰かの声に、先生の体が硬直したのを感じた。

183 :名無しさん@自治スレで板設定変更議論中:2008/03/14(金) 20:49:25 ID:???
「ごきげんよう金河ちゃん。ほら、あんたたち早く帰るのよっ!」 教頭だ。いつ見てもいさぎよいほどのオカマだ。

184 :名無しさん@自治スレで板設定変更議論中:2008/03/15(土) 01:38:42 ID:???
金河「いやあ教頭。俺ちょっと体調がすぐれないので、ささ先に帰ります・・・ちょ、顔が近い・・・じゃ、赤澤!早乙女をしっかり送って行くんだぞ!」そう言って先生は脱兎の如く教頭から逃げて行った。

185 :名無しさん@自治スレで板設定変更議論中:2008/03/15(土) 01:48:52 ID:???
教頭「まってぇ〜!金河ちゃぁぁ〜ん!」教頭先生もそれに続く。赤澤「と、とりあえず・・・帰る?」

186 :名無しさん@自治スレで板設定変更議論中:2008/03/15(土) 01:50:54 ID:???
赤澤「金河先生はほんっと男にも女にもモテるなぁー、まぁあの容姿だもんなぁ。変人だけど。」

187 :名無しさん@自治スレで板設定変更議論中:2008/03/15(土) 01:55:15 ID:???
私「うん・・・そうだね。ねぇ、赤澤は今日先生に言われたことどう思ってる?100%信じてる?もしほんとだったら自分にできるって思う?いきなり戦うなんてこと・・・。」

188 :名無しさん@自治スレで板設定変更議論中:2008/03/15(土) 02:13:20 ID:???
「名無子でも不安なのか?普段あんなに強いのに」赤澤が少し意外そうに言った。 「当然だよ。試合とは勝手が違うでしょ」私は即答した。

189 :名無しさん@自治スレで板設定変更議論中:2008/03/15(土) 02:15:43 ID:???
赤澤「俺も、運動は得意だけど戦うとか、正直ピンと来てない。ケンカとか得意じゃないし」 そう。赤澤は明るくて誰にでも優しい。だからよく助っ人を頼まれるんだ。

190 :名無しさん@自治スレで板設定変更議論中:2008/03/15(土) 02:19:04 ID:???
赤澤「でも、俺にこの力を活かせる可能性があるんなら、やってみたいと思う。先生は少し変だけど悪い人だとは思えないし、あの人が言うように人を救えるのなら、力になりたい」

191 :名無しさん@自治スレで板設定変更議論中:2008/03/15(土) 04:53:43 ID:???
私は赤澤のこういう所が素直に凄いなと思っている。私は面倒な事を押し付けられた上に、煮え切らない先生の態度に苛々していたのに。

192 :名無しさん@自治スレで板設定変更議論中:2008/03/15(土) 18:25:29 ID:???
「私も、がんばる」うっかりそう言ってしまい、二人で笑顔になって、この大変な一日は終わったのでした……………

193 :名無しさん@自治スレで板設定変更議論中:2008/03/15(土) 20:53:05 ID:???
太陽の光で目が覚めた。やけにぐっすり眠れたような気がする。目を開けると、私の掌は目覚ましの上に乗っていて・・・時間は・・・「8時15分!?」

194 :名無しさん@自治スレで板設定変更議論中:2008/03/15(土) 20:55:12 ID:???
遅刻だ。ここから学校まで歩いて20分。私「なんで起こしてくれなかったのよ!」 母「だって起きないからもう無理だと思って。いいじゃないいつも早く行ってるんだし」 私「そういう問題じゃない!」

195 :名無しさん@自治スレで板設定変更議論中:2008/03/15(土) 20:57:23 ID:???
急いで家を飛び出し、走り出してふと嫌な予感がして隣の家・・・赤澤家のチャイムを鳴らし、ドアを開けた。「おばさん!赤ざ・・・翔くんいる!?」 赤澤母「そういえばまだみたいね、靴があるわ」

196 :名無しさん@自治スレで板設定変更議論中:2008/03/15(土) 20:59:42 ID:???
私は階段を駆け上がり、赤澤の部屋のドアを開けた。赤澤はアホのような顔で寝ている。 私「赤澤ー!!早く!遅刻するよ!皆勤賞ダメになっちゃう!!」

197 :名無しさん@自治スレで板設定変更議論中:2008/03/15(土) 21:38:45 ID:???
赤澤「ん?…うわぁ名無子!ちょっと待て、ちょっと便所行くから、玄関で待っててくれ!一分で行くから!今無理だから!」 私「なんでそんな…あ!ギャーー!!」 赤澤「だからあっちいってろよ!」

198 :名無しさん@自治スレで板設定変更議論中:2008/03/15(土) 21:43:32 ID:???
大騒ぎしているうちにもう8時25分だ。走っても間に合わない。 私「赤澤がいけないんだよ!」 赤澤「しょーがねーだろ!あーもうこんなときスーパーマンみたいに走れればいいのに」 

199 :名無しさん@自治スレで板設定変更議論中:2008/03/15(土) 21:59:54 ID:???
仲良く痴話げんかしているところへ、突然、雑魚敵のジョッカーが現れた!

200 :名無しさん@自治スレで板設定変更議論中:2008/03/15(土) 22:34:35 ID:???
私「ギャー!へ、変質者!!」 赤澤「お、おい名無子、こいつらもしかして・・・」 赤澤の言葉が終わる前に、私は携帯を取り出した。「もしもし警察ですか?変質者が出たんです!場所は・・・」

201 :名無しさん@自治スレで板設定変更議論中:2008/03/15(土) 23:12:52 ID:???
しかし昨日充電を忘れたため、電池が切れてしまった。 赤澤「こういう時に変身するんじゃないか?」 私「そ、そっか!!」 私たちはバンドのボタンを押した。

202 :名無しさん@自治スレで板設定変更議論中:2008/03/15(土) 23:15:13 ID:???
私は白、赤澤は赤いコスチュームにチェンジしていた。私が手を動かすと、剣のようなものが出た。 「えい!!」剣を振ると、すごい風が起こり、雑魚は何メートルも吹きとばされた。

203 :名無しさん@自治スレで板設定変更議論中:2008/03/15(土) 23:19:22 ID:???
赤澤「名無子危ない、後ろ!」 後ろに雑魚のひとりがまわりこんでいる。私の背後から襲いかかろうとした刹那、赤澤が私と雑魚の頭上を軽々と飛び越え、雑魚の顔に蹴りを入れた。

204 :名無しさん@自治スレで板設定変更議論中:2008/03/15(土) 23:20:29 ID:???
雑魚敵は私たちにかなわないと思ったのか奇声をあげ、散り散りに逃げて行った。「赤澤急ごう、あと1分しかない」

205 :名無しさん@自治スレで板設定変更議論中:2008/03/15(土) 23:22:47 ID:???
変身したまま走ったので、学校まで数秒で着いてしまった。変身を解くとどっと疲れが来る。 「ま、間に合った・・・皆勤賞・・・」 赤澤は机に座ると、そのまま倒れこんで寝てしまった。

206 :名無しさん@自治スレで板設定変更議論中:2008/03/16(日) 14:17:21 ID:???
私も疲れた…と突然、教頭「ハイ2始まるわよ〜!モロ2の事情によりこれからこの紫堂教頭先生様が出席を取るわぁ〜!!」教頭は転んだのか、顔に絆創膏を貼っていた。

207 :名無しさん@自治スレで板設定変更議論中:2008/03/16(日) 20:59:03 ID:???
文章くらいまともに書けよ

208 :名無しさん@自治スレで板設定変更議論中:2008/03/16(日) 21:50:04 ID:???
と、赤澤が寝言を言った。

209 :名無しさん@自治スレで板設定変更議論中:2008/03/16(日) 21:53:35 ID:???
私「先生、私たちの担任はどうしたんでしょうか。昨日も結局来てませんでしたけど・・・」

210 :名無しさん@自治スレで板設定変更議論中:2008/03/16(日) 22:04:48 ID:???
教頭「ああ彼ね、そうね、長くお休みするかもしれないわ〜。さっ、出席とるわよ〜。はい、赤澤翔くん〜」 教頭は私の疑問をさらりと流し、出席をとりはじめた。

211 :名無しさん@自治スレで板設定変更議論中:2008/03/17(月) 07:49:22 ID:???
赤澤「ふァい」赤澤は寝ながら返事した。出席をとっている間、私は他の皆のところにも敵が出たのだろうかと考えていた。

212 :名無しさん@自治スレで板設定変更議論中:2008/03/17(月) 19:41:46 ID:???
「名無子、赤澤っち、生徒会長が呼んでるよ!」休み時間、クラスの友達が私を教室の入り口から呼ぶ。蒼井君はその後ろで少し恥ずかしそうに目線を外している。

213 :名無しさん@自治スレで板設定変更議論中:2008/03/17(月) 19:43:31 ID:???
「赤澤、蒼井君が呼んでる」 「うーん・・・」 私は一生懸命赤澤を起こしたが、びくともしないので仕方なく一人で蒼井君の所へ行った。「何?」

214 :名無しさん@自治スレで板設定変更議論中:2008/03/17(月) 22:36:39 ID:???
蒼井「君たち、朝からその・・・あの力を使っただろう」人目をはばかるように、廊下の隅へ移動しながら言う。「俺も登校前、敵のファミリーの奴らに遭遇したんだ」

215 :名無しさん@自治スレで板設定変更議論中:2008/03/17(月) 22:49:28 ID:???
私「ええ!?大丈夫だった?」 蒼井「ああ。今回の敵は雑魚だったようだ。君は・・・君たちは、大丈夫だったようだな」 私「うん。ちょっと疲れたけどね」

216 :名無しさん@自治スレで板設定変更議論中:2008/03/17(月) 22:50:47 ID:???
蒼井「無理もないだろうな。普通の人間の力を一万倍にまで引き上げるんだから、それ相応に疲労もするだろう。この力も考えて使わなければいけないな」

217 :名無しって呼んでいいか?:2008/03/18(火) 18:13:43 ID:???
生徒会長も変身したの?と聞こうとして、昨日そう呼ぶのはやめろと言われたのを思い出した。なんて呼ぼう?
1.蒼井くん
2.蒼ちゃん
3.やっぱ生徒会長

218 :名無しって呼んでいいか?:2008/03/18(火) 21:24:58 ID:???
3.なんか恥ずかしいからやっぱり生徒会長だな・・・ 「生徒会長も変身したの?」

219 :名無しって呼んでいいか?:2008/03/18(火) 21:26:14 ID:???
蒼井「やめろと言ったはずだろう。そんなに俺の名前は覚えにくいだろうか」 私「いや、そういうわけじゃなくて・・・」

220 :名無しって呼んでいいか?:2008/03/18(火) 21:27:39 ID:???
蒼井「・・・それなら下の名前はどうだろう。慧なら若干覚えやすいと思うが」 言いながら、蒼井君の顔が少し赤くなっている。

221 :名無しって呼んでいいか?:2008/03/18(火) 22:19:23 ID:???
私「・・・で、蒼井君は変身したの? やっぱ青いスーツなの?」 さすがにいきなり下の名前で呼ぶのは抵抗がある。

222 :名無しって呼んでいいか?:2008/03/18(火) 22:24:46 ID:???
蒼井「ん?・・・あ、ああ。青いスーツだった。ただ、変身のポーズがあまり格好よくなかったかもしれない。先生の許可が下りるようにもう少し研究する必要があるな」

223 :名無しって呼んでいいか?:2008/03/18(火) 22:32:05 ID:???
蒼井「し、仕方がないだろう!そうしなければ敵にやられていたかもしれないんだから…」私「…うん。」蒼井君恥ずかしいのかな…。

224 :名無しって呼んでいいか?:2008/03/18(火) 23:39:28 ID:???
私「変身のポーズ、今度見せてよ。」 蒼井「…ダメだ。」 照れる蒼井君が面白いので、私はついからかってしまった。お堅い人かと思ってたけど、意外と天然なのかもしれない。

225 :名無しって呼んでいいか?:2008/03/19(水) 00:42:06 ID:???
赤澤「…へー、それは俺も是非拝みたいもんだなぁ。」赤澤の笑顔が珍しく引き攣っている。私をグイと引っ張ると自分の後ろに隠すようにした。

226 :名無しって呼んでいいか?:2008/03/19(水) 18:29:16 ID:???
蒼井君は一瞬むっとした様子だったがすぐにいつもの真面目な顔に戻ると赤澤に言い放った。「言っておくが皆勤賞では大学にはいけないぞ。」

227 :名無しって呼んでいいか?:2008/03/19(水) 18:37:20 ID:???
赤澤「なっ…い、行くぞ!名無子!」蒼井「今日の放課後また集合だ。遅れないように。」二人は互いに背を向け教室へと戻って行く。もしかしてこの二人相性悪いのかな…。

228 :名無しって呼んでいいか?:2008/03/19(水) 20:22:12 ID:???
私は席に着いている赤澤のところまで足を運んだ。「ちょっと赤澤。何なのよ、今の。何を怒ってるのか知らないけど、人が話してるときに割り込んできて、失礼じゃない?」

229 :名無しって呼んでいいか?:2008/03/19(水) 21:03:29 ID:???
赤澤は口をとがらせて言った。「だってさあ、アイツの嫌味がなんか聞こえてきたから近くに寄ったら、今度は馴れ馴れしくしてるし、何か気に食わなかったんだよ」

230 :名無しって呼んでいいか?:2008/03/19(水) 21:06:00 ID:???
私「寝てたのに聞こえたの?」 赤澤「ん?まあな。(・・・あと一回起こされたら行こうと思ってたんだよな)だいたい集合ってなんだよ。俺たちはアイツの手下じゃねえっつの」

231 :名無しって呼んでいいか?:2008/03/19(水) 21:09:17 ID:???
つまらなそうに怒っている。こんな顔は久しぶりかもしれない。私の知る赤澤は、誰とでもすぐ仲良くなって、どんな時もすぐに楽しみを見つけて、いつもニコニコしていたから。

232 :名無しって呼んでいいか?:2008/03/19(水) 22:12:48 ID:???
私「…ヤキモチ?」私が尋ねると赤澤の頭を支えていた手が滑り机に顎をしこたまぶつけた。赤澤「いってー!っは、はぁ?」私「なんてね。」

233 :名無しって呼んでいいか?:2008/03/19(水) 22:37:00 ID:???
赤澤「何言ってんだよ!違うよ!!」 そのとき、クラスの男子が赤澤を呼んだ。「翔!バスケしようぜ、今日はD組の奴らも来るからさ」 赤澤「おう!サンキュー、行くよ!!・・・じゃあな名無子、放課後な」

234 :名無しって呼んでいいか?:2008/03/19(水) 22:39:58 ID:???
赤澤はあっというまに男子に囲まれて、外へ出て行った。その表情は、いつもと変わらない底抜けに明るい笑顔だ。私は赤澤の長い脚をぼんやりと眺めていた。変な奴。

235 :名無しって呼んでいいか?:2008/03/19(水) 22:42:11 ID:???
「名無子はいいなあ」 私の目の前にクラスの友達が来た。 私「なんで?」 「だって赤澤君とあんなに仲いいんだもん。みんなうらやましがってるよ。さっきは生徒会長まで来てたし」

236 :名無しって呼んでいいか?:2008/03/20(木) 00:58:47 ID:???
私「羨ましいって・・・ただの腐れ縁ってだけで、そんないいもんじゃないよ」 女子「えーっ、赤澤君ってカッコイイじゃない! 運動神経抜群だし、背も高いし、何と言っても笑顔が爽やかなのよね!」

237 :名無しって呼んでいいか?:2008/03/20(木) 01:20:12 ID:???
女子「そうそう、生徒会長はちょっと高嶺の花って感じだけどクールで美形で秀才!あの冷たそうなところがまた素敵よねー。」

238 :名無しって呼んでいいか?:2008/03/20(木) 03:03:02 ID:???
女子はいつのまにか数人集まって、赤澤と蒼井君の噂をはじめた。確かに赤澤は昔から男女ともに人の気持ちをつかむのが上手かったし、蒼井君も二年生で生徒会長に当選するほどの人望がある。

239 :名無しって呼んでいいか?:2008/03/20(木) 03:11:14 ID:???
先生はメンバーを選ぶ基準は教えてくれなかったけど、そういう部分を評価したのかもしれない。碧山君だって練習を毎日見に来るファンが何人もいる。

240 :名無しって呼んでいいか?:2008/03/20(木) 03:15:46 ID:???
私(でも私は剣道しかできない。インターハイでも決勝で負けちゃったし、ホントに役に立てるかわかんない。何で選ばれたのかな・・・)

241 :名無しって呼んでいいか?:2008/03/20(木) 07:00:14 ID:???
私(…まあ、黄島くんよりはマシだけど)

242 :名無しって呼んでいいか?:2008/03/20(木) 11:57:26 ID:???
放課後、私たちは言われたとおりに科学準備室に向かった。先についていたのは意外にも黄島君だった。

243 :名無しって呼んでいいか?:2008/03/20(木) 11:59:31 ID:???
黄島「はりきってたわけじゃねーから。飲み食いしたりすんのにちょうどいいだろ、ここ」 自分でも恥ずかしいらしく、もぞもぞ言い訳をしている。

244 :名無しって呼んでいいか?:2008/03/20(木) 12:02:24 ID:???
赤澤「あっ黄島だー!お疲れさん」 黄島「おう赤澤」 昨日はカレーをめぐってケンカしていたのに、いつのまに友達になったんだろう。

245 :名無しって呼んでいいか?:2008/03/20(木) 12:04:13 ID:???
赤澤「やっぱ学食のカレーは去年の9月から12月までのおばちゃんのが最高だったよな」 黄島「わかる奴がいるとは思わなかったぜ。あのニンジンの切り方は職人芸だろ」 …カレー仲間のようだ。

246 :名無しって呼んでいいか?:2008/03/20(木) 20:47:59 ID:???
それにしても呼び出した当人の蒼井君と先生が遅い。ちょっと捜しに行こうと廊下にでたとき。「…から!…だっ…。」化学準備室からヒソヒソ声がきこえてきた。

247 :名無しって呼んでいいか?:2008/03/20(木) 20:56:33 ID:???
壁に耳をあててよく聞いてみると蒼井君の声だ、何かもめているみたいだけど…。蒼井「晃兄はいつもそうだ!俺はそんなこと望んでない…。」相手は…金河先生?

248 :名無しって呼んでいいか?:2008/03/20(木) 21:03:10 ID:???
晃兄とはどういうことだろう…。確か晃は金河先生の名前のはずだ。金河「待て。」金河先生が蒼井君を制してこちらへ向かって来た。そして扉を開ける。金河「…早乙女?」

249 :名無しって呼んでいいか?:2008/03/20(木) 21:07:06 ID:???
蒼井君はびっくりしたように口元に手を当てている。金河「はぁ、びっくりさせるな。気配があったから何かと思ったぞ。」私「…立ち聞きしてすみません。でもどういうことですか随分親しそうでしたけど…。」

250 :名無しって呼んでいいか?:2008/03/20(木) 21:10:02 ID:???
兄弟?…にしては似てないけど。金河「うーん。まぁ、取りあえず入れ。」蒼井君は蒼白のまま立ち尽くしている。

251 :名無しって呼んでいいか?:2008/03/20(木) 21:12:42 ID:???
金河「俺達は…まぁ親戚のようなものでな。蒼井は俺と一緒に住んでいる。」私「兄弟じゃないんですか?」金河「違う。」

252 :名無しって呼んでいいか?:2008/03/20(木) 21:17:05 ID:???
よく分からないけど何か事情があるんだろうか…。私「蒼井君のは御両親は?」蒼井「…俺に親はいない。」金河「ま、俺が蒼井の保護者ってとこだな。」

253 :名無しって呼んでいいか?:2008/03/20(木) 21:28:05 ID:???
金河「いつでも遊びに来ていいぞ。俺は料理も得意だから何でも作ってやろう。」私を促すようにして皆の待つ化学室へと向かう先生。いまいち納得できなかったが蒼井君の辛そうな顔をみるとそれ以上追求することはできなかった。

254 :名無しって呼んでいいか?:2008/03/20(木) 21:41:38 ID:???
意外と方向音痴な先生を蒼井君と一緒に苦労して科学準備室へと連れていくと授業が終わった碧山君も既に来ていた。

255 :名無しって呼んでいいか?:2008/03/20(木) 21:52:07 ID:???
碧山「じゃあ僕の7時15分が最初で、次に赤澤先輩たちの8時28分、それで黄島先輩の9時20分が最後だったんですね」地図のようなものを広げてなにやら書き込んでいる。

256 :名無しって呼んでいいか?:2008/03/20(木) 21:54:13 ID:???
「あっ先輩!」碧山君は大きな目をクルリと動かして、こちらを見ると満面の笑顔で向きなおった。「今、どこに悪者がでたのか話してたんです!」

257 :名無しって呼んでいいか?:2008/03/20(木) 21:56:27 ID:???
「へえ、碧山君は偉いねー」私は碧山君の髪をいつものようにくしゃくしゃにしながら撫でる。 碧山「へへへ・・・あっ赤澤先輩まで!やめてくださいよ!」

258 :名無しって呼んでいいか?:2008/03/20(木) 22:02:14 ID:???
黄島「フン、なーにが偉いだ。事実を言っただけじゃねぇか。地図に書き込むくらい猿でもできら。」相変わらず捻くれている不良だ。

259 :名無しって呼んでいいか?:2008/03/20(木) 22:23:30 ID:???
碧山君はしゅんとした顔をしたものの、すぐに気を取り直して「蒼井先輩は?敵に会ったんですよね?」と聞いた。意外とタフだ。

260 :名無しって呼んでいいか?:2008/03/20(木) 22:31:43 ID:???
蒼井「あ…あぁ、俺が遭遇したのはここだ。」蒼井君がトンと赤い点を書き込んだ。「時間差はあるもののこれだけの距離を同じ敵が移動しているとは考えにくい。おそらく向こうはかなりの人数がいるな。」

261 :名無しって呼んでいいか?:2008/03/20(木) 22:53:04 ID:???
「先生」 授業中のように碧山君が手をあげた。 碧山「今朝、僕変身したら、5分くらいなのにそのあとすごく疲れちゃったんです。慣れれば疲れなくなりますか?」

262 :名無しって呼んでいいか?:2008/03/20(木) 22:55:28 ID:???
金河「ああ・・・最初はな。戦いに慣れれば、そのうち力もなじんでくるさ」 先生はあごのあたりをなでて、空中を見るような目つきをした。「体力よりも、精神力を消耗するんだ」

263 :名無しって呼んでいいか?:2008/03/21(金) 00:15:09 ID:???
金河「・・・まあ、寿命が縮まるとか、急に老けるとか、そんなんじゃねーから安心しろ」 ニヤリと笑い、先生も自分の席に着いた。

264 :名無しって呼んでいいか?:2008/03/21(金) 10:09:52 ID:???
安心出来るか!やっぱり安請け合いしたのは失敗だったかもと思い始めた

265 :名無しって呼んでいいか?:2008/03/21(金) 18:12:54 ID:???
私「あの、部活行きたいんスけど」

266 :名無しって呼んでいいか?:2008/03/21(金) 21:09:51 ID:???
そうだ、いつも通りの生活をして日常を取り戻せば、心も落ち着くはず…。金河「部活ぅ?朝から戦ったってのに、元気な奴だ!はっはっはっはっ!」

267 :名無しって呼んでいいか?:2008/03/21(金) 23:39:09 ID:???
シルバニアファミリーがいるらしいのは理解した。先生に悪気がないのも、他のメンバーが私の発言にちょっと白けたのもよくわかった。でも、私は…

1.碧山を連れて部活へいく
2.先生に交換条件を出す
3.嘘ですKYでごめんなさい

268 :名無しって呼んでいいか?:2008/03/23(日) 09:58:53 ID:???
1 やっぱり毎日の習慣は欠かすと気持ちが悪い。「碧山君、この間稽古つけてあげられなかったよね。今から一緒に道場へ行こうよ」

269 :名無しって呼んでいいか?:2008/03/23(日) 14:20:48 ID:???
部長なのに昨日の練習も今日の朝練も出ていない。それでは他の部員に対して示しがつかない。

270 :名無しって呼んでいいか?:2008/03/23(日) 22:15:36 ID:???
「ハイ、でも・・・」碧山は私とみんなの顔を見比べてキョロキョロしている。

271 :名無しって呼んでいいか?:2008/03/24(月) 22:30:11 ID:???
「行かせてやってくれないか?」重い空気の中、赤澤が口を開いた。「何日も続けてさぼれるようないい加減な奴じゃないんだ。連絡事項があれば俺から伝えておくから」

272 :名無しさん@板設定投票日決定!詳細は自治スレへ:2008/03/30(日) 17:25:59 ID:???
私が謝ろうとしたとき、空気を破るように声が響いた。黄島「んじゃ俺が先に帰るわ。不良だからな。だからお前らも来い」そう言って私と碧山くんを出口へ引っ張っていく。

273 :名無しさん@板設定投票日決定!詳細は自治スレへ:2008/03/30(日) 17:56:35 ID:???
私「ちょ、ちょっと!」私は戸惑いながらも彼に手を引かれていく。・・・手?私の視線に気づいたのか黄島君は真っ赤になるとすごい勢いで手を離した。

274 :名無しさん@板設定投票日決定!詳細は自治スレへ:2008/03/30(日) 18:01:07 ID:???
黄島「わ、わりぃ!じゃ、なくて、だな。わ、わざとじゃねぇぞ・・・とにかく、お前らさっさと行けよ。」突然のことでびっくりしている私達に彼は言った。

275 :名無しさん@板設定投票日決定!詳細は自治スレへ:2008/03/30(日) 20:14:35 ID:???
蒼井「決めポーズの打ち合わせもしたかったんだが…、そうだな」蒼井くんがそう言い、先生もやれやれというように頷いた。

276 :名無しって呼んでいいか?:2008/04/02(水) 00:23:13 ID:???
私「すみません、失礼します!」頭を下げて振り返ると黄島君がちょうど出ていく所で、私達はその後を追うような形でその場を離れた。赤澤「………名無子…」

277 :名無しって呼んでいいか?:2008/04/05(土) 13:49:12 ID:???
廊下に出ると、黄島くんがこちらを見ていた…私「黄島くんはどうするの?一緒に、来る?」

278 :名無しって呼んでいいか?:2008/04/05(土) 14:35:24 ID:???
黄島「ちょっ、上目遣いヤメレwwいや、帰るから!大体お前ら部活だろ。俺関係ないから、不良だからっ」そういって素早く立ち去る黄島君の背中を見つめていると、ふと嫌な予感がした

279 :名無しって呼んでいいか?:2008/04/06(日) 00:09:43 ID:???
私達は今朝初めて闘ったばかり。次にファミリーがどうでるかわからない。今単独行動をとるのは危ないと無意識に上目遣いで引き止めてみたけど黄島君は廊下にいる生徒に悪態つきながら欽ちゃん走りで去ってしまった

280 :名無しって呼んでいいか?:2008/04/06(日) 00:51:28 ID:???
「先輩、どうしたんですか?部活は行かないんですか?」碧山くんが私の制服の裾を引いている。

281 :名無しって呼んでいいか?:2008/04/06(日) 01:58:04 ID:???
私「碧山くん先に行ってて!」碧山「え?せ、先輩?!」やっぱり何か気になる、私は碧山君の制止の声にも耳を貸さずに黄島君を追いかけた。

282 :名無しって呼んでいいか?:2008/04/06(日) 02:00:41 ID:???
私「確かこの辺に来たはずなんだけど・・・。」彼を追いかけて着いたところは体育館裏だった。黄島君の姿は見あたらない。

283 :名無しって呼んでいいか?:2008/04/06(日) 13:28:32 ID:???
私が辺りを見回していると突然背後から何者かに羽交い締めにされ、ハンカチを口に当てられた。

284 :名無しって呼んでいいか?:2008/04/06(日) 21:48:00 ID:???
「無防備な君が悪いんだよ…」背後から艶やかな男の声がした。意識が、薄れて…

285 :名無しって呼んでいいか?:2008/04/06(日) 21:57:14 ID:???
私は闇に閉ざされていく世界の中で、その声がどこか懐かしいものに感じていた。

286 :名無しって呼んでいいか?:2008/04/07(月) 00:24:55 ID:???
…誰かがほっぺたをつついたり引っ張っている。さっきの人?それとも…私はゆっくり目をあけた。そこにいたのは…

287 :名無しって呼んでいいか?:2008/04/07(月) 15:24:55 ID:???
キャーーーーーーーーーーー!!!!!!

288 :名無しって呼んでいいか?:2008/04/07(月) 20:28:19 ID:???
……、ど、動揺しすぎちゃったみたいです、私はもう一度瞳を開くとそこには男の子にも女の子にも見える一人の子供が私を見つめていました。

289 :名無しって呼んでいいか?:2008/04/08(火) 11:39:37 ID:???
「早乙女名無子」少年は私の名前を呼ぶ。私は少年を上から下までなめるように凝視してみた。

290 :名無しって呼んでいいか?:2008/04/08(火) 11:48:28 ID:???
あら…少年?少女?何で私の名前知ってんの?ここはどこ?私はだれーー!!

291 :名無しって呼んでいいか?:2008/04/08(火) 12:21:12 ID:???
はっ!そういえば発信機がバンドについてるんだ。私は急いで画面をレーダーに切り替えた。

292 :名無しって呼んでいいか?:2008/04/08(火) 12:34:55 ID:???
すると何やら私の方へ近づいてくる丸が。それは、

1、黄色と碧色
2、蒼色
3、赤色
4、晃色

293 :名無しって呼んでいいか?:2008/04/08(火) 15:51:33 ID:???
4,晃色 よりにもよって先生だ!ガビーン!てか晃色って何ッ?!どんな色だよッ!

294 :名無しって呼んでいいか?:2008/04/10(木) 22:29:59 ID:???
先生はこのバンドつけてなかったのにおかしいなあ。私はその点を目をこらして見つめた。

295 :名無しって呼んでいいか?:2008/04/11(金) 03:58:25 ID:???
(´・ω・)「ねえ…」 目の前にいるのに一言も声をかけてもらえずションボリ顔の子供が声をかけてきた。と同時に!

296 :名無しって呼んでいいか?:2008/04/11(金) 04:07:00 ID:???
子供の姿から男の人に変化した!「白龍…」私は目の前の出来事に混乱して意味不明な言葉を呟いた。

297 :名無しって呼んでいいか?:2008/04/11(金) 04:15:32 ID:???
「ねえ、僕の事覚えてる?」この声はさっき私を襲った人だ…「貴方は私を知ってるの?」彼が少し寂しそうな顔で何か言いかけた時、先生の声がした。

298 :名無しって呼んでいいか?:2008/04/11(金) 04:54:37 ID:???
「早乙女ーー!そいつはシルバニアファミリーの人間だぁーー胸元にウサちゃんのバッチがぁーー」と叫ぶ先生のベルトが輝いている。私の視線に気付いた先生が自慢気に「先生のは特別製なんだ」 先生実にノリノリである。

299 :名無しって呼んでいいか?:2008/04/11(金) 09:54:51 ID:???
腰の輝きが消える。「緊急時だけ光るんだがちゃんと白衣で隠しとかなきゃ駄目だな」そう言いながら眼前の男性に目を向けた。「お前、もしやシルバーか?」

300 :名無しって呼んでいいか?:2008/04/11(金) 12:13:13 ID:???
男「久しぶりだな、晃。」二人の間に緊迫した雰囲気が流れる。先生とこの男は知り合いなの?

301 :名無しって呼んでいいか?:2008/04/11(金) 12:15:39 ID:???
先生はフッと笑うと言った。「久しぶりすぎて、何から話していいのかわからんな。」シルバーと呼ばれた男は表情を崩さない。

302 :名無しって呼んでいいか?:2008/04/11(金) 12:20:28 ID:???
先生「しかし、早乙女に手を出したことは許さんぞ。俺に話があるなら俺のところに直接来い。」先生は珍しく怒っているようだった。

303 :名無しって呼んでいいか?:2008/04/11(金) 12:22:23 ID:???
シルバー「お前がそこまで感情的になるのは珍しい・・・やはり子供の振りをしてこの人間を攫ったのは正解だったようだな。」

304 :名無しって呼んでいいか?:2008/04/11(金) 12:28:06 ID:???
シルバー「お前に最後の忠告をする。どういうつもりかはしらないがこれ以上俺の邪魔をするならたとえ同胞のお前たちでも容赦しない。心配しなくてもこの星の人間にはちゃんと俺が復讐してやる。だから黙って見ていろ。」

305 :名無しって呼んでいいか?:2008/04/11(金) 12:31:40 ID:???
同胞?復讐?どういうこと?混乱しながらもシルバーに何か言おうとした私は風に揺れる銀色の髪の間から垣間見えるその瞳の冷たさに恐怖し、思わず口を閉ざした。

306 :名無しって呼んでいいか?:2008/04/11(金) 12:33:42 ID:???
そんな私の震える手を先生が包み込むようにそっと握る。まるで先生の手から伝わる温もりが大丈夫だと言ってくれているようだ。

307 :名無しって呼んでいいか?:2008/04/11(金) 12:40:52 ID:???
先生「復讐したってもう何も返ってはこない。俺達の故郷も、家族も、友人も、恋人も・・・。お前だって分かっているはずだ。」

308 :名無しって呼んでいいか?:2008/04/11(金) 12:46:50 ID:???
シルバー「そんなにお前達は人間が大切なのか・・・・。」シルバーは俯いて風に消えてしまいそうな声で呟いた。その瞳に一瞬悲しみが宿ったことに先生は気づかなかったようだ。

309 :名無しって呼んでいいか?:2008/04/11(金) 12:50:34 ID:???
シルバー「俺は憎しみを捨てられない。いや、決して捨てはしない。俺達の星を奪った奴らを許しはしない。人間の味方をするならお前達も同様だ。」

310 :名無しって呼んでいいか?:2008/04/11(金) 12:56:41 ID:???
もう用はないとでも言うように去っていこうとするシルバーに先生が声を掛ける。「待てッ!慧は、お前の弟はどうなるんだ。慧は本当はお前の帰りを待ってるんだ。かけがえのない兄であるお前を。お前にとってもたった一人の家族じゃあないのか。」

311 :名無しって呼んでいいか?:2008/04/11(金) 19:35:28 ID:???
シルバー「あいつは自分で道を選んだ。私と決別する道をな。愚かな弟だ。」シルバーは振り向きもせずにそう言うと空気に溶けていくように消えてしまった。

312 :名無しって呼んでいいか?:2008/04/12(土) 09:15:32 ID:???
これまでのあらすじ

毎日部の朝練に励み、主将として充実した日々を送っていた名無子だが、ある日担任の金河に「地球を救う戦士に選抜された」と言われ、謎のマフィア軍団シルバニアファミリーと戦う事に。何故自分が…戸惑いや不安を抱きつつ、仲間と立ち向かう決意を固める。

313 :名無しって呼んでいいか?:2008/04/12(土) 09:27:04 ID:???
そんな折、突然何者かに拉致される名無子。その人物は、名無子や金河を同胞と呼び、この星に復讐せんとするファミリーの代表だった!

早乙女名無子(ホワイト)…高校2年生、剣道部の主将。学内では有名人。インハイ2位の実力をもつ。武器は剣

314 :名無しって呼んでいいか?:2008/04/12(土) 09:35:00 ID:???
赤澤翔(レッド)…名無子の幼馴染みでクラスも一緒。運動神経が良く、明るくて誰にでも優しい。朝が苦手だけど皆勤賞を狙っている
蒼井慧(ブルー)…2年C組。2年生で生徒会長に当選した秀才。黒髪で細身な眼鏡クール。金河先生を晃兄と呼び、現在同居中。赤澤とは相性悪い?


315 :名無しって呼んでいいか?:2008/04/12(土) 09:42:13 ID:???
黄島剛(イエロー)…2年D組。1年の終わりまでボクシング部在籍。自称不良だけど根はいい奴。赤澤とはカレー仲間。
碧山慎(グリーン)…1年A組。剣道部所属。練習熱心で名無子の事をとても慕っている。部やクラスで人気があるらしく、名無子に嫉妬している女子もいる模様。

316 :名無しって呼んでいいか?:2008/04/12(土) 09:54:49 ID:???
金河晃…2ヶ月前にやってきた名無子のクラス担任。モデル体型な上に美形だが、変人。紫堂教頭(オカマ)に気に入られて困っている
シルバー…ファミリー代表。自分達の星を奪った地球の人間を恨んでいる。蒼井の兄。名無子や金河達とも関係している…?

分割レスすまん…

317 :名無しって呼んでいいか?:2008/04/13(日) 01:17:31 ID:???
私「先生・・・。」シルバーの消えた後を無表情で見つめる先生の手はいつのまにか私の手を痛いくらいにぎゅっと握っていた。

318 :名無しって呼んでいいか?:2008/04/13(日) 15:51:12 ID:???
聞きたい事は沢山あるけど、先生の横顔を見ているとうまく言葉が出てこなくて その手を握り返すのが精一杯だった。

319 :名無しって呼んでいいか?:2008/04/29(火) 00:29:47 ID:???
しばらく二人でぼんやりしていたら、先生が急に慌てながら手を放した。「とりあえず戻ろう、学校へ」

320 :名無しって呼んでいいか?:2008/05/01(木) 01:19:47 ID:???
そういえば黄島は?途中でみうしなったけど

321 :名無しって呼んでいいか?:2008/05/02(金) 09:21:16 ID:???
頭に降ってきた言葉に急かされるようにレーダーを見た…あれ?見当たらない

1、先生に報告
2、先生とは別行動で探す
3、まいっか。とりあえず帰ろっと

322 :名無しって呼んでいいか?:2008/05/02(金) 19:23:32 ID:???
2 別行動にしよう。先生といると面倒が多そう

323 :名無しって呼んでいいか?:2008/05/02(金) 21:45:21 ID:???
「お前部活はどうした?まぁいいか、無理すんなよ」と言いながら私の頭に手を置いて少し心配そうな顔をした。

324 :名無しって呼んでいいか?:2008/05/02(金) 21:53:23 ID:???
先生には悪いけど早く黄島君探さなきゃ。レーダーに反応が無いってことはかなり離れてるのかも。さっきの嫌な予感を思い出してなんか胸騒ぎが…

325 :名無しって呼んでいいか?:2008/05/03(土) 15:38:55 ID:???
闇雲に黄島君を探していると遠くの路地裏の方から争う声が聞こえてきた。・・・喧嘩?

326 :名無しって呼んでいいか?:2008/05/06(火) 18:46:48 ID:???
「お前、一緒にいたんじゃないのか!」「だって・・・先輩が用事があるって・・・僕・・・」 赤澤が碧山君を責めている。いつになく真剣な顔だ。

327 :名無しって呼んでいいか?:2008/05/06(火) 19:03:30 ID:???
私「赤澤!碧山君!」碧山「あっ先輩ッ!」赤澤「名無子、どこいってたんだよ!心配したんだぞ!」私はさっき会ったシルバーのことを話そうかと思ったがソレより黄島君のことが気になった。

328 :名無しって呼んでいいか?:2008/05/06(火) 19:42:07 ID:???
私「あのね、黄島君がレーダーにいないの」 赤澤「名無子もさっきまで画面上にいなかった」碧山「レーダーにうつらない場所があるのかもしれませんね」

329 :名無しって呼んでいいか?:2008/05/06(火) 21:05:13 ID:???
「全く、君たちは。結局集まるんだったら最初から会議室でいいじゃないか。」ため息をつきながら現れたのは、蒼井君だった。

330 :名無しって呼んでいいか?:2008/05/06(火) 21:08:56 ID:???
蒼井くん・・・さっきの話だと彼は敵のボスの弟ということになる。私は少し不安な気持ちで彼を見た。不思議そうな顔で、何だ?と返されたので、何でもない。と首を振る。

331 :名無しって呼んでいいか?:2008/05/06(火) 21:37:56 ID:???
私「黄島君がおかしな方向へいこうとしたからついていったら途中で見失ったの。レーダーを広域にしてもうつらない。どこかに攫われちゃったかもしれない」

332 :名無しって呼んでいいか?:2008/05/07(水) 21:27:48 ID:???
蒼井「会議室の奥にエアーバイクがあったろう?空から探せばレーダーに写るかもしれない。一旦戻ろう」

333 :名無しって呼んでいいか?:2008/05/07(水) 21:46:22 ID:???
じゃあ、俺達が取ってくる!と碧山君を引っ張っていった赤澤。残された私と蒼井君はここで待機ということになった。

334 :名無しって呼んでいいか?:2008/05/07(水) 21:52:40 ID:???
私が隣の蒼井君を見上げると、「さっきから何?」と困った笑顔をされた。どうしよう・・・

1、シルバーに会ったと言う
2、蒼井君て何者なの?と遠まわしに聞く
3、カレー食べたい

335 :名無しって呼んでいいか?:2008/05/08(木) 01:31:36 ID:???
3 カレー食べたい。なにげにもう夕方なんだよねー

336 :名無しって呼んでいいか?:2008/05/09(金) 00:15:58 ID:???
蒼井「君たちは本当にカレーが好きだな」 彼はあきれたように溜息をついた。 「カレーのカプサイシンはダイエットにも効果的だが君はそれ以上痩せる必要はない。野菜を豊富に取れるのはよいが・・・」

337 :名無しって呼んでいいか?:2008/05/09(金) 00:18:27 ID:???
蒼井「・・・緑黄色野菜のニンジンからはベータカロチン、じゃがいも、たまねぎなども栄養価に優れていて・・・」 バナナに続き今度はカレー論が展開されている。

338 :名無しって呼んでいいか?:2008/05/09(金) 00:21:03 ID:???
私「あ、蒼井くんは料理とかするの?」 講義を遮るように私は質問した。 蒼井君は「いや」と短く答えた。「晃兄・・・先生が、料理はしてくれるんだ」

339 :名無しって呼んでいいか?:2008/05/09(金) 00:44:50 ID:???
「そっか、料理得意っていってたもんね先生。うらやましいなぁーでも蒼井君は先生が好きなんだね!」私が笑うと蒼井くんは微笑む。

340 :名無しって呼んでいいか?:2008/05/09(金) 00:49:32 ID:???
蒼井「家族・・・だから。俺と晃兄と・・・。」蒼井君は言葉に詰まる。向き直って私の腕にそっと触れると辛そうに顔を歪める。

341 :名無しって呼んでいいか?:2008/05/09(金) 01:15:09 ID:???
私「せ、先生のカレー今度私も食べてみたいな!」 私はそんな重い空気を振り払うように明るく言った。 蒼井「あ・・・ああ!来るといい。狭い家だが」

342 :名無しって呼んでいいか?:2008/05/09(金) 01:17:39 ID:???
私「赤澤たちもみんな呼んで、カレーパーティーにしようよ。みんな自分の好きなカレー持ってくるの!ね、楽しそうじゃない?」 蒼井「・・・ああ」

343 :名無しって呼んでいいか?:2008/05/09(金) 01:19:25 ID:???
蒼井君はふっと遠くを見るような目になった。「君たちは、いつも楽しそうだな。笑顔で、みんなに囲まれて、誰からも好かれて・・・大切に育てられたのがよくわかる」

344 :名無しって呼んでいいか?:2008/05/09(金) 12:53:33 ID:???
さっきの先生とシルバーの会話を思い出して私は蒼井君の事を見つめた。「今、蒼井君の周りには先生や私達が居るよ・・・これからもずっと。」

345 :名無しって呼んでいいか?:2008/05/09(金) 13:18:38 ID:???
蒼井君が複雑そうな表情で私を見る。「君は・・・」私「だから絶対やろうね!カレーパーティー」

346 :名無しって呼んでいいか?:2008/05/09(金) 13:30:51 ID:???
蒼井「・・・ああ」蒼井君は少し子供っぽく笑った。生徒会長もこんな顔するんだな。なんだか嬉しくなって私まで顔が緩んだ。

347 :名無しって呼んでいいか?:2008/05/09(金) 20:21:34 ID:???
「おーい!!」赤澤と碧山君の2台のエアーバイクがやってきて私たちの前に止まった。「とりあえず二人とも、俺たちの後ろに乗ってくれ」

348 :名無しって呼んでいいか?:2008/05/09(金) 20:24:30 ID:???
「ほら名無子」「ありがとう」私が赤澤の後ろに乗ると、蒼井君が「どうしてこの組み合わせなんだ?」と眉間にしわを寄せて言った。

349 :名無しって呼んでいいか?:2008/05/09(金) 20:26:19 ID:???
赤澤「だって俺、バイクの免許持ってるし。名無子を乗せるなら安全なほうがいいだろ?なにお前、免許あんの?」

350 :名無しって呼んでいいか?:2008/05/09(金) 20:27:32 ID:???
「ぐっ・・・」 蒼井君は少しくやしそうな顔をして、黙って碧山君の後ろに乗った。「安全運転しますから、よろしくお願いしますねー」碧山君はニコニコしている。

351 :名無しって呼んでいいか?:2008/05/09(金) 23:47:33 ID:???
赤澤「ほら名無子、しっかり捕まっとけよ!」赤澤は私の手を掴んで自分の腰に回すとイタズラっぽく笑った。「飛ばすぜ?」

352 :名無しって呼んでいいか?:2008/05/10(土) 00:26:13 ID:???
私「わっ、ちょっと赤澤!」赤澤はいきなりスピードを上げて発信させる。後ろで聞こえた「おい!まて」という蒼井君の焦った声もすぐに掻き消え、聞こえてくるのはエンジン音と風をきる音だけになった。

353 :名無しって呼んでいいか?:2008/05/10(土) 00:29:18 ID:???
私「こんなに飛ばして平気なのー?!」私が叫ぶように問いかけると「だいじょーぶ、だいじょーぶ!」と前を向いたまま答える赤澤。

354 :名無しって呼んでいいか?:2008/05/10(土) 01:51:44 ID:???
予想以上のスピードにびっくりして腰に回した腕に力が入る。こっちから赤澤の顔はよく見えないけど、なんだか楽しそう。赤澤「あれ?これどうやって空飛ぶんだ?」

355 :名無しって呼んでいいか?:2008/05/10(土) 01:58:47 ID:???
そういえば飛行機より速く飛ぶ事以外何にも聞かされてなかった。ガガガ・・・ピー『こちら金河、みんなー聞こえるかー』 赤澤「タイミング良すぎだろ、先生」

356 :名無しって呼んでいいか?:2008/05/10(土) 02:10:20 ID:???
金河「こっちの調査で、レーダーに反応のない範囲を特定した。お前たちはそのままバイクでその範囲を手分けして探してほしい」

357 :名無しって呼んでいいか?:2008/05/10(土) 02:12:17 ID:???
赤澤「先生、これどうやったら浮くんだ?」 金河「ああ、レバーを最大まであげてくれ。運転の仕方は普通のバイクと変わらないから。じゃあよろしく頼んだぞ」

358 :名無しって呼んでいいか?:2008/05/10(土) 02:15:15 ID:???
私たちのレーダーに、網掛けのようなものが塗りつぶされてうつりこんでいる。これが先生の言う「範囲」? 赤澤「俺たちは範囲の上半分を探す!碧山たちは下のほうを頼んだ!」

359 :名無しって呼んでいいか?:2008/05/10(土) 02:16:06 ID:???
『バイクもボタン操作で飛行モードに切り替えができる。操縦は地上と変わらん・・・以上だーみんな無事帰って来いよー!』ブツッ

360 :名無しって呼んでいいか?:2008/05/10(土) 02:18:18 ID:???
うわぁぁごめん↑はスルーしてくれぇぇ

361 :名無しって呼んでいいか?:2008/05/10(土) 02:40:34 ID:???
金河「あともう一つおそらく黄島は罠にかけられた可能性が高い。大方今朝戦ったときに何かあったのだろうがあいつのことだから俺達には言わずに一人で向かったんだろう。」

362 :名無しって呼んでいいか?:2008/05/10(土) 02:48:15 ID:???
金河「黄島らしいが緊急ベルトの警報を早乙女の位置と思い込んでしまった俺にも落ち度がある、すまない。だからお前達、十分に気をつけて行ってくれ!」

363 :名無しって呼んでいいか?:2008/05/10(土) 02:50:37 ID:???
赤澤「任せとけよ、先生!」そう言うと赤澤はバイクを一気に浮上させスピードをさらに上げた。

364 :名無しって呼んでいいか?:2008/05/10(土) 03:38:48 ID:???
こうして見ると、赤澤の背中は細身だけど広くて、昔よりもずっとたくましい。毎日見ていたはずなのに、私の知っているあのやんちゃな背中とは違う。

365 :名無しって呼んでいいか?:2008/05/10(土) 03:41:21 ID:???
昔から赤澤は運動が得意で、誰よりも早く自転車に乗れた。まだ私が自転車に乗れなかった頃、よくこうやって後ろに乗せてくれた。あの頃も、やたらと飛ばしたがって困ったっけ・・・

366 :名無しって呼んでいいか?:2008/05/10(土) 03:53:52 ID:???
私「・・・翔くん。」不意に懐かしくなってその背中に額を当てながら昔の呼び名を口にする。赤澤「へ?名無子、い、今なん・・・お、わぁ!」ガクンッと一瞬バイクが安定を崩したが赤澤はすぐさま立て直す。さすが、昔と変わらず運動神経抜群だ。

367 :名無しって呼んでいいか?:2008/05/10(土) 14:46:56 ID:???
赤澤「もっとちゃんとつかまってないと危ないから!・・・あ、うん、そんな感じ」 私「広くて気持ちいいなあ。このまんま寝ちゃいそう」 赤澤「・・・バーカ」

368 :名無しって呼んでいいか?:2008/05/10(土) 20:18:56 ID:???
いつから私は赤澤を名字で呼ぶようになったんだろう。赤澤は昔から変わらないのに。 「よし、このへんだな。降りて探してみるか」 「・・・うん」

369 :名無しって呼んでいいか?:2008/05/10(土) 20:22:04 ID:???
私はゆっくりと、赤澤に回した腕を解いてバイクから降りた。赤澤と目を合わせると、少し視線を外して赤くなった。

370 :名無しって呼んでいいか?:2008/05/13(火) 23:01:48 ID:???
赤澤「っ、おせーよな!何やってんだ、蒼井たち。」赤澤は辺りを見回して急に眉を顰めた。赤澤「・・・なんだ?この匂い・・・」

371 :名無しって呼んでいいか?:2008/05/14(水) 02:39:58 ID:???
匂いと共に視界が急に悪くなる。赤澤「名無子、危ないからこっち来い」 私「うん・・・あれ?赤澤?」赤澤の声がする方へ行ったつもりだったのに返事がない。

372 :名無しって呼んでいいか?:2008/05/14(水) 20:13:22 ID:???
「赤澤!あかざ・・・」「しっ」後ろから赤澤が私の頭を抱えるようにして地面に伏せた。「ちょっと隠れて様子見るぞ。人の気配がする」

373 :名無しって呼んでいいか?:2008/05/15(木) 00:11:53 ID:???
私「あ、赤澤!」赤澤「だから、ちょっと静かに・・・」私「触ってる!触ってる!」赤澤「は?・・・っご、ごめん!!名無子!」

374 :名無しって呼んでいいか?:2008/05/15(木) 00:17:15 ID:???
赤澤があわてて飛び起きた瞬間、凄まじい勢いの蹴りが赤澤の顎にヒットし、その反動で赤澤は向こうの壁まで吹っ飛んだ。私は急いでその場から飛び退く。

375 :名無しって呼んでいいか?:2008/05/15(木) 00:22:26 ID:???
「誰だ!!」 鋭く私を呼ぶ声がした。思わず身構えたが、その声には聞き覚えがあった。 「・・・黄島君?」

376 :名無しって呼んでいいか?:2008/05/15(木) 00:29:12 ID:???
黄島「っ・・・おまえ・・・。」黄島君は息を弾ませながら私を見た。体中いたるところ傷だらけで立っているだけでやっと、という感じだ。

377 :名無しって呼んでいいか?:2008/05/15(木) 00:34:23 ID:???
黄島「って、ことは・・・俺が今蹴り飛ばしたのは・・・。」黄島君の顔が引きつる。すると瓦礫の中から赤澤が這い出す。赤澤「いっ、てぇ!黄島ー、いきなり何しやがる!」

378 :名無しって呼んでいいか?:2008/05/15(木) 00:41:32 ID:???
黄島「し、しょうがねーだろ!間違えたんだからよ!それより気をつけろ!ここにはまだ・・・早乙女!」その時私は生ぬるい風を感じとっさに横に転がった。私がさっきまでいたのコンクリートが砕けて土煙を上げる。

379 :名無しって呼んでいいか?:2008/05/15(木) 00:45:25 ID:???
「あるぇ?手ごたえがない。外しちゃいました?」その場にいつの間にか立っていた黒いスーツ姿の男が私を見てニコリと笑う。誰だコイツは・・・。

380 :名無しって呼んでいいか?:2008/05/15(木) 00:54:28 ID:???
「社長ォー!何やってんの!アンタは会議でしょうが!カレー野郎の相手は私がしますからアンタは早・・・く・・・?」随分と美人でスタイルのいい女の人が不思議そうに私達を見た。

381 :名無しって呼んでいいか?:2008/05/15(木) 00:58:02 ID:???
私、赤澤、女の人「・・・誰?」放心している私達に気づいていないのかスーツの男はおもむろに私に近づくと手を取って口づけた。

382 :名無しって呼んでいいか?:2008/05/15(木) 01:03:08 ID:???
男「さきほどは気づかず無礼な真似をして申し訳ありません。まさかこんな可愛らしい女性だったなんて。改めましてシルバニアカンパニー代表取締役の黒峰と申します。以後お見知りおきを。」

383 :名無しって呼んでいいか?:2008/05/15(木) 01:06:12 ID:???
赤澤「おおおお前!!俺だって5歳の時から名無子にチューなんかしてねーんだぞ!!ざけんな!!」

384 :名無しって呼んでいいか?:2008/05/15(木) 01:11:26 ID:???
黒峰「おや、そうなんですか?すみません。」全く悪いなんて思っていない笑顔で微笑む。「ちなみにこっちは私の秘書の桃谷です。」

385 :名無しって呼んでいいか?:2008/05/15(木) 01:14:16 ID:???
桃谷さんはさっきからいらいらした風に時計と黒峰さんの顔を交互に睨んでいる。美人が台無しの形相にも黒峰さんは全く怯まない。

386 :名無しって呼んでいいか?:2008/05/15(木) 01:19:24 ID:???
黄島「おまえら、下がれ・・・、こいつら・・・敵だ。」黄島君が私と黒峰さんの間に入り距離を取る。

387 :名無しって呼んでいいか?:2008/05/15(木) 03:29:15 ID:???
桃谷「オマエ意外と根性あるんだな。まだやられ足りないってか?」桃谷さんが懐からヌンチャクのようなものを取り出して構えた。

388 :名無しって呼んでいいか?:2008/05/15(木) 03:35:35 ID:???
黒峰「皆さん、シルバニアカンパニーにようこそ。歓迎しますよ。」黒峰さんが笑いながら大きな銃を赤澤に向けた。桃谷「アンタはさっさと仕事に行けェェ!」

389 :名無しって呼んでいいか?:2008/05/15(木) 04:00:37 ID:???
そういえば黒峰さんの声聞いたことある気がする。私「あなた、もしかして私を攫った人?」体が強張る。そうだ、薬を嗅がされた時に聞いたのは確かこの人の声・・・。

390 :名無しって呼んでいいか?:2008/05/15(木) 04:06:14 ID:???
黒峰「はい、そうですよ。一度あなた方にお会いしてみたかったもので。あなたを人質に全員おびき出そうと思いました。」桃谷「女の子を攫うなんて、しかも自ら・・・変態だと思ってたけどここまでとは・・・。」

391 :名無しって呼んでいいか?:2008/05/15(木) 04:09:09 ID:???
黒峰さんは桃谷さんを笑顔で黙らせ続ける「もっとも誰かさんが逃がしちゃったみたいなんですけど。まぁカレー君がまんまと罠に嵌ってくれたから問題なしです。」

392 :名無しって呼んでいいか?:2008/05/15(木) 19:51:42 ID:???
黄島「カレーって言うな!」 赤澤「そうだ!カレーにも種類があるんだぞ!黄島はチキンカレーで俺は牛の角切りのカレーが好物だ!!」

393 :名無しって呼んでいいか?:2008/05/15(木) 19:56:59 ID:???
私「話が面倒くさくなるから赤澤と黄島君はだまってて!」 私は二人に次々と竹刀で打ち込んだ。

394 :名無しって呼んでいいか?:2008/05/15(木) 20:34:27 ID:???
私を攫ったのはシルバーではなかったのか、むしろ逃がしてくれたらしい。何故か心の奥が温かくなったことに違和感を覚える。

395 :名無しって呼んでいいか?:2008/05/15(木) 20:41:32 ID:???
桃谷「それより、まさか生身で戦う気か?」黒峰「桃谷、私その可愛い子と戦いたくないんで牛の角切り君の方をやります。」赤澤「そういう意味で言ったんじゃねーんだけど!」

396 :名無しって呼んでいいか?:2008/05/15(木) 23:23:53 ID:???
黒峰「チキン君のほうでもいいですが。」黄島「人をヘタレみたいに言うんじゃねえ!殺す!!」

397 :名無しって呼んでいいか?:2008/05/16(金) 01:57:42 ID:???
どうしよう、戦闘モードに入っちゃう・・・ここは
1、赤澤と組んで黒峰さんの相手を
2、今にも倒れそうな黄島君を支える
3、待ってて今蒼井君たちを呼んで来る!といいつつ逃げる

398 :名無しって呼んでいいか?:2008/05/16(金) 22:48:33 ID:???
2.黄島君がボロボロだ。放っておけない。私は黄島君を支えて、黒峰さんと赤澤のそばからそっと離れた。

399 :名無しって呼んでいいか?:2008/05/17(土) 03:38:38 ID:???
「お前たちどこ行く気だ?」そんな私達の前ににやりと笑った桃谷さんが立ちふさがる。「・・・っち、おいお前、蒼井達を呼んで来い。ここは俺が食い止める。」黄島君は私を押しのけた。

400 :名無しって呼んでいいか?:2008/05/17(土) 04:17:59 ID:???
彼の意外と硬い腕の感触に私は少し驚いた。赤澤のスポーツのためのしなやかな筋肉とは違う、戦うための鍛えあげられた腕。ボクシングの腕だ。

401 :名無しって呼んでいいか?:2008/05/17(土) 04:20:54 ID:???
私「そんなこと、できるはずない。こんなに傷ついた人を置いていけないよ」私は首を横に振った。 私「だから、私が戦う!」私は腕のバンドのボタンを押した。

402 :名無しって呼んでいいか?:2008/05/17(土) 16:01:12 ID:???
私の体がスーツにつつまれ、力がみなぎってくる。「はぁっ!!」私は目の前の桃谷さんの首筋に剣の峯を強く打ちこんだ。

403 :名無しって呼んでいいか?:2008/05/18(日) 00:41:30 ID:???
桃谷さんはグラリとよろめいたが、すぐに体勢を立て直した。「気絶でもさせようと思ったわけ?ずいぶんと甘いことね」 私は一歩引いて彼女の出方を見た。構えからして、彼女もかなり強そうだ。

404 :名無しって呼んでいいか?:2008/05/18(日) 00:46:24 ID:???
桃谷さんがヌンチャクを振り回し、私の足元や顔をしつこく狙ってくる。私はそれをすんでのところでよけ続けるけど、かなりのスピードで応戦ができない。

405 :名無しって呼んでいいか?:2008/05/18(日) 00:48:31 ID:???
「早乙女!」目の前をチェーンがよぎり、桃谷さんのヌンチャクをからめとった。私は驚いてチェーンの主を見ると、まだ肩で息をしている黄島君だった。

406 :名無しって呼んでいいか?:2008/05/18(日) 00:54:35 ID:???
黄島「冷酷になれよ。スポーツじゃねえんだぞ。スポーツマンシップなんか、クソの役にも立たねえ」 彼は、ヌンチャクごとチェーンを巻き取ると、容赦なく桃谷さんのみぞおちを殴った。

407 :名無しって呼んでいいか?:2008/05/18(日) 00:58:42 ID:???
お腹を苦しそうに押さえて崩れ落ちる桃谷さん。 私「黄島君、女の人にそんな!」 黄島「バカ言うなよ、あのままだったらお前絶対やられてたぞ。手加減しながら戦うなんて無理だ」

408 :名無しって呼んでいいか?:2008/05/18(日) 01:05:19 ID:???
「だから君は精神的に甘いといったんだ」 私の背後からよく響く声がした。私「蒼井君・・・碧山君も!」 蒼井「向こうは探し終えたからこちらまで来てみたんだ」

409 :名無しって呼んでいいか?:2008/05/18(日) 01:44:22 ID:???
蒼井「インターハイの決勝で負けた時もそうだった」 私は驚いて彼の顔を見た。蒼井君があの試合を見ていた?いや、誰かに聞いたのかもしれないけど、知っていること自体が意外だった。

410 :名無しって呼んでいいか?:2008/05/18(日) 01:46:38 ID:???
私はインターハイで順調に勝ち進み、決勝も当然勝つだろうと言われていた。自分で言うのもなんだけど、私は間違いなくあの大会の「本命」だった。

411 :名無しって呼んでいいか?:2008/05/18(日) 01:52:00 ID:???
蒼井「あの相手の痛めた右腕を攻撃していれば、君は間違いなく勝っていたのに」

412 :名無しって呼んでいいか?:2008/05/18(日) 11:00:14 ID:???
私「私が負けたのは私の鍛錬が足りなかっただけだよ。でももう悔いない。前に進んで次こそ勝つ、今の私にはそれだけだから。」

413 :名無しって呼んでいいか?:2008/05/18(日) 11:04:21 ID:???
蒼井「全く君は・・・どうしてそんな風に笑えるんだ。そんなだから・・・俺は・・・。」蒼井君が困ったように笑う。黄島・桃井「おいぃ、無視すんなゴラァ!」

414 :名無しって呼んでいいか?:2008/05/18(日) 11:13:33 ID:???
そうだ、赤澤は一人で・・・!私「赤澤大丈・・・!」黒峰「だからね、女性というのはそんなに簡単ではないんです。云わば神秘。」赤澤「師匠はすっげーな!勉強になりまーすッ!」

415 :名無しって呼んでいいか?:2008/05/18(日) 20:41:50 ID:???
「お前らなに高1と中1みたいな会話しとんじゃー!!」私は赤澤と黒峰さんを剣で思い切り打ちのめした。

416 :名無しって呼んでいいか?:2008/05/18(日) 20:43:23 ID:???
蒼井「彼はなにかの親善大使にでもなったほうがいいな」 確かに、赤澤が仲良くなれない人なんかいなかった。最初にぶつかった黄島君も、今はすっかりカレー仲間だ。

417 :名無しって呼んでいいか?:2008/05/18(日) 20:44:47 ID:???
黒峰「失敬。うちで飼ってた犬に感じが似ていて、憎めなくてね。・・・おや、本当に時間だ。残念だけど、今日はここまでにしておきましょうか」

418 :名無しって呼んでいいか?:2008/05/19(月) 00:18:32 ID:???
赤澤「ん?そっか。じゃあまた明日な」 私「友達と遊んだ帰りじゃないんだから!」 黒峰「まあまあ。そう怒らないでください。じゃあこれで失礼します」

419 :名無しって呼んでいいか?:2008/05/19(月) 00:20:09 ID:???
何が何だかわからないうちに、私たちはその場に取り残され、ぽつんと立ちつくしていた。なんだか、私たちの考えていた「敵」とは随分違うような気がする。

420 :名無しって呼んでいいか?:2008/05/19(月) 03:53:48 ID:???
蒼井「・・・しかし、まさかシルバニアファミリーのバックが世界有数の大企業シルバニアカンパニーだとは・・・。これは・・・手強い。」

421 :名無しって呼んでいいか?:2008/05/19(月) 03:56:25 ID:???
とりあえず私達は先生の指示もあり今日のところは一旦解散し、また明日報告も兼ねて基地に集まることになった。

422 :名無しって呼んでいいか?:2008/05/19(月) 03:59:12 ID:???
碧山「僕は一体何のためにここに来たんでしょうか・・・。」そんな碧山君の一言を最後に私達はそれぞれの想いを胸に帰路についたのであった。

423 :名無しって呼んでいいか?:2008/05/19(月) 20:40:03 ID:???
「まったくアンタはどうしてすぐ誰とも仲良くしちゃうのよ。緊張感ってもんはないの?」私はこの不完全燃焼な気分を帰り道に赤澤にぶつけた。

424 :名無しって呼んでいいか?:2008/05/19(月) 20:45:19 ID:???
赤澤「ん。犬って言われたけど番犬にはならねえだろうな」悪びれもせずニコニコ笑っている。仕方のない人だ。 私「赤澤は昔からそうだよね。3日以上ケンカしてるのなんて、蒼井君くらいじゃない?」

425 :名無しって呼んでいいか?:2008/05/19(月) 20:47:34 ID:???
赤澤の笑顔が不意にかたまり、少しずつ消えていく。「蒼井・・・あいつには関わらないほうがいい」 私は驚いて、赤澤の顔を見上げた。「どうして?」

426 :名無しって呼んでいいか?:2008/05/19(月) 20:50:53 ID:???
私「そんな事言うの赤澤らしくないよ。なんでダメなの?仲間でしょう?」 赤澤「直感なんだけど、あいつは、心の中にこっちが吸い込まれそうな暗い部分があるような気がする」

427 :名無しって呼んでいいか?:2008/05/19(月) 20:53:01 ID:???
赤澤「俺だって言うほどあいつのことが嫌いなわけじゃない。だけどお前があいつに関われば、絶対に放っておけなくて深入りする。お前が傷つくの、俺、見たくない」

428 :名無しって呼んでいいか?:2008/05/19(月) 20:58:13 ID:???
私「な、何らしくないこと言ってるの!そんなことない・・・蒼井君は・・・。」今日、私たちをうらやましいと儚げに笑った彼を思い出した。

429 :名無しって呼んでいいか?:2008/05/19(月) 23:10:26 ID:???
「らしくないって何だ?俺は昔から変わらないぜ?」 珍しく、赤澤が真顔になった。「・・・ずっと、俺が守ってやるって決めてたんだ!」

430 :名無しって呼んでいいか?:2008/05/20(火) 00:24:44 ID:???
いつのまにか私の腕を掴んでいた赤澤の手に力がこもる。「痛いよ、赤澤」 「・・・ごめん」 彼は力を緩めたものの、まだ私を離してはくれない。

431 :名無しって呼んでいいか?:2008/05/20(火) 00:28:38 ID:???
私「私、仲間の力になれることがあったらしてあげたい。その気持ち、赤澤ならわかるよね?・・・お願い。そんな事言わないで」

432 :名無しって呼んでいいか?:2008/05/20(火) 00:31:50 ID:???
赤澤は私の真剣な顔を見てうつむき、少し笑った。「わかったよ。俺はお前にはかなわないんだよなあ」そして私をまっすぐに見た。「だけど、それなら俺だってあいつを支える。お前ひとりにはさせない」

433 :名無しって呼んでいいか?:2008/05/20(火) 09:43:51 ID:???
私「ありがと!一緒に蒼井君を支えようね!」と笑うと、おう!と言ってくれた。明日から私たちの戦いはどうなって行くのだろう。

434 :名無しって呼んでいいか?:2008/05/20(火) 20:15:52 ID:???
次の日の朝、私は久々に道場に来た。毎日戦いばかりで練習がおろそかになっているのが気になる。

435 :名無しって呼んでいいか?:2008/05/20(火) 20:17:04 ID:???
朝の6時半にはさすがに人がいない。冷たい空気と静寂が心地よく私を包み、身が引き締まる。

436 :名無しって呼んでいいか?:2008/05/20(火) 20:51:07 ID:???
碧山「せぇーんぱーい☆おはようございます!」パンっと入り口が開いて碧山君がやって来た。私「こら、道場に入るときは静かにね。でも今日は随分早いんだね。」

437 :名無しって呼んでいいか?:2008/05/20(火) 20:53:41 ID:???
碧山「す、すいませんつい!いや、このままだとエアーになってしまうんじゃないかと危機感を感じまして・・・。」私「何それ?まぁいいや、折角だから相手してもらえるかな?」

438 :名無しって呼んでいいか?:2008/05/20(火) 21:58:13 ID:???
碧山君はいつも、私にものすごく謙遜した態度を取るけれど、私にとっても彼との練習は大きなプラスだ。筋力やスピードなど、女子とは比べ物にならない。

439 :名無しって呼んでいいか?:2008/05/20(火) 22:02:40 ID:???
もともとの素質に加えて練習も欠かさないし、真面目だし、彼がいるのといないのとでは一年生だけでなく、部活の士気のあがりかたもまるで違う。私はそんな健気さにいつも救われているのだ。

440 :名無しって呼んでいいか?:2008/05/20(火) 23:56:09 ID:???
深くおじぎをして私に向きなおり、すっと構える。面からわずかに透ける色素のうすい瞳は真剣そのもの。間合いを取りながら強弱をつけて容赦なく斬り込んでくる。未熟だけど、誠実で一生懸命な剣だ。

441 :名無しって呼んでいいか?:2008/05/20(火) 23:59:48 ID:???
数回の手合わせの後、私は面を外して言った。「休憩にしよう」 碧山君も面を外す。頬が桜色に上気している。「先輩はやっぱりすごいな。かなわないです」

442 :名無しって呼んでいいか?:2008/05/21(水) 00:01:23 ID:???
私「リーチをもてあましてる感じだよね。手足がうまく使えれば、きっともっと強くなるよ」 碧山「うーん、最近急に背が伸びてきて、自分でも変な感じなんですよねえ」 彼は照れ臭そうに笑った。

443 :名無しって呼んでいいか?:2008/05/21(水) 00:07:12 ID:???
「やっぱり、みんなすごいです。僕なんか、足手まとい、ですよね…」碧山君が長い睫毛を伏せる。 私「そんなことない。私こそ、どうして選ばれたのかわかんない」

444 :名無しって呼んでいいか?:2008/05/21(水) 00:10:42 ID:???
碧山「僕、先生に聞いたんです。どうしてこのメンバーが選ばれたのかって…先生が言うには、赤澤先輩は、仲間を思いやる心を知っているから。黄島先輩は、戦いの本質を知っているから」

445 :名無しって呼んでいいか?:2008/05/21(水) 00:13:51 ID:???
「早乙女先輩は」碧山君は私の顔を少し見て、また目を伏せた。「人を動かす力があるから、ですって」 私「私が?先生、そんな事言ったの?」 彼は小さく肯いた。

446 :名無しって呼んでいいか?:2008/05/21(水) 00:16:20 ID:???
碧山君はそのまま言った。「先輩自覚ないでしょうけど、本当にそのとおりです。部長として、先輩はこれ以上ないくらいすごい人なんです。でも僕は、できることとできないことを知っているから、なんですって」

447 :名無しって呼んでいいか?:2008/05/21(水) 00:24:27 ID:???
碧山「あの中で僕だけが、差し替えが利くんです。僕だけが」くやしそうに、少し体が震えている。私はその手をとって、ぎゅっと握りしめた。

448 :名無しって呼んでいいか?:2008/05/21(水) 06:08:42 ID:???
私「大丈夫だよ。碧山君の代わりなんて誰にもできない。私は皆より君と長くいたぶんよく分かるし、すごく頼りにしているんだよ。だからそんなこと・・・言わないで。」

449 :名無しって呼んでいいか?:2008/05/21(水) 06:13:29 ID:???
真剣に彼の潤んだ瞳をみつめる私に「・・・先輩。」碧山君の頬がぽっと赤くなり、すぐにいつもの可愛い笑顔で笑った。

450 :名無しって呼んでいいか?:2008/05/21(水) 06:21:45 ID:???
碧山「嬉しい、ありがとう先輩。・・・大好き、エヘヘ」

451 :名無しって呼んでいいか?:2008/05/21(水) 22:51:50 ID:???
私はふさわしくないんじゃないかと、ずっと思っていた。だけど碧山君だって不安なんだ。きっと他のみんなも。全力を尽くそう。全力を尽くせるよう、鍛えていよう。

452 :名無しって呼んでいいか?:2008/05/21(水) 22:55:19 ID:???
私はまだまだ未熟だ。だけど、先生が私に期待してくれているなら、ふさわしいと思っていてくれるなら頑張りたい。そう思いながら、朝の稽古を終えた。

453 :名無しって呼んでいいか?:2008/05/24(土) 19:02:09 ID:???
稽古を終えて教室に戻る途中、後ろから視線を感じて振り向くと見覚えのある女子が私を見ていた。

454 :名無しって呼んでいいか?:2008/05/24(土) 19:13:04 ID:???
私「確か碧山君のクラスの・・・何か用?」女子「先輩と少し話したいんですけどいいですか?」何だか殺気を感じるような・・どうしようかな
1、話を聞く
2、逃げる
3、まさかファミリーの一味!?よぉし変身!

455 :名無しって呼んでいいか?:2008/05/24(土) 20:10:29 ID:???
1.話を聞いてみよう。なんか普通じゃない殺気を感じる

456 :名無しって呼んでいいか?:2008/05/25(日) 00:11:01 ID:???
私「何かな?前に伝言頼んで悪かったね」 私がそう言うと、女の子は私をきつく見据えて言う。「水野です。単刀直入に言いますけど、先輩は碧山君にまとわりつきすぎです」

457 :名無しって呼んでいいか?:2008/05/25(日) 00:12:57 ID:???
私「まとわりつく?」何の事だかピンとこない私に、水野さんは続けて言う。「部員と部長の関係なだけなのに、個人的に教室まで会いに来たり、二人きりで朝錬とか、おかしいです」

458 :名無しって呼んでいいか?:2008/05/25(日) 00:14:37 ID:???
私「それは碧山君が・・・」 水野「彼、最近居眠りも増えたんです。朝から晩まで先輩が稽古で碧山君を振り回してるからでしょう?やりすぎです」

459 :名無しって呼んでいいか?:2008/05/25(日) 00:15:37 ID:???
水野「それに先輩は、赤澤先輩とつきあってるんでしょう?皆言ってます。その状態で碧山君をもてあそぶなんて、ひどいです!」

460 :名無しって呼んでいいか?:2008/05/25(日) 08:45:41 ID:???
私「ちょっと待って!なんかすごい勘違いしてるよ・・・赤澤と付き合ってるとか碧山君にまとわりついてるとか」水野さんが言い返そうと口を開いた時、こっちに向かって碧山君が走ってきた。

461 :名無しって呼んでいいか?:2008/05/25(日) 08:54:16 ID:???
碧山「せんぱ〜い!はぁ、はぁ、先輩!わ、忘れ物」水野「あっ、碧山君・・・」碧山「ふぅ。あれ?水野さんと先輩ってお知り合いだったんですか?」

462 :名無しって呼んでいいか?:2008/05/25(日) 18:14:48 ID:???
私「あー、ちょっとね。ありがと、碧山君。水野さん、言いたいことはなんとなくわかったけどあなたの言ってることは全部誤解だから。どういう理由かはしらないけど気を悪くさせたならごめんね。じゃあ。」

463 :名無しって呼んでいいか?:2008/05/25(日) 18:20:04 ID:???
何か色々メンドクセ、と思った私は碧山君から忘れ物のポーチを受け取ると早々にその場を後にした。

464 :名無しって呼んでいいか?:2008/05/25(日) 21:01:39 ID:???
教室に帰ると、赤澤が机にうつ伏せて、顔だけ横を向けて寝ていた。すがすがしいほどのアホ面だ。

465 :名無しって呼んでいいか?:2008/05/25(日) 21:03:40 ID:???
確かに赤澤は女の子には人気がある。女の子だけじゃなくて、男子にも。スポーツマンで、誰にでも優しくて。だけど、恋愛対象になるかというと、よくわからない。

466 :名無しって呼んでいいか?:2008/05/25(日) 21:05:30 ID:???
今回みたいな勘違いをされるのは、実は初めてじゃない。そのたびに私は否定したり、女子にシメられそうになったり、大変な思いをしてきた。

467 :名無しって呼んでいいか?:2008/05/25(日) 21:07:35 ID:???
「人の苦労も知らないで。なによこのナチュラルボーンアホ面」私は赤澤の高い鼻をぎゅっとつまんだ。

468 :名無しって呼んでいいか?:2008/06/01(日) 02:30:16 ID:???
「んっ!!ぐはぁ!!なんだ名無子、死ぬかと思ったじゃねえか!!」赤澤が急いで飛び起きた。

469 :名無しって呼んでいいか?:2008/06/01(日) 02:32:35 ID:???
私「そろそろ一時間目始まるよ。ていうか最近、いつにもまして寝すぎだよね?」 赤澤「ん・・・まあ、俺にもいろいろあるんだ」 そういうと赤澤は喉の奥まで見える大あくびをした。

470 :名無しって呼んでいいか?:2008/06/01(日) 23:34:54 ID:???
私はと言うと、最初の変身の時よりも体が疲れていない気がする。やっぱり慣れたんだろうか?

471 :名無しって呼んでいいか?:2008/06/01(日) 23:38:32 ID:???
「夢を見てた」赤澤はぼんやりとした顔で言った。「夢?」「ああ、あいつの夢だ」

472 :名無しって呼んでいいか?:2008/06/03(火) 12:33:20 ID:???
赤澤「蒼井が出てきたよーな・・・。」私「好きなの?」赤澤「違ぇぇ!マジでやめろッ!・・・けど何かあいつ俺らに隠し事してる気がすんだ。」

473 :名無しって呼んでいいか?:2008/06/03(火) 20:58:49 ID:???
赤澤「昨日もこんなようなこと言ったよな。悪い・・・」気まずそうに頭をかいた。「でも、何ていうんだろ。こう・・・野生の勘?血が騒ぐっての?」

474 :名無しって呼んでいいか?:2008/06/03(火) 23:35:20 ID:???
赤澤「昨日、関わらない方がいいっていったろ?」私「うん、でもそれはっ!」赤澤「わかってる、名無子の気持ちは昨日聞いた。だから、俺もあれから考えたんだ・・・蒼井のこと。」

475 :名無しって呼んでいいか?:2008/06/03(火) 23:37:49 ID:???
赤澤「あいつは危ういところにいつも立ってる、そんな感じがする。俺だってあいつのこと仲間だと思っている。けど、どうしてもあいつの暗い部分に反応しちまう。無意識にだ。」

476 :名無しって呼んでいいか?:2008/06/03(火) 23:41:02 ID:???
赤澤「その闇が何なのか、俺にはわからない。だけどこのままアイツを放っておいちゃいけないって感じるんだ。・・・名無子、何でもいい。お前蒼井について何か知ってることはないのか?」

477 :名無しって呼んでいいか?:2008/06/09(月) 19:55:17 ID:???
知らない、と言おうとしたけど、赤澤の猫のような鋭い目が私をじっと見ている。この人に私はうそをつけない。アホに見えて、こういうときの勘は天才的なのだ。

478 :名無しって呼んでいいか?:2008/06/09(月) 19:57:28 ID:???
「名無子?」何から話そう?頭の中がごちゃごちゃだ。「・・・あ・・・あとで・・・」私は震える手を自分で押さえながら言葉を絞り出した。

479 :名無しって呼んでいいか?:2008/06/09(月) 20:01:08 ID:???
ふいに赤澤が席を立った。「赤澤?授業、始まるよ?」「いいから!!」少し強引な、だけど優しい手が私の手を引く。「ちょっと・・・」そのまま私たちは教室の外へ飛び出した。

480 :名無しって呼んでいいか?:2008/06/09(月) 20:03:39 ID:???
私「赤澤!皆勤賞ダメになるから戻らないと・・・」 赤澤「だってお前、震えてんじゃん!!そんなの、ただごとじゃないだろ!」

481 :名無しって呼んでいいか?:2008/06/10(火) 00:20:38 ID:???
ひとしきり走って、誰もいなくなったとたん、こらえていたものがこぼれおちる。私は戸惑う赤澤の前で、泣きじゃくりながら蒼井君と先生の話をした。

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