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コードギアス 反逆のルルーシュ LOST COLORS SSスレ 2

1 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/24(土) 00:41:24 ID:ZFY2hrLh
ここはPS2/PSPで発売された「コードギアス反逆のルルーシュ LOST COLORS」に関するSS投稿スレです。
感想等もこちらでどうぞ。sage進行でお願いします。また、このゲームについて気になる人は本スレにもお越しください。

■SSを投下される方へ
・ 多くレスを使う投下は、投下前後に開始・終了の旨を書いたレスを入れて下さい。(または「何レス目/総レス」を名前欄に)
・ 投下許可を求めないこと。みんな読みたいに決まってます!
・ 投下前は、他作品への割り込みを防ぐ為に必ずリロードしてください。
・ コテは投下時にだけ付けること。その際トリップもあるとベスト。トリのつけ方:名前欄に「#(好きな文字列)」 #は半角で。
・ 読む人を選ぶような内容の場合、始めに注意を入れて下さい。
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■公式サイト http://www.geass-game.jp/
■アニメ公式サイト http://www.geass.jp/game.html
■攻略wiki http://www9.atwiki.jp/codegeasslc/
■SS保管庫 http://www1.ocn.ne.jp/~herma/geassSS.htm(24日23時まで)
        http://www1.ocn.ne.jp/~herma/Geass_LC_SS_Top.htm

■過去スレ
コードギアス 反逆のルルーシュ LOST COLORS SSスレ
http://game14.2ch.net/test/read.cgi/gal/1209886757/

■関連スレ
コードギアス 反逆のルルーシュ LOST COLORS 11
http://game14.2ch.net/test/read.cgi/gal/1210575875/
PS2】コードギアス 反逆のルルーシュ LOST COLORS
http://game13.2ch.net/test/read.cgi/famicom/1203247087/
【PSP】コードギアス 反逆のルルーシュ LOST COLORS
http://game13.2ch.net/test/read.cgi/handygame/1207641630/
コードギアス 反逆のルルーシュ LOST COLORS 攻略スレ4
http://game13.2ch.net/test/read.cgi/gameover/1209720651/
コードギアス LOST COLORSのライは幻の美形 2
http://game13.2ch.net/test/read.cgi/gamechara/1211338032/

2 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/24(土) 00:44:23 ID:ZFY2hrLh
     _人人人人人人人人人人人人人人人人_
     > ルルーシュ・ヴィ・ブリタニアが命じる <
     >    全力でSSを投下せよ!!!  <
      ̄^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄
                      ∧ ( ヽ_,.  --- 、
                  ∧    ! `ー゙         ヽ- 、
                  | `ー‐‐ク   、    ___     ヽ
.       /\        ',      /  rェ.、ヾ〃´__   ハ   l
    /l/   \l\      ヽ   /  /二メ、,∠彡A   |    l
  /          \     `フ.l  /______ `゙l   |    ヽ、
  /    / ̄ ̄\   ヽ \ー'´ | /二ヽ  -─-=ミ   ト、  、___メ
_l    /      ヽ  l__  `ヽ--ィ ィi (ヒ_]    ヒ_ン ) |  ト、|.   `゙メ
\    |     ___ |  /    、 ィ7 |リ "" ,___, ""  ハ ./ハ  ____ノ
  ヽ   ヽ    |ヒ_ン/ /       ̄| .k.、  ヽ _ン    ,l ノ/ノ 、__>
   \  \__|_/ /       リy-、 ヽ _    _,. イ/./---≧


3 :323 ◆uGBxXcjQn2 :2008/05/24(土) 00:54:58 ID:qu2+chty
イエス、ユア ハイネス

一番に投下する栄誉を頂き光栄であります。
今回のはライ×バトレーです。
殺伐としてますのでご注意を。

4 :323 ◆uGBxXcjQn2 :2008/05/24(土) 00:55:41 ID:qu2+chty
月輪の夜に


夜のトウキョウ租界。
街の喧噪から離れた路地裏の袋小路になったその場に、
二つの影が月明りに照らされていた。
月は月輪(がちりん)、その明るさから暗い夜空に空の青さが浮かぶ。
街灯のないこの場でも相手の姿が、表情もはっきりと視認出来るほどに明るい。
一人は微か微笑んでいるように見える、
一人は蛇に睨まれた蛙のように動くこともままならない。

風が吹く、袋小路の壁に当たり、少し強くなった風が僕の髪を揺らす。
反射的に目が閉じてしまいそうになるが、意識して開き続ける。
長めの髪はそれ合わせ持ち上がり、やがて落ち着く。
白銀色の僕の髪は、さながら野を駆ける狼の体毛のようだろう。
正しい表現かも知れない。
今の僕は獲物を前にした狩猟者の心境なのだから…
さぁどうしてやろうか?
目の前に「恩」を返すべき相手が立っている。


5 :323 ◆uGBxXcjQn2 :2008/05/24(土) 00:56:10 ID:qu2+chty
今から一時間ほど前。
夜も更けるかといった頃にセシルさんからのお使いで政庁を訪れた。
お使いの内容は書類を届けに行く、といった極々普通の用事。
それが終われば、学園のクラブハウスに帰り休むだけ。
用事を済ませ、政庁を後にしようとすると「あの男」を見かけた。
…バトレー。
僕を眠りから無理やり目覚めさせ、様々な実験、投薬、
脳への情報の刷り込み等、思い出すだけでも心臓が苦しく悲鳴をあげる、
数々の忌まわしい行為を指揮し、行った張本人。
とっさに壁に隠れ、奴の死角に入る。
彼は四人の部下を連れ、どこかに向かうようだった。
三人が軍人で、残る一人は白衣を着ている、恐らく研究者だろう。
何かの予感がし、僕は彼らの後を付けることにした。
雨が降るかも知れないと用心して持って来たレインコートと帽子を、
畳んで持っていた左手から広げて着込み、政庁を出る。

彼らは意外なことに徒歩で移動していた。
付かず離れずを心掛け、影のように後をつける。
入り組んだ路地裏を抜け、十分足らずで着いたある建物の前で、
三人の軍人が周りを警戒し、白衣の男が扉を開ける。
招き入れられたバトレーが入り、残る三人がそれに続く。
物陰から様子を見ていた僕は「しまった」と思った。
一度中に入ってしまえば暫くは出て来ないかもしれない。
しかし僕はその場から動かずに、息を潜めながら待つことにした。
少し肌寒くなり、コートの襟を立て両手をポケットに入れる。

それから三十分ほどたった頃、扉が開き例の一行が出てきた。
「?早いな。確認を取りに来ただけ、といった感じかな?」
と考えながら彼らが元来た道を戻り始めたのを確認し、
先回りするべく僕は走り出す。


6 :323 ◆uGBxXcjQn2 :2008/05/24(土) 00:56:37 ID:qu2+chty
僕が向かった場所はT字路になっていて、右手が行き止まりになっている場所だ。
幸運なことに先ほど通った時と同じように、人の気配が全く感じられない一角。
僕は袋小路の隅にアラームをセットした携帯を置き、身を隠す。
設定した時間は今から一分後。
タイムラグも含め、彼らがこの周辺に辿り着く予測と予測した時間。

…僕は昔、大きな過ちを犯し、それに絶望し、死ぬことも許されず、
仕方なく眠りについた。
…それしか僕に手段がなかったから、選択の余地はなかった。
そしてこの時代にバトレー達よって目覚めさせられた。
それからの日々を、アッシュフォード学園で保護され、
みんなに出会うまでのあの日々を、僕は思い出してしまった…!
あの苦痛にまみれた日々を……!
学園のみんなや、軍の人々に出会えたことにのみ限定すれば、
バトレーには感謝するが、その事実とこの事実は全くの別だ。
少しばかりの「恩」を返させて頂かないと…
今はまさに好機、護衛も少なく、時間も遅い、絶好の機会。
これを逃せば、次はいつになるか分からない。
焦燥感にも似たものを抱きながら僕は待つ。
明るく街を照らしていた月が雲に隠れ、闇が濃くなる。

そしてアラームが鳴り響く。

7 :323 ◆uGBxXcjQn2 :2008/05/24(土) 00:57:06 ID:qu2+chty
「ん?なんだ?何事だ!? なんだこの音は!?」
「…電話?のようですね?でもいったいどこから…?」
「あそこです!あの壁の近くの、誰かが落したんでしょう」
「爆発物の可能性もあります。私が行くので君たちは将軍のそばに」
「Yes,My Lord!」
一人が確認を取りに向かい、残った二人がバトレーのそばに付く。
白衣の男は「何なんだ?」といった顔でバトレーの斜め後ろにいる。

僕の目的はバトレー一人だ、残りの者の用はない。
邪魔にならないように無力化しなくては…
ただし、ギアスは使えない。
今、僕の両刃の剣は鞘に辛うじて納まっているだけで、
いつ抜き放たれるかわかったものではない。
まず手始めに白衣の男を沈黙させるべく、彼の背後に立つ。
僕は一瞬で彼の首に右腕を回し、手首の付け根を頸動脈のある部分に当て、
左腕を使い、右腕と彼の頭を固定する。
呼吸は止めず、脳に酸素の供給を停止させて気絶させる。

「!?…っ!………………………」
気を失い、力なく倒れる男を、静かに横にする。
第一目標沈黙を確認。

8 :323 ◆uGBxXcjQn2 :2008/05/24(土) 00:57:52 ID:qu2+chty
「ただの…電話のようですね、アラームが設定されていたようです。
しかし何故こんなところに?」

安全であることを確認し、気を抜いて「なんだ…」、といった様子で電話に近づく。
その様子を見た僕は、続いてバトレーのそばの軍人に取り掛かる。
まだこちらに気づいていない二人の片方の背後に間合いを詰め、
ひざ裏を蹴り、重心が後ろにずれた瞬間に後頭部に向かい掌底を突き上げる。
倒れる相手の体重と下から上に向かって行く力の相互作用により、
威力が何倍にも増える。
薄い後頭部の骨は衝撃を多少弱めるに留まり、衝撃を脳に伝える。
脳を揺らすの同時に神経の集中した部分にもダメージが伝わり、意識を飛ばす。
「がっ…」
短い悲鳴をあげ、意識が飛んだ軍人が倒れる。
二人目……あと二人か。
「なんだ!?誰だ貴様!」
残っていた一人が驚きの声をあげる。
僕の姿を捉えた彼が、僕をねじ伏せるべく手を伸ばし、掴みかかってくる。
僕は一歩踏み込み、彼の首に両手を回し、指を組み、頭を下に引き込む。
それと同時に軽く飛び上がり、膝を鳩尾に叩きこむ。
鳩尾は人体の急所の一つで、筋肉が薄いので衝撃が内臓に伝わりやすい。
そこをひざでえぐり、さらに頭を引き込むことで体勢を崩し、威力をあげる。
先ほどの掌打による攻撃と同じ要領。
「ぐぁ…」
コートの裾が翻る音が聞こえた。
脇を前に倒れる軍人の後頭部に鋭く肘を加え、止めを刺す。
三人目…
「貴様ぁ、何者だ!!将軍!お下がり下さい!私の後ろへ!」

バトレーへ続く最後の壁はあと一枚。


月輪の夜に―前編END―

9 :323 ◆uGBxXcjQn2 :2008/05/24(土) 01:00:09 ID:qu2+chty
以上で前編を終わります。
後編はまたあとで投下致しますので。

あと題名は大好きな漫画家さんの本から頂戴しましたw

10 :323 ◆uGBxXcjQn2 :2008/05/24(土) 01:14:17 ID:qu2+chty
連続ですいません。
皆様、感想、ダメ出し、お願いします。

11 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/24(土) 01:35:22 ID:ut1sUMfp
LCは甘いのも萌えるけどシリアスも大好物。それだけバランス取れたゲームってことか
>>10
とりあえず続きが気になるwktk。

前スレシリアススキー殿も乙。ただスザクは復讐心に駆られてたかもしれないけれど
ライはライで軍人としての覚悟を決めた以上スザクを止めるのか?と思う部分も。
けど描写細かくて、でも冗長的にもならず好きです。

12 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/24(土) 05:05:14 ID:+CsM+YSp
>>10
タイトルを見て思ったけどギアスもある意味邪眼だよね。


13 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/24(土) 08:20:13 ID:sBvXcqum
>>10
前書きに注意事項を書いてくれてありがとう。
あとライ×バトレーとの表記だけど、これだとカップリング(BL)みたいに見えないかな?
×は恋愛物以外の場合は付けない方がいいと思うんだが、俺この表記見てBLかと思ったし。

14 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/24(土) 09:25:14 ID:tUC+MEya
俺もアッー!かとオモタ

15 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/24(土) 13:22:52 ID:C5vOaCK4
>>10
GJです!
ついにバトレーも、相応の報いを受けるときが来たようですな

>>12
邪眼が効かない伴侶を守るアレですか・・・・・・C.C.辺りかな?

16 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/24(土) 15:56:55 ID:Wjjz62me
>>13
俺はバトレーのせいかそうは思わなかったけど分かるわ
×は恋愛物のみで&とかでいいなじゃないか?

17 :323 ◆uGBxXcjQn2 :2008/05/24(土) 17:22:07 ID:qu2+chty
なるほど、やはりBLに見えちゃうんか
ちょっと考えが浅かった…
じゃぁ後編の前書きに注意書きで(BLではありません)みたいにすればおk?

18 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/24(土) 18:46:20 ID:SG/FSsUm
>>12,15
マオ・・・

19 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/24(土) 20:47:39 ID:o+lbHaQi
ライ×ヴィレッタSS投下させてもらいます

コテつける勇気はないのでしばらくは名無しのままで投下させてください

20 :噂  1/7:2008/05/24(土) 20:49:29 ID:o+lbHaQi
「なあライ、お前の噂いろいろ大変なことになってるぜ」
軍の仕事の合間を縫い学園へ登校して久しぶりに会った友人、リヴァルが開口一番に放ったセリフがこれだった。
「噂?僕が謎の美青年ってやつかい?それなら前、ミレイさんに聞かされたよ」
どうやら軍の仕事が忙しく滅多に学園に顔を出せない僕のことが女の子の間で『謎の美青年』として噂になってるらしい
「ちがうちがう、いや確かにそのことなんだけどさ〜、実は」
「貴方が実は『花嫁を探しに来た貴族様』なんじゃないかって話が出てきたのよ。」
「会長っ!?」
いつの間に入ってきたのかリヴァルの後ろから顔を出してきたのは
留年しているのになぜか未だに生徒会長をやっているミレイさんだった
「久しぶりねー、ライお仕事の方はどう?」
「お久しぶりです、ミレイさん。そうですね、1年も休職してた上に特区日本のこともありますし、
まだまだやることは山積みです。」
「アナタもいろいろ大変ね。」
「生徒会で鍛えられてますから、これぐらいじゃ音はあげませんよ。」
「ふふ、生徒会での経験がアナタの役に立ってるのなら私も嬉しいわ。」
「立ち話もなんだしお茶でもしましょうか、噂話のことも話しておきたいしね。」
そうして僕は雑談を交えつつ噂のことを聞くことになった・・・

21 :噂 2/7:2008/05/24(土) 20:51:16 ID:o+lbHaQi
「はぁ・・・」
自室に戻ってから何度目かのため息をつく、原因はもちろんミレイさんから聞いた新しい噂話だ。
『花嫁を探しに来た貴族様』に『学園にいる身分違いの恋人との逢瀬』
『ブラックリベリオンの際に残した秘密兵器を探しに来た黒の騎士団員』
『実は学校をさ迷い歩く幽霊』『本当は男装した女子生徒』
『軍が学園で秘密裏に開発している新兵器の関係者』などなど
僕が学園に来れなかった間は息を潜めていたらしいが
最近また学園に顔を出すようになり噂が再燃さらに尾ひれまでついたらしい
「・・・どうしよう」

22 :噂 3/7:2008/05/24(土) 20:53:18 ID:o+lbHaQi
雲ひとつない空の下、大勢の男子生徒が汗を流している。
「男子はマラソン、女子はプール同じ学園の生徒なのにどうしてっ、こうっ、待遇が違うわけ?」
「う・・・うる、さいぞっ、リヴァル。目を、つけられ、・・・たら、どうするっ。」
「だっ、てさ、俺たちもっ、女の子と一緒に泳ぎたいじゃん。」
「お前の・・・場合、会長とっ、・・・・・・・だろ、う。」
先頭の生徒と共に走っていた褐色の肌をした教師がスピードを上げ
グラウンド半周差あった二人の後ろにつく
「お前たち、何無駄話をしているっ!やる気のない奴はあと・・・いや、もうすぐ授業も終わりだ。今日は見逃してやろう。」




23 :噂 2/7:2008/05/24(土) 20:55:00 ID:o+lbHaQi

授業後の学生食堂ではリヴァル、ルルーシュそして珍しくシャーリーが三人で食事を取っていた。
「今日のヴィレッタ先生、なんかおかしくなかったか?」
「体育のことか?確かに妙に時間を気にしてたみたいだが・・・。」
「だろ?いつもなら5週は足されてるところだぜ?」
ルルーシュのそばで話を聞いていたシャーリーが食べるのを止め、首をかしげる
「んー、部活でもそわそわしてるときあるなぁ、ヴィレッタ先生。そういう時は必ず私たちより早く切り上げるんだよね。」
「そういえば、あんまり広がってはないんだけどね?ヴィレッタ先生が男子生徒と付き合ってるんじゃないかって噂もあるんだよ。」
「そわそわしてる時はその生徒と逢引する日なんだって。」
ルルーシュは興味がないと言うようにもくもくとナイフとフォークを動かしている。
しかしリヴァルは大いに興味を惹かれたようで身を乗り出し
「それ!俺も聞いたことあるぜ。・・・でも俺が聞いたやつだと付き合ってるのは軍人っだって噂だぜ?」
「街で男と歩いてる姿を見たってやつがいるらしいんだけど、一緒に歩いてる男が軍服着てたって。」
「へぇ、あの先生がね。あんまり色恋沙汰に縁があるように見えないけどな。」
「ルルひどい、先生だって女の子なんだよ。」
「なあなあ、噂がほんとか確かめてみないか?放課後先生つけてさ。」
「いい趣味とはいえないな、リヴァル。止めておけ、後で痛い目を見るだけだ。」
「それに、早く食べなくていいのか?もう昼休みも終わりだぞ。」


24 :噂 5/7:2008/05/24(土) 20:56:05 ID:o+lbHaQi

「ご馳走様でした、おいしかったです。」
「そうか。」
お弁当を片付けながらヴィレッタさんがほほえむ。
「いつも作ってくるのは大変でしょう?たまには僕が作ってきましょうか。」
「いい!」
「でも。」
「いいと言っているだろう。あ、貴方に料理を作ってくるのも・・・〜」
「え?」
「私の楽しみを奪わないでもらいたいと言ったんだ!」
少し声を荒げ、顔を真っ赤にしてうつむく。
以前なら僕も同じように真っ赤になっていたが
「・・・何を笑っている?」
恨めしげに睨みつけてくるのを見てクスリと笑う
「いえ、ヴィレッタさんは可愛いなと思いまして。」
「なっ・・・・・・!?」
「特に最近は『女の子』みたいでとても可愛らしいですよ?」
「き、今日は!職員会議で遅くなるっ!!」
「わか・・・」
返事も聞かず、耳どころかうなじまで赤くしたヴィレッタさんは逃げるように駆け寄ったドアを開け
ドアを閉めるけたたましい音と共に屋上を去っていった。
「そういえば、あれについて相談するの忘れてた・・・」

25 :噂 6/7:2008/05/24(土) 20:57:14 ID:o+lbHaQi
放課後、生徒会の仕事を終えた僕は校門付近の木の陰に隠れるようにヴィレッタさんを待ってた。
まだ仕事自体は残っていたようだから他のメンバーを手伝おうとしたが
「アナタは軍の仕事もあるんだからもう帰っていいわ。」
とのことで早めに切り上げることができた。
「ライ、待たせたな。」
「僕も今来たばかりですよ。」
「そういえば、屋上での話だが」
「?」
「わたしが『女の子』みたいというやつだ!」
「ああ、ヴィレッタさんが可愛いt」
「言うな、ライ・・・私は貴方よりと、年上だぞ?それを可愛いなどと」
「歳は関係ありませんよ。それにヴィレッタさんのそういう部分を僕だけが見られるというのはとても嬉しいですし。」
つないだ手をギュッと握る。
「・・・やはり貴方は甘いな。」

26 :噂 7/7:2008/05/24(土) 20:59:23 ID:o+lbHaQi
学園から出ようとしたところで、昼休みに噂話について話していなかったことを思い出した。
「ヴィレッタさん、実は学園で」
「「あぁーーーーーーーっ!!」」
「な、なんだ!?」
急な叫び声に僕はヴィレッタさんを背にかばうように臨戦体勢をとる。
「見たぜぇー、ライ。」
「リヴァル!?」
「ヴィレッタ先生が付き合ってるのってライのことだったの!?」
「シャーリーまで」
二人だけではない、後ろには生徒会メンバーが勢ぞろいしていた。
「どうして!?まだ仕事があるんじゃなかったんですか。」



27 :噂 8/7:2008/05/24(土) 21:00:02 ID:o+lbHaQi
ニコニコしながらミレイさんが前へ出てくる。
「いつまでも帰らずに校門にいるアナタが窓から見えたから、気になって皆で様子を見に来たのよ。」
「そうしたら、二人が仲良く手をつないでるんだもの。私も驚いたわー。」
驚いたとは言いながらもミレイさん、絶対にこの場を楽しんでるな・・・
「な、何を言っている。お前たち何か見間違えでもしたんじゃないのか。」
どうやらヴィレッタさんは皆の見間違いで通すつもりらしいが
「でもヴィレッタ先生、その格好で何を言っても無駄たと思いますけど・・・」
カレンの言うとおり臨戦態勢は解いているものの僕はヴィレッタさんを背にかばった状態のまま、
ヴィレッタさんも相手が生徒だと安心したせいか僕の背に片手を置き少し体を預けるようにしている。
これで何もないというほうが無理だろう。
「無理ですよヴィレッタさん、さっきの絶叫で生徒の何人かがこっちを見ましたから。」
たぶん、部活の片付けや帰ろうとしていた生徒だろう
「生徒会の皆を説得できても確実に噂は広がるでしょうね。」
「・・・・・・っく」
「ねぇ、二人はいつから付き合い始めたの?ぷ、プロポーズはどっちからっ!?」
「噂の美成年と人気美人教師の交際発覚!せっかくだし何かどどーんっとやりたいわよね。」
興奮して話が飛躍してるシャーリーにもう企みごとを考え始めているミレイさん
「・・・はぁ、これ以上ここにいても目立つだけです一度生徒会室に戻りましょう。」
「ライ!」
「変な噂を流されるよりはいいでしょう。大事にはなると思いますけど。」
「貴方がそう言うのなら・・・」
「ふふ、ラブラブねーお二人さんっ。」
「さっ、行きましょうか。こんな機会滅多にないしいろいろ聞きたいわねー。」
「それに明日から仕事が増えるから皆も覚悟しておいてね。」

この後、生徒会メンバーの働きのおかげ(?)で僕らは学園公認カップルとして全校生徒に知られることになる。


28 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/24(土) 21:03:18 ID:o+lbHaQi
sage入れ忘れ、レス番号間違えた上に
最大容量を知らず総レスも増えてしまいgdgdになって本当にすみませんorz
今度からはもう少し考えて投下することにします

29 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/24(土) 21:10:20 ID:ZFY2hrLh
>>28
GJ! 身悶えさせていただいた!

30 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/24(土) 21:15:11 ID:XZuv0ODw
>>28
GJです!
ニヤニヤさせてもらいましたw
にしてもマラソンしてるルルーシュ(だよね?)が苦しそうでワロタw本当に体力ないんだな…

31 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/24(土) 22:26:53 ID:bfdDH6H9
>>28
珍しいヴィレッタさん物
ロスカラでも何気にお弁当のシーンはツボでしたのでニヤニヤしましたw
しかしルルーシュ・・・・・・
流石R2で全員にごぼう抜かれされるだけの事はあるw

32 :28:2008/05/24(土) 22:31:35 ID:o+lbHaQi
ライ×ヴィレッタssの作者ですが

保管庫に載せる際に8/7にある「噂の美成年」を「噂の美青年」に修正してもらえないでしょうか

ご迷惑ばかりかけてすみません

33 :保管庫の人:2008/05/24(土) 23:58:55 ID:I0jxQ7Pi
取り敢えず移行完了しました。正にギリギリ…
古いほうは暫く残しておきます。消去の際は改めて告知いたします。

>>32 修正して保管しました

今日はもう寝ます。おやすみなさい。

34 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/25(日) 00:12:01 ID:+YXRuF7q
>>28
GJです!
ヴィレッタ先生のデレ具合に、ニヤニヤさせて頂きました!
最後は生徒会メンバー主催で、記者会見でもやらされたのでしょうか?w

35 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/25(日) 00:18:41 ID:rUF7uBus
なんか、なかなか恋人として一歩先に進めず業を煮やしたヴィレッタ先生が、R2学園祭のときの水着でライに色仕掛け
とか電波が来たんだけれども

36 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/25(日) 00:52:46 ID:/9Jt3jSK
うまく受信して書いてみるんだ!
だけどその流れだと下手すればここでの公開は出来ないな…

37 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/25(日) 07:50:01 ID:zROZoxdP
>>28
GJです!!ヴィレッタ先生最高です!!
ヴィレッタ先生の作品が増えてほしいなぁ(´・ω・`)

38 :シリアススキー:2008/05/25(日) 15:48:54 ID:AQMrwSeI
ギアス放送前に投下をー。
先日の「騎士の在り方」の二回目です。

39 :騎士の在り方 その2 ◆WxLzEXt2zM :2008/05/25(日) 15:55:35 ID:AQMrwSeI
撃て、と命じた。一斉に、身長4メートルの機械仕掛けの巨人たちが、機関砲を放つ。
飛び交う銃火は、その全てが外れる――回避されていた。白と青に塗られた装甲の、
角の生えた異形の巨人は、亡霊の如き小刻みな動きで己の数倍はいる巨人――第四世代機無頼の
砲弾を避け、右手の長剣を振るった。連結ツインMVS――メーザーバイブレーションソードの
赤い高周波振動する刃の煌きが、振るわれる度に無頼の装甲を寸断し機関部を切り裂く。
爆煙――機体と運命を共にしたパイロットの悲鳴が夜の闇を裂いた。
仲間の無残な最期に、徐々に戦意を失っていくKMF部隊を、指揮官――鹵獲されたサザーランドに
乗る男が叱咤した。男は<黒の騎士団>の構成員であり、この場をゼロに任された男だった。

「動きを止めるな! 相手は一騎だけだ、生き残りは俺にあわせてスラッシュハーケンを撃て!!」
黒く塗装されたサザーランドがスラッシュハーケンを放った刹那、二機の無頼も同時にスラッシュハーケンを
放ち、計六本のワイヤーが敵――「角付き白兜」に向け迫る。六本のワイヤーだ、たった一騎で凌ぎきれるわけがない。
男はにやりと笑うと発砲を命じ、自身のサザーランドの機関砲の引き金を引いた。
砲声が辺り一帯に轟き、無茶苦茶に撃ちまくられた砲弾が壁を、道路のアスファルトを、そして角付き白兜を飲み込んだかに見えた。
弾切れになるまで、砲弾は撃ち込まれ続けた。
もうもうと立ち込める土煙を目にし弾倉を交換しながら、男が呟いた。

「撃ち方止めッ! 引き続き警戒に――」
轟、という風を切る音と共に、突き出された剣閃が尋常ならざる速度でサザーランドの胸部装甲を貫通し、
コクピット内の男の身体を高周波の振動をもって粉砕した。機関部に致命的ダメージを受けた機体が爆ぜ、跡形もなく吹き飛ぶ。
指揮官を潰され、残された二機の無頼が、悲鳴じみた声をあげて並走、後退した。

「チックショオォォォ! 勝てるわけねえだろ、あんなの!」


40 :騎士の在り方 その2 ◆WxLzEXt2zM :2008/05/25(日) 15:57:20 ID:AQMrwSeI
「早く司令部に増援をッ!」
射出された腕部スラッシュハーケンに、頭部を叩き壊された無頼の腰部をMVSが引き裂き、返す刃でもう一騎の無頼の
コクピットを真っ二つに。瞬間、敵機のコクピットから溢れ出す鮮血に眉を顰めながら、ライはエナジーフィラーの残量に目を通した。
残り稼働時間、5分弱。先ほどの一斉掃射を凌ぐときに展開した磁気バリアのお陰で、機体のエネルギーはほとんど残っていなかった。
持ち歩いていた予備のエナジーフィラーパックに手動――と言ってもKMFを使ってだが――で交換しながら、
残弾をチェック。残り300発強の強装弾を確認――戦い抜くには十分な弾数。狙撃モードと一緒に使えば、
かなり効果的に敵を分断できる。とはいえ、エナジー消費の激しい武装しかないのはやはり痛い。長期戦が予想される今回のような
防衛戦では、短期的に圧倒的な戦果をあげられるランスロットのような機体よりも、サザーランドのような安定した武装のほうが
戦い易いのだ。しかし、贅沢は言ってられない。
今、ライがすべきことは友、スザクを止めることだけ。遠い、遠い時代の記憶でライは知っていた。
復讐に憑かれた者の辿るべき道を。彼自身が、家族の為に多くの復讐者を抹殺してきた。
止めねばならない。

―――復讐とは、いずれ報いを復讐者にもたらすものだから。

あまりに、虚しい。
この「世界」で目覚め、己の記憶がないことに悩む自分と真っ先に友達になってくれたスザク。
自分に特派という居場所を与えてくれたのも、彼だ。
その心中を思うと心が痛む――愛する人を目の前で奪われたという現実。
それは、優しい彼の心を焼き尽くすには十分な光景だったのだろう。でも、それは滅びへ向かう道だ。
軍人としての任務でなく、私怨で動くと言うのなら、ライには彼を止める理由は腐るほど在った。
(だからッ! 僕は君を止める、スザクッッ!!)
涙は流さない――ライは、瞳の中で妖しく明滅する己がギアスに気づくこともなく、愛馬を疾駆させた。

41 :騎士の在り方 その2 ◆WxLzEXt2zM :2008/05/25(日) 15:59:42 ID:AQMrwSeI
「B01、どうした、応答しろ! くそッ、これで3部隊が全滅だと?!」
「藤堂中佐、
D03が白兜と交戦中です!」
藤堂は黒く塗装された<月下>――日本製KMFのハンドカノンを前方の敵機へ向け射撃すると、部下に返答した。
皺の刻まれた顔が、苦渋に歪む。イレギュラーの存在に、指揮系統が混乱している現状に、だ。

「スザク君か?!」
敵となった枢木ゲンブの忘れ形見を思い出し、苦いものを感じた。

「いえ、式根島の角付きです!」
藤堂の脳裏に、ゼロとスザクを助ける為に自ら一時休戦と協力を申し出てきた少年の声が浮かんだ。
まだ若い、声変わりも済んでいないのではないかと思わせる声だった。スザクの戦友なのではないか、と察せられた男だ。
少なくとも、真摯な男なのは間違いない。だが、しかし。
(彼の目的はなんだ? この機動コース……遊撃にしては妙だ)
この遊撃には妙な点が多かった。まず、単騎がけであること――同等の性能を持つであろうスザクの白兜と組まないのは、
部隊編成として理にそぐわない。次に、何処か探るような動きであることだ。
まるで、何かを探しているかのような――。

42 :騎士の在り方 その2 ◆WxLzEXt2zM :2008/05/25(日) 16:00:46 ID:AQMrwSeI
「まぁ、いい。卜部、奴を止めろ。残りの四聖剣は、私と共にこの戦線を突破する! 今後方を崩されたら、指揮系統が危うくなる!!」
卜部と言われた痩躯の男は、青く塗られたKMF<月下>に乗り込むとにやりと不敵に笑い、藤堂に返礼した。
青い塗装の月下の左腕は、流線型の機体装甲から浮いた、角ばった機械的な異形の大型腕部に改装されている。
月下先行試作型――卜部達四聖剣の月下の量産前にロールアウトされた機体であり、最新鋭機<紅蓮弐式>に
近い兵装――輻射波動を装備したKMFである。今まで扱える人間がいなかった為に使用されてこなかったが、
先日の機体テストで卜部に適正ありと出た為に、少しでも戦力を増強したい決戦である今回、急遽使用が決まったのだ。

「わかってますよ、藤堂さん。こいつの性能をブリタニアに見せてやります――御武運を」
「ああ。頼んだぞ。お前なら、その月下を使いこなせる筈だ」
青い月下が起動する――異形の三本爪の左腕部が蠢き、ランドスピナーを用いて遊撃に躍り出る。
瓦礫に満ちた街並みを、機械仕掛けの侍が疾走した。

今ここに、運命の二騎がぶつかり合おうとしていた。
もしも、ライが黒の騎士団に入っていたら、使いこなしたであろう大和の青き名馬と、白騎士を模したブリタニアの聖獣の如き名馬。
劣らぬ力を持つ両騎の衝突は、何を生むのか、誰にも分からない。

43 :シリアススキー ◆WxLzEXt2zM :2008/05/25(日) 16:04:32 ID:AQMrwSeI
以上で投下完了ですー。
やってみたかった、月下先行試作VSランスロットクラブを!
卜部さんはいい男。

44 :保管庫の人:2008/05/25(日) 16:56:57 ID:MV2TsX2Y
シリアススキー卿に倣って、私も放送直前に更新をしてみました。

45 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/25(日) 17:32:01 ID:AQMrwSeI
おお、ありがとうございます。
次回のR2本編が待ち遠しい。

46 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/25(日) 18:11:50 ID:SJnrKPk/
ttp://tv.dee.cc/jlab-maru/s/maru1211703469229.jpg

47 :双翼 義人 ◆KHEtQ2j5Nc :2008/05/25(日) 18:14:30 ID:H1qOqF12
>>44
これから先の質問や保管業務の細かい事についてはこちらから捨てアド晒した方がいいでしょうかね?

……とりあえず今は笑いすぎて腹痛いですがw

48 :保管庫の人:2008/05/25(日) 19:39:49 ID:MV2TsX2Y
>>47 …どうすればいいんでしょう?私自身、保管庫の管理など初めてでして暗中模索の日々でございます。
捨てアドということはメールで情報を遣り取りすると考えて宜しいですか?

49 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/25(日) 22:40:51 ID:HDWw45uw
シリアススキー卿、実にGJ
毎度戦闘に躍動感があってすごくいいと思う
引きも上手いから続きも気になるな…ある意味ドリームマッチだし
続編も期待して待たしてもらうんで頑張ってくらはい

50 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/25(日) 22:52:35 ID:fA30A8ru
>>43
乙です
卜部さんはいい男
仙波さんは渋い男

51 :RC ◆0A6HOlRhmA :2008/05/25(日) 23:23:10 ID:kTWOwP/P
GJです。クラブと青月下、夢の対決…。決意に満ちたライに卜部さんがどこまで食い下がるかなぁ。
トリをつけました。次からはこれで行かせていただきます。
Return Colors 三話24:00に投下します。

52 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/25(日) 23:25:36 ID:Xd7UQt2n
うほ、いいSS

53 :RC ◆0A6HOlRhmA :2008/05/26(月) 00:01:51 ID:reYApVtb
Return Colors 三話 〜カイロ攻略戦〜

G1ベースからの小さな振動がシュナイゼルの体に響く。モニターに見える大都市に視線
を固定していると、隣に立つ側近のカノンが声をかけてくる。
「殿下、全部隊の準備が整いました」
「そうか、ありがとう。――アヴァロンは?」
「先程の定時連絡では予定通り移動中、このまま指定ポイントに到達できるかと」
 シュナイゼルは小さく頷き眼下の作戦パネルに目を通す。
画面は二分割されている。一つはシュナイゼルが率いるブリタニア軍とその正面に展開
しているカイロ防衛のエジプト軍。
もう一つにはカイロの東側に位置しているスエズの軍と、その画面の左下をゆっくりと
移動するアヴァロンのマークが表示されている。
「さて、彼は大丈夫だろうか」
 唐突に告げるシュナイゼル。カノンは眉をひそめるがシュナイゼルの問いをすぐに察し、
言葉を返してくる。
「ナイトオブスリーと互角に渡り合った実力を発揮できれば、問題はないでしょう」
「それにしても、皇帝陛下は実に優秀な騎士を私に預けてくださった。まさかラウンズに
比肩するほどの実力だとは思わなかったよ」
「はい、皇帝陛下よりランペルージ卿をラウンズとともに戦わせろなどという命令が来た
ときは驚きましたが。……陛下はランペルージ卿の力をご存じだったのでしょうか」
 そう、カノンの言うとおりライとラウンズをともに戦わせろと言う命令は皇帝から発せ
られたものだった。
「おそらくはね。彼はそれをこの砂漠の大地で証明し続けてきた」
 エル・アラメイン戦線からアレクサンドリア攻略を主とする数々の戦いで、卓越した能
力を発揮し、誰もが唸るような戦果を上げている。ラウンズを除けばブリタニアでも屈指
の騎士であることは疑いがない。
「それに皇帝陛下は彼がいたくお気に入りのようだからね。今回のこともそうだが先行試
作型のヴィンセントを与えたのも、その現れだよ」
 ランスロットをベースとした先行試作型のヴィンセント。量産用に開発されたものの、
試作と言うだけあってまだ問題は多く、一般の騎士が扱うには難しい機体だ。だが彼はそ
の機体を易々と操っている。それだけでも彼が並々ならぬ実力の持ち主であることは誰が
見ても明らかだろう。

54 :RC ◆0A6HOlRhmA :2008/05/26(月) 00:02:28 ID:reYApVtb
 力あるべきものを愛し、力なきものを侮蔑する。皆のシャルルへの認識だ。それに当て
はめて考えれば、力がある彼は皇帝に愛されるのは当然かもしれない――そうシュナイゼ
ルは思った。
「この作戦が成功すれば、新しいラウンズになるかもしれないね?」
 冗談めかしてシュナイゼルは言うが、正直それはやめてほしいというのか本音だ。
 エジプトを落とせば、ようやくEU本土での戦争だ。そこで勝ち続けるために一人でも
優秀な騎士は必要だ。ましてラウンズクラスともなればなおのこと。
――せめて一人ぐらい自由に扱える騎士が私の手の内にいてほしい
 ラウンズは帝国最強の騎士であり、最大の戦力だ。だが皇帝直属の彼らを動かすにはシ
ュナイゼルもいろいろと気を遣う。彼はいろいろと謎のある人物だが、強力な戦力である
ことは違いない。
 戦略パネルに目を向けながら、シュナイゼルはライ・ランペルージという騎士について
の情報を思い返す。
 ライ・ランペルージ。年は18。孤児院出身だが、優秀な成績で士官学院を飛び級で卒
業。その後ブリタニア軍陸軍KMF部隊に所属、幾つかのエリアにて功績を挙げ、一年前エ
リア13の政庁守備部隊の隊長に任命。
 しかし半年前にエリア13で起きたテログループの政庁襲撃事件にて行方不明。その一
月後、奇跡的に発見され本国にて療養。復帰後はヴィンセントを受領し、EU戦線のブリタ
ニア軍に参加。
 話だけを聞けば若い有望な騎士と思われるだろうが、詳しい経歴や情報を集めると、頭
の切れる人間ならおかしいことに気がつく。当然シュナイゼルは気がついている。
 一つは確かに優秀であることは間違いないのだが、ブリタニア皇帝が気にとめるほどの
実績を持っていないこと、もう一つは彼の能力の高さだ。
 エース級の騎士であることは記録上からでもわかるがラウンズや枢木のような規格外と
言うほどではない。それになによりEU戦線と負傷する前に挙げた功績にかなりの差が見
られるのだ。
 とはいえ上二つは若さ故に成長も早い、で片付けられる。だが最後の一つはそうはいか
ない。

55 :RC ◆0A6HOlRhmA :2008/05/26(月) 00:03:05 ID:kTWOwP/P
 最後の一つ、それは彼が政庁襲撃後の一ヶ月間、エリア13で生きていたことだ。政庁
へのテロは大型のトレーラーに流体サクラダイトを詰め込ませて特攻させたと言う非常に
危険きわまりない物だった。爆発も相当なものであり政庁も機能を停止させられるほどに
破壊され、政庁にいた人間の大多数は重傷か、死亡している。
 彼の部隊はその日、政庁にいた、当然彼もだ。発見後一月余りの間どうしていたかとい
う質問に政庁近くに住んでいたブリタニア人に助けられたと彼は証言しているが、政庁爆
破後一時的とはいえエリア13は完全に混乱していた。政庁近くに住んでいる住民なら軍
の指示に従って逃げているはずだ。もしくは政庁で発見した彼を軍に引き渡していても、
おかしくはない。
 この三つの理由を主に、シュナイゼルは彼がライ・ランペルージという人物にすり替え
られている、と予測している。とはいえ、どうしてそのような真似を誰が、何のためにし
たのかがわからない。
 もしや皇帝直轄の機密情報局の人間かとも思ったが、様子を探らせていた物達からはそ
のような素振りは全くないという報告も受けている。むしろ要注意の報告を受けているの
は彼の副官だ。
 それにわからない点はまだある。仮に彼がランペルージ卿になりすましているとしても、
あれほど優秀な騎士を父、シャルルが送ってきたことだ。さて、いったいどういうことか
――
「殿下、作戦時間まであと三十分ほどです」
 そっとカノンが呟く。シュナイゼルは脳裏に浮かべていた思考を奥にしまい込み、自軍
のカイロ攻略プランを引っ張り出して展開した。


 アヴァロンの艦橋正面にある戦略パネル。パネルの前には今回アヴァロンを任された将
軍、ラウンズ三人、そしてライの姿がある。
「シュナイゼル殿下指揮の我が軍も近隣のエリアや本国から戦力を集結させています。カ
イロの戦力だけならば問題はないでしょうが――」
 低く、はきはきとした声でシュナイゼル発案のカイロ攻略戦、その要といえる作戦を将
軍が説明している。説明と共にパネルに拡大されるエジプトの地図。目的地点である首都
カイロとその後方にあるスエズにはかなりの戦力が集まっている。

56 :RC ◆0A6HOlRhmA :2008/05/26(月) 00:04:15 ID:kTWOwP/P
「問題はカイロの後方、スエズやスエズ運河に集結しているスエズとEUの連合軍です。
カイロの軍が劣勢になれば、すぐにでも駆けつけるでしょう。
 それでも我が軍が負けるとは考えられませんが、問題は被害です」
 地図を写していたパネルが切り替わり、ブリタニア軍と敵の予想戦力を数値化したデー
タやグラフが表示される。
「見ての通り我が軍の戦力に対し、カイロ、スエズを合わせた戦力は予想では我が軍の1.
3倍の戦力を保有しています。これにEUの援軍が加わればさらに三割り増し。勝利した
としてもこちらの残存戦力は五割を切る可能性もあります。
さらに植民エリアから呼び寄せた戦力を返した場合、二割程度の戦力現減少が見込まれ
ます。実質三割程度の戦力しか残りません。
この戦力では新たなエリアの統治はできても、EUの軍を退けることは難しいでしょう。
EUや近隣諸国が手を組み時を置かずカイロ奪還のため、総攻撃してくる可能性もありま
すし、そうなれば――」
「簡単に、とまでいかなくても奪還される可能性は高いってか」
「奪還された場合、それが引き金になってアフリカ諸国の植民エリアで暴動が発生する可
能性が高まるというわけですね。もし、そんなことになったら」
「とてもEUを攻めるところじゃない。エリアの治安維持やら何やらで時間がかかって、
こっちの予定が大幅に狂っちゃう」
 ラウンズの三人が硬い面持ちで言葉をつなげる。だが予想される危険は他にもある。
 ブリタニアが相手にしていないアフリカの他の国々が一斉に立ち上がることも考えられ
る。北アフリカ以外の国々はエジプトやチュニジアのような豊かな国は少なく、また自国
の問題で手一杯、またブリタニアから見ればEUを当面の敵としてとらえている今、相手
側が妙な動きを起こさない限りは手を出す必要もない。
 だがあくまで噂なのだがカメルーン、南アフリカ共和国をはじめとする一部の大国が陰
ながら支援しているという話がある。また関わり合いを持たずとも他のアフリカ諸国も決
してブリタニアにいい印象はないだろう。現在は勝ち続けているブリタニアに対し、触ら
ぬ神にたたりなしの態度を取っているが、こちらが弱体化したと思われるか、もしくは敗
北を重ねれば牙を向く恐れがある。

57 :RC ◆0A6HOlRhmA :2008/05/26(月) 00:04:50 ID:reYApVtb
 さすがのシュナイゼル率いる精鋭のブリタニア軍でも、アフリカ五十もの諸国の連合軍
を相手にすることはできない。最悪の結末はアフリカ大陸からのブリタニア全軍撤退、そ
してEUとアフリカ諸国が手を組むことである。
「そのような最悪の事態にならないために、この作戦は重要な意味を持っているのです」
 再び切り替わり最初に表示されていたエジプトの地図が映し出される。
「最初に申し上げたとおり、やっかいなのはスエズの軍です。そこで我々とラウンズの方々
はスエズに動きが見られたと同時にスエズへ強襲。
スエズとスエズ運河に駐屯している軍を壊滅させた後、シュナイゼル殿下の支援へ向か
います」
「アヴァロン単艦と俺たちのナイトメアでスエズと運河にいる敵を殲滅した上、殿下の支
援に向かうのかよ」
 唸るジノだが、その気持ちはわかる。スエズや運河に駐屯しているEUの軍を相手にす
るだけでも相当な負担となる。その上カイロ攻略の支援となるとパイロットへの負担も今
までは比較にならないぐらい過酷だろう。その上KMFのエネルギーも問題もある。
 シュナイゼルは疲弊や損害が激しい場合は戦闘区域からの離脱を許可したが、そう言わ
れておとなしくアヴァロンのクルーが従うはずはない。
今回シュナイゼルよりアヴァロンを預けられた将軍をはじめとするクルー全員はシュナ
イゼルの直属の部隊から編成されたものだ。彼らは主の命令を果たすことだけしか考えて
いないだろうし、それはライも同じだ。
「でも、僕たちが頑張ればその分シュナイゼル殿下の軍の被害や負担が減る」
「それにスエズを放っておけば面倒なことになります。やるしかありません」
「はいはい。わかってるよ」
 隣に立つジノがは肩をすくめて、ライの首に腕を回してくる。
「ヴァインベルグ卿、重いのですけれど……」
「あんだよ、堅いなー。ジノでいいって言ってるだろ?」
 にかっと笑うジノ。どうも模擬戦後の辺りから、妙になれなれしくしてくる。気に入ら
れたのだろうか。ライは内心、首をかしげる。

58 :RC ◆0A6HOlRhmA :2008/05/26(月) 00:05:23 ID:kTWOwP/P
「いえ、立場の違いがありますし、さすがに……」
 口ごもるライへ、さらに体重をかけるジノ。ライは思わず周囲を見渡し助けを求める。
 最初に目があったアーニャだが、すぐそっぽを向いてしまう。将軍も複雑そうな表情を
浮かべるも、口を出さない。
 最後に目があったスザクは小さく苦笑すると、
「ジノ、ランペルージ卿が困っている。その辺にしておくんだ」
 厳しいながらも、どこか呆れたような口調で言う。
ジノが横柄な返事を返してライから離れ、それから作戦の細かな打ち合わせを行う。そ
れが終わり、四人は格納庫へ向かう。出撃前に各自の機体の最終チェックがあるためだ。
 格納庫に入ると、技術者達が四人の乗る機体のチェックに勤しんでいる姿が見える。今
回の作戦は機体やパイロットに多大な負担をかけるせいか、作業する様にも熱がこもって
いる。
「さて、それじゃあ俺たちも手伝うとしようかね」
 のんきそうな口調で言い、ジノは愛機であるトリスタンへ。アーニャはいじっていた携
帯をポケットにしまうと、モルドレットへ歩いていく。
「僕らも行こう」
 スザクの言葉に頷き、ライは愛機であるヴィンセントの元へ向かう。
 ラウンズではないライには専門のメカニックチームなど存在せず、ヴィンセントの調整
はスザク専属のメカニックチームがやってくれていた。
「あ、スザク君。ランペルージ卿も」
「作戦会議は終わったのかい?」
 機体に向けていた顔がこちらに振り向く。スザク専属のオペレータ、セシル・クルーミ
とメカニックチームの責任者でありランスロットの生みの親であるロイド・アスプルンド
だ。
「すみませんアスプルンド伯爵、クルーミ少佐。自分のヴィンセントまで」
「お気になさらないでください。一人だけ調整せず作戦に参加したら大変でしょう」
「そうそう。いや〜、君のヴィンセントを見せてもらったけど、面白いねぇこの機体」
 なにやら妙に陽気な様子でヴィンセントを見上げるロイド。
「指揮官用に設定されてあるからレーダーやセンサー機能が高めに設定されてるのは当然
としても、機体の運動性能、特に反応数値が限界までに設定されてる。
 指揮官として動くだけじゃなくて、単独作戦で使用されることも想定した上の調整だね」

59 :RC ◆0A6HOlRhmA :2008/05/26(月) 00:05:43 ID:kTWOwP/P
 見上げていたロイドがライを見る。こちらを見つめる目は、何やら異様な輝きを放って
いる。
「まぁラウンズと互角に渡り合える操作技術を持っていれば、当然の調整だけどね〜」
「……あ、ありがとうございます」
 なんと返してよいかわからず、苦笑いをライは浮かべる。
「ランペルージ卿、最終調整を行いたいのでヴィンセントに搭乗してもらえますか?」
「わかりました」
 助け船のようなセシルの言葉にライは反応する。ヴィンセントのコクピットに入り、シ
ステムを立ち上げる。
セシルから訓練用のシミュレーターを起動させます、と言う連絡が入ると、すぐに仮想
の戦場が映し出される。開始の合図と共にライはヴィンセントの操縦桿を動かす。
敵として設定されたパンツァーフンメルを次々に撃破していくライ。操作しながら、ラ
イは驚いていた。
――なんだ、この動かしやすさは
 それは味わったことのない感触だった。今まではヴィンセントを"動かしている"とい
う感じだったが今は"一緒に動いている"という感触だ。
全ての動きが自分のイメージと重なっている。
「どうだった〜? 機体の調整具合は?」
「すごいです。これほど思い通りに機体を動かせたことはありません」
 シミュレートを終えて出てきたライは、やや興奮気味に感想を述べると、ロイドは浮か
べていた笑みをさらに深くする。
「ありがとうございます。これなら枢木卿達の足を引っ張るようなことはないかもしれま
せん」
「謙虚だねぇ。心配しなくても普段通りにやっていればならないよ。調整前のデータでも
君のデータはスザク君達と大きな差はなかったんだから。むしろ指揮や戦況の把握能力で
はスザク君を大きく上回ってたんだよ。
先日の模擬戦でもヴァンベルグ卿の動きを予測してたり、君、相当頭の回転が速いみた
いだね」
「いえ、あれはヴァインベルグ強の動きが単調だったから予測しやすかっただけでして、
そこまで褒められるようなことでは……」

60 :RC ◆0A6HOlRhmA :2008/05/26(月) 00:06:15 ID:kTWOwP/P
「簡単に言うけどさぁ、ラウンズ相手にそれをやってのけてるんだよ? あーあ。皇帝ち
ゃんより君を見つけてれば、スザクくんと同じぐらいの優秀なデヴァイサーが手に入った
かもしれないのになぁ」
「こ、皇帝ちゃん? デヴァイサー?」
 何やら奇妙な呼び方と、聞き慣れない単語を耳にして思わず聞き返すライ。しかし返答
はなくかわりに、
「――ロイドさん。もう特派じゃないんですから、そう言う言い方はやめてくださいと言
いましたよね?」
 セシルの、浮かべている笑顔とは不釣り合いな低い声が聞こえる。異様な迫力が全身か
ら発せられている。
「おまけに皇帝陛下へのその呼び方。不敬だってことは、わかりますよね?」
「セ、セシルくん。今のはね、ちょっと特派時代の名残というかね、クセといいますか。
こ、皇帝ちゃんへの呼び方は……あ、いや、その――」
先程の陽気な様子から一転し、セシルの前で縮こまるロイド。異様というか異常という
か、よくわからない光景にライが唖然としていると、
「あの二人はいつもあんな感じだから、気にしないでくれ」
 困ったような表情のスザクが肩に手を置いた。


 機体の最終調整が終わって数分後、シュナイゼル本隊がエジプト軍と交戦に入ったとい
う放送が艦内に流れた。
 格納庫から再び艦橋に戻り、作戦パネルで戦況を見続けていたが、自分たちの作戦開始
時間が迫ると、ライを含め今回の作戦に参加するKMFパイロットは再び格納庫に。自分の
機体に搭乗していた。
 ヴィンセントのコクピットの中、ライはシュナイゼルの軍とカイロのエジプト軍の戦況
を見つめる。その表情には特に感情は現れていない。淡々とした面持ちだ。
――わかっていたけれど、さすがシュナイゼル殿下。見事な指揮だ
 戦況は圧倒的にブリタニア軍の優勢に進んでいた。双方とも戦力は互角だが指揮官の能
力差が作戦パネルにはっきりと現れている。

61 :RC ◆0A6HOlRhmA :2008/05/26(月) 00:06:49 ID:kTWOwP/P
 確実に迅速に敵を撃破し、進軍するブリタニア軍に対し、エジプト軍は次々に対応を取
っているがどう見てもそれは焼け石に水。シュナイゼルはそれらを容易に看破し、兵を動
かしてカイロへ進撃している。
 もはやカイロへ攻め込むのは時間の問題だ。
『さすがシュナイゼル殿下。こりゃあ俺たちの出番はないかもなぁ』
 感心するような、呆れるような声でジノが言う。
『そんなことない。出番、来たよ』
 短く、はっきりとしたアーニャの声がコクピットに響く。
 彼女の言うとおりカイロの東側、スエズより援軍が動き出していた。
――作戦、開始
 声に出さずライが呟くと、タイミングよくアヴァロンがわずかに振動する。
 今まで敵のレーダー範囲外に静止していたアヴァロンが加速したのだ。ヴィンセントの
コクピットのマップでスエズ湾に突入するアヴァロンが表示される。
『敵基地よりミサイル発射!』
『シールドで防ぎつつ、対地ミサイルを発射しろ! 砲台は全て潰せ!』
 将軍命令を見事に実行するオペレーター。迫るミサイル群は全て、船体下部に発生した
シールドで防がれ、ミサイルを発射した砲台には確実にアヴァロンから発射された対地ミ
サイルが命中する。
 砲台を破壊してスエズ運河を突き進むアヴァロンへ、ムキになったように再びミサイル
を放つエジプト軍。だが結果は変わらない。通用しないとわかっているにもかかわらず、
むやみに攻撃を繰り返すエジプト軍を見て、ライは呆れると同時に、少し哀れに思う。
――相手は相当動揺しているみたいだな。
 それも無理のない話ではある。突然自軍の防衛ラインのぎりぎり外側に戦艦が出現し、
しかもこちらからの攻撃は全く通用せず、一方的に反撃され放題なのだ。
 最大加速で進むアヴァロンの前に見えてくるスエズ運河とスエズ。しかしその前に立ち
はだかるのは無数の戦闘機と先程以上の数の砲台だ。
『出番だぜ、アーニャ』
『わかってる』
 格納庫を揺らしてモルドレッドはKMFランチャーの入り口へ入っていく。しばらくして
アヴァロンに向けて発車されたミサイルと戦闘機が一瞬のうちにレーダーから消えてしまう。

62 :RC ◆0A6HOlRhmA :2008/05/26(月) 00:07:22 ID:kTWOwP/P
『モルドレッド、敵戦闘機および対空ミサイル全て撃墜!』
『接近してくるミサイルや戦闘機はアールストレイム卿に任せろ! 我々はハドロン砲の
射程外への敵や砲台に攻撃を集中させるんだ!』
 さすがに都市近くまで突入すれば、相手の抵抗も並ならぬものがある。しかし星々のよ
うに発射されるミサイルと向かってくる戦闘機は、モルドレッドの四連ハドロン砲の前に
空しく散っていく。
 スエズ上空を通るアヴァロン。都市の間に設置された砲台にはアヴァロンがミサイルを
放ち、主要機関や軍事関連の場所をハドロン砲の赤黒い輝きが舐め尽くす。
 だが都市部に配備されている砲台や運河の艦船はしつこくミサイルを放ってくる。次第
にモルドレッドはミサイルの迎撃に手一杯となってしまう。
『さて、そろそろ俺たちの出番かな』
 KMFランチャーの入り口へ向かう三機。トリスタン、ランスロットの順で入り、最後は
ヴィンセント。
『ランペルージ卿。作戦概要を説明します。現在当艦は敵の戦力を削りつつスエズ運河を
進軍中。
 運河に配置されてある艦隊、都市部の砲台の抵抗が激しさを増しており、当艦とモルド
レッドは敵側からの対空ミサイルや戦闘機の相手だけで手一杯です』
 カタパルトデッキの両端にランドスピナーを引っかけるヴィンセント。姿勢を低くした
体勢は獲物に狙いをつけた猛禽を思わせる。
『よって先行したランスロットと共に都市部の残存している敵KMFを撃破してください。
 なおエナジーフィラーがレッドゾーンに突入した場合は補給ポイントに戻りエナジーを
補給してください』
『了解。ヴィンセント、発艦する!』
 オペレーターが復唱したと同時に、カタパルトデッキから飛び出すヴィンセント。
 眼下の様子をモニターに映す。都市部ではKMF相手にランスロットが、海岸部では艦隊
にトリスタンが、自身が持つ力を存分に発揮している。
 また、いつもの感覚が襲ってくるがライは無視して、操縦レバーを強く握る。
「……行くぞ」
 低く宣言して、ライはヴィンセントを急下降させた。

63 :RC ◆0A6HOlRhmA :2008/05/26(月) 00:07:53 ID:reYApVtb


 海岸に並ぶ無数の艦。放たれる無数の放火を速く、踊るような動きでかわすトリスタン。
 飛行形態を解くと同時に艦に降り立つと、斧槍を合体させる。KMFとは思えない柔らか
な動作だ。
「ごめんな」
 ジノは短く謝り、操縦桿を引く。主の意志の動きをトリスタンが実現する。斧槍が艦橋
を薙ぎ、爆発の場面を一瞬だけ目にしてトリスタンは跳躍。戦艦の後部に着地すると、機
関部に斧槍を突き入れる。
 爆発。沈み始めた艦からすぐ離脱するトリスタン。すぐさま周りにいた艦隊に向かって
いき、先程と同じように艦を運河に沈める。
「やれやれ。まだまだいるなぁ」
 また一隻沈めたところでジノはぼやく。モニターにはまだ十隻以上の艦が表示されてい
る。
 今回の作戦。スエズ攻略戦と称された作戦においてアヴァロンとラウンズに任された役
目はカイロへ送られる増援の阻止、スエズの攻略の二つだった。エジプトを新しいエリア
とするためにカイロももちろん重要だが、それと同じぐらいにスエズも重要な都市といえ
た。
 理由はスエズそのそのものではなく、スエズ運河の方にある。古来より地中海と紅海を
つないできたこの運河。仮にカイロを攻略してもこの運河からEUの派遣軍がすぐに到着
することは明らかだ。カイロだけを落としてもスエズと、スエズ運河がある限りブリタニ
アはEU本土に攻め込むことはできない。そこで今回の作戦が決行されたのである。
「まったく、シュナイゼル殿下もきつい作戦を提示してくれるものだ。……と」
 沿岸部のパンツァーフンメルが撃ってきた銃弾をかわし、瞬く間に切り伏せるとコクピ
ット内にエナジー残量が少ない警告ブザーが鳴り響く。
「こちらナイトオブスリー。エナジーがそろそろ尽きる。至急補給を頼む」
『了解しました。艦隊への攻撃を中断してポイントL43へ向かってください』
 飛行形態へ変形させてトリスタンは指定ポイントへ向かう。スザクやライが頑張ってい
るためか、伏兵らしき陰は全くない。

64 :RC ◆0A6HOlRhmA :2008/05/26(月) 00:08:25 ID:reYApVtb
 元は広場だったのか、広々とした場所に降り立つトリスタン。KMFや兵器の残骸の中に
いるのはフロートユニットを装備したサザーランド、サザーランド・エアだ。こちらを確
認するとゆっくりとこちらへ飛んでくる。
 その手に持っているのは、長方形をした四角のパック。エナジーフィラーだ。
『エナジーを交換します。フィラーカバーを開けてください』
 言われたとおり、トリスタンのフィラーカバーをオーブンにする。数秒後にはレッドゾ
ーンに突入していたエナジーメーターが一気に最高値にまで引き上がる。
「なぁ、現在戦況はどうなってる?」
『シュナイゼル殿下の方は何事もなく進撃しております。このまま行けば定刻通りにカイ
ロを制圧できるでしょう。
 我々の方も順調と言ってよろしいと思います。枢木卿とランペルージ卿は都市部に残存
している砲台やパンツァーフンメルを確実に撃破しているとのことですし、アヴァロンと
アールストレイム卿のモルドレッドは航空戦力や遠距離の敵への攻撃および、枢木卿達の
フォローに回っております。
敵の方からも反撃はありますが驚異と言ったようなものは全くありません』
「そうか。ありがとう。――じゃあ、また行ってくるぜ」
 威勢よく言って、ジノはトリスタンを飛行形態に変形させると、運河の方へ飛翔させる。
「さぁて、まだまだいることだし。頑張るとしようかね!」
 再び艦隊を目にしたジノは下唇を舐めて、トリスタンを艦隊へ突撃させた。


 KMFが二機、破壊され、燃やされているスエズの街で舞っている。
 純白のKMF、ランスロットは周囲から無数に出てくるパンツァーフンメルを相手に速く
強く動き、MVSとスラッシュハーケンを巧みに使い、次々と撃破している。全く速度を緩
めることはなく引くこともない。まるで暴走しているかのように見える。
 もう一機の白と青に染められたKMF、ヴィンセントはランスロットに負けないぐらい動
きつつも、動きはランスロットに比べ、実に多彩だ。攻撃を仕掛けてきた敵に地形を利用
して一気に殲滅したり、引くと見せかけて敵をおびき寄せては崩落にたたき落とし、時に
はランスロットと共に敵の群れに強引に突っ込む。

65 :RC ◆0A6HOlRhmA :2008/05/26(月) 00:08:59 ID:reYApVtb
――まったく、ついて行くだけでも一苦労だ
 モニターに映るランスロットの背中を見ながら、ライは心中で唸る。スザクの本気の動
きはライの予測以上のものだった。いつもなら本気を出せば必ずと言っていいほど周りが
ライに振り回され、ついてこれなくなると言うのに今回はライがそうなりかけている。
 とはいえ決して不愉快と言うわけではない。むしろライは高揚感と充実感を感じていた。
自分と同等以上の騎士と共に戦える。いつもは周りに遠慮していたために押さえていた全
力が思う存分発揮できる。
 パンツァーフンメルが連射してくる銃弾を最小の動きでかわすヴィンセント。懐へ入り
込みMVSで両断すると、跳躍。フロートユニットの翼を展開し、建物の陰からこちらを狙
っていた部隊を狙い撃つ。
『ランペルージ卿、自分は先にポイントR71へ向かう』
「枢木卿!? その辺りにはアヴァロンからの遠距離攻撃を回避した残存の敵が集まって
いると予想されているポイントです。先行しすぎるのは危険かと」
『問題はない。きみは周囲に残っている敵の掃討をしてくれ』
 言ってランスロットは先に進む。ライはあわてて周囲の確認をし、残っている敵へ向か
っていく。
 片付けが終わり、新しい拠点を設置するとエナジーを交換すると、サザーランドよりエ
ナジーフィラーを受け取り、ランスロットの元へ向かう。
――まったく、無茶をする人だ!
 スザク――ランスロットはライよりも暴れ回り、敵を殲滅している。しかも真っ向から
の突撃、力任せの方法が非常に多いためエナジー消費も半端ではない。
 すでに四回エナジーを交換しており、前回の交換時もう少し効率よく動いてはどうかと、
言っては見たのだが、現在ランスロットのエナジーメーターはレッドゾーンに突入してい
る。
『枢木卿! こちらはランペルージ。ただ今エナジーフィラーを持ってそちらに向かって
おります。
 もう少しだけ、持ちこたえてください!』
 現在ランスロットは二十機以上のパンツァーフンメルに囲まれながらも奮戦している。
しかしエナジーが尽きかけている今、それもいつまで持つかわからない。

66 :RC ◆0A6HOlRhmA :2008/05/26(月) 00:09:26 ID:reYApVtb
 周囲を警戒しつつランドスピナーの速度を限界まで上げる。瓦礫の山を、焼けこげた道
を疾走するヴィンセント。
 目前まで近づいたそのとき、左右の道から出現するパンツァーフンメル。
「今はお前達に構っている暇はない!」
 左手に持つライフルで牽制し、スラッシュハーケンを地面に打ち込み、ジャンプする。
――よし、これで枢木卿へエナジーを
 思ったその時、ヴィンセントのコクピットがエラー音を発する。ライもエラー音を聞い
たと同時に、その理由に気がつく。
 眼下に見える数機のパンツァーフンメルがこちらへ砲塔の照準をつけている。
――しまった……!
 フロートを展開していたならば特に恐れることはないが、現在は畳んでおり、しかも空
中に飛び上がっている。ランスロットやアヴァロンのようなエネルギーシールドはヴィン
セントは持っていない。
 とっさに両腕を交差させ防御の姿勢を取る。直後激しい揺れがライを襲う。
「ぐああ…っ!」
操縦桿を強く握り体勢を低くしていたが、それでも衝撃に揺さぶられるライ。揺れの反
動で頭をコクピットにぶつけてしまう。
「っぐ……」
 痛みを感じ、ライは小さく呻く。
――フローユニットを展開しなければ……!
そう思うのだが、視界は歪み周りがはっきりと見えない。そして再び聞こえてくるエラ
ー音。
――やられる――!
 そう思ったその時、突然記憶がフラッシュバックスする。
 アフリカ大陸での戦い。エリア13での活躍と今は亡き同僚達との語らい、楽しい時間。
それらが瞬きする間にライの脳裏を通り過ぎる。
そして全てが通り過ぎたとき、小さな音が鳴り響き、さらに何かがライの視界に移る。

67 :RC ◆0A6HOlRhmA :2008/05/26(月) 00:10:25 ID:reYApVtb
 それは見たこともないものだった。大地を埋め尽くさんばかりの兵隊。火花を散らし、
かわされる武器。破壊され、燃えさかる街。そこに横たわる多くの死体。自分の目の前で
不気味に微笑む誰か。――そして、自分に優しく微笑む黒髪の女性と少女。
――なんだ、これは!?
 戸惑う内にもそれは通り過ぎる。学生のような服を着た自分。そんな自分の周りにいる
若い男女。皆、笑顔を浮かべており特に視界に移るのは自分の側によくいる艶やかな真紅
の髪を持つ少女、さらに黒髪の少年とその側にいる車椅子に乗ったアッシュブロンドの少
女だ。
――やめろ! 止まれ!
 見たこともない何かを見せられ、刹那の時間の中でライは絶叫する。
 しかしそれは止まらない。さらに流れてくるのは最初に見たものと似たものだ。
 戦場。しかし最初と違い見えてくるのはKMF。グラスゴーに似た黒い機体にサザーラン
ド、グロースター。
 その中には何故かランスロットと夢で見た真紅の機体。そして真紅の機体の横に常に有
る、真紅の機体に酷似した青いKMF。
 さらにKMF同士の激突の合間に見える人の姿。誠実そうな男性。血気盛んそうな男。剣
を持った精悍な軍人とそれに付き従うもの達。皆、黒い洋服を身にまとっている。
 流れは止まらない。さらに多くの人の姿が見え、その流れの中にもっとも多く存在して
いたのは真紅の髪を跳ね上げた勝ち気そうな表情を浮かべた女の子、常に仮面のごとき無
表情を浮かべている緑色の髪の女性、そして黒い服装に身を包み、黒い仮面をかぶる正体
不明の男。
――こ、これは、いったい…?
 余りにも膨大な見知らぬものが見え、いつの間にか混乱は吹き飛び、ただ困惑だけが残
る。次第に流れが緩やかなものとなり、見える映像も少なくなる。
 そして最後に正面に移ったのは二つの人物。一人は先程見た、悲しげな表情を浮かべた
緑の髪の女性。もう一人は無邪気な、しかしひどく禍々しい笑みを浮かべている少年だ。
――お前は、お前は一体――!?
 ライが問うたその時、甲高い音が鳴り響き、全ての光景がガラスのように割れて消える。

68 :RC ◆0A6HOlRhmA :2008/05/26(月) 00:10:57 ID:reYApVtb
「っ!?」
 反射的にレバーを動かすライ。それに倣い頭部の前に腕を交差させるヴィンセント。次
の瞬間、目の前まで迫っていた砲撃は赤黒いビームにとって呑まれ、消える。
「これは…っ!」
『油断しない。早く飛ぶ』
 モニターに表示されるアーニャの姿。言われてライはヴィンセントのフロートユニット
を展開する。
 その隣には四連ハドロン砲を構えたモルドレッドの姿がある。
「アールストレイム卿……。っ、そうだ、枢木卿は――!」
『心配ない。もうジノが行ってる』
 彼女の言葉通り、眼下にはランスロットの背部で膝を折るトリスタンの姿が見える。
「よかった……」
 エナジーを補充した姿を見て、ほっとため息をつくライ。しかしそこへスザク、ジノが
姿を見せる。
『ランペルージ卿、大丈夫か?』
「はい。左脚部と右碗部。胴体部に少しダメージがありますが、動けないほどではありま
せん」
 ライ自身も砲撃を食らった衝撃で頭を負傷しているが、出血もなくたいした傷ではない。
 心配してくれていたのか、無事の報告を聞くとスザクはあからさまな安堵の表情を浮か
べる。
『でも何かあるといけないからな。お前さんはアーニャと一緒に後方からの支援を頼む。
何か異常があったらすぐに撤退してくれ』
 頷くライ。戦いはほぼこちらの勝ちだ。ここで無理しようとは思わない。
「ジノ、海岸部の敵はどうした?」
『あらかたは片付いた。艦は全て運河に沈めたし、脱出した奴らもいたようだが生身じゃ
たいした戦力にはならないだろ』
『航空戦力や砲台もほとんど潰した。あと細かいのはアヴァロンがやってくれてる』
「そうですか。なら――」
『残存勢力もあと僅か。スエズの残党掃討後、シュナイゼル殿下の援護に回る!』

69 :RC ◆0A6HOlRhmA :2008/05/26(月) 00:11:31 ID:reYApVtb
 高らかに宣言し、ランスロットが走り出す。それに続くトリスタン、ヴィンセント、そ
してモルドレッド。
 ランスロットが突っ込み敵を分散させ、反撃しようとする敵の元へ飛来しては舞い踊る
トリスタン。
側面や背後からの奇襲、挟撃を仕掛けようとするもモルドレッドの四連ハドロンやミサ
イル、ヴィンセントの空中からの狙撃でことごとく潰される。
たった四機のKMFの前に為す術なく撃破されていくエジプトとEUの混合軍。もはや戦
いとは呼べない、一方邸な蹂躙戦だった。
 さしたる時間もかからず戦闘は終わりエナジーフィラーを交換後、四機はカイロへ向け
て飛び立つ。
 カイロの現在の状況を眺めながら、ライはふと別のことを考える。
――何だったんだ。さっきのは
 死ぬ、と思った瞬間に見たもののことだ。最初のはわかる。走馬燈と言うやつだろう。
しかし、後に続いたものに関してはさっぱり見当がつかない。
 あんなものは見たことがない。記憶にもない。にも関わらず、どうしてあんなものを――
 それに、気になることはさらにもう一つ。
「……何故あの中に枢木卿がいたんだ…」
 確かに見た。制服を身にまとったスザクの姿を。友達と戯れたり、車椅子の少女と仲が
良さそうに語り合っている姿。
 しかしあんなスザクの姿は見たことがない。今の、どこか硬い表情のスザクとはまるで
違う。
「一体なんだったんだ。あれは……?」
 ぶつけた箇所に手をやる。こぶになっているのか触ると小さく痛む。
「……」
 思わず強く押す。痛みが走るが、脳裏には何も浮かばなかった。


<つづく>

70 :RC ◆0A6HOlRhmA :2008/05/26(月) 00:12:03 ID:reYApVtb
書き終えてからこの話いらなかったんじゃ……と思いましたが、せっかく書いたので投稿
します。ぶっちゃけ今回の肝は最初と最後ですね。
次の話はブリタニア本国に移ります。ライの記憶がまた揺らぎ、そしてナナリーの登場と
なります。VVや皇帝も出る……かな??

71 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/26(月) 00:27:14 ID:WMlxbE2n
乙っす!
さあ、どっちがヒロインだ……?
でもルルーシュの可能性がアッー

72 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/26(月) 01:21:33 ID:FO4PfgRu
ライの戦闘力は先読みの能力等も総合して見るとスザクとは互角かそれ以上だと思うから、
ジノに負けるとは思えない。
というか間違いなくラウンズのなかでも上位に入る戦闘力があると思う。

73 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/26(月) 01:24:48 ID:SDUBddGX
>>70
乙です
好きな要素が詰め込みまくってあるようなので、個人的にドツボすぎる…!
ほんと続きが楽しみにしてるよノシ

74 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/26(月) 01:27:01 ID:BjBP4Mjm
>>シリアススキー氏
青月下vsランスロットクラブ!
劇場版にでもなりそうな、夢の対決ですな!
正しくGJでした!

>>RC氏
なんという文章力・・・・・・
もはや、どっかで連載されていても違和感の無い小説レベルですな
脳裏にありありと思い描ける、その戦闘シーンの大ファンです
3話も、楽しみにお待ちしております

しかし、両氏ともレベル高い・・・・・・見習わねば

75 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/26(月) 01:42:26 ID:WeWgV/hd
>>70
文章がうまくて話に引き込まれていきます。
早く記憶が戻ってほしいもんですね!
なんか、記憶の中にはカレンが多かったような……カレンルートならライカレ派の俺歓喜!なんだが

ところで、ここのSSで幸せそうなライくんを見てると忘れそうになるけど、彼は余命がもうないんだよね。
シリアス一直線な話を見てると最後は悲劇的な結末になりそうで……
まぁ、そういった話も大好物ですけどw


76 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/26(月) 02:48:51 ID:afAGyiRr
>>35の電波に触発されて出来てしまったssの投下です

77 :黒と白の誘惑 1/6:2008/05/26(月) 02:51:17 ID:afAGyiRr
華やかな喧騒の中を一人の女性、ヴィレッタ・ヌゥが怒気を撒き散らしながら歩いていた
「シャーリーめ!どこにいる・・・」
今日はアッシュフォード学園の学園祭
ほとんどのクラス・クラブは何かしらの催しを行っている。
彼女が顧問を務める水泳部も例外ではなかった。

78 :黒と白の誘惑 2/6:2008/05/26(月) 02:51:58 ID:afAGyiRr
学園祭数ヶ月前、部で出た案は水着を着たまま接客するという喫茶店
始めは破廉恥すぎると反対したが学園の生徒の意思を尊重する校風と部員の要望で仕方なく承諾
承諾したのはいいがシャーリーの「ヴィレッタ先生もぜひ参加してください!」との発言に部員全員が賛成
自らも水着(しかも一番きわどい白の水着)を着用して数時間だけの参加が決まった・・・

79 :黒と白の誘惑 3/6:2008/05/26(月) 02:52:59 ID:afAGyiRr
「あと三十分・・・」
もう少しでこの地獄から開放される。
喫茶店が開店してこらこれまで学校指定の水着を着ている生徒たちの中に一人だけ白のビキニ
しかも褐色の肌と相まってか目立つのか私だけが以上に注目されていた。
「早く時間にならないものか。」
はぁっ、と何度目か分からないため息が出る。
「ほお、プールサイドにカフェとはなかなか洒落ているではないか!」
「ゴットバルト卿、あまり勝手にうろつかないでください。」
・・・なんだ今の声は、どちらもここでは聞くはずのない声だ。
一人は政庁で慣れない書類仕事に四苦八苦しているはず
そしてもう一人も軍に復帰したばかりでこんなところに来る余裕は・・・


80 :黒と白の誘惑 4/6:2008/05/26(月) 02:54:22 ID:afAGyiRr
「む、そこにいるのはもしやヴィレッタ卿か?」
「ゴットバルト卿!?なぜこんなところに」
「なに、ちょっとした視察だ。ブリタニアの未来を担う若者たちのな。」
ハハハッ、と笑いながら手にしたフードーコーナーの袋を見せるように持ち上げる。
去年の潜入捜査でよほど学園祭を気に入ったのだろう・・・どいつもこいつも
「ヴィレッタ・・・さん?」
「ライ卿、貴方もだ。今日は政庁に出向くはずでは?」
「え、ええ・・・そうだったんですが・・・・」
なんだ?ライは私と目を合わせようとしてくれずあらぬ方ばかり見てばかりだ
「どうしたライ卿、先ほどからそわそわして?」
「いえ・・・その」
「しかし、ヴィレッタ卿がそのようなものを着るとはな。」
「実に珍しいものが見れた、ここまで足を運んだ甲斐があったと言うものだ。」
「・・・・・・っっ!?」
そうだった、今の私がどんな格好をしているのか失念していた。
ライの不審な動きもおそらく私の水着姿を見ないようにするためだろう。
羞恥に駆られ思わず両腕で体を隠す。
「ゴットバルト卿!あちらにも催し物があるみたいです、いってみましょうっ!!」
そう言ってゴットバルト卿を押し出すようにライは出て行ってしまった。
すれ違いざまに「すみません」と小さく言われたが
安堵と共に妙な悲しさを感じたのはなぜだろうか・・・


81 :黒と白の誘惑 5/6:2008/05/26(月) 02:55:35 ID:afAGyiRr
学園中を探し回っているがどうやらシャーリーも動き回っているようでなかなか捕まえることができない。
「一体どこに・・・」
「あ、ヴィレッタ先生っ!」
「シャーリー!ちょうど」
「ちょうどよかった!ルル探してるんですけど、先生は知りませんか?」
「いや、見かけてないが・・・」
「そうですか、ありがとうございました。」
お礼と共にシャーリーはお辞儀をして踵を返す。
「待て、シャーリー!」
制止の声が聞こえたのか足を止め振り向く
「そうそう、あの水着ヴィレッタ先生にあげます。」
「あれならきっとライ君もイチコロですよ!」
そう言うと今度はヴィレッタの制止も聞かずシャーリーは走り去ってしまった。
「あんなものを一体どうしろと・・・いや・・・・・・」
先ほどまでの怒気は完全に消え、何かを考えるようにヴィレッタもその場を後にした。


82 :黒と白の誘惑 6/6:2008/05/26(月) 02:58:58 ID:afAGyiRr
「ただいま帰りました。」
「・・・?ヴィレッタさーん。」
おかしいな、今日は用事があるから先に帰ると言ってたんだけど。
一通り探してみたけれどヴィレッタさんの姿は見当たらない。
「そういえば荷物を持ったままだったな。」
いったん自分の部屋に戻り荷物を置き、上着を掛ける
「ライ・・・・」
「ヴィレッタさん、どこにいたんでっ!?」
僕が振り向くとそこには喫茶店のときと同じ姿をしたヴィレッタさんがドアを背に立っていた。
昼間も思ったが、鍛えられてスラリとした肢体に褐色の肌、そこに白い布が映えてとても綺麗だ。
「なぁライ、私には女としての魅力はないか?」
そう言いヴィレッタさんが一歩ずつ近づいてい来る。
「そんなことないですよ。アナタはとても魅力的です。」
それに合わせて僕は一歩ずつ下がる。
「昼間は私を見ようとしなかっただろう。」
「それは恥ずかしかったからですよ。・・・ヴィレッタさんとても綺麗でしたし。」
背に壁が当たるもうこれ以上の後輩は不可能そうだった。
「そ、それにだな。私たちは1年も共に過ごしている。」
「しかし、貴方は私に何も求めてこないじゃないか・・・っ!」
僕とヴィレッタさんの距離は後一歩踏み出せば密着できるほどに縮まっていた。



83 :黒と白の誘惑 7/6:2008/05/26(月) 03:00:18 ID:afAGyiRr

「『求める』ってな、なにを?」
「貴方もわかっているだろう。」
シャツの中に手が入れられ、ひんやりとした感触が僕の胸の上を這う。
「やはり、私には魅力がないかな。」
「・・・ヴィレッタさん」
腕を彼女の腰に回しぐっと引き寄せる
「あ・・・」
「貴女は本当に魅力的ですよ。ただ僕に意気地がなかっただけです。」
「ライ」
ヴィレッタさんも両手を僕の腰へと回し身体を預けてくる。
近づいてくる潤んだ瞳が閉じられ、彼女の艶かしい唇が僕の唇へと・・・

(省略されました。続きを読むにはオール・ハイル・ブリタニア!と書き込んでください。)


84 :黒と白の誘惑 蛇足:2008/05/26(月) 03:01:58 ID:afAGyiRr
「ライ君どうしたの、すごいクマよ!?」
「セシルさん・・・ちょっとした寝不足ですから心配しないでください。」
「君は大切なデヴァイサーなんだからね、体調管理もしっかりしてもらわないと困るよ?」
「すみません」
「本当に大丈夫かい?何か必要なら買ってくるよ?」
「ありがとう、スザク。それじゃあ、すまないけど栄養ドリンクをお願いするよ。」


「なぁ、ルルーシュ。今日の先生、妙に機嫌よくないか?」
「っていうかいつもより元気が溢れてるというかなんというか。」
「お前たち、タラタラするなっ!今日はいつもより短くしてやってるんだぞ!!」
「距離をっ短く・・・して、も、スピードをっ・・・上げ、れば、意味がっ、ない・・・でしょ・・・う。」
「ハハッ、どうしたルルーシュ?もっと元気に走らないか!」


85 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/26(月) 03:03:13 ID:afAGyiRr
予定より1レス多くなってしまいました。
本当にすみません・・・

86 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/26(月) 03:05:18 ID:BjBP4Mjm
>>83
オォォォォォル・ハイルッ・ブリタァァァァァァァァニアァァァッ!
オォォォォォル・ハイルッ・ブリタァァァァァァァァニアァァァァァァァァァァッ!!
是非とも、是非とも続きをエロパロ板にぃ!!!!

87 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/26(月) 03:10:08 ID:S5obHLPM
>>85
GJ!リアルタイム更新を初めて見た。

88 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/26(月) 03:17:28 ID:D3L5TL5q
>>70
乙です
すごい量ですね…ヒロインがいるとしたら展開からしてナナリーかな?


89 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/26(月) 03:29:52 ID:KRow6kXs
>>85
オォォォォォル・ハイルッ・ブリタァァァァァァァァニアァァァ!!!!!
成年用の板で待ってます。

90 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/26(月) 03:30:31 ID:K90QbpgX
オール・ハイル・ブリタニア!
オール・ハイル・ブリタニア!

ダメだ、表示されない、なぜだ

91 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/26(月) 03:36:14 ID:KRow6kXs
>>90
ジェレミア卿曰く「どうした?声が小さいぞ?!」だそうだ
さぁ貴卿も一緒に、私に続けぇ!
オォォオオオル・ハイィル・ブリタァァアアァニァ!!!


92 :85:2008/05/26(月) 03:37:17 ID:afAGyiRr
4/6の2行目でヴィレッタが「ゴットバルト卿」言ってる・・・「ジェレミア卿」ですよね
結局同じようなミスばっかり /(^o^)\

ハハ、エロssなんて書いたことはおろか呼んだこともない俺にはムry

93 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/26(月) 03:49:06 ID:qsNsO7vQ
>>85
オール・ハイル・ブリタニア!!
読んでいて「あれ? 板間違えた?」と思ったことは内緒だよ!
ヴィレッタかわいいよヴィレッタ

94 :這い寄る混沌 ◆4EKy8pi43U :2008/05/26(月) 06:15:22 ID:BjBP4Mjm
祝、2スレ目! ヾ(゚ω゚)ノ゛ 
さて、今回は 黒の騎士団ENDのその後 を投下させていただきます

95 :這い寄る混沌 ◆4EKy8pi43U :2008/05/26(月) 06:16:02 ID:BjBP4Mjm
僕がゼロの部屋に呼び出されたのは、特区の宣言式から数日経った日の事だった
ユーフェミアの提案により特区日本の運営に参加する事になった僕達は、ブリタニアが
伝えてくる予定の特区への参加条件を、アジトで待ち続けていた
そこに、この呼び出しだ。恐らくは条件が提示されたのだろうと思い、ゼロの部屋に
出向いた僕は、部屋の前でカレンと鉢合わせした
「ライ、もしかして貴方も呼び出されたクチ?」
「と言う事は、カレンもか」
戦闘隊長を勤める僕と、ゼロの親衛隊長のカレン。この二人が呼び出されるという事は、
ほぼ間違い無く戦闘に関する事だろう
しかし条件付とは言え、ブリタニアとの闘いは一応の終結を迎えた筈だ。今更、誰と・・・・・・
何と戦うというのだろう。そんな疑問を抱き、僕とカレンは部屋に足を踏み入れる
そこに待っていたのは、ゼロとC.C.、そしてラクシャータとディートハルトだった

黒の騎士団編END・その後 『新たな闘い』

96 :這い寄る混沌 ◆4EKy8pi43U :2008/05/26(月) 06:16:43 ID:BjBP4Mjm
「ブリタニアから、特区参加に関する条件が提示された」
やはり、予想通りか。だが、問題はその内容だ
「それで、どういった内容なんだ?」
「まず、私は特区日本の運営顧問に就く事になる」
まずは、妥当な提案だろう。ゼロの能力と信用出来るかどうか、その二点を試そうと言う事か
「次に黒の騎士団は、存続を許される。ただし、我々が現状で所持しているKMFは
 処分される事になる。その上で、運営は私に一任されると言う事だ」
「手っ取り早く、牙を抜きに来たと言う訳か」
それでも、これまでのことを考えれば、この特区の成立が奇跡のようなものだ。これ以上の
譲歩は、まず引き出せないだろう。
「でも、特区内の治安維持はどうするんです?」
カレンが疑問を口にする。そう、問題はそこなのだ。治安維持を名目にブリタニアが軍隊を
派遣するようならば、特区に参加している日本人は不満を持つだろう
「当分は黒の騎士団が中心として、自警団を組織する事になる。自衛目的ならば、
 KMFの所持も許可されるそうだ。制限付きではあるがな」
なるほど、そういう事か。ブリタニア側の思惑が、読めてきたぞ
「つまり、ブリタニアのKMFを我々に買えと言う事か
 僕達を経済・軍事の両面からコントロールする為に」
「やはり君は、飲み込みが早いな。そういう事だ」
まぁ、ブリタニアの考えそうな事だ。何時の時代でも、やつらは他者を支配せずには居られない。
自身が強者であると自負し、対等の存在などは決して認めないのだ
「ゼロ、それにライも。出来れば私にも判るように話して欲しいんだけど」
不満そうな顔で、カレンは僕達を交互に見つめる。だが、説明を始めたのはゼロでは無かった

97 :這い寄る混沌 ◆4EKy8pi43U :2008/05/26(月) 06:20:21 ID:BjBP4Mjm
「こう言う事ですよ。我々が過剰な軍事力を持たないように、KMFの数をコントロールする
 更に、過剰な経済力を持たないように、KMFを売り付ける事で経済的にも制限をかける」
「だがこの程度の事は、想定の範囲内だろう。むしろ、KMFの所持が認められた事が驚きだ」
「問題は、所持しているナイトメアを、処分や返却させられる事。その一点だ」
僕には、ゼロの意図が判らなかった。カレンも同じなのか、ゼロを見つめ、次の言葉を待っている
「私は捨てたり返してしまうのでは無く、いっそ有効活用すべきだと思うのだよ」
「しかし、有効活用と言っても、条件を満たさない限り特区には参加出来ない
 まさか、隠しておいて来るべき時に備える、なんて言わないだろうな?」
そんな事は不可能だ。処分は確実にブリタニアの監視下で行われるはずだ
「あまいな、ライ。それでは有効活用にはならない。私は言った筈だ。
 現有のKMFは、あくまでも『有効活用』するべきだ、と」
「つまり、どういう事だ? 君は、何をしようとしている?」
「では率直に言おう。君とカレンには、幾つかのKMFを手土産に、EU軍に合流して欲しい」
「なッ!?」
僕もカレンも、言葉が出なかった。EU軍に参加してしまえば、日本に帰って来ることなど
叶わなくなってしまう可能性すらある。いや、その可能性のほうが高いくらいだ
「もちろん、それがどういう意味かは十分に承知している。だから、これはゼロとしての命令ではない
 あくまでも、同じ志を持った戦友からの、君達への頼み事だと思って欲しい」
「ゼロ。つまりは拒否も出来る、と言うことですね?」
カレンもやっと言葉を搾り出す。カレンがゼロの言葉を拒否する可能性は、本来ならば限りなくゼロに近い
しかし、今回ばかりは有り得ないとも言い切れない。日本に帰れなくなる事は、カレンには耐え難い事だろうから
「勿論だ。君達は黒の騎士団を離反し、EU軍に合流する。KMFと物資を強奪してな。
 シナリオがそう成らざるを得ない以上、決定権は君達にある」

98 :這い寄る混沌 ◆4EKy8pi43U :2008/05/26(月) 06:21:20 ID:BjBP4Mjm
拒否するのは簡単だ。だが、僕はゼロの思惑が気になった。彼が勿体無いなどと言う理由だけで
こんな提案をして来たとは、僕も、そしてカレンも思っていない。ならば、彼の狙いは何だ?
今、僕達をEU軍に合流させて、一体何の利益がある? それ位なら、可能な限り隠してしまう方がまだ・・・・・・
・・・・・・今? 今だって? まさか、ゼロ。君は・・・・・・
「ライ。気がついた様だな。私の狙いに」
「しかし、何年越しの計画になるんだ? そもそも、成功する可能性だって・・・・・・」
いや、ゼロなら成し遂げてしまうのかもしれない。しかし、それにしても呆れるほど大掛かりな作戦だ
「また、私だけ仲間外れみたいなんだけど。説明はしてもらえるのよね?」
カレンが僕に、作った笑顔を向けてくる。説明しなければ、許してはもらえなさそうだ
「ゼロはブリタニアを、少なくとも交渉のテーブルに引き摺り出せるだけの、強力なカードを作るつもりなんだ」
「つまり?」
カレンが続きを促がしたので、僕はそれに従って説明を続ける
「まず、僕達はEU軍に合流し、戦果を上げて民衆の支持を得る。それには、生半可な戦果じゃ駄目だ。
 奇跡の様な・・・・・・ゼロが僕達に見せてくれた、英雄と呼ばれるようなレベルのものだ」
そう、まずはEUでの地位の確立だ。しかし、それすらも最低条件と言った程度だ
「そして最終的には、EUと日本の協力関係を成立させる。幸い、EUは民主主義国家だ
 民衆の支持を得られれば、僕達であっても政治的な影響力を持つ事が出来る」
「でも、いくらEUが味方についたとしても・・・・・・」
確かに、日本とEUの連合軍程度で勝てる相手ではない。もちろん、もう一つクリアすべき条件がある
「此処までは、僕達のEUでの仕事だ。もう一つ、ゼロがやるべき事がある」
そう言って、僕はゼロの方に振り返る。

99 :這い寄る混沌 ◆4EKy8pi43U :2008/05/26(月) 06:27:44 ID:BjBP4Mjm
「ゼロが、中華連邦を味方につける。どうするつもりなのかは、想像がつかないが・・・・・・
 それまでブリタニアの注目をEU軍に向けさせる。それも、僕達の役目だろう?」
「その通りだ。成功すれば、あとは交渉するなり、改めて戦端を開くなりすれば良い」
流石のブリタニアも、EUと中華連邦、それに日本との多正面作戦では不利を免れないはずだ
「ラクシャータは良いとして、ディートハルトも居ると言う事は、僕の血も利用するつもりか?」
「多大な戦果を上げた英雄が、実は他国の皇族に連なる血筋の人間だった。
 民衆を酔わせるには、十分な効果が望める演出じゃありませんか。利用すべきです」
ディートハルトが、さも嬉しそうに言う。利用される側としては、あまり嬉しくない物言いなのだが
「私は、行くなんて、まだ一言も言って無いんだけどなぁ」
初めてラクシャータが口を開いた。しかし、その言葉とは裏腹に、口調は楽しげだ。そのラクシャータが
僕に近寄ってきて、僕をしげしげと眺める。目つきからまで、何か楽しんでいるような印象を受ける
「まぁ、EUに坊やを満足させられるような人間なんて、居やしないだろうしねぇ
 それに、このままこっちに居ても、面白い事なんて無さそうだし」
パイプを振りながらラクシャータは、だから着いて行ってあげるなどと、何処かに遊びにでも出かけるような
軽い口調で同行を申し出てきた。するとカレンが
「何を言ってるんですか、ラクシャータさん! 戦いに行くんですよ! 満足させるだなんて、そんな話・・・・・・」
と、顔を真っ赤にしてしまう。すると今度は、それを見たC.C.がニヤニヤしながら
「勝手に勘違いして恥ずかしがるのは構わんが、今の流れならKMF技術の事だとは思わなかったのか?
 だがまぁ、その反応を見る限り、後はライさえ承諾すれば解決と言う訳だな」
などとカレンをからかうから、更に顔を紅く染め、そっぽを向いてしまう 

100 :這い寄る混沌 ◆4EKy8pi43U :2008/05/26(月) 06:28:10 ID:BjBP4Mjm
「そう言う事なら、僕に異存はない。僕と君は、共犯者なのだから」
そう、ゼロに・・・・・・ルルーシュに全てを明かしたあの日、同じ道を歩む事を誓ったのだ
「それに君の事だ。EU軍の目ぼしい人物に、既に話を付けているんだろう?」
「あぁ、君の言う通りだ。EU軍では、ハンス・ウルリッヒ・ルーデル中将を頼ると良い
 若い女性だったが、中々の名将の様だ。自身もKMFで戦場に出ようとする以外は、な」
「根回しは完璧と言う訳だ。なら、出立は早い方が良い。すぐ準備に取り掛かろう
 カレン、ラクシャータ、それにディートハルト、今後もよろしく頼む!」
「こっちこそよろしくね。ライ」
「まぁ坊やも、ゼロと同じくらい面白い男だしねぇ。それに、プリン男爵に負けっ放しなのも悔しいし」
「英雄の傍には物語を綴る者が必要でしょう。貴方は、素材としては一流ですからね」
三者三様の言葉で、僕に応えてくれる。
「月下と紅蓮二式、それにガウェインと流体サクラダイトを船に積んである。
 持って行くといい。ブリタニアは、私が上手く誤魔化して見せよう」
そう言って椅子から立ち上がり、ゼロが僕に歩み寄ってくる。彼が差し出す手を、僕は強く握り返す
「暫く会えなくなるな」と、僕
「なに、それ程長くはならないさ」と、ゼロ
「私も、参加する権利はあるわよね」と、カレンが手を重ねる
此処から、僕たちの新たな闘いが始まった・・・・・・

101 :這い寄る混沌 ◆4EKy8pi43U :2008/05/26(月) 06:29:16 ID:BjBP4Mjm
〜エピローグ〜

独特のフォルムとずば抜けた性能を誇るKMFに、新型KMF・アグラヴェインの
スラッシュハーケンと、ハドロンバスターの赤黒い光が襲い掛かる
流石に耐え切れず、光の中で崩壊していくKMF
「ナイトオブテンの撃破を確認! ライ中佐のアグラヴェインが、敵防衛ラインの突破に成功しました!」
「良し、今だ! 全部隊、防衛ラインに開いた穴に放火を集中! 敵陣を切り崩せ!」
EUに渡って3年。僕達はルーデル中将の下に身を寄せて、ブリタニアとの戦闘を続けて居た
「ライ、良くやった! 帰ったら、褒美を取らせよう! 何を望む?
 なんなら、私だって構わんぞ! どうだ、ライ!?」
コクピット内のスピーカーから、ルーデル中将の機嫌の良い大声が響いてくる
「中将、まだ戦闘中です! 少しは静かにしていて下さい!」
それを皮切りに、何時ものカレンとの言い争いが始まってしまった様だ
「お前こそ静かにしていろ! 乳だけ娘! そもそも、そのアグラヴェインのもう一つの席は
 私の居場所だ! 今日は貴様に貸してやっているに過ぎん! 少しは有り難がったらどうだ!」
「なんだと、この虚乳女! あんたが重症を負ったって言うから、私が乗ってるんでしょう!
 そもそも、なんで退院がこんなに早いのよ! まさか、また抜け出したんじゃ無いでしょうね!?」
駄目だ。少なくとも、僕の手には負えない。誰かに助けを求めるしかなそうだ
「ラクシャータ、それにディートハルトも。頼むから、何とかしてくれ」
「すみませんが、私は『ナイトオブテン、戦場に散る』の報を、全世界に流す仕事がありますので」
そう言って、ディートハルトが逃げて行ってしまう。
「あんた達、ほんと飽きないわよねぇ・・・・・・」
ラクシャータはラクシャータで、面白がっているようで、止める気配が全く無い
その間にも、回線を通しての喧嘩は、激しさを増してゆく。はやく、何とかしないと・・・・・・
「見てなさいよ! 戦争が終わったら、あんたなんか・・・・・・」
「貴様などに、私が如何にかできるものか! 私は『不死身の』ルーデルだぞ!」
「まだ戦闘中だ! 二人とも、少し静かにしてくれぇぇぇ!!!」
もう暫く、僕の苦労は続きそうだった・・・・・・

102 :這い寄る混沌 ◆4EKy8pi43U :2008/05/26(月) 06:32:39 ID:BjBP4Mjm
以上、黒の騎士団ENDのその後でした
うん・・・・・・やっぱりシリアスなのは難しいですね
結局、最後までシリアスは続けられませんでしたw

何時もながら、ご清読有り難うございます では、また ノシ

103 :保管庫の人:2008/05/26(月) 07:16:15 ID:9VnsynA7
昨夜 スレの速度も落ち着いてきたなあ。今日はも寝るか



今  …ボーゼン(゚д゚)

104 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/26(月) 07:21:43 ID:JNcKIdfX
>>102
GJ!
まさかのEUエンドw
ディードがとっても喜んでそうなのが眼に浮かぶ
・・・そしてルーデル吹いたw

105 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/26(月) 09:12:11 ID:KRow6kXs
>>102
這い寄る混沌卿さすがお見事!
EU ENDは考えてもみませんでした。
カレンと戦車撃破王の掛け合いおもしろいなぁ!

>>103
え〜管理人様、……がんばってください。

106 :双翼 義人 ◆KHEtQ2j5Nc :2008/05/26(月) 09:50:09 ID:TsYa1eeB
>>48
そう言う事ですね。
こちらから保管庫内容に手が出せない状況なんですよ。ですのでまずそこを何とかしていただけないと……。
捨てアドはさっさと作ってメール欄に放り込んでおきましたので、題名に「LOST COLORS SS保管庫」とでも書いてそちらからメールを送ってください。
まあいざとなったらこちらで保管庫の内容をHTML文書で作ってメールで送る→管理人さんがコピー+ペーストでもいいかなとは思ってますが。

そして……まあ、頑張ってくださいw

107 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/26(月) 12:42:29 ID:4g9UcSo4
ここでまさかの女ルーデルwww
そういえば前ライスレでルーデルの話題出てたなwww

108 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/26(月) 12:56:26 ID:3l5ojwDT
まあ、現実でスザク以上のスペック持ってたからW


ライが怪我してても「休んでいる暇はないぞ!すぐに出撃だ!」とか言われて拉致されるライを幻視したW
しかし・・・こんな痴話喧嘩で落とされたナイトオブテンが不憫すぐるW


109 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/26(月) 13:30:52 ID:BjBP4Mjm
>>107
出てたというか、ロリッ娘将軍欲しいって言ったのが俺だったり (´∀`*)

110 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/26(月) 14:06:48 ID:4g9UcSo4
>>109

( Д )  ゚  ゚
卿の発想とそれを形にしてしまった英断に私も驚嘆の念を禁じえない!!


111 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/26(月) 14:41:34 ID:7lHgfLrx
>>102
GJ!

タイトルの『新たな闘い』
EUでの戦いだけではなく、女の闘いでもあったとは・・・

112 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/26(月) 15:28:49 ID:SxMTSBUL
まとめサイトが見れないのは俺だけ?

113 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/26(月) 15:38:06 ID:DNLXOjLW
>>101 虚乳

1.油断している事
2.うそ

2で、にせの乳か? こんな言葉があろうとはw
1.だったら、無防備な乳だw

114 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/26(月) 16:19:51 ID:70o/+Uyn
>>113
虚ろな乳、すなわちいくら見え張って寄せて上げる下着をつけようがすっかすk(急降下爆撃を喰らって爆散)

115 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/26(月) 17:33:21 ID:iyPQK82D
>>113-114
つまりPADってことさ
この場合はPAD将か?


116 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/26(月) 17:46:28 ID:3IvoOCLV
>>113
その小ささにこそロマンが有るじゃないか!

ただでっかいだけの胸よりまs(輻射波動で蒸発)


117 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/26(月) 19:31:42 ID:qsNsO7vQ
>>102
GJ ラクシャータいいのういいのうwwwwww


118 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/26(月) 19:33:45 ID:qsNsO7vQ
あと、前スレうめ支援頼む
妄想やプロットで埋めるのもありだ

119 :184 ◆CqyEjyiJyU :2008/05/26(月) 20:17:06 ID:ar8eWZSs
前スレの184です。
前作のシャーリーが想いの外、好評で驚いています。感想ありがとうございました。
これもシャーリー自身の魅力のおかげかと。

>>77 ヴィレッタ先生かわええGJ
>>102 EUでも人たらしぶり健在w 
そして、アグラヴェイン。複座式ということは、ガウェインと同様の大型のKMF? GJです。

さて、蒼月編カレンEND後のSSを投下します。
以前書いた蒼月編カレンEND後エピソード≠フ続きとなります。

120 :蒼月編カレンEND後エピソード2:2008/05/26(月) 20:18:52 ID:ar8eWZSs
僕が黒の騎士団の協力者という立場から、正式に団員として認められて数日後。
アジトのラウンジで僕とカレンは、新しく配備された新型ナイトメアのマニュアルを
見ていた。
その場に居たゼロと扇さんの話題が、騎士団運営資金の話に移った。
どうやら、財政が苦しいらしい。担当である玉城の言い訳に、カレンが口を挟んだ。

121 :蒼月編カレンEND後エピソード2:2008/05/26(月) 20:20:34 ID:ar8eWZSs

「もう俺達ゃ大組織なんだ。人間が増えりゃ予定外の――」
「大物ぶって、新入りに奢りまくるのが予定外?
 私、知ってるんだからね。どんな所に行ってるのか」
「「え゛」」
「ん?ライ、何であなたまで反応してるのよ」
(しまった! メンバーまでは把握してなかったのか)
「ラーイー。あなた、まさか」
カレンに襟首をガシッと、つかまれた。
「バーロー、浮気は男の甲斐性だ」
玉城が勝手に返事を返す。しかし、返事としてそれはどうなんだ?
行きましたと、肯定したのと同じじゃないか。それに、僕は・・・
「何ですって〜!」
カレンの腕に力がかかる。首が絞まってきた。
(く、苦しい・・・)
「浮気されるのはなぁ、カレン!お前に女としての魅力がないからだ」
(玉城ぃ、カレンを刺激するなぁぁぁ)
「そもそも、学園じゃ病弱なお嬢様って事になってるらしいが、実際には正反対じゃねーか
 そいつだって、お淑やかな娘の方がいいって言ってるぜ」
(言ってない、言ってない)
「くっ、ライの、ライのバカーーー!!」
「「ぐはっ」」
ぶん投げられて、玉城と衝突した。何か紙切れがヒラヒラ舞って、井上の足下に落ちた。
どうやら、玉城の上着のポケットに入っていた物らしい。

122 :蒼月編カレンEND後エピソード2:2008/05/26(月) 20:22:03 ID:ar8eWZSs
それを拾い上げた井上が、眉をひそめながら内容を読み上げる。
「んー ランジェリーパブ セクシーナイツ ○/末までYシャツ週間 胸元チラ見せで
 あなたを悩殺=`? 何?あなた達、下着フェチ?」
汚物でも見るかの様な目で、聞かれた。
「「違う!」」
「じゃあ、Yシャツフェチか・・・」
「「だから、違う!」」
「カレンも大変だぁ〜 あ、でもでもバニーガールとかの特殊な衣装じゃないからそうでも
 ないのか」(ニヤニヤ)
「井上さん! 私達そういう事はまだ・・・」(ゴニョゴニョ)
カレンの不用意な発言に、僕ら以外の皆が呆れる。
「まだぁ?」
「オイオイ、何やってんだか」
「ふ〜ん? まだまだ、付け入る隙がありそうね♪」
「怖っ! 冗談に聞こえねーってそれ」
「・・・別に冗談でなくても私は、一向に構いませんけど」(フンッ)
「ちょ、カレン。待ってくれよ、僕は」
「何よ!浮気者!」(ベー)
完全にカレンは、へそを曲げてしまった。
『ライ、カレン。君達二人は、黒の騎士団の主戦力だ。その二人にわだかまりがあると、
 今後の作戦にも影響が出る。二人でよく話し合ってくれ。今日はもう帰ってもいいぞ』
「ああ、すまん。そうさせてもらう」
僕はむくれるカレンの肩を抱いて、アジトを引き上げた。

123 :蒼月編カレンEND後エピソード2:2008/05/26(月) 20:23:42 ID:ar8eWZSs

僕は、カレンを礼拝堂に誘った。ここは、僕らが気持ちを確かめ合った思い出の場所だ。
カレンが僕に告白し、僕がカレンを守り続けると誓った場所。
神聖なだけに、嘘や誤魔化しができない場所。話し合うならここが最適だと思った。
「カレン・・・まず、君に謝らないといけない。」
僕の言葉にカレンは、ビクンと体を震わせた。
「あ、そうじゃなくて・・・ 僕の言葉が足りなくて、君を不安にさせたんだと思う。
 その事を謝りたい。・・・すまない」
「ライ?」
照れ臭くて先送りにしてきた事。しかし、今こそ言わなくては・・・
僕は、大きく息を吸い込んだ。
「カレン・・・君が好きだ! その上で、あの日の言葉をもう一度・・・
 好きだから、君と一緒にいたい。好きだから、君の力になりたい」
「!」
あの日カレンの好き≠ノ対して、僕は好き≠ニ明確に返していなかった。
それが、足りなかった言葉=E・・
「君が拒否しても、僕は君が危なければ助けに行く。君が好きだから、何度でもだ」
「私が、好きだから?」
「君が好きだから、何度でも、何度でも」
カレンを抱きしめ、頬にそっと手を添え上向かせた。あの日足りなかった行動≠
起こす為に・・・ 僕の愛情をより強く伝える為に・・・  
カレンがそっと目を瞑るのを確認し、その唇に自分の唇を合わせた。

124 :蒼月編カレンEND後エピソード2:2008/05/26(月) 20:25:25 ID:ar8eWZSs

その後、明るさを取戻したカレンが必要ない≠ニ言うのを僕の名誉の為にも≠ニ、
事のあらましを説明させてもらった。
歓迎会と称して、玉城に連れ出された事。店の場所を着くまで秘密にされていた事。
店の前で回れ右して、ダッシュで逃げた事。
――と、説明し終わったところで、クスクスと笑い出すカレン。
「じゃあ、下着フェチ≠ニかYシャツフェチ≠ニかバニーガールカレンたん
 萌え〜≠ニかは?」
「だから、そんな趣味は――って最後のは何!?」
「さあ?ウフフ・・・」
「アハハ・・・」

一頻り笑いあった後、僕はカレンを部屋に誘った。
「あー 良かったらこれから僕の部屋に来ないか? ナイトメアのマニュアルもまだ
 読み終わってないしさ」
「え?」
「会長から貰った美味しいお菓子も用意するよ。その、もう少し一緒に・・・」
「え、ええ。それじゃ、お邪魔しようかしら・・・」
頬を染め、モジモジするカレンは、僕の下心に気付いているのだろうか?
もしかしたら・・・ 僕は心の中で、ガッツポーズを決めていた。


僕は、まだ知らなかった。CCが僕のベットの上でピザを食べている事を。
しかも、Yシャツ一枚の姿で・・・

125 :184 ◆CqyEjyiJyU :2008/05/26(月) 20:26:54 ID:ar8eWZSs
以上です。
ゲームを再プレイしてみたところ、ライが好き≠ニ言ってない事に気付きました。
一緒にいたい∞助けに行く≠ノ好き∴ネ上の感情がこめられていたとしても、やはり言葉に
していないと何かあった時に相手は不安になるんじゃないかと・・・
また抱きしめ合った後、場面が変わります。この間に何かあった(例えばキス)と想像する事も
できますが、自分は何もなかったと解釈しました。だから、今回が二人のファーストキスです。
(リヴァルやニーナと事故ちゅーしなくて良かったねw)
ゲームEND後、ドラマとか映画で情報を得たライが
「あ〜あの時、キスするチャンスだったじゃないか」と、後悔したり、
カレンの唇を物欲しそうにチラチラ盗み見たり、とかいうシーンがあったかもしれないですねw

126 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/26(月) 20:33:00 ID:st0alQJU
>>125

オチがひでえ!外道だ!!(良い意味で

127 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/26(月) 20:35:22 ID:7lHgfLrx
>>125
GJ!
だが、ライの命が危険だ、冷静にあとがきを書いている場合じゃないぞ!!

128 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/26(月) 20:40:08 ID:afAGyiRr
>>125
ニヤニヤがとまらないw

ここはバカップルからシリアスまであるからいいなぁ

そしてニヤニヤと妄想してたらなぜかssができていたので投下します
一応ライ×ラクシャータです



129 :情報部は女性が多そう:2008/05/26(月) 20:41:24 ID:afAGyiRr
「ラクシャータさん、前回戦闘の月下試作機についての報告書です。」
「あらぁ、ありがと。アンタの報告書はいつも細かいところまで書いてあるから助かるのよねぇ。」
黒の騎士団本部格納庫、そこで二人の男女がKMFに囲まれ会話をしていた。
「いえ、報告書で出した部分は必ず改善されているから僕もいろいろ書けますし、それに安心して戦えます。」
「ラクシャータさんが来てくれたおかげです。」
まだ顔に幼さを残した青年が「ありがとうございます」と感謝の言葉と共に微笑む
「アンタは本当に人を持ち上げるのが上手いねぇ。」
「そうですか?僕は思ったままに言ってるだけなんですけど。」
「意識せずにやれるから上手いんだよねぇ。」
「でも、自分の発言に自覚を持たないと後々苦労する羽目になるかもよぉ。」
クックッとラクシャータが笑う。
騎士団内での立場もあるから発言には十分気を使ってるはずなんだけど
青年は彼女が何を言いたいのか分からず首を傾げる。


130 :情報部は女性が多そう:2008/05/26(月) 20:42:28 ID:afAGyiRr
「あの・・・、ライ隊長。」
一人の女性団員が遠慮がちにラクシャータと話していた青年・ライに声を掛ける。
「ん?貴女は情報部の・・・確か、藤花さんですよね?」
「・・・え、あ、はいっ!」
彼が自分の名前を知っていると思っていなかったのだろう
藤花は驚きで少し固まった後わたわたと書類を差し出した。
「これは?」
「次の作戦に関する資料です。幹部の方々が手が放せないとのことで、わ、私がお届けに参りました。」
「そうですか、ありがとうございます。」
「いえ・・・あの、お仕事頑張って下さいっ。」
そう言うと藤花は走り去ってしまった。
「元気な人だな。」
さっそくもらった資料に目を通そうとするライの肩に
ラクシャータが肘を乗せ寄りかかってきた。
「・・・アンタさぁ、なんであの娘のこと知ってるわけ?」
何だろう。少し、ほんの少しではあるが彼女の視線が痛い。
「ああ、本部に出入りする人間は一通り名前と顔を覚えましたから。」
「それに作戦地域の詳細を確認したり、頼んだ資料を自分で取りに行ったり
 足を運ぶことも多いですから、情報部の方ならすぐわかるようになりました。」
「ふぅーん、そう。」
キセルをふかし始めたラクシャータはあまり面白くないといったような目で
藤花の去っていった格納庫入り口をじっと見つめていた。


131 :情報部は女性が多そう:2008/05/26(月) 20:43:06 ID:afAGyiRr


「・・・あの、ラクシャータさん?」
「なぁに?」
「僕は作戦資料を呼んで読んでるのですが・・・」
「アタシもアンタの報告書に目を通してるところ。」
格納庫に併設された研究室そこに備え付けられたソファ
そこでライたちはそれぞれ資料を読んでいた。
「いや、そういうことじゃなくてですね。」
「じゃあ、なにかしらぁ?」
いつものように腰掛と肘掛の間に背をうずめ斜めに座っているラクシャータ
ただ違うのは彼女が腰掛けているのがソファのクッションではなくライの腿の上ということぐらいだ。
「あの、どいてもらえませんか?」
「狭量ねぇ、女の子にモテないわよぉ。」
ラクシャータがからかうようにキセルでライの頬をつつく
「それに言ったわよねぇ。後々苦労する羽目になるって。」
そう言ったラクシャータはニヤリと笑った後
ライに身を任せ再び報告書へと目を落とすのだった。


132 :128:2008/05/26(月) 20:45:02 ID:afAGyiRr
以上です。
ここのおかげで最近妄想がとまりませんw
俺にもっと文才があればいいのに・・・


133 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/26(月) 20:50:07 ID:tLHSK4gZ
>>125
GJ!!
ガウェインVS紅蓮弐式の再来だwwww

>>132
ラクシャータさん、もしかして嫉妬ですか?ww

134 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/26(月) 21:13:43 ID:gKGXIZmt
保管庫の更新早すぎるwwwww  スゴスwwwwww

135 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/26(月) 21:54:27 ID:J80t8lg+
>>125
死兆星が見えるwww

136 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/26(月) 22:45:44 ID:qsNsO7vQ
>>125
GJ! オチの画が見えましたw

>>132
GJ! 自分がラクシャータ好きだということを認識した。

137 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/26(月) 22:47:18 ID:qsNsO7vQ
そしてもう100kb……
スレ容量の五分の一を使った訳だが……ここの職人は化け物かw

138 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/27(火) 01:17:06 ID:OjGbVX8T
いや(良い意味で)化け物と呼ぶなら
彼らの攻撃(SS投下)を全て受け止めている保管庫の管理人さんだよ。

SS職人&管理人!!
僕は君達のその行動に敬意を表する!!!



139 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/27(火) 01:29:42 ID:AMDCkMCj
化け物の一匹としては管理人さんの苦労をかけて申し訳ないような…
まだまだネタが尽きないから頑張ってもらうしかないというか…

140 :這い寄る混沌 ◆4EKy8pi43U :2008/05/27(火) 01:33:00 ID:w1vjFUs0
保管庫管理人様、>>95から投下したSSですが
>>100の上から4行目 「ハンス・ウルリッヒ・ルーデル中将」 の部分ですが
「ゲルダ・ウルリッヒ・ルーデル中将」に修正して頂けないでしょうか?
コピペしたまま直すの忘れて、そのまま投下してしまいました orz

141 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/27(火) 02:14:37 ID:23mLnffc
>>125
に、逃げてー!ライ全力で逃げてー!!
輻射波動をぶち込まれるライを幻視w


142 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/27(火) 04:36:12 ID:aud2Y0IZ
>>125
ライにビンタをして、部屋を出て行くカレン。
そして次の日には、バニーカレンが部屋に待機してるんだよ。
そして、ライと共に部屋に遊びに来た、生徒会メンバーに目撃され
ライとカレンが盛大に弄られる。

すこし平和な展開を幻視してみた。

143 :保管庫の人:2008/05/27(火) 07:06:20 ID:c3ouMxn3
>>106 近日中に捨てアドを作って返信致しますので暫くお待ちくださいますでしょうか?

>>140 修正しておきました。

144 :双翼 義人 ◆KHEtQ2j5Nc :2008/05/27(火) 10:01:07 ID:5+CoYHfA
>>138
管理人さんこそ現代に降臨したルーデルだと思ってるw
だから俺はその副官に、……なれればいいなぁorz

……正直最盛期はここより早かったスレ知ってるs(ry

>>143
了解です。

145 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/27(火) 13:28:43 ID:Ua524OvX
>>132
GJ! ラクシャータさん良いですねー

しかしライ……騎士団内にもファンクラブできてたりして…

146 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/27(火) 20:19:54 ID:uEJNt/7j
>>145
カレンの手によって握りつぶされそうだな、そのファンクラブw

147 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/27(火) 22:20:34 ID:7+1N4v8i
>>146
ファンクラブ会員A「酷いです、カレンさん!なんの権利があってそんな!!」

148 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/27(火) 22:25:21 ID:E4E1sszz
どうでもいいけど
惚れ薬を使ってライを落とすラウンズが夢に出てきた

誰か文章にしてくれ

149 :保管庫の人:2008/05/27(火) 22:45:28 ID:n5WmQ3av
流石に今日は投下は無しのようですね。皆さん、おやすみなさい。

150 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/27(火) 22:51:18 ID:wrvb2+Ux
>>149
そんなこと言っちゃだめだ管理人さん
それは完全に死亡フラグだ!

151 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/27(火) 23:11:05 ID:Id4VqAhJ
まあこれが普通だろ
いままでのペースが異常すぎただけでw

152 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/27(火) 23:17:49 ID:uEJNt/7j
ロイドさんが趣味で作ったモテ薬を風邪薬と間違えて飲んでしまったライ。
薬の副作用で性格が変わり、出会う女性を片っ端から口説いていってしまう。
元に戻すには誰かが口移しでライに解毒薬を飲ませなければならない。
誰が解毒剤を飲ませるかで争う女性陣達…

LOST COLORS R2 ラウンズルート「女こまし編」

ラウンズ始まって以来の、熱くてしょ〜もない戦いが今始まる。



>>148の惚れ薬と聞いてこんな電波を受信してしまった。


153 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/27(火) 23:34:17 ID:7+1N4v8i
>>152
ロイドは入江だったのかあああッ!!

154 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/28(水) 00:08:05 ID:EBeUCDQG
>>146
ファンクラブ会員B「井上さんだけじゃないんですよ女性団員は!」

ファンクラブ会員C「そうだそうだ!私達はモブ絵すら描かれないのにカレンさんだけずるい!」

ファンクラブ会員D「おまけになんですかその胸は!女子高生だからってソレはおかしいでしょ!」

ファンクラブ会員E「資本の偏在を許すな〜!」


155 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/28(水) 00:12:42 ID:ny3bn0Nr
>>152
最終的にジェレミアあたりにやられてしまうわけですねw

156 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/28(水) 00:27:09 ID:Osxtcws6
なんか一時期のライスレのような気持ち悪い流れになりつつあるな
ここはSSスレなんだぜ?

157 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/28(水) 01:36:16 ID:3NTVU2Oe
そんな時は誘導だ

コードギアス LOST COLORSのライは幻の美形 2
http://game13.2ch.net/test/read.cgi/gamechara/1211338032/

158 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/28(水) 03:52:18 ID:LGS5p18A
「お兄様っ!?お兄様なのでしょう!私です、ナナリーです!」
「っ!(ぬぅうぉっ?!!)」
〜〜〜〜
「すまない、今は他人の振りをしないといけないんだ」
「っ!・・・」
「愛し「それよりライさんはどうしているのですか?ご無事ですか」
「ぁ・・・ぁぁ」
〜〜〜〜
「慰めろ」
「なっ!?」
「女なら出来る慰め方があるだろう?」
「いやぁっ(ゴスッ)ライっ」
「ふぐぅぅぅ・・・」
〜〜〜〜
「ライは元気にしているか?」
「あぁ、チーズ君の次に抱き心地が良くて重宝している」
「・・・ほう」
〜〜〜〜
「くそっ、みんな揃ってライライライライ、俺こそが一番ライを(ry
「兄さん・・・、それ以上言ってはいけないよ、色々な意味でね」



159 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/28(水) 08:13:57 ID:Bx5kbAaS
>>156
こういった雑談や子ネタの中から、生まれる作品だってあるんだぜ。
嫌ならスルーすればいいだけの話。

160 :双翼 義人 ◆KHEtQ2j5Nc :2008/05/28(水) 08:42:08 ID:rCtUiElh
>>152
俺が今書いてるのがそれと同じ賞に投稿するSSだと知っての話なのかそれは。
ちょっと書きたくなってきたじゃねえかw
レナ=ユフィ、魅音=アネット、沙都子=ミレイ、梨花=アーニャと言った所か?
個人的には黒の騎士団ルートの方がやりやすいんだが。(レナ=井上、魅音=カレン、沙都子=ミレイ、梨花=C.Cの方がしっくり来ると思うんだ)
……黒の騎士団カレンルート後でヴィレッタ絡める奴構想してたのに、この電波は……orz

161 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/28(水) 17:01:17 ID:ip7TGUXn
>>160
ラクシャータさんがほれ薬を作ったことにすれば問題は・・・あるか

162 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/28(水) 17:07:45 ID:AdDBSrSd
>>160
>>152の者ですが、それは間が悪かったというか……失礼しました。
双翼 義人さんの書きやすいルートでお願いします。



個人的には、ナナリーも出演させてほしいなー(ボソリ


163 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/28(水) 17:29:55 ID:3NTVU2Oe
>>160
お願いだから普段のレスはコテつけないでください

164 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/28(水) 19:22:32 ID:3NTVU2Oe
前スレ梅完了

165 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/28(水) 21:41:13 ID:mm0a9sXf
以前投下したSSの、アナザーぽいSSでも
投下してOKですか?

166 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/28(水) 21:42:26 ID:AdDBSrSd
>>165
お待ちしております。

167 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/28(水) 21:42:54 ID:BKfz9d0Y
(´・ωひ`)「公共良俗に反しないものなら全力で投下しろ!」

168 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/28(水) 21:50:53 ID:mm0a9sXf
了解しました
出来上がり次第、投下したいと思います

169 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/28(水) 22:01:12 ID:Gy3ir3qq
覚えている人がいるかわかりませんが

「月輪の夜」の作者323です。
後編ですが細かい所修正して近日中に投下しようと思います。



170 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/28(水) 22:11:07 ID:F98jyzfT
全力でお待ちしております!

171 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/29(木) 01:28:44 ID:47dNeSt4
嵐の前の静けさ…か…

172 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/29(木) 01:48:36 ID:I2VaqngY
>>171
保管庫の管理人さんにも休息が必要だろう?

173 :這い寄る混沌 ◆4EKy8pi43U :2008/05/29(木) 06:15:02 ID:UMn0nmjs
と言う訳で、捏造ラウンズ編のアナザーENDを投下いたします
今回はノネットさんとライが特区の開催式に間に合った、そんな設定です

174 :這い寄る混沌 ◆4EKy8pi43U :2008/05/29(木) 06:18:16 ID:UMn0nmjs
パンッ、と言う軽い音と共に、僕の右胸に激痛が走る。右足と左脇腹、今ので3発だ
痛みのあまり、悲鳴すらも上げられなくなって来ている
「日本人は、早く死んでください!」
ユーフェミアが引き金にかける指に、力を込めようとするのが判る
「違うだろ! あなたが望んだ事は、こんな事じゃ無かっただろ!
 まだ間に合う!! 本当の貴方に戻ってくれ、ユーフェミア!!」
耳鳴りのような音。瞳の奥で、何かが噛み合う。何時もの、ギアスの発動する感覚
それと共に、ユーフェミアの瞳から殺意の色が薄れていく。何とかギアスを打ち消す事が出来た様だ
「ほんとうの、わたくし?」
ギアスの支配から逃れたユーフェミアは、銃を取り落とし、その場に座り込んだ
と同時に、僕も床に膝を着いてしまう。既に、体に力が入らない
(良かった・・・・・・間に合ったんだ・・・・・・
 スザク、ノネットさん・・・・・・後の事は・・・・・・)
少し、血を流し過ぎた・・・・・・ようだ。だんだん、意識が・・・・・・

175 :這い寄る混沌 ◆4EKy8pi43U :2008/05/29(木) 06:20:12 ID:UMn0nmjs
捏造ラウンズ編・アナザーエンド 『幸せな物語』

「中々、目を覚まさないな」
人の声がする。聞き覚えのある女性の声だ
「そういやさ。御伽噺だと、こういう時はキスで目が覚めるんだよな?」
今度は男の声。これも、聞き覚えがある
「試してみる」
女の子の声? 今度も、危機覚えがある声だ・・・・・・
そうだ、たしか僕はユーフェミアに撃たれて・・・・・・
次第に意識がはっきりとして来る。此処は、何処だろう? 身体を起こしてみるが、見覚えの無い部屋だ
そのまま視線を左に移すと、顔のすぐ横にピンクの髪の女の子の顔があった
「アーニャ?」
「ッ!?」
僕と目が合ったアーニャの顔が、みるみる赤くなっていく。もしかして、この状況は・・・・・・
「アーニャ・・・・・・」
「ライ・・・・・・」
アーニャの顔が、すぐそこまで近付いて来る。このまま・・・・・・
「ライ、すまない。私達も居るんだが?」
「アーニャも、俺達の事完全に忘れてたろ?」
・・・・・・ノネットさん? ジノ?
「ふ、二人とも!? 何時から此処に!?」
「最初からずっと居たぞ、俺達」
そういえば、声が聞こえていたような気がする。すっかり忘れていた

176 :這い寄る混沌 ◆4EKy8pi43U :2008/05/29(木) 06:21:56 ID:UMn0nmjs
見ればアーニャは、更に顔を赤くして俯いてしまっている。これは、非常に気まずい
何とか話題を変えようと、さっきから感じていた疑問を口にする
「そう言えば、此処は何処なんだ? 見た所、僕の部屋でもないようだけど」
「此処は、トウキョウ租界の軍病院だ。私が見つけた時には、お前は血塗れで倒れていたんだぞ?
 何も覚えていないのか? 会場で私と別れてから、一体何があったんだ?」
ノネットさんが苦笑いしながら、僕の疑問に答えてくれる。如何にも、良いさ誤魔化されてやろう、といった顔だ
しかし、まさかユーフェミアに撃たれた、とは言えない。その辺りの事は、覚えていない事にしてしまおう
「それが・・・・・・銃声が聞こえたので駆けつけて、そうしたらユーフェミア皇女殿下が倒れていて・・・・・・
 すみません。それ以上の事が、どうしても思い出せないんです」
「お前もユーフェミア殿下と同じか。殿下も、その辺りの事が思い出せないそうだ
 私はてっきり、お前がユーフェミア殿下を庇って、ゼロに撃たれたのかと思ったんだがな」
「僕は少なくとも、ゼロには会っては居ない、筈です」
これで良い。皆に余計な心配はかけたくない・・・・・・皆!?
「そう言えば、アーニャとジノは何で此処に? 何時の間に来たんだ?」
そうだ。僕とノネットさん以外は、日本には来ていなかった筈なのに
「おいおい、酷いなぁ。お前が撃たれたって聞いて、わざわざエリア11まで来たんだぜ?」
なぁアーニャ、とジノが言うと、やっと普段の顔に戻ったアーニャが
「心配、だったから」
と、ベットの縁に座って僕の左手を握ってきた。柔らかい手から、アーニャの体温が伝わってくる

177 :這い寄る混沌 ◆4EKy8pi43U :2008/05/29(木) 06:22:47 ID:UMn0nmjs
「三日も、目を覚まさないから。ずっと心配してた」
そう言って、更に強く僕の手を握ってくる。そうか、僕は三日も眠っていたのか
「さて、それじゃあ、俺達は先に本国に戻るとするか。アーニャ、ライを頼んだぞ」
ジノがそう言って、僕に手で合図をする。ノネットさんも
「そうだな。アルフレッドとリリーシャも、二人だけでは大変だろうしな」
と帰ろうとするが、何かを思い出したようにアーニャとは反対側に回り込み、僕に耳打ちしてきた
「ライ。私はお前に闘い方を教えて、強く鍛え上げた。心構えを叩き込み、騎士に育て上げた
 だがな、女ぐらいは自力で口説いて見せろよ。それが出来て、やっと一人前だぞ?」
今度は、僕の顔が真っ赤になる。それを見て満足したのか、ノネットさんは「頑張れよッ!」と
僕の肩を叩いて、ジノを引っ張るように部屋から出て行った
ノネットさんの一言のせいか、手を握るアーニャを、必要以上に意識してしまう
どう声をかけようかと思い悩んでいると、アーニャから僕に話し掛けてきた
「ライ、身体はもう大丈夫?」
「あぁ、少し痛むけどもう大丈夫だ。ごめん、心配させてしまったな」
それを聞いたアーニャが、少し寂しそうな顔になる。何か、拙い事を言ってしまっただろうか?
「謝られても、嬉しくない」
「そうか・・・・・・」
そうだな。何となく、他人行儀な感じがする。少なくとも、そういう仲では無いはずだ
今度は、空いている右手をアーニャの頭に乗せて、優しく撫でつける。アーニャが気持ち良さそうに
目を細めるのを見て何となく猫を思い起こし、可愛いな、と思ってしまう

178 :這い寄る混沌 ◆4EKy8pi43U :2008/05/29(木) 06:24:03 ID:UMn0nmjs
「アーニャ、心配してくれて有り難う」
「うん」
それだけ言うと、もう一度見つめあう僕達。頭を撫でていた手を、頬に添えなおす
「アーニャ・・・・・・」
「ライ・・・・・・」
ゆっくりと、顔を近づけていく。どちらからとも無く、目を閉じる
添えた手を頼りに、アーニャの唇に僕の唇を導いて・・・・・・優しく重ね合わせた
アーニャの柔らかい唇を、少しでも長く感じたい。そう思い、なるべくゆっくりと、唇を離す
静かに目を開けると、アーニャは・・・・・・携帯を構えていた
「記録」
アーニャさん、もしかして?
「まさか、ブログに?」
「いや?」
それはマズイ! 流石にキスの写真なんてアップしたら、炎上どころではすまない!
何とかして、アーニャを止めないと・・・・・・僕がどうやって止めさせるか、そんな事を考えていると
「冗談」
楽しそうに微笑んだアーニャが、そう言って僕に体を預けて来た。そのまま、僕の首に腕を回してくる
「無事で、良かった」
「有り難う、アーニャ」
僕も応えるように、華奢な身体を抱きしめる。二人きりになった病室に、優しい時間が流れていった

しかし、この時の僕達は気がついていなかった。出て行ったはずの二人が、ドアの隙間から覗いてた事に・・・・・・

179 :這い寄る混沌 ◆4EKy8pi43U :2008/05/29(木) 06:28:10 ID:UMn0nmjs
自分で書いたSSなのにハッピーEND版が読みたくなって、アナザーENDをでっち上げてしまいました
やっぱり、ハッピーENDは良いですね

そして、書いてて気がついたのですが、ジノの一人称「わたし」なんですね・・・・・・
とりあえず、俺と私を使い分けてるって事で許してください orz

でわでわ ノシ

180 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/29(木) 08:40:44 ID:fw4cVI8V
アーニャENDキタコレ
卿の書くアーニャはもう本当なんていうか…可愛すぎるだろこれ…

181 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/29(木) 17:19:55 ID:VcIX/2D9
見てないはずのラウンズの表情が見えてくるw
元々の公式のキャラ素材もいいんだろうけど、その生かし方がいいね

182 :干し書き ◆Xn1WV3F4zQ :2008/05/29(木) 19:53:09 ID:Y0DU0kAI
>>77「黒と白の誘惑」の作者です
一応コテをつけることにしました、よろしくお願いします

>>77のヴィレッタに会うまでのライたちを書いたssができたので投下します

183 :たのしい学園祭:2008/05/29(木) 19:54:18 ID:Y0DU0kAI
今日はアッシュフォード学園の学園祭。
学園内は準備に追われている生徒たちで早朝からとても慌しい
「今年も何とか参加できてよかった。」
本当なら今日はある人物に呼ばれ政庁へ出向する予定だったのだが
それが急遽中止になり今年も参加出来るようになった。
「でもミレイさんは何のようなんだろう?」
今朝早くにミレイさんから連絡があり
皆より一足先に学園に登校することになったのだが・・・
「昨日、それぞれの役割は確認したし特に問題はなかったと思うけど。」
あの人のことだからサプライズイベントでもやるのかもしれないな。

184 :たのしい学園祭:2008/05/29(木) 19:55:22 ID:Y0DU0kAI
生徒会室の前で足を止める。
「ミレイさん。ライです。」
『入ってきていいわよ。』
「失礼します。」
部屋に入った僕が目にしたのは空色のドレスを身に纏ったミレイさんだった。
「あ、ライ。どう?このドレス。」
「・・・・・・あ、えぇ。とても似合ってますよ。」
「ふふ、なぁに?もしかして見惚れっちゃった?」
「ミレイさんからかわないでください。」
「ごめんごめん、ライが可愛かったからつい、ね?」
男相手に可愛いだなんて・・・やはりこの人にはかないそうにない。
「それで用事というのは?」
「それなんだけど、私が来賓の案内をしてるのは知ってるわよね。」
「ええ。」
「今年も私がやる予定だったんだけど・・・」
「何か不都合が?」
「来賓の一人がアナタを案内役に指名してきたの。」
「僕を!?」
「本来なら一般生徒にそんなことはさせられないんだけどね。」
「その人、名家の方でね。学園にも結構な額を援助していただいてるのよ。」
「だから無下に断れないのよね。」
「なるほど、わかりました。僕でいいなら案内役お引き受けします。」
「ありがとう。この埋め合わせはいつかきっとさせてもらうわ。」

185 :たのしい学園祭:2008/05/29(木) 19:56:37 ID:Y0DU0kAI
ミレイさんの頼みで来賓を案内することになったわけだが
「あなただったんですか・・・」
「おぉ、同志よ!会いたかったぞ!」
抱きつかんばかりの勢いでやってきたのはジェレミア・ゴットバルト卿
今日、政庁で会うはずだった人物だ。
「お仕事が大変だと聞いていましたが?」
この人は苦手な仕事に四苦八苦していると聞いていたから
今日の出向でその手伝いをさせられると思っていたんだけど
「ハッハッハ、ブリタニアの未来を担う若者が清く正しく育っているかどうか
 視察するのも我々にとっては重要な任務だ。」
「わかりました。ではどこかご覧になりたい場所はありませんか?」
「まずはフードコーナーだ!」
・・・嘘だ、視察というのは絶対嘘だ。

186 :たのしい学園祭:2008/05/29(木) 19:58:25 ID:Y0DU0kAI

ゴットバルト卿の要望で一通りフードコーナーを回ったが
「・・・ベーグルがなかった・・・」
最初の勢いはどこへ行ったのか、周囲に悲しみのオーラを撒き散らしている。
「ま、まぁまぁ。ゴットバルト卿、他にもいろいろありますから。」
「あそこにあるたこ焼きなんてどうです。」
「たこ焼き?イレブンの料理だろう、なぜ私がそんなもの・・・」
「そう言わずに、食べてみてください。」
「卿がそういうのなら・・・」
しぶしぶとたこ焼きのひとつをフォークで口に運ぶ。
僕が公園で食べたときは爪楊枝という木製の針のようなものだったが
ここではどうやら食べやすいようにプラスチック製のフォークを使っているらしい。
「むむ。」
「どうですか?」
「そうだな・・・悪くない。」
そう言いつつ、もうひとつ口へと運ぶ。
結局一箱すべて一人で平らげてしまった。
「よし、次だ!」
すっかり機嫌を取り戻したゴットバルト卿は
次々と店を回りフードコーナーの大半を制覇していった。


187 :たのしい学園祭:2008/05/29(木) 19:59:23 ID:Y0DU0kAI

「む、あれはなんだ?」
腹ごなしに来たゲームコーナーで彼があるものに興味を持った。
「あれは型抜きですね。」
「なんだそれは。」
「ゲームの一種ですね。お菓子で出来た板に絵柄が彫ってあるんです。
 針を使いその絵柄を上手く抜くことが出来れば絵柄の難易度にあった景品や配当がもらえるんです。」
「ほう、なかなか面白そうではないか。どれ、私が軽く・・・むむ!?」
彼の目がある絵柄でとまる、見てみると絵柄の一覧にゼロの仮面の絵柄があった。
難易度は上の下といったところか、前後の角の部分がわかるように薄く線が彫ってあり
角のせいで急な山と谷がいくつか出来ている、力加減を間違うと一気に割れてしまうだろう。
「学生!これだ、この絵柄をくれ!」
息をまき早速ゼロ仮面の絵柄を頼むゴットバルト卿
どうして僕はこの時彼を止めようとしなかったのだろうか・・・

188 :たのしい学園祭:2008/05/29(木) 20:00:53 ID:Y0DU0kAI

型抜き屋の周りにはいつの間にか人だかりが出来ていた。
これはゴットバルト卿が神がかり的な腕を見せたわけではなく
「おのれ、ゼロめぇ!!」
かれこれ一時間近く彼が同じ絵柄の型抜きに悪戦苦闘しているからである。
ここでムキになって型抜きをやってる彼が名家の貴族だと言ってもきっと誰も信用しないだろうな。
「学生!もう一枚だ!」
これで一体何枚いや何十枚目だろう、周りからの好奇の視線が痛い。
さらに経つこと数十分・・・
「やった・・・やったぞ!見たかゼロめ!!」
やっとのことで彫り抜き、嬉しさに彼が立ち上がると
周りからおぉ〜という嘆息とまばらながらも彼に拍手が送られた。

189 :たのしい学園祭:2008/05/29(木) 20:04:14 ID:Y0DU0kAI
「この様子ならブリタニアの未来も安泰だな。視察に来た甲斐があった!」
「そうですね・・・。」
フード、ゲームコーナーを一通り回り、さすがに疲れた僕たちはベンチで休憩することにした。
「さて、次はどこへ行こうか!」
「待ってください。確か他には・・・」
「ライくーん。」
「ん?」
パンフレットを開こうとしていた僕に遠くから声が掛けられる。
声のするほうを見るとシャーリーが手を振りながら走って来た。
「ライ君!・・・あ、すみません。来賓の方ですか?」
「この少女は卿の友人か?」
「ええ、そうです。」
「そうか、私のことは気にするな。ライ卿に用事があるのだろう?」
「ありがとうございます。」
「ごめんね、ライ君。」
仕事の邪魔をしてしまったことが分かり彼女はしょんぼりとうつむいた。
「気にしなくてもいいよ。それより何か用事?急いでたみたいだけど。」
「えぇっとね、たいしたことじゃないんだけど・・・ルル見なかった?」
「ルルーシュ?今日は見てないな。」
「そう・・・本当にごめんね、お仕事の邪魔して。」
「ちょうど休んでたところだから、それに何度も謝らなくても大丈夫だよ。」
「うん、ありがと。そうだ!お礼にいい事教えてあげる。」
「?」
先ほどとはうってかわり、ニコニコしながら彼女は自分の部で行っている喫茶店のことを教えてくれた。

そして特に予定もなかった僕ら二人はプールへと向かうことにした・・・。


190 :干し書き ◆Xn1WV3F4zQ :2008/05/29(木) 20:07:04 ID:Y0DU0kAI
以上です。
学園祭で何かにムキになるジェレミアを妄想してたら
前のssとつながりそうだったので書いてみました。

何度もしつこいけど文才がry

191 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/29(木) 20:20:37 ID:abQC12mG
イイヨ(・∀・)イイヨー オレンジさんかわゆすなぁw

192 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/29(木) 20:30:22 ID:HDdsQ+Hy
>>混沌氏
アーニャかわええ・・・・・・
ラウンズが好きになってきた

>>干し書き氏
ジェレミアのはしゃぎっぷりが、微笑ましいですね
ライは、かなり疲れてそうだけどwww

193 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/29(木) 20:31:52 ID:57NDibOf
オレンジもすっかり萌えキャラだなw
あと文才がないっていうのは謙遜だろうけどあんま言わないほうがいいよ
「無いと思うなら書くな」って叩く人も出てくるからね

194 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/29(木) 20:55:31 ID:Y0DU0kAI
>>193
ご指摘ありがとうございます、以後気をつけます。

195 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/29(木) 21:58:24 ID:+Wk1yXmv
>>190
GJ
ただシャーリーがライを君付けで呼ぶのに違和感が、確か呼び捨ててたはず。

196 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/29(木) 22:21:37 ID:hcaJdmk5
初めてこのスレを覗いたけど、執筆された方々の力作に感動。
ロスカラはニコニコでプレイ動画を見て興味が湧いてきて買ったけど、思った以上の出来でよかった。
ライはラウンズあたりで出てきてくれないかな…

自分もSS書いてみようかな… 構想はいろいろあるし。

197 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/29(木) 22:57:08 ID:qdglE7F9
結構ラウンズ人気だな
俺も好きだが

198 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/29(木) 23:31:36 ID:nhd/QZiv
なんという凄まじい投下っぷり。
職人さん方乙です。
これで9話まで我慢できる

199 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/29(木) 23:40:24 ID:FwL/zcEz
管理人さんっていつ寝てるんだろう… もう今日の投下分が乗ってるし

200 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/30(金) 00:11:36 ID:oJFIHjAF
>>197
ラウンズの欠点は、設定が掘り下げられて無いって事だよなぁ
設定集でも、出ないかな?

201 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/30(金) 00:22:27 ID:YmZ1amo0
>>200
ラウンズ入りした経緯とか知りたいけど
たぶん無理だろうなぁ

202 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/30(金) 00:25:55 ID:EO0S3k1M
逆に言うなら設定の無い今こそ創作し放題

203 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/30(金) 01:02:26 ID:B5rlJgUS
>>190
ジェレミア卿がここまでクローズアップされたの始めてだったような?
しかし、どんだけベーグルに思い入れがw

204 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/30(金) 04:37:57 ID:98jDt58b
>>190
GJ! 良いな、楽しく読ませて貰った
文才ないなんてまた謙遜を。
ジェレミアのしょんぼり感や弾む感じが読んでて頭に浮かんで来たw

生真面目で堅苦しい口調のハイスペック貴族だが
やたらフレンドリーなのがいんだよな、愛嬌があんの。

205 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/30(金) 10:29:12 ID:5noQysNx
ジノとはアッーでアーニャとはニャンニャンな話なんだろうな

206 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/30(金) 14:00:44 ID:vQZ3zNEb
>>190

これはイイジェレミア卿ですね。GJ!



さて、もう一度純血派に入ってジェレミア卿とキャッキャウフフしてくるよ!

(=○=)ノ《ありがとう》

207 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/30(金) 19:23:49 ID:442hCeCe
>>190
これは良いオレンジとライのコンビですね GJ!



話は変わるが、ライが総督であるナナリーとスザクに
旧勢力を率いて宣戦布告する妄想が浮かんだ

スザクはともかく、ナナリーには大変申し訳ない気持ちになった

208 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/30(金) 20:27:14 ID:/fH6mE4C
>>207
卿はライナナ派に宣戦布告してしまったようだね。
罰として皇帝が家主のブリタニア寮に引っ越すべし。

209 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/30(金) 20:34:55 ID:TdgUNrHZ
>>208
いやいや待たれい、ロスカラの日本解放戦線篇のライとカレンを見るにこれもアリではないか?
敵対勢力のトップ同士の禁断の愛みたいな感じで
欠点としては悲劇的な終わり方を想像してしまう事か


210 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/30(金) 20:35:12 ID:FbdEwiQ5
>>207
おめでとう。陛下が
「かぁぁぁんぐぇぇぇぇいぃぃぃするぅぅぅぃ!! オォォォルハイィィィルブリタァァァ二アァァァッ!!」
と待っているよ
          

211 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/30(金) 22:22:31 ID:AOadxVGw
>>208
一瞬でもライとスザクのBL展開を思い浮かべた俺に謝れ

212 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/30(金) 22:27:16 ID:jS8cXezT
>>211
咲世子さんがそちらに行きましたよ

213 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/30(金) 22:27:41 ID:442hCeCe
>>208
ちょ…!皇帝陛下の側室は勘弁!

>>209
そう、私が言いたきはそれよ
これからの日本にとって驚異となる反乱分子を消し去る為に旗頭となり、力を無秩序に振るう狂王を演じる
そして、エリア11内に存在する日本人とブリタニア人を一丸となるように仕向け、最後にスザクに討たれ、ナナリーの前で果てる というED
それくらい自分を犠牲にして、ナナリーとスザクの壁となる役目はライしかいないと思うんだが(ルルーシュではナナリーに甘過ぎて敵になれない)
…やはりナナリーとあま〜い新婚生活を考えた方がいいな

>>210
アッー…されろと言うのか!

214 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/30(金) 22:34:03 ID:442hCeCe
>>211
家のライは両刀なので、ルルーシュや親衛隊共々、美味しく頂いていますよ



ごめんなさい、書いてて気持ち悪くなった
やはりライはナナリーと一緒にチョコレートが沸騰する位の熱い恋をして欲しいと思うんだ

215 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/30(金) 22:35:46 ID:njUIjgoO
ライとナナリーだとむしろポカポカと心温まる恋だと思うんだ

216 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/30(金) 22:49:27 ID:EBOjx5x/
ふたりとも和み系だしな。>ライとナナリー
いちゃいちゃしてるのを見ても周りが微笑ましく感じる、そんな仲がふたりには似合うと思うんだ。

217 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/30(金) 22:50:32 ID:pIL24wP0
>>215
ポカポカポカ
ルルーシュ「お前にナナリーは渡さん!」
ポカポカポカ
ライ「痛っ! やめろって! ・・・って、お前なに泣いてんだよ?」
ポカポカポカ
ルルーシュ「うるさい、うるさい、うるさい! ナナリーは俺のものなんだ!」
ポカポカポカ
ライ「会長にスザクも、見てないで助けてくれ!」

ミレイ「あらあら、ルルーシュったらヤキモチ焼いちゃって」
スザク「本当はライと兄弟になれて嬉しいくせに」

ライ「ちょっ! マジで痛いから助けてって! ルルーシュも泣きながら殴ってるんじゃないって!」
ルルーシュ「くそ・・・俺は・・・う、嬉しくなんてないんだからな!」
ポカポカポカポカポカポカ・・・・・




こんな感じでしょうか?

218 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/30(金) 22:51:49 ID:njUIjgoO
>>217
ある意味心温まる光景だなw

219 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/30(金) 23:00:48 ID:01QV4Lmn
>>217
この際ナナリーと一緒に、ルルーシュもライに
嫁入りしちゃえばいいんじゃね?

……ごめんなさい。そのルルーシュにちょっと萌えちゃったんだorz

220 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/30(金) 23:03:04 ID:AOadxVGw
>>217
ツンデレルルに不覚にも萌えた

221 :保管庫の人:2008/05/30(金) 23:20:27 ID:PhRhOY5l
ギアス系サイトを回ってるうちにBLなんて全然平気になりましたよ。ハハハ…

222 :保管庫の人:2008/05/30(金) 23:22:37 ID:PhRhOY5l
げっ、コテが!すいません221の発言は忘れて下さい。

223 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/30(金) 23:30:18 ID:Fr7izeLU
オゥホット保管庫!

224 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/30(金) 23:31:22 ID:EO0S3k1M
これはひどいwww

225 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/30(金) 23:41:21 ID:njUIjgoO
保管庫の人が腐っちまったwww

226 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/31(土) 00:00:22 ID:WDdHhjhI
腐ってやがる…(いい意味で

227 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/31(土) 00:03:12 ID:vSRYeCWx
(気付くのが)遅すぎたんだ…

228 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/31(土) 00:55:19 ID:3xRZ12rT

   _,,....,,_  _人人人人人人人人人人人人人人人人人_
-''":::::::::::::`''>くさってやがる!ゆっくりしすぎたんだ!!<
ヽ::::::::::::::::::::: ̄^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^YY^Y^Y^Y^ ̄
 |::::::;ノ´ ̄\:::::::::::\_,. -‐ァ
 |::::ノ   ヽ、ヽr-r'"´  (.__
_,.!イ_  _,.ヘーァ'二ハ二ヽ、へ,_7         r' ̄i __   _____   ______
::::::rー''7コ-‐'"´    ;  ', `ヽ/`7    , - 、 ゙‐- ',´ _,, '-´ ̄ ̄`-ゝ 、_ イ、
r-'ァ'"´/  /! ハ  ハ  !  iヾ_ノ   {   }   'r ´          ヽ、ン、  r'⌒',
!イ´ ,' | /__,.!/ V 、!__ハ  ,' ,ゝ   `‐-‐'   ,'==─-      -─==', i  !、_丿
`!  !/レi' (ヒ_]     ヒ_ン レ'i ノ    ◯     i イ iゝ、イ人レソ     i |
,'  ノ   !'"    ,___,  "' i .レ'          ,レリイi (ヒ_]     / _ルヽイ、i .|| ○
 (  ,ハ    ヽ _ン   人!           ,,/!Y!"" ,___,  ヒ_ン ) 「 !ノ i  |-‐、,,
,.ヘ,)、  )>,、 _____, ,.イ  ハ    ,,r-─(_)      ヽ _ン   "".ノ !.; ヽ ヽ `,
                    (                        ,r‐″
                      ̄つ                 ,r─‐‐''
                      (´              ,r──'
                       ̄ ゙̄'───--------‐'



229 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/31(土) 05:09:48 ID:N9GVRLgm
知らなかったのか? 魔王からは逃げられない。(ゼロさん的な意味で

230 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/31(土) 07:30:22 ID:MEqxMqQ6
やおいなんて大っ嫌い

231 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/31(土) 08:42:07 ID:1z6Jqtuo
な人なんていませんよ

232 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/31(土) 11:19:15 ID:DLYnLHgW
中に誰もいませんよ?
と申したか

233 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/31(土) 12:22:17 ID:MEqxMqQ6
>>231
ふざけんな
やおいやるなら巣に帰れ

234 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/31(土) 13:00:04 ID:u6zh3S5N
同意。
嫌いな人もいるんだからそういう発言は控えてもらいたいです

235 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/31(土) 13:35:23 ID:ezA1QoYq
ネタにマジレスかっこわるいです

236 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/31(土) 14:09:41 ID:3xRZ12rT
まあ今後冗談でも気をつけるってことで

237 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/31(土) 14:12:20 ID:DLYnLHgW
それよりもナナリーとライの、青月編後日談について語ろうぜ

238 :這い寄る混沌 ◆4EKy8pi43U :2008/05/31(土) 14:33:29 ID:XPv9O7P8
さて、流れをぶった切ってSSを投下させていただきます
今回のヒロインは、神楽耶様でございます

239 :這い寄る混沌 ◆4EKy8pi43U :2008/05/31(土) 14:33:53 ID:XPv9O7P8
同行した上官と別れた僕は、部屋の奥へと慎重に足を運ぶ
改めてみると、一見質素だがかなり作りの良い部屋だった
恐らくは、来賓用の部屋なのだろう
広いリビングがあり、大きな窓からは富士山の斜面を覆う
サクラダイトプラントの重厚な風景が広がる
そこで、神社の巫女を思わせる着物を纏った少女が、窓の外を眺めていた
その少女の後ろには、着物や狩衣を着込んだ、古めかしい姿の老人達が数人佇んでいる
彼らがキョウト六家。ブリタニアの抵抗運動を支え続ける、日本の重鎮達か
「あら、いらっしゃいましたのね・・・・・・」
その少女が振り向く。上質の絹を上質の墨で染めたような、長く美しい黒髪
強い意志を感じさせる、その瞳。服装こそ違っているが、間違い無く僕の知る人物だ
「神楽耶・・・・・・なのか?」
「ライ!?」
そう、ブルームーンのあの日に別れ、会う事が出来ずに居た僕の思い人。カグヤだった

240 :這い寄る混沌 ◆4EKy8pi43U :2008/05/31(土) 14:34:33 ID:XPv9O7P8
解放戦線編・アナザーストーリー 『再会』
「それでは片瀬少将から報告のあった、貴族の血を引く士官とは、ライの事だったのですね」
「あぁ、どうやらそういう事らしい。自分でも驚いてるよ
 それよりも、神楽耶こそ、まさか皇家の人間だったとはね」
「皇と名乗りましたし、気が付いていると思ってましたけど・・・・・・
 まさか、貴方も皇家と血の繋がりがあったなんて。吃驚しましたわ」
それに関して言えば、一番驚いているのは他でもない、僕な訳だが
「兎も角、また会えて嬉しいよ、神楽耶・・・・・・いや、公の場なんだ、神楽耶様と呼ぶべきだろうな」
「あら? その発言は、公の場以外でも、私に会いたいと言っている様に聞こえますけど?
 ですが、今はそう呼んで頂けると助かりますわ、少尉」
カグヤに会えた嬉しさにうっかり忘れてしまっていたが、僕は解放戦線の士官として、此処に来ているのだった
今は、個人的な話は後回しにしなければならない。少なくとも、今は・・・・・・
「そのあたりで、本題に入っても宜しいですかな、神楽耶殿」
「あ、すみません。少々、はしたなかったですわね」
何時の間にか傍に来た、威厳と貫禄のある老人に声をかけられ、神楽耶と僕は会話を中断した
「いやいや、ご友人との再会であれば、無理からぬ事。しかも、その相手が
 話しに聞き及ぶ例の一件の相手となれば、再会の喜びも一塩でありましょう
どうやら教会での一件は、既に耳に入っているらしい。お咎めが無いところを見ると、安心して良いようだが

241 :這い寄る混沌 ◆4EKy8pi43U :2008/05/31(土) 14:35:28 ID:XPv9O7P8
「と、言う訳だ。話は聞き及んでおるよ、少尉。私は桐原だ」
「お耳汚し、恥ずかしい限りです。僕はライです」
立場上、僕が先に一礼し、改まる形で神楽耶達も礼をした
「率直に聞こう。お主の見立てでは、日本解放戦線は再起可能かね?」
「僕の意見で、宜しいのですか?」
血筋の件があるとは言え、僕は一介の少尉でしかない。その僕にとって、この質問に答えろと言うのは
些か荷が克ち過ぎている様に思う。下手な答えは、支援の内容に影響を及ぼしかねない
「お主は、黒の騎士団に在籍していたと聞いておる。しかも、あのゼロに近しい位置に。
 ならば日本解放戦線の現状を客観的に、そして大局的な目で見る事が出来る筈だ」
まさか黒の騎士団に居た事が、こんな形で役に立つとは思わなかった
しかし、今の話し振りから察すると、ゼロはキョウトでも注目されている人物らしい
黒の騎士団と解放戦線。もしかすると、天秤に架けられているのかもしれない。ならば、迂闊な返事は出来ない
「有り難うございます。僕の考えでは、再起は十分に可能だと思われます
 藤堂中佐を中核とした部隊の再編と、しかるべき支援があれば、ではありますが」
「ふむ。ナリタが陥落した折には、もはや・・・・・・とも思ったが、片瀬も存外に建て直しが早かったしな」
「ナリタ戦ではコーネリアの親衛隊にも、相応の痛手を与えております。戦力の立て直しに時間が要るのは
 向こうも同じ。むしろ、こちらの回復が早ければ、今後の戦いは我々が有利になるでしょう」
そう、今こそ支援が必要なのだ。此処で支援を渋られてしまえば、主導権をコーネリアに握られてしまう
「ほほう、弁も立つ、か。よろしい、お主の言葉を信じよう。いや、おぬしを信じると言うべきか」
「私も貴方を信じます、少尉。解放戦線は、今の日本にとって希望なのです
 ですから、貴方もた〜っくさん頑張ってくださいね、少尉」

242 :這い寄る混沌 ◆4EKy8pi43U :2008/05/31(土) 14:36:46 ID:XPv9O7P8
桐原に続いて、神楽耶が僕の手を取って、励ましの言葉をかけてくれた
僕にとっては、どんな支援よりもそれが嬉しかった。神楽耶の期待に応えたい。心から、そう思う
「支援については、心配せずとも良い。片瀬には、よしなに伝えてくれ。より一層の健闘を祈るとな」
良かった。これで暫くは、物資の心配はしなくても済むだろう
「桐原公、それに神楽耶様も有り難うございます」
僕の言葉に頷くと、桐原は神楽耶を残し、他の六家のメンバーと共に部屋を出て行った
その姿が見えなくなると、神楽耶がくるりと僕の方を振り向き、抱きついて来た
「また会えて嬉しいです、ライ」
「神楽耶様・・・・・・」
突然の事に戸惑う僕を、神楽耶が不服そうに見上げてきた
「もう、公の場ではないですよ、ライ。だから・・・・・・」
そう言えば、会見は終わっていたのだ。それを思い出して、僕も神楽耶を抱きしめる
「そうだね。僕もまた会えて嬉しいよ、神楽耶」
神楽耶の華奢な身体から、着物越しに体温が伝わってくる。それだけで、優しい気持ちになれた
再び神楽耶に会ってみせる。そう誓ったあの日からずっと待ち焦がれていた時が、今訪れたのだ
同行して来た上官が現れるまでの短い時間、僕達は抱き合ったまま、その喜びをかみ締め続けた・・・・・・

243 :這い寄る混沌 ◆4EKy8pi43U :2008/05/31(土) 14:38:42 ID:XPv9O7P8
以上、青月>解放戦線の流れで再会した、ライと神楽耶でした
やっぱり、ロリッ娘は良いですね。おでこ少女は素晴らしいですね (´∀`*)
ではでは ノシ

244 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/31(土) 14:52:01 ID:gcl11yQO
>>243
青月で絶望していた俺を助けてくれてありがとう
ロリッ娘っていいよね

245 :コードギアス 腐ったルルーシュ:2008/05/31(土) 15:03:55 ID:TWoogsyG
黒の騎士団総帥・ゼロことルルーシュ・ランベルージはいらついていた。
その理由は言うまでもなく、行政特区日本である。
おりしもテレビでは、行政特区日本の人口が三千万人を超えたというニュースが流れていた。

「何故だ…何故ブリタニアは行政特区日本を潰しに来ないんだ?」
「さあな」
テレビを見ながら忌々しげに自問するルルーシュだったが、傍らの少女は手元のピザにしか興味がないようだ。

「さあな、ではなーいっ!!」
いきなりルルーシュがキレた。
「式典襲撃が失敗した今、ブリタニアが行政特区に干渉しなければ、我々も手を出す口実がないではないか!」

「何を腐っているんだ、お前の義妹だろ? 素直に応援してやれ」
「ふざけるな! 世界を動かすのは可愛らしさしか取り柄のないユフィではない、このルルーシュだ!」
「可愛いとか自分で白状してどうする、この変態シスコン坊や。実妹の次は隠れ義妹萌えか?」
「黙れ魔女め! そんなことより、何故あれだけ好き放題やって本国から睨まれないんだ? どんな手を使った?」
「案外おねだりしただけかもしれんぞ。 『お父様ぁ〜ユフィの言うこと聞いてぇ〜』とかな」
「ばかな!」
「それか、皇帝すら逆らえぬ程の力を持った者が、『ユーフェミアの言うことに従え』と命令したとかな、ふふふ」

「…子供の頃は俺の方が可愛いって言われてたんだ…それなのに…どいつもこいつもユフィにばかり…」
吐き捨てるようにつぶやくと、そのままベッドに横たわるルルーシュ。どうやら不貞寝するらしい。
「ふん、不貞腐れおって」
相変わらずC・Cは憐憫の一片すら示す気もないらしい。
「いくら可愛くても、そんなこと叶うわけないだろ? まあ、近くにギアスを持った者でも従っていれば別だがな…」
しかし、C・Cのつぶやきは、テレビの音にかき消されて、ルルーシュの耳には届かなかった。


丁度その時、テレビで臨時特番として、ユーフェミアの記者会見が始まった。また特区関係で何かあったらしい。
『えーと、今日、皇帝陛下から九州地方を頂きました! 今度は東北と北海道も下さいとお願いしてみますわ』

更にルルーシュが腐ったことは言うまでもない…(終)

246 :245:2008/05/31(土) 15:07:01 ID:TWoogsyG
一応、ブリタニア軍人編のスザクルートの続きと言うことで。
話の流れからハブられたルルーシュのその後を妄想してみた。

スレ流れも読まずに投下したが、後悔はしていない。

247 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/31(土) 15:26:32 ID:1z6Jqtuo
ネタすら分からんのか、このスレの住人は。

248 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/31(土) 15:29:29 ID:3xRZ12rT
なぜまた混ぜっ返すのか

249 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/31(土) 16:22:41 ID:ezA1QoYq
>>243
補完GJ!
神楽耶ルートは切なかった…

250 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/31(土) 17:04:20 ID:mGOyu49r
あの
話しがそれるかもしれませんが100%のセーブデータを配信しているサイト
知りませんか?教えてください

251 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/31(土) 18:04:47 ID:+vmVVTyY
>>243
青月の神楽耶は切なかったからなあ・・・
よかったんだぜ!

252 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/31(土) 18:10:55 ID:SrMIaNec
ルルーシュ腐りすぎというか皇帝だいじょうぶかw

253 :幸せとは辛いもの:2008/05/31(土) 19:19:20 ID:vSRYeCWx
まったく、あの人たちは…」
僕はパイロットスーツから普段の制服に着替えながら、この場にいない2人に悪態をついていた。
ノエットさんとジノに無理やり模擬戦に誘われたのが4時間前。手加減抜きのラウンズの相手を3時間以上していたことになる。しかも、2人同時に。
心身共に疲れきっているのだが今日の執務がまだ残っている。
早く仕事場に戻らなければならないのだがその前に……
「腹ごしらえ……だな」
昼食を取るには少々遅くなってしまったが背に腹は変えられない。それにしても、あの2人はいつ昼食を取るつもりだろう?僕が抜けた後も2人で仕合ってるはずなのだが……
そんな事を考えながら廊下を歩いていると、見知った顔の2人がそろってこちらに向かってきているのを見つけた。
「やぁ、ナナリー、アーニャ」
「その声は、ライさんですね?良かった」
「……見つけた」
2人の言葉を察すると、どうやら僕を探していたらしい。
「僕に何か用事でもあったのかな?」
「はい、あの…」
「もう……お昼、食べた?」
「昼?昼食ならまだだけど…」
「なら丁度いいですね、アーニャさん」
「……(コクリ)」


254 :幸せとは辛いもの:2008/05/31(土) 19:19:39 ID:vSRYeCWx
僕の返事を聞くとナナリーは嬉しそうに顔を綻ばせ、アーニャは先ほどから両手に持っていた可愛らしいバスケットを僕に差し出す。
「これは?」
「じ、実は…ライさんに食べてもらいたくて、その…お弁当を、作ってきたんです///」
「私も、一緒に作った///」
「お、お弁当!?僕のために、わざわざ?」
僕の問いに2人は恥ずかしそうに頷く。
「あ、あの…初めて作ったので、うまく作れなかったかもしれませんが」
「私も始めて……食べて、くれる?」
2人が僕のために始めての料理を…しかも、ナナリーは目が見えないのに…
そんなことを言われたら、僕の答えは1つしかない。
「ああ、もちろん頂くよ!」
「嬉しいです///」
「……記録///」
2人のうれしそうな顔を見ながら、僕は喜びを噛み締めていた。


255 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/31(土) 19:32:48 ID:dP/U9U28
>>253の者ですが、投下途中にパソコンが規制されるという最悪の事態になったので、後日改めて投下します。
申し訳ありませんorz

256 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/31(土) 19:39:51 ID:Uj4DyCXt
アーニャの台詞
×始めて ○初めて
だよ

257 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/31(土) 19:46:01 ID:SefEcCqN
>>253
なら続きは楽しみに待たせてもらう
ただ一つ苦言を呈するならば…アーニャやナナリーのセリフの後ろに入る「///」がちょっと気になるな
話はすごいほのぼのとしていい流れだと思うので、その辺のキャラの表情を地の文で表現できるようにするともっと良くなると思うんだ

258 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/31(土) 23:09:00 ID:mGOyu49r
あの
話しがそれるかもしれませんが100%のセーブデータを配信しているサイト
知りませんか?教えてください

259 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/31(土) 23:10:56 ID:hEIFJhkU
>>258
本当にそれてる。っていうかスレ違いだ。

コードギアス 反逆のルルーシュ LOST COLORS 12
http://game14.2ch.net/test/read.cgi/gal/1211649157/

こっち行って訊ねたら?

260 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/31(土) 23:38:25 ID:WDdHhjhI
なんかこのスレもあの100万のゼロ(笑)以来過疎りぎみ?気のせい?

261 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/31(土) 23:44:12 ID:/rkb0jXk
>>260
1作仕上げるだけでも時間かかるから、執筆されてる方々は皆執筆or自作の構想中なのでは?
自分も執筆中

262 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/31(土) 23:44:35 ID:Uurr+4JH
>>260
いま会長ss書いてるぜ!
ただ内容はシンプルなのに書き始めるとなぜか長く・・・

263 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/31(土) 23:50:10 ID:GDA8EFS3
>>262
今までのペースが凄過ぎただけだ。
俺もライカレ執筆中なんだが、忙しくて中々進まない…

264 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/01(日) 00:11:17 ID:kmTYkMsp
>>260
(´・ω・`)せやかて今週ギアス休みやし…

265 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/01(日) 00:14:08 ID:oSPEOCxu
投下までワクワクしながら気長に待ち続ける所存ですので、
焦らず職人さん方のペースで書いてってくださいね。

執筆されるにしても、今週はアニメがないから燃料不足かもしれないですが……

266 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/01(日) 00:15:39 ID:mmdKpLFE
>>262 >>263
自分は特派ルートのスザクED後
ライがメインで生徒会メンバーも出てくる感じの話書いてる

仕事が忙しくて執筆が思い通りに進まないのが難点orz

267 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/01(日) 00:26:27 ID:bthTXEKd
>>255
>>257も言う通り小説形式で「///」などで赤面を表現するのは避けた方がいい
やるとしても台本形式
とにかく地の文は書くのを面倒臭がらずに、いろんな本を読んだりして身につけていくといいよ

268 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/01(日) 00:41:00 ID:vU5IDwyR
そういえば今週はギアスないんだよな

269 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/01(日) 00:44:24 ID:XEM4413f
>>260
ここにあった惚れ薬で1個書いてる
というかジノのキャラが脳内でカズマあたりに変換されて困る

270 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/01(日) 01:50:48 ID:Y0Pkx3K9
>>266
長編に挑戦しようかと思って、ユフィルートを4〜5話の段階から捏造中
でも、滅茶苦茶難しい・・・・・・こんな無茶、やるんじゃなかった orz
辻褄合わせだけで一苦労だ

271 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/01(日) 01:54:03 ID:97QUiyit
過疎SSスレ住人から見ればここの投下率は半端無いと思うけどね。
職人さん方、是非練って練って練りまくってください。
我々は何でも美味しくいただくのみです。

272 :幸せとは辛いもの 改訂版:2008/06/01(日) 10:54:50 ID:skmVQG+S
「まったく、あの人たちは…」
僕はパイロットスーツから普段の制服に着替えながら、この場にいない2人に悪態をついていた。
ノエットさんとジノに無理やり模擬戦に誘われたのが4時間前。手加減抜きのラウンズの相手を3時間以上していたことになる。しかも、2人同時に。
心身共に疲れきっているのだが今日の執務がまだ残っている。
早く仕事場に戻らなければならないのだがその前に……
「腹ごしらえ……だな」
昼食を取るには少々遅くなってしまったが背に腹は変えられない。それにしても、あの2人はいつ昼食を取るつもりだろう?僕が抜けた後も2人で仕合ってるはずなのだが……
そんな事を考えながら廊下を歩いていると、見知った顔の2人がそろってこちらに向かってきているのを見つけた。
「やぁ、ナナリー、アーニャ」
「その声は、ライさんですね?良かった」
「……見つけた」
2人の言葉を察すると、どうやら僕を探していたらしい。
「僕に何か用事でもあったのかな?」
「はい、あの…」
「もう……お昼、食べた?」
「昼?昼食ならまだだけど…」
「なら丁度いいですね、アーニャさん」
「……(コクリ)」


273 :幸せとは辛いもの 改訂版:2008/06/01(日) 10:55:34 ID:skmVQG+S
僕の返事を聞くとナナリーは嬉しそうに顔を綻ばせ、アーニャは先ほどから両手に持っていた可愛らしいバスケットを僕に差し出す。
「これは?」
「じ、実は…ライさんに食べてもらいたくて、その…お弁当を、作ってきたんです」
「私も、一緒に作った」
「お、お弁当!?僕のために、わざわざ?」
僕の問いに2人は恥ずかしそうに顔を赤らめながら頷く。
「あ、あの…初めて作ったので、うまく作れなかったかもしれませんが」
「私も初めて……食べて、くれる?」
2人が僕のために始めての料理を…しかも、ナナリーは目が見えないのに…
そんなことを言われたら、僕の答えは1つしかない。
「ああ、もちろん頂くよ!」
「はい!嬉しいです」
「……記録」
2人の嬉しそうな顔を見ながら、僕は喜びを噛み締めていた。


274 :幸せとは辛いもの 改訂版:2008/06/01(日) 10:57:05 ID:skmVQG+S
さすがに廊下で食べることはできないので、僕の執務室に移動することにした。もちろん、ナナリーとアーニャも一緒である。
「それじゃ、頂こうかな?」
「はい!」
「……どうぞ」
「ところで、2人は何を作ってきたの?」
机の上に乗せたバスケットに手を伸ばしながら、軽い気持ちで質問をする。
しかしこの後の2人の返答に、僕の世界の時が止まった。
「サンドイッチです。えっと、確か…」
「納豆」
「そう、納豆サンドです」
「………………はっ?」
ナットウ……サンド?
納豆…大豆を納豆菌で発行させて作る食べ物。糸を引くほどの粘りと臭みがあるので、好きな人は好きだが、食べられない、という人も多い。
白米を炊いたご飯に乗せて一緒に食べるのが典型的な食べ方で、好みによって卵、醤油、ねぎ、マスタード、鰹節、などを加える。日本人の最もポピュラーな朝食の1つである。
何故僕の頭の中にこんな情報が入っているのかは検討もつかないが、もしこの情報が正しいのならパンに合うとはとても思えなかった。
「…………」
何かの間違いだと信じながら可愛らしいバスケットの蓋を開ける。
すると中には可愛らしくない何かが入っていた。


275 :幸せとは辛いもの 改訂版:2008/06/01(日) 10:57:30 ID:skmVQG+S
納豆サンドなるものを観察すると、謎汁が染み出た堕天使の羽のようなパン生地の間に、ゲル状の納豆らしきものと、ゾル状の半透明な謎の物質、新種の生体兵器のような艶のないクリームが挟み込まれている。
何だろう……これは?
ロイドさんに頼めば嬉々として解析してくれるかもしれないが、残念ながらこの場にあの人はいない。
「あの、どうしました?」
「?」
バスケットを開けた姿勢のまま、動かない僕を心配しているのだろう。不思議そうな顔をしている2人に向かって僕はある疑問を口にした。
「あの……これって、2人だけで作ったの?」
「いいえ?」
「手伝ってもらった」
「………それって、誰に?」
「セシルさんです」
「料理…得意だって言ってたから」
なるほど、あの人が黒幕か……まぁ本人に自覚はないのだろうが。良かれと思ってしたことが裏目に出てしまうことはよくあることだ。大切なのはその後、どうやって同じ過ちを繰り返さないかということで……
(って、現実逃避している場合じゃない!!)
「……(ドキドキ、ワクワク)」
「……(じ〜〜〜)」
見るとナナリーは期待と不安が混ざった顔をしており、アーニャは催促するような視線を僕に注いでいる。
時間を戻すことはできない。覚悟を決めろ。


276 :幸せとは辛いもの 改訂版:2008/06/01(日) 10:58:08 ID:skmVQG+S
「そ、それじゃあ、頂くよ」
「はい!」
「どうぞ」
果たして、手に取った納豆サンドは妙に湿っぽく、中身がしっかりと詰まった重たい手ごたえが、掌いっぱいに広がる。匂いが強いという情報があったはずだが、ほとんど漂ってこない。消臭効果のある食材が含まれているのだろうか?
ええ〜い何を迷っているんだ、ライ!!幸せを掴むことができるのは、傷つく覚悟がある者だけだ!!
「もしゃ…」
も…もしゃぁあぁぁああああ!!??
先ほどまであった疲労が四散するこの味わいはどうだ!?もう怖いものなど何もない、今の私は魔女すら凌駕する存在だ!!
「お味はどうですか?」
「美味しい?」
「もしゃもしゃ」
2人の問いに首を縦に振ることで答える。
確かに納豆サンドの味は不味くはない、不味くはないがしかし…!
「喜んでいただけて、うれしいです」
「良かった…」
「…………」
残すな、私!
成し遂げろ、私!!
味を味わえ、私!!!


277 :幸せとは辛いもの 改訂版:2008/06/01(日) 10:59:14 ID:skmVQG+S
結局僕は、幸せそうな顔をしている2人に見つめられながら、納豆サンドをすべて完食した。

『ライ!?ちょ、待てって!!?』
『どうしたんだ、ジノ!!君の力は、この程度ではないはずだぞ!!』
「ノエットさん、これはいったい?」
「スザクか。さて、なんと言ったらいいか…模擬戦をしているんだが、今日のライはいつもと違って妙に好戦的なんだ。しかも動きが抜群にいい」
「はぁ…いったいライに何があったんだ?」
『ふはははははははは!!!』
『助けてくれ〜〜〜〜〜!!!』

おわり


278 :幸せとは辛いもの 改訂版:2008/06/01(日) 11:00:07 ID:skmVQG+S
とりあえず、改訂版投下終了です。見つめるという言葉を使っていますが、ナナリーは心の目で見つめているということにしておいてください。
>>256,257
ご指摘ありがとうございました。「///」については普段別スレで、台詞のみのネタを投下している時に使ってるのが癖になっていたようです。今後SSを書くときは気をつけます。
しかし、結局昨日は4時間程度で規制が終わったんだがいったい何だったんだ?


279 :干し書き ◆Xn1WV3F4zQ :2008/06/01(日) 12:14:17 ID:GblRePOC
流れに乗って自分も会長ssを投下

長くなってしまったのですが総レス数がどれぐらいになるか

性格にはわからないので題名だけにします。すみません orz


280 :私の王子様:2008/06/01(日) 12:15:34 ID:GblRePOC
ミレイさんの婚約阻止から数日
僕とミレイさんの関係は少しずつだが変わってきている。
以前は生徒会長の仕事は一人でやっていた彼女だが
最近では今日のように僕にも手伝わせてくれるようになった。
「くぁ〜っ、疲れたぁ。」
「お疲れ様です。お茶でも入れましょうか。」
「そうね、お願いするわ。そうだ、ライは今度の日曜日暇?」
「日曜日ですか?特に用事はありませんけど。」
「それなら、買い物に付き合ってくれないかしら。」
「僕でよければ、よろこんで」
「じゃあ決まり!朝十時に校門で待ち合わせね。」
「わかりました。」
ニコニコと笑うミレイさん、その顔を見て高鳴った鼓動を悟られないように
顔を背け休日の予定を話しながらお茶を入れることにした。

281 :私の王子様:2008/06/01(日) 12:16:18 ID:GblRePOC
「おはよう、ライ。」
「おはようございます、ミレイさん。」
日曜日後ろからかけられた声に振り向くと珍しく私服を着たミレイさんが立っていた。
水色のワンピースに白いジャケット、何度か見たことのある服装。
シンプルだけれどスタイルがいいミレイさんにはそれがとても似合っている。
彼女はとても活発なイメージなのにジーンズよりも
こういったワンピースやスカートのような女性らしい服が似合う。
それはやはり彼女が貴族であるアッシュフォード家の娘だからだろうか。
「ラァーイー?」
「え?あ、はい!」
僕の思考は彼女の非難のこもった声で途切れてしまった。
「もう、女の子と出かけるっていうのにア・ナ・タ、どうして制服なの?」
「すみません、学園に来るとき以外は軍にいることがほとんどなので・・・」
「しかたないわね・・・よしっ!それじゃあ、予定を変更してまずはあなたの服を見ましょう。」
「それだとミレイさんの買い物の時間が無くなってしまいます。」
「いーのいーの。さっ、行くわよ。」
こうして僕はミレイさんに手を引かれ街へと向かうことになった。

「すみません。結局、僕のものばかり・・・」
「謝ることないわよ。私はとても楽しかったわ。」
「もしかしてアナタは楽しくなかった?」
「そんな!とても楽しかったです。ただ、ああいうお洒落な所には縁がないので。」
ミレイさんとの買い物は僕の服を見てもらうことで終わってしまった。
見てもらうといっても僕はほとんど彼女のマネキンみたいな状態だったけど・・・。


282 :私の王子様:2008/06/01(日) 12:20:21 ID:GblRePOC
日も暮れかけた誰もいない公園で僕とミレイさんはベンチに並んで座っていた。
「ミレイさん・・・どうして今日は無理に楽しんでいたんですか?」
それは僕が今日ずっと思っていたことだ。
「やっぱり、わかっちゃった?」
あはは、と彼女は悪戯がばれてしまった子供のように笑う。
でもそれはどこか悲しさ含んだ・・・いや、何かを諦めた笑いだ。
「はい、『無理に』というのは僕の勘ですが。」
「ミレイさんの様子がいつもと違うということぐらいはわかります。」
「そっか、普段通りにしてたつもりなんだけどなぁ。」
ミレイさんは背を伸ばした後、空を仰ぐ
「実はまたお見合いの話が来ちゃってねー。」
もう少し先の話なんだけど、と彼女は付け加える。
「お見合いは卒業までないはずなんじゃあ!?」
「そうだったんだけどね、相手側の強い希望なのよ。」
「私も何とか延ばしてもらえないか努力はしてるんだけどね。」
ミレイさんの顔を見ればどうやらそれもあまり上手くいきそうにないみたいだ。
「だから、今のうちに青春の1ページでも刻んどこうかなーってね。」
「そうだったんですか。」
それに好きな人と1度くらいは・・・ミレイさんが小さく何かつぶやいた。
しかし、どうすればミレイさん助けられるかを考えていた僕には彼女の声は届かなかった。


283 :私の王子様:2008/06/01(日) 12:21:15 ID:GblRePOC
「ああ、そうだ。」
彼女は何かを思い出したようにこちらを向く
「前回みたいなことは絶対しないで。」
「どうしてですか?」
今の僕では前回と同じような方法でしかお見合いを阻止する手立てはないのに
「今度のお見合いするのは貴族の中でも名家の人なの。」
「前みたいに資産だけで貴族になった人とは違って名も知られているわ。」
名家、名門そういった者たちの多くはプライドが高く、面子というものにこだわる。
前回のようにお見合いを妨害してしまえば僕だけでなく
面子を潰したとしてアッシュフォード家にも何かしらの被害が及ぶかもしれない。
「だから、前回みたいなことはしないって約束して。」
「わかり・・・ました。」
ミレイさんが微笑むその顔はやはり悲しげだ。
「ありがとう。今日はとても楽しかったわ。私、先に帰るわね。」
そうして楽しかったはずの1日は僕の胸になんともいえない悲しみを残して終わってしまった。

284 :私の王子様:2008/06/01(日) 12:22:36 ID:GblRePOC
「・・・・・・ッ」
「・・・イッ」
「ライッ!」
大きな声で呼ばれた僕は驚きで勢いよくイスから立ち上がる。
振り返るとスザクが心配そうな顔をしてこちらを見ていた。
「スザクか・・・脅かさないでくれ。」
「何度も呼んだんだけど、聞こえなかった?どうしたんだい、ぼーっとして?」
「なんでもないよ。」
「なんでもないわけないだろう。月曜からずっとそんな調子じゃないか。」
スザクは僕のことを思って気遣ってくれているのだろうが、今はそれが少しわずらわしい。
「もしかして会長と何かあった?」
「!?どうして・・・」
「日曜日に町で君が会長と二人で歩いてるのを見たって、リヴァルが大騒ぎしてから。」
「君の様子がおかしくなったのはその次の日から、誰だってわかるよ。」
なるほど、おそらくこの分だと生徒会メンバー全員気がついているだろうな。
それでも何もいわなかったのは僕を気遣ってだろう。
これ以上、皆を心配させたくはない。特にこのお人よしの親友には
「実は会長がまたお見合いをすることになったんだ。」
「そうなのか!?卒業までは大丈夫って聞いていたけど・・・。」
「相手が名家の貴族で断れないらしい。」
「そうか、それで君は悩んでいたんだね。」
「ああ・・・」

285 :私の王子様:2008/06/01(日) 12:23:47 ID:GblRePOC
「ライ、一つ聞きたいことがあるんだけど。」
スザクが僕の目をまっすぐ見つめてくる。
「君は会長のことが好きなのかい?」
僕も彼から目をそらさずに答える。
「そうだ。」
以前から彼女のことは気になっていた・・・
特に意識し始めたのは前のお見合い騒動の少し前ぐらいだろうか。
彼女の笑顔やころころと変わる表情、仕草の1つ1つに胸が高鳴り惹かれていった。
そして日曜日、1日中一緒に行動してみてやっと彼女が好きなんだと自覚できた。
「わかった。僕は君のためなら喜んで協力するよ。」
スザクはにっこりと笑う。
「僕にできることなら何でも言ってほしい。」
「ありがとう。」
僕らは自分たちの友情を再確認するように硬く握手を交わした。

「ねぇねぇ、その『会長』っていうのはもしかしてアッシュフォード家のご令嬢さん?」
「ロイドさん!?いつのまに。」
スザクと握手を交わす僕の後ろから急に声がかけられた。
「ひどいなぁ、始めからいたのに君たちが気付かなかったんじゃないか。」
「それで、ボクの質問なんだけど。」
「ええ、ミレイさんはアッシュフォード家の人ですが・・・。」
ふぅーん、ロイドさんは少し考えるそぶりをした後ニコニコしながら告げた。
「ライ君、君の悩み解決してあげられるかもしれないよぉ〜。」
「本当ですかっ!」
「た〜だ〜しぃ、君が僕のものになるならっていう条件付きだけどねぇ。」



286 :私の王子様:2008/06/01(日) 12:25:30 ID:GblRePOC

「え・・・・・・EUへ?」
放課後のアッシュフォード学園生徒会室、そこで僕は異動のことを皆に話していた。
「はい、特区日本の成立で黒の騎士団の脅威もなくなったこともあって
 僕が今いる部署ごとEUの戦線へ異動になったんです。」
「そうなの・・・寂しくなるわね。」
ミレイさんが悲しそうに目を伏せる。
ギリギリと締め付けられる胸を無視して僕は続ける。
「すみません。せめてミレイさんが卒業するまでは僕も学園にいたかったんですが。」
今回の異動はいつ帰ってこれるか分からない。
もしかしたら数ヶ月で帰ってこれるかもしれないし何年も向こうにいなくてはならない可能性だってある。
「出発はいつなの?」
「明日の朝にはもうここを発つと思います。」
「急すぎるわ!」
「・・・すみません」
「ライが謝ることじゃないわ。そう・・・じゃあ、今日でお別れなのね。」
「はい。」
「わかったわ。じゃあ今日はぱぁーっとライの見送りパーティーをやりましょう!」
僕の見送りパーティに準備から終わりまで笑顔でいたミレイさん。
それが泣き顔のように見えたのは僕の気のせいだろうか・・・。

287 :私の王子様:2008/06/01(日) 12:27:11 ID:GblRePOC

彼がEUへ旅立って半年以上経った・・・今日は私のお見合いの日。
結局卒業するまでは待ってもらえなかったけど、ここまで延ばせたことは意外だった。
話が来てすぐにお見合いさせられると思っていたから。
「ここね・・・」
お見合いの場所に指定されたのは学園のすぐ近くにある大学の研究棟だった。
「まさかこんなところでお見合いすることになるとはねー。」
相手は変わった人だと聞いていたけど本当みたい。
「ミレイ・アッシュフォードさんですね。お待ちしていました。」
棟の中から出てきたのは軍服に身を包んだ綺麗な女性だった。
「はい、この度はお招きいただきありがとうございます。」
「そんな、こちらこそわざわざこんな所まで出向いていただいて申し訳ありません。」
女性に案内され研究室に入る。
「少々お待ちください。今呼んで参りますので。」
そういうと彼女は棟の奥へと消えていった。
周りを見渡してみると色んな機器が所狭しと並べられている。
けれど私にはそれがどういうもので何に使うのかもさっぱり分からない。
「はぁ・・・。」
ため息が出る。別に今回のお見合いが不満だからというわけじゃない。
ただ『彼』が前のように私を助け出してくれるんじゃないかと
心の隅で未だに期待している自分が少し惨めに・・・滑稽に思えたから。
でもあの時、彼がお見合いを壊してくれたとき私にはあの人が王子様に見えた。
「白馬には乗ってなかったけどねー。」
ふふ、と思わず笑みがこぼれる。
ここに彼はいない。もしいてくれたとしても、私が自分で来ないでと言ったのに・・・
それでも私はあの王子様が助けに来てくれるんじゃないかとつい思ってしまう。
・・・皆に言ったら少女趣味だって笑われるだろうなぁ。

288 :私の王子様:2008/06/01(日) 12:29:16 ID:GblRePOC
「こんにちわぁ、君がミレイ・アッシュフォードさん?」
間の抜けた声で私は現実に引き戻された。
「はい、ロイド・アスプルンド伯爵ですね。はじめまして。」
声をしたほうを見ると背の高いひょろりとした男性が笑みを浮かべて立っていた。
「うん、はじめまして。さっそくだけどねぇ、君に謝らなくちゃいけないことがあるんだ。」
「何でしょう?」
「実はね、君とお見合いするのは僕じゃないんだよ。」
「え?でも・・・」
「こちらの手違いでね、君のお見合い相手はボクの兄弟。」
「ご兄弟ですか。」
私にとっては相手が目の前の男性だろうとその兄弟だろうと関係ないことだ。
アッシュフォード家にしてみればきっとアスプルンド家の人間であれば誰であろうといいのだから・・・
「あぁ、心配しなくていいよ。年は君に近いし性能もボクが保証するから。
 なにせラウンズ入りかシュナイゼルちゃん直轄の部下になるかで揉めてるぐらいだしねぇ。」
性能?才能の間違いじゃないのかしら?
でもそんな人がアスプルンド家にいるって言う話は聞いたことないけど・・・
ロイド伯爵がさきほどの女性に声をかける。
「セシル君、彼連れて来てくれない?」
「わかりました。」
セシルさんは私を見てにっこりと微笑んだ後、再び棟の奥へと消えていった。
「?」
なんだか意味ありげな笑みだったけど、何かあるかしら?
数分もしないうちにセシルさんが一人の男性を連れて・・・
「うそ・・・・・・」
思わず声が漏れた。だって彼女が連れて来た人は
「ライ・アスプルンドです。よろしくお願いします。」
そう、私の目の前で優しく微笑んでいるのは私がずっと待ってた人だったから。
「な、なんで?どうして??」
なにがなんだかわからない、彼はEUへ行っていつ帰ってこれるかわからないと言っていたのに
「ミレイさん落ちついてください。」
でも、私を必死になだめようとしている人物はやっぱりライだった。


289 :私の王子様:2008/06/01(日) 12:31:18 ID:GblRePOC

なんとかミレイさんも落ち着いたみたいで今度はしっかりとした口調で聞いてきた。
「どういうことか説明してもらえる?」
僕を見る視線には若干の非難が混じっている。
「簡単に言うとですね、僕はロイドさんと契約を交わしたんです。」
「契約?」
「はい。アスプルンド家の養子にしてもらうかわりに
 僕はロイドさんの下でずっとデヴァイサーとして働くと言う契約です。」
「じゃあ、EUへの異動っていうのは?」
「身元不明の彼を急に養子にするって言っても、さすがに周りが納得しないからねぇ。」
「もともとシュナイゼルちゃんからのお誘いはあったし、EUでちょっと働いてもらうことにしたんだぁ。」
「いやぁ、興味深いデータもいっぱい取れたしいい事ずくめだったねぇ。」
うふふ〜、とロイドさんが本当に嬉しそうに笑う。
「どうして言ってくれなかったのよ!」
「たった数ヶ月で戦場で実績を挙げてアスプルンド家に入り、ロイドさんとお見合い相手を変わってもらうなんて
 上手くいく可能性はとても低かったんです。それに、出来なければ本当にEUで数年間働くことになってました。」
「そうだったの・・・でも、一言もないなんてひどいんじゃない?」
「すみません。」
ミレイさんの僕を睨みつける目には少し涙がたまっている。
僕には彼女に言うべきことがもう一つあるのだが、どう伝えよう・・・。

290 :私の王子様:2008/06/01(日) 12:32:30 ID:GblRePOC

私は怒っていた。何も言わずにこんなことしてるなんてひどいじゃない!
彼がEUへ行くと言ったとき、私がどんな思いで送り出したのか彼はわかってるんだろうか。
「あの・・・実はもう一つ、伝えないといけないことがあるんですが。」
「なに?」
つい彼を責めるような口調になってしまう。
まだ何か隠してるのかしら?でも、もう何を言われても驚かないわ。
変な事を言うようならチョップの一つでもお見舞いしてやろうと構えていると
彼は目の前に跪き、真剣な顔で私を見つめながら言った。
「ミレイ・アッシュフォードさん、僕と結婚を前提にお付き合いしてもらえませんか。」
「・・・・・・・・・へ?」
そのとき私はとても間の抜けた顔をしていただろう。
何を言われたのか理解できずボーっと彼の顔を見ていると、今度は少し頬を赤くして彼が言った。
「ミレイさん、貴女が・・・好きです。他の誰かには渡したくありません。」
やっと彼の言葉を理解した私の全身が急に熱くなる。
きっと今の私は彼以上に顔を真っ赤にしているに違いない。
それを見られたくなくて顔を下に向ける。
「あの・・・ミレイさん?」
心配そうにこちらを覗き込もうとする彼へと首に手を回して飛び込む
「うわっ。」
ライ、やっぱりアナタは私の王子様だったわ。
「え、何なんですか?」
「ふふ、私もライのこと大好きって言ったのよ。」
これ以上言葉を交わしてもっと恥ずかしくなる前に私は彼の唇に自分の唇を重ねることにした。

291 :干し書き ◆Xn1WV3F4zQ :2008/06/01(日) 12:39:41 ID:GblRePOC
以上です。これで自分の妄想ストックも尽きたと思ってたのですが

金曜の管理人さんのおかげで文化祭で女装させられたルルをお姫様抱っこするライ

という電波を受信してしまいました\(^o^)/

292 :干し書き ◆Xn1WV3F4zQ :2008/06/01(日) 12:51:27 ID:GblRePOC
>>290
「え、何なんですか?」じゃなくて「え、何ですか?」でした。
最後の最後に・・・修正お願いします。

293 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/01(日) 12:54:43 ID:B4oBOwfw
>>278
うん、「幸せ」と「辛い」って文字は似てるよねw
それにしても、ライの性格が変化するほどの料理ってどんなのだwww

>>291
GJ!!次回作も楽しみにしています!!

294 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/01(日) 13:01:19 ID:WuL29qp6
>>278
納豆は……一旦火を通すとかして粘りをどうにかするなり卵で閉じたりした方が
とか言ってみたり。
でないと手が汚れてサンドイッチの意味が無いですし。
しかしGJ!
そしてショックなのか“私”に戻っているライに吹いたwww

>>291
おおっ!その手があったか!!?
こうすればミレイ会長もロイドさんも両方取れ……
おっと、アッーな意味じゃないぜ?

295 :保管庫の人:2008/06/01(日) 16:26:49 ID:ehvsSF0K
>>291
>文化祭で女装させられたルルをお姫様抱っこするライ
ふふ…、私が見てきたものはそんな生易しいものではなかったですよ…
ああ、修正の件は処理済みです。

296 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/01(日) 16:48:04 ID:XEM4413f
>>276
>今の私は魔女すら凌駕する存在だ!!
俺の紅茶返せwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

>>291
ルルが女装してる時ってライも女装してるから百合…いやなんでもない

297 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/01(日) 16:48:08 ID:KxSbese3
>>291
GJ
いいねぇ、こういう展開も十分ありだね。
やっぱりハッピーエンドが一番好きだ。
ぜひまた投稿してくださいな。

298 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/01(日) 17:01:49 ID:OcXXTJ2P
>>295
腐の世界とはまっこと恐ろしいもんじゃて。

299 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/01(日) 17:02:28 ID:7cLb75Fo
SS執筆活動の餌にしようと一応本放送を見ようと思ったのだが…
もう挫けそうだ…

300 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/01(日) 17:05:41 ID:LfTEnHmH
>>299
俺もなんか参考になっかなぁ?と思ったけど
…挫けていいですか?


301 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/01(日) 17:29:10 ID:XEM4413f
>>299-300
未公開映像の天子様でお腹一杯になったから俺としてはいいや
しかし全くアテにはならなかったな

302 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/01(日) 17:32:55 ID:7cLb75Fo
>>300
ライが命じる、今見たことを未公開映像以外すべて忘れろ!!

てか次回予告すら無いとは予想外過ぎた…
やはり、エネルギー補給にはロスカラだな、黒の騎士団カレンルートのデータはどこだったかな・・・


303 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/01(日) 17:42:11 ID:LfTEnHmH
YES,MY LORD
神虎がちょっとカッコよかったw

304 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/01(日) 19:30:49 ID:qe5RmN+o
9話の予告見て来た
事故だとは思うがライカレ派を絶望させる展開だなフラグ立ちまくり
ただでさえライの相手争いは激しいのにナナリーが有利になった?

305 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/01(日) 19:36:19 ID:GblRePOC
>>304
ライカレ派ではないがカレンはルルの恋愛対象じゃなくて
ゼロの忠犬的なポジションにいて欲しいなぁ
そこが一番合ってる気がする

306 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/01(日) 19:41:24 ID:bmzUVX56
色んな意味で、癒されるSS投下を

全 力 で お 待 ち し て お り ま す !

職人方、よろしくお願いいたします

307 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/01(日) 19:43:06 ID:LKcqXR1d
>>304
その絶望してる一人だが、その絶望さえ糧にして、俺はSSを書きたいと思ってる。
それこそが俺の原作への反逆!!

でも今は、酒に溺れさせてくれ……チクショウ…orz

308 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/01(日) 19:44:02 ID:7cLb75Fo
予告を見てしまった…
ちょっと立ち直るまで時間をクレ…

309 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/01(日) 19:47:27 ID:LfTEnHmH
ライカレは別の職人さんに任せておくつもりだったけど、
そういうことならやらせて頂く!
今から予定がないけんすぐに執筆させてもらいますわ

310 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/01(日) 19:48:40 ID:y6cHo+/F
ルルカレ事故キスの所をたまたま見てしまったライが
カレンに鬼畜ドSで犯す。

311 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/01(日) 19:53:15 ID:qe5RmN+o
前回のキス未遂からずっと不安だったけど
これで確信した
ロスカラは本気でR2への宣伝だったんだな
ロスカラメインヒロイン級のカレン、ナナリーに恋愛フラグを立てまくり

312 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/01(日) 19:53:18 ID:bmzUVX56
ちょw 職人たちも集団でダメージ受けまくりかw
>>309
頼みます

313 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/01(日) 19:55:52 ID:97QUiyit
>>310
是非エロパロにw

さあ一週間みっちり妄想しますかー

314 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/01(日) 20:23:35 ID:YAbsQFtP
ライとスザクの友情を書きたいんだけど、BLに思われそうで怖い…orz
それっぽい描写しなければ大丈夫かなぁ?

あと、特派ED(行政特区成立)でライとスザクのラウンズ入りはあり?
色々聞いてばかりで申し訳ない。 久々のSS執筆で悩みまくりなんだ(´・ω・`)

315 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/01(日) 20:26:30 ID:qe5RmN+o
>>314
いいんじゃないのかな
今話題が絶望的だから友情もありかと

ラウンズ入り大歓迎だな黒騎士は全員ルルのお手つきになりそうで鰤にしか希望が見いだせないし

316 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/01(日) 20:29:15 ID:XEM4413f
何も見てない俺は勝ち組だな

317 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/01(日) 20:32:08 ID:6FFDtBKA
>316
まじで勝ち組。
俺はしょんぼり。

318 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/01(日) 20:32:38 ID:zI5IMxjj
>>314
ライとスザクの友情の話俺は好きだけど

ラウンズ入り良いと思いますよ

319 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/01(日) 20:33:57 ID:rjMpMG4L
個人的にはヒロインが決まるなら早く決まって欲しいな。
カレンが相手ならライCとか安心して妄想できるし。

320 :保管庫の人:2008/06/01(日) 20:40:42 ID:ehvsSF0K
>>314 友情、いいんじゃないですかね?描写の程度にもよるでしょうけど…。
 ラウンズ入りは既に前スレで実績があるので何の問題もないかと。

>>316 じゃあ、男メイドを見て、メイドルルーシュ&ライが思い浮かんで咄嗟にテレビを切った私も勝ち組になるんですね!

321 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/01(日) 20:42:29 ID:qe5RmN+o
R2を見てライがいたらと想像する→しかしカレンやナナリーに恋愛フラグが立ち苦痛→しかし見てライの想像がしたい
なんという悪循環

322 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/01(日) 20:46:23 ID:bmzUVX56
>>314
>ライとスザクの友情を書きたいんだけど、BLに思われそうで怖い…orz

書き方にもよるけど、危惧するなら↑みたいな注意書きを
最初に書いたらBL?とか言われないで済むんじゃないかな

323 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/01(日) 20:49:34 ID:oSPEOCxu
みんなショック受けてるな。
俺も予告見たあと、ついこのスレに癒やしを求めて来たよ。ルルーシュにはCCかと思ってたのになぁ。

それと、保管庫管理人さん、相当な薔薇の園を迷ったのね…w

324 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/01(日) 20:54:19 ID:v0zwQdxF
ルルカレ…だと?ああ、他の平行世界の話ね^^

325 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/01(日) 20:54:31 ID:/QqU9e9H
な、何があったんだ・・・? 何にも見てないぜ。

ライ×CCかァ・・・書きたいけどSSでスザクルートでブラックリベリオン起きてるから無理だー
チックショウ、やるせない。

326 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/01(日) 21:02:53 ID:YAbsQFtP
>>315 >>318 >>320 >>322
アドバイスどうもです。

第1作でライとスザクの友情を書いて、ラウンズ入りは第2作以降で出来たらいいなと。
ライのことを気遣うスザクって感じなんで、全然BLじゃないんだけど、男2人の話だとBLに直結されそうかなと思ったのですよ。

自分の中では行政特区が成立してるんで、そこからの2人のラウンズ入りのきっかけをどうしようかな…
それに2人を日本にいさせたいし。 辻褄あわせが大変そうですorz
第1作も頑張って書きます(`・ω・´)シャキーン





327 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/01(日) 21:02:56 ID:T48CskgF
来週から暫くナナリーの出番も無さそうなのに、カレンまで・・・・・・
リフレイン買って来る ノシ

328 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/01(日) 21:08:39 ID:1frBwrGH
そうなのか…、予告見ないことにしたよ。
しかし、ホントR2はライカレ派には辛いよなあ。
そんなわけで現実逃避したいので、職人さん、ぜひ「C.C.に弄られるライカレ」
を書いてください!

329 :保管庫の人:2008/06/01(日) 21:17:33 ID:ehvsSF0K
>>323 ……“迷った”?否!間違っているぞ323氏!過去形に非ず!現在進行形!
 私は今、この瞬間も迷い続けているのだよ!

>>325 創造し、推敲し、そして投下を!新たなる神に!住民は貴方を待っているぞ!


 …というわけでこのスレが私のオアシスとなっております。愛溢れるSSお待ちしております。いや、結構マジで…

330 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/01(日) 21:31:36 ID:T48CskgF
>>329
管理人氏、何時もお疲れ様です
俺なんて迷いすぎて、湧き出てくる妄想にBL臭が混じり始めましたよ
えぇ、スザライくらいは平気になって来ました・・・・・・と言うか、混じり始めてきました orz

331 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/01(日) 21:34:19 ID:qe5RmN+o
しかしルルーシュはシャーリー、C.Cに続いてカレンともキスするのか
カグヤもゼロ好きだし
ナナリーがスザクにとられてもルルーシュざまぁみろとしか思えない俺がいる
一番辛いのは出ない間にヒロイン勢をとられまくってるライなんだ

332 :空マメ ◆uGBxXcjQn2 :2008/06/01(日) 21:39:33 ID:LfTEnHmH
ども!前スレの323です。
まさかもう330超えになると思わなかったんでHN考えてみました。
これからは『空マメ』で行きますんでお願いします。

今日のニュースを知った皆さんの溜飲を下げれるかどうかわかりませんが、
特派スザクENDのSS書いたんで投下します。
内容は「ライとスザクに凶悪な敵が現れる!」です。
ほのぼのですんでご安心を。ちょっとだけユフィ出ます。
ちょっと長いのでご容赦を…
では


333 :冬来たりなば…:2008/06/01(日) 21:40:43 ID:LfTEnHmH
「ふぅ…」
シュミレーターの中で小さくため息を吐く。
新しく試作されたパーツのテストのハズが、
いつの間にか、その装備を使用しての長時間対KMF戦闘のデータ集めに変わっていた。
しかもプログラムは相変わらず、倒せば倒すほど敵が出てくる例の『百人組み手』。
エナジー切れまで耐え抜いたが、ぐったりと疲れてしまった。
この後に、ユーフェミア皇女殿下に呼ばれてるからスザクと共に、政庁まで行かなければいけないのに…
しかも今日は何かの帰りにこの近くを通るとかで、迎えに来てくれるという。
皇女殿下が迎えに来て下さるのに、迎えに来た人物がすぐに動けないなんて、失礼以外の何物でもない。
ロイドさんにも、
「今日は皇女殿下が迎えに来て下さるので、その時間までにはテストを終わらせて下さい」と言っておいたのに…、確か6時30分には着くと言っていたな。
時計を見れば6時25分でギリギリだ。確かに時間までには終わったけど…
すぐにパイロットスーツから軍の制服に着替えなくちゃ。
急いでロッカールームに向かうとスザクが居た。
彼も着替えだったようだ。
真ん中に置かれたベンチに学生服がかかっていた。
そういえば今日は学園で用事があるって言ってたな、それを終わらせてから来たのだろう。
僕は特に用事がなかったから研究室に来た途端、シュミレータの中だったけど。
「そういえばスザク、ずいぶん来るのが遅かったな、学園での用事って生徒会の仕事か?
言ってくれれば手伝ったのに」
「あ〜、生徒会の仕事じゃないんだ。アーサーにノミ取りの薬をやろうと思って。
すぐに終わると思ったから君には先に行ってもらったんだけど……」
「…まさか、と思うけど…」
「そう、そのまさかだよ。また逃げられっちゃって…」
「なら尚更言ってくれれば良かったのにな、ははは」
「そうだね、あはは」
などと他愛もない会話をしながら着替えを終え、
あと少しで皇女殿下が来るから、それまで今日の騎乗データについてスザクに意見をもらおうと、
ロイドさん達の所に向かうと『それ』待ち構えていた……

334 :冬来たりなば…:2008/06/01(日) 21:42:07 ID:LfTEnHmH
「スザクくん、ライくんお疲れ様。時間も時間だからおなか減ったでしょ?差し入れよ!
これからまた仕事で政庁に行くんだから、ハイっこれでも食べて行って」
もの凄く慈愛に満ちた、聖母さまのような素晴らしい笑顔で『それ』をセシルさんが差し出してきた。
「おにぎり」と「サンドイッチ」らしきものを…
「ぅ……」
「ぁ……」
二人で固まってしまった。
先ほどまでにこやかに談笑していた顔がそのまま氷つく。
二人がいる空間は見事に真冬のど真ん中になった。
『スザクっ!』
『ライっ!』
僕らは姿勢も顔の向きも正面も向いたまま、二人は目と目で会話をする。
『スザク、これは、まさか…!』
『見た限り、セシルさん手作りの…』
『言うな。そこから先は聞きたくない』
『うん、そうだね、気持ちは、分かる。だけど、どうする?』
『どうする?って何を? 』
僕はスザクに向かって首を振る。
疑問に答えるようにスザクの目が僕の目を見据える。
『意を決して食べるかっ…』
『待て!君はあれを食べてからユフィの手伝いがまともに出来ると思うのか?』
『…思わない、ね。でもライ本当にどうするんだ?』
スザクが困ったよう首を傾げる。
『どうにか食べずに済む方法を考えないと…』
『でもせっかく作ってもらったのに…』
『それは…そうだが…』
『ここはガマンして食べようよ、
もしかしたら今回は意外と食べられるかも知れないじゃないか』
『!…そうだな、君がそういうなら…』

335 :冬来たりなば…:2008/06/01(日) 21:42:36 ID:LfTEnHmH
そう覚悟を決め、セシルさんが笑顔で持って来てくれたトレーの上に乗った物体を見る。
二種類あるおにぎりの、見た目は普通だ。
一つは海苔の巻かれたスタンダードなもの、もう一つは何かが混ぜたものを握ったようだ。
スタンダードなものの中の具が少し見えている、小洒落ている握り方だな…
肝心の具は……赤と白?『カニカマ』だっけ?それに似ているけど、
何かが違うような…赤の部分が薄いような…
……ん?!あれはまさか?! 林檎?りんごぉお?!
「……セ、セシルさん、そのふつう?の方の具はなんですか?」
「これ?これの具は林檎よ、いい林檎が手に入ったからそれを蜂蜜とジンジャー煮たの。林檎は蜜たっぷりよ」
凄く明るく、教えてくれた。
そして、林檎自体は物凄くおいしそうだった。
ただ……おにぎりの具としては果てしなく間違ってる……
もし、煮林檎をパンに挟んで、紅茶を一緒に持って来てくれていたら、僕らは喜んで食べただろう…
これは、辛い……
スザクをチラッと横目で見たら、同じことを思ったらしい、乾いた笑みを浮かべていた。


336 :冬来たりなば…:2008/06/01(日) 21:43:07 ID:LfTEnHmH
ライ、聞いてくれてありがとう…。
次は僕が聞くから、君は気をしっかりと持っていてくれ。
「セシルさん、もう一つの方はなんですか?混ぜ込みご飯ですか?」
「あ、こっち?こっちのはいいカカオを見つけてね、香りがすごくいいのよ。
だから、ご飯に少量混ぜて、甘さ控えめのチョコチップを加えたものよ」
セシルさん……その発想、天才的だと思います。
「あの…緑の物はいったい…」
ライが気になったらしく声をかけた。
「これはミントよ」
…絶望を笑顔で言ってくれてありがとうございます。
ライが見事に固まっている。
これをライに食べさせるのはかわいそうだな…
これ以上間違った日本の食文化を体験させるのはさすがに……
前もオスシを食べた時『スザク。日本人って、凄いな…』って真顔で言われて、
そのあと間違った知識を正しくするのが大変だったっけ。
「じゃぁ僕がおにぎりをもらいます。ライ、君はサンドイッチでいいかな?」
僕が、おにぎり?を食べよう…その前に、サンドイッチの方も聞いておかないと。
「セシルさん、サンドイッチの具は何です?」
「サンドイッチはね、麦芽パンにバターを塗って、レタスとアボカドを…」
良かった!さすがパンが主食のブリタニアの人だけあってこっちは普通みたいだ。
ライにはサンドイッチを食べてもらおう!
「…ソイソースと抹茶ペーストとバルサミコ酢を混ぜたもの塗ったハムを挟んだものよ♪」
「……な!!」
初めはおいしそうで見直したのに貴女はやはりそうなんですね、セシルさん!
出身地がどこかなんて関係なかったんですね?!
あ!ただでさえ白いライの顔が蒼白になっている。
というか気分が悪くなったのか青くなっている……

337 :冬来たりなば…:2008/06/01(日) 21:43:30 ID:LfTEnHmH
ライが僕に視線を向けて来た。
『スザク!』
『どうした?』
『君がおにぎりを食べる、と言ってくれた時…僕は君を心から尊敬したよ。
君はいつでも他人のための自分を犠牲にするんだなって…
だから、僕も君の想いに殉じよう!』
『待ってライ!』
僕は無言でライに向かって手を伸ばす。
『待つんだライ!あれは危険すぎる!』
ライが否定するように手を横に凪ぐ。
『…いや、それを言うならスザク、君の方こそ…!』
『僕は大丈夫だ!』
衝動に駆られ、胸の前で拳を握る。
『僕は軍に入ると決めた時から、任務で殉ずる覚悟は出来ている!
…だけど君は君の敵は…』
ライは大きく首を振った。その目は何かを悟ったような色をしている。
『…いいんだ、スザク。僕も覚悟は出来ている』
『ライ……』
『大丈夫だ!君と力を合わせれば成し遂げられないことは何もない!』
『…ああ、そうだったね』
二人で大きく頷く、そして、各々の敵に向けその指を伸ばす…
(この間二人は全く声を発していない。)

338 :冬来たりなば…:2008/06/01(日) 21:44:03 ID:LfTEnHmH

「あの〜…」
僕とスザクが、死地に向かわんとするその時に、入口の方から声が聞こえてきた。
この声は?!
「スザク、ライ、少し早く着いてしまったんですけど大丈夫ですか?」
「ユフィ!」
僕とスザクは同時に喜びの声をあげた。
夕陽が後ろから射すユーフェミア皇女殿下は僕らには歓喜の春から来た女神に見えた。
この絶体絶命の状況から、救いだしてくれる天から使いだ。
「セシルさん、残念ですが…
ユーフェミア皇女殿下がもういらっしゃいましたので行かないと…な、スザク」
「あぁそうだね、ライ。それじゃユフィ行こうか!
セシルさん、せっかく作ってもらったのに、すいません」
「あらぁいいのよ。今すぐ包むから政庁で食べてね」
「な……?!」
二人仲良く顔が引きつってしまったが拒否する言葉が全く見当たらない…
「ん〜?二人とも、どうしたんですか?早く行きましょ」
僕らの天使が声をかけてくれる。
「…ありがとうございます」
「夜食に頂きますね…」
セシルさんが可愛い花柄のハンカチに包んで、
とびきりの笑顔で「お仕事がんばってらっしゃい」と言ってくれた。
その言葉はこの上なく嬉しいかった…

その後、僕とスザクは特区に関する仕事のため政庁に向かう車の中で、
覚悟を決めた。
セシルさんの愛情は食べようと、
ただし、仕事に支障が出ないように、絶対に仕事が終わってから食べると……
その夜遅く、僕とスザクは涙した。
あまりの愛の奥深さに……。

339 :空マメ ◆uGBxXcjQn2 :2008/06/01(日) 21:47:22 ID:LfTEnHmH
以上です。
感想、ダメ出し、一言でもいいので全力で待ってます。

あとライとバトレーの続きの物ですが、この後投下してもいいですか?
連投NGならまた後日にと思ってるんですけど。


340 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/01(日) 21:51:03 ID:oCvYthTo
声出して笑っちまったじゃねーかw
セシルさんは自覚の無い凶悪だからなぁ…スザクとライのスーパーチートコンビでも絶対勝てないだろうなwww

341 :保管庫の人:2008/06/01(日) 21:58:09 ID:ehvsSF0K
乙!全力で更新しました!

342 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/01(日) 21:58:30 ID:DfHiMW/J
>>339
ぐはぁっ!(吐血)
ぐ、GJ……
本当に“もう少し”どうにかならないだろうか、セシルさん……
ちょっと残念な料理スキルだなぁ。

次の話の投下は個人的にはOKですが……どうなんでしょうか?
マナー的にまずいのかな。

343 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/01(日) 22:01:05 ID:OO1zUc4t
レスの内容だけで心が砕けてしまった俺が来ましたよ・・・
職人さんありがとう、心が少し癒されました・・・
R2にライでないかな〜→ライカレ派涙目の展開
もうこのループは嫌だ・・・

344 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/01(日) 22:06:51 ID:qe5RmN+o
>>339
R2はルルーシュのハーレムだと思ってどうせカレンも・・・とかL5患者の俺を癒やしてくれてありがとう
ほのぼのっていいな

345 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/01(日) 22:27:40 ID:T48CskgF
>>空マメ氏
良いですね! 癒されますw
しかし、凶悪な敵とはセシルさんのことだったのかw

連投自体は、さほど問題無いと思うのですが・・・・・・どうなのでしょう?

346 :保管庫の人:2008/06/01(日) 22:31:43 ID:ehvsSF0K
今直ぐもう一度スレ住民に呼び掛けて、沈黙or否定的な意見が出ない ならば
2300頃に投下するというのはどうでしょうか?

ところで私もトリップを付けた方が宜しいでしょうか?

347 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/01(日) 22:36:25 ID:7cLb75Fo
酔った勢いで書き上げた。
特に反省はしていない。

ライカレ。
あまりりラブラブ描写は無いです。
節々にカレンはライの嫁的なセリフだけで。

壊れてるライやルルーシュが見たくない人はスルー推奨です。

348 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/01(日) 22:39:16 ID:7cLb75Fo
題名の無い暴走会

それは、現在に至っても未だ謎の残る出来事だった。

今日、俺が『100万のゼロ』とだけ書かれて送られてきたディスクを再生しようと、
いそいそと通路を移動していてライと出会った時の事だ。
「丁度良いところに。ライ、良かったらこれから俺の部屋で100万のゼ…」

ブラックリベリオンからの隠遁生活。
太平洋でのラウンズ戦。
精神的に追い詰められていたとは言え、カレンに言った「慰めろ」発言。
カレンの事だ、きっともうライに言いつけているに違いない。
そんなライの精神的苦痛をせめて少しでも癒せれば、と。
俺は、ライをマイ・フェイバリット・ブルーレイディスクの上映に誘ったのだが…
「……」
どうやら、ライは怒っているようだ。

(やはり言い付けたか、カレン!
それも「私、ルルーシュに無理やり…されたの…」位は言った感じの怒り具合だ!あ、あの女っ!)
(それとも、ゼロの衣装を着させられた事を未だに怒っているのか…?
ライは最後まで抵抗していたからな…俺の素晴らしき『ミリオンズ・ゼロ』作戦に…)


349 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/01(日) 22:40:26 ID:7cLb75Fo

「なあ、ライ?」
怒りの原因を探ろうと、用心深く話しかけた俺の言葉を遮るようにライが口を開いた。
「いいな、ルルーシュ。足元に最善の注意を払って生活しろ。いや、足元だけを見て生活しろ。」
「どうしたんだ、ライ?」
常に穏やかな表情のライの瞳が珍しく据わっていた。
この瞳は俺が以前カレンのシャワーを覗いたのがバレた時と同じ瞳だ…
「誰かに背中を押される事も許さん。背後に気配を感じたら、迷わず拳を振り抜け。」
「ライ…何を言ってるんだ…?」
「前から誰かがよろめいて来たら、全力で避けろ。例えそれが女性であったとしても、だ。」
「おい、ライ…」
「いや、待て……もし、それが私のカレンならば、しっかりと抱き止めろ。」
「なあ、ライ。何を言って…」
「ただし!顔は背けて抱き止めるんだぞ!!」
「ライ、落ち着いてくれ…」
「私の言う事が理解出来たのか!?」
その余りの剣幕に、つい頷いてしまった。
「よし…この約束、破る事があれば……す」
ライはそう言うと、どこかに去って行ってしまった。
最後の方は小声で何を言ったのか解らない。
いや、本音を言えば、最初から最後まで何を言ってるのかさっぱり解らない。


350 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/01(日) 22:41:17 ID:7cLb75Fo

余りに不可解だったライのその言動を反芻していると、ライの部屋からカレンが出て来た。
「あ、ルルーシュ。ライを見なかった?」
「ライなら今、向こうへ行ったが…」
丁度良い。
「なあ、カレン。ライと何かあったのか?ライの様子がおかしかったのだが…」
「それが、よくわからないのよ。携帯を弄ってたかと思ったら急に…」
そう言ってカレンは、ライの向かった方へ小走りで去って行った。

自室に戻り、ディスクをセットしてライの言葉を思い出す…
「…足元や背後に気をつけろ…俺の心配をしてくれているのか?ライ、お前は本当に良い奴だな…」
そう呟いて、俺は再生ボタンを押した。



この時の俺は、まだ知らなかった。
来週、今日以上に深く暗い色をした瞳のライと邂逅する事を……

END


351 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/01(日) 22:44:17 ID:7cLb75Fo
以上です。

勢いで書いたので推敲もままならず…
設定は、黒の騎士団カレンルートでユフィ止められないでブラックリベリオンルートかな。

来週までに何とか、ラブラブなのも書き上げたいです。
来週以降は、キスされても何とかなるSSを書けたら良いな…

352 :空マメ ◆uGBxXcjQn2 :2008/06/01(日) 22:48:52 ID:LfTEnHmH
>>351
怖いライは楽しいですねw

管理人さん、もう変更してもらったうえに乗せて頂いてありがとうございます。
皆さん感想下さってありがとうございます。

ライとバトレーの続きですが、NGという意見がないようなら23:30頃に投下します。

353 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/01(日) 22:51:53 ID:WaO8ofCc
「月輪の夜に」の後編?いいんじゃね?読みたいよ俺は

354 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/01(日) 22:54:48 ID:qe5RmN+o
最高の親友と最愛の人のキスを目的したライは再び孤独だと疑心暗鬼になるそして狂王の自分になっていく・・・

コードギアスlostcolors鬼隠し編

355 :231 ◆t5di6NOvvk :2008/06/01(日) 23:04:42 ID:t8XXEkUg
どうも。4作目の半分ですが、投下させてもらいます。
今回はR2・TURN 8の前日談的な小エピソードをライカレでお送りします。

今の流れなら、こんなのでも多少は気休めくらいにはなるかなと思いまして…


LCR2?編・TURN 8前日談 〜前編〜


ゼロ発案の次なる作戦…。
多分の驚きは有るものの、納得は出来る。
『事前にゼロの国外追放を承諾させ、特区参加に集まった全ての日本人を<ゼロ>にすることで、
 一斉に国外へと脱出する』
なんともゼロらしい、きわめて大胆な作戦だ。
しかし、問題点が無い訳ではない。
その問題点の内の一つに僕が直面したのは、作戦概要発表から数日後のことだ。

356 :231 ◆t5di6NOvvk :2008/06/01(日) 23:05:20 ID:t8XXEkUg
『ゼロになる』とは、至極簡単なこと。つまりは、皆でゼロの格好をするということだ。
仮面を被り、ゼロスーツを着て、マントを羽織る。
それを聞いて、僕は最初、半信半疑だったのだが、作戦計画に変更は無いという事を今、理解した。
カレンがそのゼロスーツ一式を僕の部屋まで届けに来たのだ。

「今日届いたの。これ、あなたの分」
「……本当に、着るんだな、ソレ…」
「仕方ないわよ、大事な作戦なんだから…。試着してみて、サイズとかに不都合があったら
 早めに言って欲しいって」
「ああ、分かった。それじゃ、さっさと済ませておこうかな」

彼女からスーツ一式を受け取ると、掛けられたビニールを外してベッドの上に広げた。
オリジナルとは少し違った、全体的に青みがかった色のそれらを改めて見て、僕はほんの少し
複雑な気分になったが、カレンの言う通り、大事な作戦のためなのだから仕方ない。
僕は騎士団のジャケットをハンガーに掛けて、おもむろにシャツを脱いだ。
脱いだあたりから、視線が注がれていることに気付いた。

「あ、あの、カレン…。そんなにまじまじと見られると、着替え辛いんだけど……」
「えっ、あ、ああ!ご、ごめんなさい!私、後ろ向いてるからっ!」

自分でも驚いた様子で、顔を真っ赤にして、慌ててこちらに背を向けた。
僕も、カレン相手だとどこか安心してしまって…配慮が欠けていたかと思いつつ、
あまり待たせるのも悪いので急いで着替えた。

357 :231 ◆t5di6NOvvk :2008/06/01(日) 23:05:55 ID:t8XXEkUg
着る前まで抱いていた、タイトなイメージとは少し違い、着心地はそれほど悪くなく、
多少は伸縮性があるのか、窮屈なところは無い。サイズも僕にピッタリの様だ。
ブーツを履き、マントを羽織ったところでカレンに呼び掛けた。

「もういいよ、カレン。どうだろう?変じゃないか?」
「ううん。よく似合ってる。サイズは問題ないみたいね」
「うん……でも、やっぱり、何か恥ずかしいな……」
「でも作戦当日は、みんながその格好するのよ?気にしてなんかいられないわ、きっと」
「そうか……そうだな」

カレンの考え方に納得しながら、僕は最後の仕上げ、ゼロの『顔』たる仮面に手を伸ばし、
頭からゆっくりと被ってみた。
硬さの割には重くなく、視界も広く確保されている。驚きか感心の様な表情のカレンもよく見える。
これで外見上は完全に『ゼロ』となった僕は、一瞬、ゼロっぽい<|ーズを取ろうかと思ったが、
たちまち恥ずかしさがまた込み上げて来たので思い止まった…。
羞恥に顔が紅潮したせいか、仮面の中がすごく息苦しく感じられ、すぐさま外した。

358 :231 ◆t5di6NOvvk :2008/06/01(日) 23:06:33 ID:t8XXEkUg
「…ふぅ……。ぼ、僕の試着はこれで大丈夫かな。カレンはもう済んだのか?」
「まだだけど。先にライの分を渡しに来たから」
「そうか、ありがとう。じゃあ、これから試着して見せてくれないか?」
「えぇっ!?ど、どうして?急にそんな…」
「あ、その、ふ、不公平かなと思って…僕ばかり…。それに……」
「そ、それに…?」
「僕に、一番最初に見せて欲しいんだ。…だ、ダメかな……?」

僕は、自分でも思い切ったことを言ったなと、内心焦りつつも、カレンの返答を待った。
さっきと同じくらい、顔を赤らめながら思案していた彼女は、伏し目がちに渋々、了承した。

「わ、分かったわ…。それじゃ後で、私の部屋に来て…」
「あ、ああ。ありがとう」

そう言ってカレンは早足で僕の部屋を出て行った。
変に下心が有った訳じゃない。ただ何となくそう思ったから、そう願ってみた。
カレンは一応、承諾してくれたみたいだが、気を遣わせてしまったのではないかとも思う。
僕は期待と不安の入り混じった心境のまま、制服へと着替えだした。
傍らに置かれたゼロの仮面が、鈍く光ったような気がして不気味だった……。

to be continued...

359 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/01(日) 23:07:28 ID:QsMBIfyC
GJ!
ゼロっぽいポーズ吹いたw

360 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/01(日) 23:11:46 ID:97QUiyit
今更ながら、この作戦での参加者で吹いた人が居なかったことに感心するw

361 :保管庫の人:2008/06/01(日) 23:15:36 ID:ehvsSF0K
うはあ…日曜の夜になんという強烈な投下ラッシュ…!職人の皆様には感嘆を禁じえません!

362 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/01(日) 23:19:46 ID:skmVQG+S
>>361
今日投下した私としては、もう保管庫に自分の作品をUPしてくれたあなたに感嘆を禁じえない!!

363 :231 ◆t5di6NOvvk :2008/06/01(日) 23:21:55 ID:t8XXEkUg
後編は次回の放送前には投下したいと思っています。

書き出しの部分の解釈が間違っていたら恥ずかしい…
あと、ゼロスーツって、実際の着心地はどうなんでしょうか?夏場は蒸れそうですけど。

あぁ、R2本編、楽しみだけど見るのが辛くなってきた…orz

364 :空マメ ◆uGBxXcjQn2 :2008/06/01(日) 23:33:42 ID:LfTEnHmH
NGもないようなので「月輪の夜に-後編-」を投下します。

前も書きましたがライとバトレーの話です。(BLではありません)
殺伐としてます。ご注意下さい。
では


365 :空マメ ◆uGBxXcjQn2 :2008/06/01(日) 23:34:46 ID:LfTEnHmH
月輪の夜に―後編―


最後の者は、銃を構える。
真っ直ぐに僕に向けて、油断なく、隙間なく、銃を構える。
「止まれ!貴様、何が目的でこのような事をっ!」
僕は帽子のつばに手をかけながら、ゆっくりと歩みより、
予備動作なしに銃を構えた軍人の顔に向かってに投げつける。
「…な!」
人は一瞬にして顔に何かが近づくと、反射的に顔を守ろうと動いてしまう。
それと同時に身体を斜め前にずらすように進ませ、銃の射線上から身を消す。
反射的に動いた隙を付き、手に持った銃を蹴りあげる。
銃が固い金属音をたてて地面を転がる。
さらに間合いを詰めようとするが、後ろにステップバックされ距離を取られてしまった。
時間を与える訳にはいかない。
一秒でも早く仕留めなくては。
僕はさらに間合いを詰めるために右足を踏み込み距離を詰め、
左足を蹴りあげ側頭部を狙った。
その蹴りは両手受けによって塞がれたが、続けざまに左、右、左とジャブを三発放つ。
それもしっかりガードされる。しかし、これぐらいでいいかな?
「しっ!」
意識を上に向けさせ、意識の空いた下半身に、
左足の外側に強烈なローキックを喰らわせる。
僕の自重を加え、鋭い角度で蹴り込み、ひざの少し上に叩きこむ。
「っっ!」
さらに左足で同じ足の内側を蹴り込む。
太腿は大きな筋肉があり、それほどダメージは無いように思われるかもしれないが、
そんなことはない。その分神経があり、強烈な痛みが襲う。
それに、かなり上手い具合に蹴りが入ると、足の腱が切れる。
追い打ちをかけるように彼の右足の内側を右足で蹴り込む。
最後の軍人の足が微かに震える。

366 :空マメ ◆uGBxXcjQn2 :2008/06/01(日) 23:35:27 ID:LfTEnHmH
人工的に筋肉を強化された僕の蹴りだ、かなりのダメージだろう。
だが、これで意識は下に行っているはずだ。
すかさず顎の先端に向けて緩く握った拳を鞭のように振るう。
風を切る「ヒュッ」という音の中、顎の先端を確実に捉える。
顎を揺らされると人の脳は、頭蓋骨の内部に当たり脳自体にダメージ受けてしまう。
これも人が気を失う要因の一つ。
だが、この軍人はかなりタフみたいだ、まだ踏みとどまっている。
残念ながら足の腱も無事なようだ…
……これで勝負を決めるか……
空いた右脇、肝臓の上に左のフックを打ち込み、
右ひじを上から下に振り落とし顎を叩く。
「くぁ………」
最後の一人が膝から崩れる。
頭からアスファルトに倒れそうになのを片手で受け止め、柔らかく地面に寝かす。
一番手強かった相手に対するせめてもの敬意。
残った最後の一人に僕は顔を向ける。

月が雲からその姿を現し、路地裏を照らす

367 :空マメ ◆uGBxXcjQn2 :2008/06/01(日) 23:35:50 ID:LfTEnHmH
音もなく現れた襲撃者によって、
ものの数秒で連れてきた部下達はあっけなく気絶させられた。
明かりのないこの路地裏ではまだ姿が判然としない!
い、一体誰なんだこいつは!?なんの目的で私達を襲ってきた!?
……まさか主義者か?…!もしや研究所のことが上にばれたのか?!
ん?月明りが出てきたな。
徐々にその姿が見えてはきたが、コートを着ているくらいしか分からん……
……白髪?……!!その顔は?!
「!…っ貴様は!研究所から逃げ出した…!!」

368 :空マメ ◆uGBxXcjQn2 :2008/06/01(日) 23:36:27 ID:LfTEnHmH
熱する身体を冷ますべく、コートを脱ぎ捨て、
僕はうやうやしく片ひざをつき、頭を垂れながら、
予想外なほど澄んだ、低いながらも優しい声色で言った。
「ご機嫌麗しゅうございます、バトレー将軍閣下。
閣下とこうしてお会いするのは研究所、…いや神根島以来でしょうか?
本日、こうして閣下とお会い出来たことを心より、嬉しく思います。
こうして出会えたのです、閣下にはお世話になった御恩を少しでも返したく存じます」
僕が口上を言い終わり、バトレーを見ると彼は亡霊でも見たような驚いた顔をしていた。
当然だろう、僕の件は彼の中で忌々しい記憶となり、
過去に消そうとしていたものの一つになっていたはずのものなのだから。
……もしも政庁でこいつを見かけなければ、僕は明日からも変わらない日々を送っていただろう。
学園のクラブハウスで目を覚まし、スザクやセシルさんやロイドさんがいる特派トレーラーに行き、
作った試作パーツのテストをやって、時間がある時は必ず学園に戻って、みんなと生徒会の仕事をする。
そんな当たり前で、幸せな毎日が待ってるはずだった。
だが、それも、今この瞬間に僕の手の平からこぼれて行った、僕が自分から捨ててしまった。
今の僕は、ただ怒りに取り憑かれた、復讐者。
もう……戻れない。

風が吹いた……、髪が風で揺れるのが分かる。
僕にとって心地いい風だ。
動いたことで熱くなった身体を冷ましてくれる。
……だが、バトレーにとっては白い悪魔の吐く息であり、肌を焼く熱風だったのだろう。
顔は青白いくせに、汗が滝のように噴き出ている。

369 :空マメ ◆uGBxXcjQn2 :2008/06/01(日) 23:37:16 ID:LfTEnHmH
……なんということだ!なんということだ!!
研究所を脱走したこいつが!実験体のこいつが私の前に現れるとは!
現れたこいつの目的はなんだ?……私に対する復讐か?!
あの遺跡から連れ出し、あれだけ身体をいじくりまわされた者のやることは…!
いかん…!このままでは殺される…こいつに! どうにかしなくては…!
「…落ち着け!落ちつくんだ!E571!
貴様に対する実験を指示したのは私ではなく、亡くなられたクロヴィス殿下なのだ!
私は指示された側であって、仕方なく行っただけなんだ、決して私が望んでやったのではない!」
「…E571だと!?…仕方なくだと?ふざけるな!」
その時、僕は昔に戻ってしまった、災禍にまみれた『王』の自分に…
世界の色を知った自分が最も忌むであろう『罪』の姿に…

「落ち着け!今のは言葉のあやで…!いったん冷静になれE571!話せば分かる!
私の話を聞いてくれ!」
『私』は一歩踏み出して、吼えかかる。
「黙れ下郎が!! 私の名前は『ライ』だ!
優しい母上が名づけ、妹が笑みを湛えながら呼んだくれた『ライ』だ!
学園の皆が…、特派の人たちが親しみを込めて呼んでくれる私の名は、
決してアルファベットや数字の羅列などではない!!!」
「ひっ!」
「……バトレー、貴様はっ!、私のたった一つの、不変のものすら蹂躙したのか!!」
叫ぶと同時に、バトレーの弛んだ腹の鳩尾に前蹴りを喰らわし、
倒れそうになるのを胸倉を掴んで無理やり立たせる。
そして鉄のように固く握り込んだ拳を、そのだぶついた顔に力の限り叩きこむ。
拳を喰らったバトレーが飛び、地面に身体を叩きつけられる。
その見掛けの質量に反するような飛ばされ方だった。

370 :空マメ ◆uGBxXcjQn2 :2008/06/01(日) 23:38:12 ID:LfTEnHmH
「がはっ!…待て私は本当に何も……!」
倒れた奴の胸倉を掴み、醜く腫れた顔だけを上げさせると奴はそう言った。
「…『何も』だと?私にあれほどの事をし、苦痛を与えたに関わらず『何も』?
あの施設で響いていた悲鳴……私以外の者たちにも筆舌に尽くせぬ行いをしたの者が『何も』…だと?!」
その時バトレーが胸倉に手をやった、この状況でそこに手を入れる理由は一つしかない。
「……、これでも喰らえ!!」
銃声が一回だけ響く、それは私の心臓のあった場所を空しく通り抜け、
それを放った物は、今、私の手の中、指がそれを回している。
「……この期に及んで、銃…か。お前が埋め込んだ知識だと、確かこうやって使うんだったか」
素早く構え、バトレーの頭に目掛けて、残り全ての鉛玉を打ち込んだ。
空気を穿つ乾いた音が数回する。
が、
「……おや?知識はあっても使い方までは知らなかったようだ」
弾は頭を掠めて、外れた。いや、わざと外した。
だが、紙一重で弾丸が何発も通り抜けた人間が正気を保てる訳がない。
バトレーを見れば、そこには恐怖の色しかない。
ここが落とし所だろうな……
「……助けて、くれ。私は……本当に…
……そうだ!私を助けてくれれば今日のことは誰にも言わん!
お前が研究所に居たデータも全て消す。お前には二度と干渉しないと誓う!」
信じられる要因など一つもないが。

371 :空マメ ◆uGBxXcjQn2 :2008/06/01(日) 23:38:47 ID:LfTEnHmH
「………ふん、いいだろう。これ以上やれば私はお前を殺してしまうだろうからな。
しかし、バトレー、貴様は私の全てを踏みにじった…。
…そんなお前を、生かす手段は無いに等しいことは…分かるな?」
バトレーの顔から生気が消える。
「安心しろ、殺しはしない。
ブリタニアの上層部に研究所の事をリークし、お前を社会的に消滅させることも…
実に楽しそうだが、しないでおこう。
だが忘れるな……!私は決して、貴様を許しはしない。
貴様はこれから、私の影に怯えながら生きていけ……、少しでもおかしな行動を取れば、
その時は、この私の名において、私の持つ全てを使い、貴様の存在を消す!必ずだ…。
地獄の業火に焼かれるのがマシだと思えるような苦痛を与えながら、この世界から消す。
忘れるなよ、バトレー……!」
静かな咆哮が、路地の四方の壁に響き渡る。
「はい……分かり、ました……」
バトレーはただそこにへばり付いてるだけで、動けないようだった。
「それじゃぁ私はこれで失礼する。」
とだけ言うと、再び顔に拳を叩きこみ失神させ、その場をあとにする。
力を使うことも考えたが、すでに使ってしまっている。
それに、もし使えたとしてもあいつに使うのは気が引けた。
あんな奴に両刃の剣を使い、やがて自分に返って来ることが愚かだと思えた。
この力は、大切な人たちを守るためだけに使いたい。


372 :空マメ ◆uGBxXcjQn2 :2008/06/01(日) 23:39:54 ID:LfTEnHmH
置いた携帯と、投げつけた帽子、脱ぎ捨てたコートを拾い、その場をあとにする。
すぐに誰かが、気が付くだろうからそれほど心配ないだろう。
達成感ともいえる感情と、自分に対する憤りと、
知りたくなかった番号を思うとやるせない気持ちになった。
……結局僕のやった事は……昔やったことと同じだった。
途中にあった割れた鏡で顔を、目を見る。
目にはしっかりと後悔の色が出ていた。
それに、もう穏やかな日々を過ごすことは出来なくなった。
あいつの「誓い」なんてものは欠片も信用できやしない。
遅かれ早かれそうなると思っていたが、自分で幕を引く切っ掛けを作ってしまった。
心に後悔という名の穴が確かに空いたのを感じた。
あいつが僕の周りをうろつき始めたら、その時は新たなる『罪』をこの身に刻もう。
心に自分への忠告を刻み、空を見る。

夜空はいつのまにか雲一つなく澄み切り、明るすぎる満月が空に青を灯していた。
僕を諌めるように、……慰めるように。


月輪の夜に―END―


373 :空マメ ◆uGBxXcjQn2 :2008/06/01(日) 23:45:58 ID:LfTEnHmH
以上で「月輪の夜に」を終わります。

バトレーにはもっと悲惨な行為をやろうとしましたが、
ライがバトレーなんかのために罪を増やすのは嫌だったんでやめました。

一言でもいいので感想、全力で待ってます。

374 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/01(日) 23:55:05 ID:cb9y2sDs
GJ!でもこれってバトレー下僕化フラグ?

>>361 管理人さん、真に感嘆する存在があるならそれはあなただ!
365のやつがもう保管されてるし…。殆どリアルタイムじゃあないか!

375 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/01(日) 23:57:48 ID:WaO8ofCc
うーん、このライは悲しいな…ライには平和な日常を選んで欲しかったけど、怒りのほうが上回ってしまった、ということか…ロスカラ本編ではライが我を失うほど怒るシーンは無いけど、心理描写がしっかりできていて良かったと思うな

376 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/02(月) 00:03:20 ID:ppQoWx4t
>>373
こういうライもすごく良いなー

関係無いが
この後、様子のおかしいライを心配して気にかける
スザクやセシル(+ロイド)の図が自分の脳内に補完された

377 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/02(月) 00:03:49 ID:OO1zUc4t
ぜろっぽいぽーず
\(●)/<合衆国ニッポンを宣言する
ニコ動の見すぎです・・・俺。
>>空マメ氏
ここまでいったならサクッとやって欲しかったりもしました。
普通に怒ってるライは新鮮な感じがしますね。


378 :這い寄る混沌 ◆4EKy8pi43U :2008/06/02(月) 00:41:42 ID:CHPXzjUC
「よぉ、お待ちどう!俺様こそ這い寄る混沌。通称・馬鹿一
 妄想家としての腕は天下一品!キモイ?病気っぽい?だから何。」

と言う訳で、カレライ物を、投下させて頂きます。願わくば、皆様が癒されん事を

379 :這い寄る混沌 ◆4EKy8pi43U :2008/06/02(月) 00:42:10 ID:CHPXzjUC
「「 結婚ッ!? 」」
特区日本の行政府の一角、黒の騎士団用に与えられた詰め所に
団員達の驚きの声が響き渡ったのは、ある晴れた日の午後であった
「結婚って・・・・・・南、お前がか?」
扇さんが皆を代表するかのように、南に聞き返す
「あぁ、特区も落ち着いてきたしさ。そろそろ、俺も身を固めようかと思ってな」
「何だ、お前も隅におけねーなぁ、南ぃ! でよ、相手は誰なんだよ?」
「そっか、お前に先を越されたか。とりあえずは、おめでとうだな!」
今度は玉城と杉山が、それぞれに南を祝福している。他の団員達も、それぞれに
「おめでとう!」だの「よっ、この色男!」だの、口々に囃し立てている
「実はさ、今来てるんだ。紹介するよ」
南がそう言って、ドアの外に出て行く。僕達が固唾を飲んで見守る中
南に連れられて部屋に現れたのは、どう見ても高校生程度の年齢の少女だった
「ねぇ、南・・・・・・その子は?」
「何言ってるんだよ、井上。たった今、紹介するって言ったばかりだろう?」
「初めまして! 北村美咲と言います! 高校を卒業するのを待って
 南さんと結婚する事になりました! これから、よろしくお願いします!」
部屋の空気が一変する。呆然とする団員達の視線の中で、美咲と名乗った少女と南の
二人だけが、幸せそうな笑顔で佇んで居た・・・・・・

380 :這い寄る混沌 ◆4EKy8pi43U :2008/06/02(月) 00:42:49 ID:CHPXzjUC
黒の騎士団END・その後 『True End』

「まさか、南さんがねぇ」
一日の勤務を終えた帰り道の途中、カレンが呟くように話し掛けてきた
「ちょっと、ビックリかも」
「そう・・・・・・だな」
あの年齢差は、流石に驚かされた。愛に年齢は関係ない、なんて言葉もあるが
正にその見本と言うべきだろうか?
「扇さん達じゃ無くて、南さんが先にゴールインしちゃうなんてね」
カレン、君が驚いたのはそっちか? もっと他に、驚くと言うか突込み所があるんじゃないのか? 
付き合い始めた時期によっては、ヤバイんじゃ無いですか? とか、二人でデートしてて
職務質問されたりしないんですか? とか・・・・・・
「でもさ、二人とも凄く幸せそうだったよね」
そう言うと、カレンは何か含むところのあるような笑顔で、僕の顔を覗き込んだ
その視線を受けて、僕は誤魔化すように顔をそむける。カレンの言わんとする事が、何となく判ってしまう
「結婚が幸せか・・・・・・」
つい呟いてしまう。何時も悲しそうだった母上、虐められ続けた僕と咲久耶。あの頃を思い出してしまうから
確かに今は幸せだ。何時も僕の傍にはカレンが居てくれる。それは、疑い様も無い事実だ・・・・・・でも・・・・・・
「ライ? もしかして、思い出した記憶の事?」
ばつの悪そうな顔をするカレン。ごめん、君は何も悪くないんだ。これは僕の弱さなんだ
「ねぇ、今更隠し事なんてしないでよね」
「カレン・・・・・・そうだな、少し話しをしようか」
そう言うと、僕達は近くにあったベンチに腰をかけた

381 :這い寄る混沌 ◆4EKy8pi43U :2008/06/02(月) 00:43:31 ID:CHPXzjUC

「僕の母が皇の血筋なのは、以前にも話したよな?」
「ええ、あの時は驚いたわ。まさか、貴族様だったなんてね」
カレンが茶化すように返してくる。空気が少しだけ軽くなったような、そんな感じがする
「僕の母は政略結婚で、ブリタニアに嫁いだんだ。それで、僕と妹が生まれた
 でも、既に兄が二人いて、僕も妹も二人に酷い扱いを受けてばかりだったんだ・・・・・・」
以前の僕なら、誰かに話すことなんて出来なかった。言葉にしただけで、心が砕けてしまいそうになるから
でも、今なら耐えられる。カレンが居てくれるから。だから、全てを打ち明けよう
「だから、僕は強くなりたかった。そして僕に強さをくれるといった人が居た
 僕はその人と契約して、強さを手に入れたんだ。以前、ゼロが君に話した『魔法』がそれさ」
しかし、カレンは信じてくれるだろうか? 誰が聞いても、御伽噺の世界だと思うだろう、この話しを
「その強さがあれば、二人を守れると思った。僕は手に入れた魔法で、父と兄を手にかけた
 父と兄だけじゃない。母と咲久耶を苦しめる者全てを、悉くこの手で殺したんだ」
カレンは僕を軽蔑するだろうか? もしかしたら、僕から離れて行ってしまうのではないだろうか?
「でも、魔法の力は、段々と僕の手に負えなくなっていった。そして、最後には
 母も咲久耶も、魔法の犠牲になって死んでしまったんだ。僕の愚かさが、二人を殺してしまった・・・・・・
 絶望した僕は、全てを忘れて眠る事を望んだ。もう何百年も昔の話さ。」
カレンは何も言わずに、少しだけ俯いて、じっと僕の話を聞いている。カレンは、今何を思っているんだろう?
「そして、目覚めた僕は、君達に助けられたんだ。信じて、くれるかい?」

382 :這い寄る混沌 ◆4EKy8pi43U :2008/06/02(月) 00:44:14 ID:CHPXzjUC
全てを打ち明けて、恐る恐るカレンの方を振り向く・・・・・・カレンから帰ってきた答えは、平手打ちだった
「どうして、今まで話してくれなかったの!? なんで、一人で全部抱え込んじゃうの!?」
カレンが、僕の胸にしがみついて来た。その態勢のまま、大声で捲くし立ててくる
「私はライを信じるよ!? ライは、私を信じてくれないの? ライ、酷いよ・・・・・・」
次第に、嗚咽交じりの泣き声へと変わっていく。僕がカレンを泣かせてしまった
しかも、僕の過去の話で、では無い。僕がカレンに隠し事をしてしまった、その為に・・・・・・
「カレン、済まない。もっと早く話すべきだった・・・・・・」
強くなったつもりだった。でも、僕の独り善がりな強さは、今度はカレンを傷つけてしまった・・・・・・
「うん・・・・・・もう、隠し事は嫌だよ・・・・・・」
そう言うと、カレンは少しだけ身体を離した。お互いに、涙で濡れた目で見つめ合う
僕の手がカレンの手を求めて動きだす。僕の指が、ゆっくりと、カレンのしなやかな指と絡み合った
あまりにも静かで、まるで世界に僕達二人だけしか居ない様な、そんな錯覚さえしてしまう
「カレン・・・・・・」
もし世界に、言葉では伝わらない思いがあるとしても・・・・・・
「ライ・・・・・・」
今の僕達なら、伝え合える気がする
「ありがとう・・・・・・」
「うん・・・・・・」
だから、今こそ伝えよう。僕の思いの全てを。言葉と行動、僕の持つ全ての手段で
まだ涙が残ったままのカレンの笑顔に、同じような僕の顔を近づけて、優しく啄ばむようなキスを交わす
でも、それだけでは物足りなくて、ゆっくりと舌でカレンの唇をこじ開ける
カレンも同じ気持ちなのか、嫌がらずに、強く僕を求めてくれた。そのまま、二人の舌が絡み合っていった・・・・・・

383 :這い寄る混沌 ◆4EKy8pi43U :2008/06/02(月) 00:44:57 ID:CHPXzjUC
「やっぱり似てるね、私達」
何時の間にか夜の訪れた公園のベンチで、笑顔に戻ったカレンがそう言った
「私にも、お兄ちゃんとお母さんが居て・・・・・・ライには、お母さんと妹さんが居た」
「あぁ、似ているんだ。僕たちは」
だから、惹かれ合ったのかもしれない。抱えていた想いが、失ってしまった過去が、似ていたから
「ライは、子供って好き?」
「嫌いじゃない、かな?」
僕の答えを受けて、カレンは「じゃあさ・・・・・・」と、腕に抱きつく。腕に柔らかい感触が伝った
カレンの表情が、少しだけ意地悪そうな笑顔に変わる。間違い無く、確信犯だ
しかし、僕の照れ交じりの批難の視線を受け流し、カレンは言葉を続ける
「今度は似てる、じゃ無くて『同じ』家族が・・・・・・欲しいね」
カレンさん、それはちょっと大胆すぎませんか?
「あー。ライ、照れてる?」
「突然そんな事言われたら、照れもするだろ?」
もしかしたら今の僕の顔は、紅蓮よりも真っ赤なんじゃないだろうか?
「でも、それってOKって事よね?」
「あぁ・・・・・・」
「実はさ、名前なら考えてあるんだ」
「男の子ならナオト、女の子はサクヤ。それくらい、鈍い僕だって判る
 僕達で取り戻した日本、見てもらわなくちゃな。」
途端に、またカレンが涙を流した。どうやら、また泣かせてしまったらしい

『でも、許してくれるよな? 今度は、悲しい涙じゃないんだから・・・・・・』

384 :這い寄る混沌 ◆4EKy8pi43U :2008/06/02(月) 00:47:51 ID:CHPXzjUC
以上、ご清読有り難うございます
ライはこんなキャラじゃない! ってのは、勘弁してやってください

・・・・・・べろちゅーは、大丈夫だよね? ここ・・・・・・

385 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/02(月) 00:53:06 ID:6IkuvabH
>>384
GJ!そして、ありがとう!
これで俺はこの一週間を、いや来週以降も生きていける。

しかし、カレンはビンタが似合うな…

386 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/02(月) 01:04:46 ID:uJbGE+Yq
>>384
GJです。

なんというか、砂漠で冷水に有り付いた気分ですよ……

387 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/02(月) 01:22:10 ID:cqBA3AhW
>>384
GJ!!流石だよ
しかし以前よりライカレに萌えられない・・・

R2は各女性キャラにフラグ立てようとするしどんだけロスカラ包囲網引いてんだよ

388 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/02(月) 01:28:30 ID:IfR+n3wH
ないとは思う、ないとは思うが

ロスカラの主人公であるライの境遇はルルとほぼ同じなわけで
アニメスタッフがライ≒ルルとみなして
ルルに各女性キャラのフラグ立てさせとけばゲームのファンも満足するんじゃね?
とか考えてたらどうしよう・・・


389 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/02(月) 01:45:03 ID:3OWHNQCI
いや、ファンの反応ぐらい情報収集してるだろjk
だからむしろあえてあの方向に持って行ってると考えたほうが無難。
しかし>>384へのGJで俺は立ち直った。お前も頑張れ。

390 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/02(月) 02:44:02 ID:O5FV6A/8
元々1期からハーレムっぽい感じはあったけど…。

人気出た女キャラはとりあえず主人公(ルルーシュ)に絡ませ
とけって感じじゃないのかな?

R2はアーニャとか公式見るとそう思うなぁ。考えすぎかもしれんが。

391 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/02(月) 02:46:28 ID:cqBA3AhW
カレンスレもルルカレキスで盛り上がってる
ライカレの事言ったら板違いだと
すでにルルカレは公式でここしか場所はない味方も居ないんだな

392 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/02(月) 03:38:41 ID:bh81HeQk
流石にそれは仕方ないだろ……
あくまでもアニメが本編でゲームは二次なんだからさ

393 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/02(月) 07:06:53 ID:Gd8wUw9Q
ライ カレン でググると保管庫が結構上位にヒットするのが驚き

394 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/02(月) 07:39:23 ID:tWLjDnJk
それはすごいな

395 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/02(月) 09:27:28 ID:Zw0iOkj4
ググってみた。本当に上位に出てきた。
しかも出てきたのが自分の書いたSSでびっくりしたw

396 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/02(月) 10:47:37 ID:VvAdBw1H
ライカレ好きな自分にとっては、辛い時代になったわorz


397 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/02(月) 13:53:30 ID:cqBA3AhW
仮に続編がライ続投だとしたら日本が成立してないギアス編
となるとカレンとは相思相愛じゃないからR2でルルカレ公式になるとキツいわな
逆にナナリー派は相当有利だけど

398 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/02(月) 15:47:46 ID:6IkuvabH
だが待って欲しい。
8月に発売されるDSのゲームで、殆どのキャラクターと仲良くなれるシナリオが入っているハズだ。
その頃には、ヒロインも確定されているだろう時にそんなゲームを発売するという事は、
開発陣はもう『それはそれ、これはこれ』の精神で動いているのでは無いだろうか!


…なんかこのままSEEDのベッドシーンみたいのまで出てきそうで怖いんだが…

399 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/02(月) 16:22:29 ID:B+nL+x3g
いや、まさか、それは流石に……。
なんかさ、ありえそうで急に怖くなって来たんだけど……

無いと思いたい。いや、無いと信じさせてくれ!

400 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/02(月) 16:44:21 ID:IfR+n3wH
>>395
あるあるw

ライ ヴィレッタ でググっても保管庫上位だった
やっぱりライとのカップリング好きは少数なんだろうか
保管庫以外ほぼスパロボだった・・・

401 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/02(月) 16:54:18 ID:B7PTVQgn
>>398
SEEDの時にブーイングがあったからないんじゃないかな?
いや待てよ、それっぽいシーンがあって「真偽はDVDを買って確かめてね♪」だったら・・・


402 :危ない遊び:2008/06/02(月) 17:01:46 ID:gJd4TYPu
ライカレで一本書いたので投下するわ
投下するのもSS書くのもはじめてで勝手がよく分からんので少しづつ落とすね
以下注意書き
※微エロ
※コメディにしようと思ったらカレンが病んだ

では

403 :危ない遊び:2008/06/02(月) 17:02:40 ID:gJd4TYPu
「あー、ライ!ちょうどよかったー!」

 月下の調子を確かめに半地下になった偽装格納庫に立ち寄ると、カレンに呼び止められた。
開放状態の紅蓮弐式のコックピットハッチの中から、カレンの声が響いている。
中で身を屈めて、なにやら作業をしているようすだった。

「ちょっと手伝ってくれないー?紅蓮がなんだか調子悪いの」
「ああ、わかった」

 夜食がわりに齧っていたレーションの最後のひとかけを口の中に放り込んで、紅蓮弐式の元へと向かう。
特区日本が成立し、それに参加したことによって黒の騎士団のKMFはほとんどが処分・凍結された。
しかし、一部の戦力は偽装して秘匿されている。紅蓮弐式はその筆頭格だ。

「どこがおかしいんだ?」
「うん、右の掌の反応速度がちょっと妙なの。なんていうか、ガバっと開かなくて」

 それはいけない。輻射波動機構を備える右腕は、紅蓮二式にとって生命線である。
それが意のままに動かないというのは大問題である。

「掌を上にして、手の甲を下に着けて。…そう、そのまま、握ったり開いたりしてみてくれ」
「ちょっと待って。…こう?」

 コックピットハッチを空けたままの紅蓮弐式が片膝を突いて、言われたとおりの動作を取る。
なるほど、カレンの言うとおり、確かに掌を開く挙動が若干おかしい。
普通なら問題にならないようなごく微細な異常だが、彼女ほどのエースとなるとやはり気になるのだろう。

「詳しく見てみる。そのまま止めておいて」

404 :危ない遊び:2008/06/02(月) 17:03:43 ID:gJd4TYPu
機上のカレンにそう伝え、工具箱を手に紅蓮弐式の怪物じみた掌の上に乗った。
今の光景を、もしユーフェミアやスザクが見たら、どんな風に思うだろうか?
怒りか、失望か、悲しみか。いずれにしろ、いま自分たちがやっていることは彼らに対しての許されざる裏切り行為に他ならない。
……信じて、許して、認めてくれた相手に隠れてこうして牙を研いでいるのだから。
無論、黒の騎士団は、こういった備えが徒労に終わることを祈っている。
誰もがもう二度と、紅蓮弐式が戦場で舞う日が来なければいいと願っている。
しかし祈り願いながらも武器を捨てられないのは、やはり数百年前から変わらない人の性だろうか。
そんな物思いに耽りながら、検査器具を使って異常がないか確かめていると、
いつのまにかコックピットから降りてきたカレンが隣に並んでいた。

「どう?」
「ああ、ざっと見たところ異常はないようなんだけd」

顔を上げたことを後悔した。言葉が喉でひっかかり、思考が上手くまとまらない。

 カレンはいつもの騎士団の制服のジャケットを脱いで、いまはタンクトップ一枚になっていたのである。
厳重に秘匿された地下格納庫で、機動状態のKMFを整備していれば、暑くて服装など気にしていられない。
男勝りな女戦士であるカレンが、そんなことを気にするような性格ではないことも重々承知している。
 でもそれにしたって、これはちょっとばかり無防備すぎるんじゃないだろうか。
いまここには二人きりしかいないっていうのに。
タンクトップの生地は汗を吸って、下着が透けて見えていた。
のみならず、彼女の肌にぴたりと張り付いてその素晴らしい胸の形をほとんど浮き彫りにしてしまっている。

405 :危ない遊び:2008/06/02(月) 17:04:37 ID:gJd4TYPu
「……どうしたの?」

怪訝な顔で、カレンが問うてくる。

「え、う、あ、あぁ、うん、ざっと見たところ指のほうには特に問題ないみたいだ」
「そうなの?じゃあ、輻射波動機構のほうの問題なのかしら」

 考え込むように軽く腕を組むカレン。ああ、そんな格好をされると結果的に形のいい胸が強調されてしまうわけで。
神様ありがとう、正直たまりません。

「ねえ、ちょっとライ、大丈夫?」
「だ、大丈夫。いまのところまだ」
「?……そう?ならいいけど…ちょっと私も見てみるわね」

 なんとなく腑に落ちない様子のカレンだったが、それ以上は追及してこない。
ライの隣に並んだまま、自分も工具を手にとって調整を始めた。
数瞬とはいえ胸を凝視してしまったのには気付かれていないようすである。
危なかった、とこっそり安堵の息を吐く。今の内に精神の平衡を取り戻さなければ…

 ……無理でした。カレンが身を屈めて作業を始めたのでそのふたつの立派な凶器を見てしまうことは避けられたが、
かわりに汗ばんだ彼女の白いうなじをじっくりと見せ付けられる結果になってしまった。

(あ……カレンの匂いだ)

 ライとて健康な男子である。思わずごくり、と唾を飲み込んでしまった。
カレンは何か必要があるときしか、化粧をしたり、香水をつけたりはしない。
むしろそういったことにあまり頓着しないタイプである。
ゆえに、いまは汗と体臭があるばかりのはずだが、なんでこんな、情欲を煽るようないい匂いがするのだろうか。
ライは無理矢理シャンプーの香りに違いないと結論付けた。
そうでもしないと気が変になそうだったからである。

406 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/02(月) 17:06:58 ID:gJd4TYPu
「…ライ?ほんとにどうしたの?調子悪いの?」

思考回路が度重なるピンク色のストレスでオーバーロードしかけたとき、カレンがこちらを振り向いた。目が合う。
さっきより二人の距離が近い。すぐにでも抱きしめられそうな距離。言葉が詰まる。

「大丈夫…?」

こちらの瞳を覗き込んでくるカレン。いま抱きしめたりしたら、彼女は怒るだろうか。きっと怒る。
……でも、たぶん求めたら拒まない。
どろり、と意識が欲情で歪む。
いいじゃないか?もうカレンとは恋人同士なんだから…
自分勝手で短絡的な方向へと思考が逸れる。
自分の中のけだものが、カレンがほしくて堪らない、と唸りを上げて理性を引きちぎろうしている。

しかし、ライの理性は彼が自分で思っているより強靭だった。

「あ、ああ、平気だよ。…それより輻射波動機構の問題となると、僕たちじゃちょっと無理だ。明日ラクシャータに頼もう」

 実に事務的。素晴らしい。少し声が上擦った以外は100点といっていい。
しばらくカレンはじっとライの顔を眺めていたが、とりあえずは納得したようだ。

「うーん、そうね…もう今日は遅いし、明日は学校もあるし…ここまでにしときましょうか」
「そうそう、生徒会長と副会長が揃って遅刻するわけにもいかないしな」
 この学校というのは、この春から特区内に新設されたアッシュフォード学園分校のことである。
完全に日本人とブリタニア人の垣根を取り払った特区初の私立校であり、
騎士団の仕事に都合が良いため、ライとカレン、ルルーシュ、ナナリーはこちらに学籍を移すことになったのだ。
いまではライが生徒会長、カレンが副会長、ナナリーは役員ということになっている。
ルルーシュはゼロとして多忙を極めるため、残念ながらこちらでは生徒会に入ってさえいない。

407 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/02(月) 17:08:21 ID:gJd4TYPu
「じゃあ、私は紅蓮をハンガーに戻してから帰るから。ラクシャータさんには私から連絡しておくわ」
「ああ、わかった。あー…それじゃ、僕は先に帰らせてもらう。…お、おやすみ、カレン」
「ええ、おやすみなさい、ライ」

 とにかく、いますぐカレンから離れなければ。ああ、そういえば自分の月下には触ってさえいない。
そのために来たのにそれどころではなくなった。まあいいや、明日ラクシャータさんについでにやってもらおう。
だいたいなんで自分がこんなに焦らなければいけないんだ、こういうイレギュラーに弱いのはルルーシュのジャンルだろう!
そんなほとんど八つ当たりな思考で脳を満たして高まった劣情を薄めつつ、ライは急ぎ足で格納庫を後にした。
熱いシャワーを浴びて、泥のように寝よう。今日のことは忘れなければ…!

 ……急ぎ足で遠ざかっていくライの背中を眺めつつ、カレンは苦笑を漏らした。
その表情は、驚くほど艶然としたものだ。
あれで気付かれてないつもりかしら、とほんの少し呆れる。
あんな欲情に塗れた視線を浴びて、気が付かない女などいるわけない。

「ちょっとやりすぎたかしら」

 思えば、彼女だってストレスが溜まっていたのである。
平和になってからというもの、騎士団でも学校でもライに近寄ってくる女性の数は爆発的に増えた。
ライとカレンが恋仲であることは知られているはずだったが、
恋人がいようとお構い無しに篭絡しようとする者もいるものだから始末が悪い。
だというのに、カレンがそういった輩を駆逐するのに不断の努力を払っていることにライは全然気が付かない。
それどころか相変わらず誰にでも分け隔てなく優しく、誰にでも好かれる。
カレンの敵は日を追うごとに増える一方だった。

408 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/02(月) 17:10:01 ID:gJd4TYPu
『もっと私を見てほしいのに…、もっと私に構ってほしいのに…、』

 様々な事情が重なって、多感な幼年期の後半を愛の無い家庭で育ったカレンである。
大事なものが出来た時の依存心は実は人一倍強いのだ。
それがいま、満たされない。

「そう、悪いのはあなたなんだからね…」
最初は普段の腹いせにちょっとだけからかうつもりだったのに、
ライの反応があまりに心地よかったので、つい調子に乗ってしまった。

(…あんな顔するんだ…)

 自分の身体を見つめていた、ライの視線、表情を思い出す。
それだけで身体の奥が熱くなって、カレンはふるりと震えた。
あの瞬間、ライは間違いなく、彼女を欲していた。
ライの思考は、彼女のことだけ考えるのに精一杯だった。
自分の鼓動が妖しく高鳴るのを感じつつ、カレンは軽く舌で唇を湿らせていた。
彼女に似つかわしくない、ぞっとするほど淫靡な仕草。

「ライ…」

あしたは、どんなわたしをみせてあげようか?

艶めいた問いかけは、それに答えるべき相手に届くことはなく、むっとするような熱気の中に散っていった。
カレンがこの遊戯に飽きるまで、ライが欲情と理性の狭間で煩悶する日々は続きそうである。

409 :危ない遊び:2008/06/02(月) 17:12:54 ID:gJd4TYPu
投下おわた。
あ、しまった、途中から題名入れるの忘れてたわ…
最初はコメディタッチの明るい微エロにしようと思ったけど何時の間にかライはムッツリでカレンは病んでた。
今は反省している。
「こんなのカレンじゃねー!」など、いろいろと感想あったらドゾー。

410 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/02(月) 17:20:14 ID:JQLzlUOM
GJ!!是非ともエロパロで続きを!!

411 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/02(月) 17:22:00 ID:6IkuvabH
>>GJ!
初めてとは、とても思えない素晴らしい作品でした。
こんなカレンも全然アリです、自分的には。
と、言うかライカレ物ならどんなカレンだtt

>>399
>>401
ブーイングがあったのか、知らなかった。
童貞という単語は出るし、一応SEEDの後番組でもあるし、最近の展開からふと思いついてしまった。
俺もそうならない事を祈ってはいるのだが…

412 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/02(月) 17:23:05 ID:6IkuvabH
>>GJ!ってなんだ、落ち着け俺。
改めて言うまでも無いかも知れないが…

>>409GJ!

413 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/02(月) 19:28:33 ID:pecx8O54
>>409

GJ!

我慢出来なくなったライがそのうち…



【ライが命ずる…僕を押し倒せ】
ってギアスをかけるんですね わかります

414 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/02(月) 20:12:07 ID:Zw0iOkj4
>>413
なぜ受け身?!
そこは雄の本能に従ってくれよw

415 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/02(月) 20:14:12 ID:TG1MTFIw
どこまで行っても受身…それがライクオリティ

416 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/02(月) 21:08:10 ID:eIXOTwtK
>>409
これで初めてとか素晴らしいこと極まりない
こんなエッチなカレン…大好きです

417 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/02(月) 21:11:56 ID:3HQyDJIX
>>412
IDが・・・>gJ
連続してライカレ物でかなり癒されました。職人様ありがとう・・・
俺、がんばるから(来週的な意味で)
そろそろアニメは平行世界の話だと割り切らないと・・・orz

418 :RC ◆0A6HOlRhmA :2008/06/03(火) 12:24:40 ID:zm8Oq25m
>409
 うおおお! 男の本能に翻弄されつつもこらえるライ凄い。カレンもわかっててやると
は何という悪女。エロい娘! GJです!
さて、それではReturn Colors 四話投下します。


419 :RC ◆0A6HOlRhmA :2008/06/03(火) 12:25:17 ID:zm8Oq25m
Return Colors 四話 〜盲目の皇女〜


真っ白な空間にライは立っていた。光も闇もない空間は物音一つせず、静寂だけが確か
にあることを実感させる。
「ここは……?」
 とりあえず歩き出すライ。しばらくすると何かが見えてくる。
 見えてきたそれは肖像画だった。しかしそこに映っているのは自分。しかも中世の王侯
貴族のような衣装に身を包んでおり、剣をかざし、表情はまるで鬼のように勇ましく恐ろ
しい。
「なんだこれは……」
 思わず手を差し出し、肖像画に触れる。その瞬間脳裏に見慣れぬ光景が広がる。
 破壊された瓦礫だらけの街に燃えさかる畑。殺される民。殺す兵に騎士。絶え間なく怒
号と阿鼻叫喚の悲鳴、嘆きの声が響く。
 地獄のような光景の中、ライは剣に血を滴らせ狂ったように突き進む。立ちふさがる敵
は剣で斬り伏せ、悪魔のごとき知略で排除する。
 それでも進めないときにはライは剣を下ろし、右目に手をやる。目を隠した左手をどけ
ると、右目には赤い翼のような異様な文様が映っていた。
『――!』
目の前に立ちふさがる大勢の敵、困難に向けて、静かに、鮮烈に命令を下す。するとい
かなる困難も敵も、瞬く間に砕け散り、道が開ける。
 そして進む。ただただ進む。狂ったような笑みを浮かべながら、ただひたすらに。
「なんだ……これは」
 殺戮の映像が消え、かすれた声でライは呟く。何故か疲労を感じ、よろめくが、背中に
何かがぶつかる。
 振り向けばそこには目の前にあるものと同じ肖像画があった。しかしそこに映っている
のは黒い制服を着た穏やかな表情の自分。さらに側には同じように優しげに微笑む車椅子
に乗っている少女と、彼女を慈しむような眼差しで見つめる黒髪の少年の姿がある。
 正面とはあまりに違うその絵に思わず触れるライ。すると先程のように再び映像が見え
る。

420 :RC ◆0A6HOlRhmA :2008/06/03(火) 12:25:49 ID:zm8Oq25m
 小さな部屋での、三人だけのお茶会のようだ。黒髪の少年カップに優しく静かにお茶を
注ぎ、自分はお茶菓子を丁寧に皿に並べている。
 用意ができ三人は笑顔でたわいもない話をしながら菓子を口に運び、カップに口を付け
る。どこにでもあるようなありふれた、しかしだからこそ掛け替えのないもの。
 その穏やかで優しい光景に目を奪われるライ。気がつけば暖かい映像ではなく、肖像画
が視界に映っていた。
『やれやれ。ようやく接触できたかと思ったのに。まだ思い出さないとは』
 横から響く笑い声。振り向くとそこには最初に見た自分のような貴族王族風な衣装をし
た男が立っている。
 顔は見えない。その辺りだけ霧がかかったようにぼやけているのだ。
『記憶に接触しても思い出さない。ブリタニアの機情の連中の記憶改竄は変なところで強
固だな』
「君は誰だ!?」
 思わず甲高い叫びをライは上げる。すると呆れていた男は再び小さく笑う。
「何がおかしいんだ!」
嘲笑され、さらに声を張り上げるライ。しかし男は変わらず笑うばかりだ。
 その態度に苛立ち、正体がわからないこと恐怖を覚え、その恐怖が燃料となってライの
怒りのボルテージは最大値までに跳ね上がる。
 同時に、何か得体の知れない、強大な力が体の中にわき上がるのを感じる。
「"お前は何者だ! 答えろ!!"」
 そう命令を口に出した瞬間、強大な力が全身から発せられ、目の前の男に襲いかかる。
 男は一瞬、びくりと体を震わせる。だがすぐに嘲笑の笑みを浮かべる。
『残念だったな。私に"ギアス"は使っている。だから通用しないぞ』
「ギアス!? それは……」
 問いただそうとしたときぐらり、と視界が歪み。気がつけば真っ暗な空間におり、何故
か全身に力が入らない。
『ふん。ここまでか。やはり関係者とより多く接した方がこちらから壊しやすそうだ』
 肩をすくめると、男は背を向けて立ち去っていく。
「待て! 君は一体……!」
『そう急くな。時が来ればそのうち会える』

421 :RC ◆0A6HOlRhmA :2008/06/03(火) 12:26:22 ID:zm8Oq25m
素っ気なく言い、男は立ち去る。それと同時にライの視界は全て闇に閉ざされた。


「――っ!?」
 飛び起きるライ。慌てて自分と身の回りを見る。ここはライの部屋。特に異常はない。
「あれ…?」
 何もないことを確認して、ふとライは首をかしげる。一体自分は何を確認しようとした
のか?
「夢を、見ていたような」
 しかしその夢がなんなのか、さっぱり思い出せない。ということはきっと大した夢では
ないのだろう。
「だが……」
 胸の内に残る、このしこりのようなものはなんなのだろう――。胸元で手を押さえ、ラ
イはか細い声で呟いた。


 漂白されたような白い廊下をライは歩いている。病院だというのに周りに人影はなく、
左右の壁に並ぶ無数の扉はどれも「関係者以外立ち入り禁止」と表記されている。
 ここはブリタニア本国、帝立ブリストル病院だ。先日のカイロ、スエズ攻略戦よりすで
に数日が経過しており、その戦いの最中ダメージを受けたライは上からの命令により定期
検診に訪れていた。
「こんなところで定期検診を行うのか?」
 以前行ったときとは余りにも場所や雰囲気が違いすぎることに戸惑うライ。周囲を見渡
しながら受付で教えられた指定のブロックへ足を進める。
 通路を左に曲がると広い場所に出る。並列に並んである長椅子と、大きなプレートに表
示されている地図。どうやらこの辺り一帯のマップのようだ。
プレートの前に立ち、改めて場所を確認するライ。目的地を記憶に留め、再び歩き出す。
それにしても本当に誰もいないな――。ライの足音しかしない廊下を見渡し、再び思う。
先程見たプレートに表記されてあったのだが、ここのブロックはかなり特別な場所らし
い。重病患者や特殊な事情を持つもの、そして一部のブリタニア皇族らが使用しているよ
うなのだ。

422 :RC ◆0A6HOlRhmA :2008/06/03(火) 12:27:02 ID:zm8Oq25m
 先程目にした立ち入り禁止と表記された扉は、こういう理由なのだろう。だがだとして
もあまりに人気がない。
もしここに誰かが迷い込んだらどうするのだろうか。そう思いながら目的地へ進んでい
ると、何やら柔らかい香りを感じる。
「ん?」
 白い廊下以外知覚できないところで、突然感じた香り。ライは立ち止まり、そちらへ足
を向ける。
「…はぁ」
 目の前の光景を見て、ため息が漏れる。たどり着いたのは庭園だ。しっかりと手入れさ
れているのだろう、色とりどりの花々は陽光を浴びて華麗に咲き乱れている。
 芝生も乱れがなく、中央の噴水は静かに水を拭きだし、花壇へ潤いを与えている。
 殺風景な廊下を歩き続けていたため、目の前の美しい庭園はひときわ輝いてみる。
「――誰ですか?」
 鈴の音のような涼やかな声が庭園に響いた。呆然としていたライは慌てるような素振り
でそちらへ振り向く。
 少女だ。年は十代の半ば頃だろうか、足と目が悪いのか車椅子に乗っており、目は閉じ
ている。
しかしほとんどの障害者が持っている卑屈な雰囲気は微塵もなく、春の日差しのような
暖かな雰囲気を発している。
ミルクのようなシミ一つない肌。身を包む白いドレスはまるで少女のためにあつらえた
かのようで、豊かに波打つアッシュブロンドの髪は太陽の光を浴びて輝いている。
 まるで童話の世界から出てきた妖精のような姿だ。目を奪われながらライは思うと同時
に、彼女から、何かを感じる。
 一方の少女も最初の怪訝そうな面持ちから、戸惑っているような表情に変わっている。
しばらく二人は声をかけることもなく立ちつくす。
「……お兄様?」
恐る恐るといった風に少女が呼ぶ。
「お、お兄様!?」

423 :RC ◆0A6HOlRhmA :2008/06/03(火) 12:30:53 ID:zm8Oq25m
 突拍子な呼び方をされ、素っ頓狂な声を上げるライ。それを聞き、少女の雰囲気が一気
に暗くなる。
「え、あの」
 余りの急激な変化にどう対応したらよいものかと焦るライ。しかしそんなこちらの心境
を察したのか暗い雰囲気をあっさり消して、少女は微笑む。
「ごめんなさい。人違いです。あなたの雰囲気が、私の知っている人によく似ていたのも
で」
「いや、それならいいんだ……。ところで君はどうしてここに?」
 問い返し、自分が間の抜けたことを聞いていることライは気がつく。しかし少女は馬鹿
にするわけでもなく呆れる様子も見せず、
「今日は足と目の検診日なんです。まだ時間があったのでこの庭園の花を観賞しながら待
っていようかと思ったんです」
柔和な笑みを見せて少女は言う。あまりにらしいその様にライが呆然としていると、無
数の靴音が響いてくる。
黒服に身を包みんだ三名程度の男女。どうやらこの少女のボディガードのようで無駄の
ない動きで少女の周りを囲み、銃口をこちらに向ける。
「大丈夫ですか皇女殿下」
「貴様、何者だ! どうやってここまで入った!」
 あからさまに敵意と殺意を向けられながらもライは気にした素振りは見せず、淡々と自
分の素性を述べる。
「自分はブリタニア軍所属、ライ・ランペルージ大尉だ。今日は定期検診のために病院を
訪れていて、ここへは検診する場所へ向かう途中に通りかかっただけだ」
「ブリタニア軍人だと……」
「ここまで入ってこれる軍人にしては妙に健康そうだな」
 眉をひそめるボディガード達だが、こちらへ向けた銃口はおろさない。
 万が一発砲されたとき、彼らをどう無力化するかライがいくつものパターンを脳裏でシ
ミュレートしていると、
「皆さん。銃を下ろしてください」
 緊迫した庭園の空気を、柔らかい言葉が割る。
「し、しかし皇女殿下」

424 :RC ◆0A6HOlRhmA :2008/06/03(火) 12:31:45 ID:zm8Oq25m
「ブリタニア軍の方なら私に危害は加えないでしょう? この人は大丈夫です。銃を下ろ
してください」
 優しくも毅然とした少女の声に、ようやく銃口を下ろすボディガード達。しかし厳しい
目線はライに固定したままだ。緊迫の空気も消えていない。
 埒があかない。ライはため息をつきポケットからIDカードを取り出すとボディガードへ
手渡す。
「疑うなら軍本部へ問い合わせてくれてもいい」
 きつい視線を来るボディガード達を無視して、ライは皇女の膝元に跪く。
「知らぬこととはいえ無礼の数々、誠に申し訳ありません。皇女殿下」
「気にしないでください。私はエリア11から本国に戻ってきてまだ日も浅いのですから
知らない方がいらっしゃるのは当然のことです。
改めて名乗らせていただきますね。私はブリタニア皇位継承第八十七位、ナナリー・ヴ
ィ・ブリタニアです」
「私ごときに名を名乗っていただけるとは光栄です。皇女殿下」
 壊れ物を扱うように差し出された手をライは包み込む。
柔らかく、しっとりとした小さな手。その手に触れた瞬間、一瞬ライは何か奇妙な懐か
しさを覚える。
「皇女殿下。そろそろ検査のお時間です」
だがそれが何か確認する前に二人の間に割って入るボディガード達。ライを睨む鋭い視
線にさらに力がこもっている。
「そうですか。それでは行きましょうか。ランペルージ卿、それでは失礼させていただき
ますね」
「はい。検診結果が良好であることを祈っております」
 微笑むナナリーへライは深々と頭を垂れる。女性のガードが車椅子を引き、ライがやっ
てきたのとは別の廊下へ向かう。ライを睨みつけながらもそれの後を追っていくボディガ
ード達。
「ナナリー・ヴィ・ブリタニア……。今は亡きマリアンヌ様のご令嬢か」
KMFを駆る騎士として彼女のことを知っているのは当然のことだといえる。
 マリアンヌ・ヴィ・ブリタニア。王妃でありながらKMFを駆り“閃光のマリアンヌ”の
二つ名を持っていたブリタニア皇族。庶民出身の騎士侯でありながら皇帝の寵愛を受けた
今は亡き王妃。数多いるブリタニア皇族の中でも異例中の異例の存在。

425 :RC ◆0A6HOlRhmA :2008/06/03(火) 12:32:34 ID:zm8Oq25m
 八年前の王宮への襲撃事件により亡くなられた彼女には二人の子供がいた。その内の一
人があの少女なのだろう。
「極東事変の際、兄君と共にイレブンに殺されたと聞いていたが……。それにしても」
 ナナリーの手を握った手のひらを見つめるライ。
――皇女殿下の手を握ったときに感じた奇妙な懐かしさ、あれはいったい何だったのだろ
う?
 ライはナナリーのことを今、初めて知った。顔はおろか写真すら見たこともないし、初
対面なのは間違いないはずなのに。だというのに。
「なぜ、懐かしいと……?」
 孤児院にいた子供達の誰かと重ねてしまったのだろうか。――いや、おそらく違う。
 生まれ育った孤児院には多くの子供がいたが、あのようなタイプはいなかった。
「ナナリー・ヴィ・ブリタニア皇女殿下……」
 彼女の姿が見えなくなった廊下を見て、ライは呟いた。


「それでは検査を始めます。リラックスしてください」
 白衣を着た年配の男がマイクに向かってしゃべる。男の隣には同じように白衣を着たも
の達が、目の前には理解不能な計測器やそれを表示しているモニターが置かれている。
 それらを一瞥して、ヘンリー・デイビスは視線を下に向ける。特殊ガラスの奥、移動し
ているベットに乗った白衣姿のライ。その先には病院の特殊検査などでよく見られる半円
柱型のカプセル。
「念入りに調整してくれ。皇帝陛下から渡された大切な人形だ」
 カプセルに入っていくライを無感情な瞳で見つめるヘンリー。
 先日のカイロ、スエズ攻略戦後のことだ。頭部を負傷したライから変なものを見たとい
う証言を聞いたヘンリーは、軍上層部にライに定期検査を受ける命令を出すよう指示した。
 ブリタニア軍のライの副官としてではない。皇帝直属の機密情報局としてだ。
 ヘンリー・デイビス。これはヘンリーの、彼の本名ではない。本物のライ・ランペルー
ジと共にエリア13で死んだ副官の名前を借りているだけだ。

426 :RC ◆0A6HOlRhmA :2008/06/03(火) 12:34:17 ID:zm8Oq25m
 まだ彼が機密情報局の人間だった数ヶ月前のことだ。突然機密情報局へ連れてこられた
ライは数多くの実験を施され、記憶も改竄された。
 そして完璧に“死んだライ・ランペルージ”となったライ。機密情報局の中でも軍属経
験があり、もっとも能力の高い彼がライの監視のため、ライと同じように“死んだはずの
ライの副官”として“死んだライ・ランペルージ”の側にいることになったのだ。
――まったく。やっかいな任務を押しつけられたものだ
 疲労がこもったため息をはき出すヘンリー。ライ自身、相当優秀なせいか表向きの立場
である副官として苦労することはさほどなかったが、それ以外――私用の時――はとても
苦労した。
ライ同用に彼の副官の個人情報を記憶している彼だが所詮はただの記録。話を振られて
も咄嗟には反応できず冷や汗の連続だった。今ではヘンリー・デイビスの過去は全て記憶
しているが、それでも時折戸惑うこともある。
「身体機能に異常なし」
「脳波レベルOK。精神安定誤差値、許容範囲内です」
 淡々と読み上げる白衣の人物達。呼称と共に計測器が低い駆動音を立てモニターにグラ
フ線が走り、目にもとまらぬ速さで文字を打ち出していく。調整が始まったようだ。
ライが収納されてあるカプセルへ一定時間経過すると白い光が走るのを眺めながら、何
度も思ったことを彼は思う。
――この男は一体何者なのだろう
 常人をしのぐ卓越した身体能力と頭脳を持つ正体不明の男。興味がわくのは当然といえ
る。
薬物投与や強化手術を施したことを考慮しても、それによって得た能力をもの見事に発
揮している。後者も並の天才を遙かにしのぐ明晰さを持っている。数々の実験データから
常人ではなく軍人、もしくはそれに近い人間であるという推測は立っている。だが仮にブ
リタニア軍にいたのであればこれほどの人物の噂が立たないはずはない。EUに中華連邦に
しても同じ事だ。
何度か機密情報局のデータベースを覗いてみたりもしたが、ほとんどのことがわからな
かった。ただ一つわかったことは、彼の名前が今演じている“死んだライ・ランペルージ”
と同じ名であると言うことだけだ。

427 :RC ◆0A6HOlRhmA :2008/06/03(火) 12:35:43 ID:zm8Oq25m
 だが彼はライの過去を積極的に知りたいとは思わない。ライを連れてきた全てを知って
いる何者かは機密情報局へライのプロフィールを教えなかった。つまりはこちらが知る必
要がないということだ。
 下手な好奇心で探れば、待っているのは二つに一つ。ライの真実の姿か、死のどちらか
だ。そこまでして知ろうとは思わない。
 しばらくライの様を眺めていた彼だが、何も異常がないところを見ると側にいる男に、
「外に出てくる。何かあったらすぐに知らせてくれ」
 そう告げて部屋を後にした。


それが何なのか、何も知らないものに問えばほぼ全員が神殿と答えるだろう。
だがこれは神殿ではない。見かけはそのように見えても、作られた理由や経緯を考えれ
ばそのような答えは出てこない。
これは、神を殺すための武器――
アーカーシャの剣と言う武器の上に立つブリタニア第九十八代皇帝シャルル・ジ・ブリ
タニアはいつものような自負に満ちた表情で束ねられた書類を見ている。
「兄さんの仰ったとおり、力を持っているようですな。駒としてはなかなかの部類に入る」
 シャルルの隣に並ぶ少年が薄く笑う。薄い黄金色の髪は足下まで垂れており、身にまと
っている服はブリタニア貴族と似通っている風であるが、どこか違うようにも見える。
「彼をどうするんだい、シャルル。ラウンズに昇格はしないのかな?」
 少年――VVが面白そうに微笑み訪ねる。シャルルは深い笑みを浮かべて、。
「今は、まだ。あの“狂王”が我らへ牙を向くことがなくなれば、それも考えましょう。
記憶のこともあります。あ奴にはベリアル宮の警備部隊への転属を命じるつもりです」
 ふぅん、と興味なさげにVVは呟き、
「ナナリーで彼を繋ぐつもりなんだね?」
 的確な言葉にシャルルは苦笑する。
「かないませんな。兄さんには」
 一歩足を踏み出すシャルル。眼前に広がる空は、一見夕暮れ時に見える。だが様々な色
が絡み合い混沌と禍々しさを映し出している。

428 :RC ◆0A6HOlRhmA :2008/06/03(火) 12:36:28 ID:zm8Oq25m
「兄さんが見たという“狂王”の過去、そしてエリア11での記憶を鑑みるにあの者は我
が愚息と似通っている。
 仮に記憶が戻ったとしても、かつての記憶とナナリーが鎖となり、我らへ刃向かうこと
はないでしょう」
「そうだね。――だけど、それでも刃向かったらどうするんだい」
 シャルルの浮かべていた笑みに、獰猛と残忍な色が加わる。
「それでも刃向かうというのであれば始末するだけのこと」


 最近突発的なことがよく起こっている――。
 リムジンに乗りながらライはそう思う。車内とは思えないほど広く、快適な空間にはラ
イの他に二人の人間の姿がある。
見知った顔が二つ。ナイトオブラウンズの二人ジノ・ヴァンベルグと枢木スザクだ。
カイロ攻略よりすでに二ヶ月が経っていた。病院での検査の後すぐさまEU戦線に戻っ
たライはシュナイゼル指揮下の元再びその力をふるっていた。
ただ一つだけ変化があった。時折ではあるがラウンズと共に作戦行動を取ることがあっ
た。目の前にいるスザクやジノはもちろん、他のラウンズとも。
EU戦線も特に大きな出来事はなく、着実にEUの領土をブリタニアの植民エリアへ変え
ていっていた。――そんな矢先にライはブリタニア帝国首都ネオウェルズへ呼び戻され、
皇帝直々の勅命でブリタニア皇族の住む城館の一つ、ベリアル宮の守備部隊の責任者に任
じられたのだった。
そして今、ライが乗っているリムジンはベリアル宮へ進んでいる。ラウンズ二人が同伴
しているのは、宮廷の主と個人的に親しいからだという。
――まさか、あの少女の城館を守るよう任命されるなんて
 スザクからすでにベリアル宮の主の名前は聞いている。ナナリー・ヴィ・ブリタニア。
検査のため立ち寄った病院にて出会った盲目の皇女。閃光のマリアンヌの忘れ形見。
「どうした、難しい顔して」
「いや、なんて言うのかな……。最近の自分の状況にちょっと戸惑っていて」
 訪ねてきたジノへ、普通に言葉を返すライ。作戦を共にする内にジノやアーニャ、スザ
クから公の場以外では普通に話してよいと言われていた。最初の内は戸惑っていたが今で
はもう慣れている。

429 :RC ◆0A6HOlRhmA :2008/06/03(火) 12:37:55 ID:zm8Oq25m
「戸惑う?」
「ああ。君たちラウンズと作戦を参加することもそうだけど今回の件も。戦場で戦う一介
の騎士としては戸惑うような事ばかりだ」
「そうか? 俺たちと一緒に戦ったり皇女殿下の城館の守備部隊への転属もお前さんがそ
れだけの実力を持っていて、それが認められたって事だろ」
「理屈ではわかるよ。わかるんだけどね…」
 以前から、少しずつ感じていたことだ。自分の待遇が以前と比べて、大仰になっている
ことは。
 試作器ヴィンセントの受領を初め、カイロ攻略の時のラウンズとの共同作戦。その後の
EU攻略戦線でもラウンズとの共同作戦を幾度と組み、また重要な会議には必ずと言ってよ
いほどライは招集されていた。貴族の生まれでもない一介の騎士侯である自分が歴戦の将
軍や騎士を差し置いて。
 自分がそれだけの能力があることはすでにわかっている。新参の騎士達からラウンズ並
みの敬意を受けていることも知っている。
 だが――思うのだ。自分はそこまでの人間だったか。それほどの力を持っていたのだろ
うかと。以前の、エリア13にいたライ・ランペルージは――
「まぁ、その気持ち少しはわかるよ。僕も異動は結構激しかったからね」
 微妙な笑みを浮かべてスザクが言う。
「一等兵から准尉。それからユーフェミア殿下の騎士になって、現在のラウンズ。……ほ
ぼ一年の内に四回もあったからね」
 陰を含ませる表情を浮かべるスザクにライは言葉をつぐむ。ラウンズへの昇進以外全て
がエリア11にて起こったことだ。そしてラウンズへの昇進は、彼女の主、ユーフェミア
が――
「ごめん。暗くなってしまったね」
 雰囲気を察してか、スザクが微笑む。だが不器用なスザクらしく、完全に陰か消せてい
ない。
 しかしライはあえて明るく応じる。
「いや、気にしなくていい。スザク、僕の方こそつまらないことを言ってしまった」

430 :RC ◆0A6HOlRhmA :2008/06/03(火) 12:38:53 ID:zm8Oq25m
「お、見えてきたな」
 ジノの視線の方へライは振り向く。整備された道の奥には高く積まれたレンガの城壁と
精密な細工が刻まれた鋼鉄の門が見える。
 門前に車が停止すると、扉がゆっくりと開かれる。少し速度を落としたリムジンは城内
へ入る。
 進む先にはまさしく宮廷と呼ぶべき、大きな屋敷が建っている。それも現代風ではなく、
中世の王族、貴族が用いるかのような作りだ。周りには屋敷を引き立てるように、また不
自然でない程度に緑と木々が満ち溢れている。
「これが、ベリアル宮…」
「さて、皇女殿下がお待ちかねだ」
 楽しげにジノが呟くと、静かな振動が体に伝わってくる。到着したという運転手の言葉
を聞き、三人は車から降りる。
 開かれる屋敷の扉。見えるのは深々と頭を下げる数多くの使用人達。その内の一人、年
配の使用人が前に出てくる。
「お待ちしておりました、ヴァインベルグ卿、枢木卿、ランペルージ卿」
「ナナリー皇女殿下は?」
「自室にて職務をこなしておいでです。ですが皆様がご到着されたときはお通しするよう
に承っております」
「そっか。んじゃ、案内頼むわ」
 深く頭を下げて、使用人が歩き出す。それに続くスザク、ジノ、ライ。
「失礼します。ナナリー様」
 しばらくすると廊下で見かけたのとは大きさが違う扉が見えてくる。その前を使用人が
達、控えめな音でノックする。するとすぐに音もなく扉が開く。
「何」
 姿を見せたのはアーニャだ。ラウンズである彼女だが、現在はナナリーの護衛の任につ
いている。
 相も変わらず感情を見せない瞳はまず使用人を見て、次にジノ、スザク、そしてライの
順番に視線を動かす。

431 :RC ◆0A6HOlRhmA :2008/06/03(火) 12:40:05 ID:zm8Oq25m
「アーニャ。ランペルージ卿を連れてきた。ナナリー皇女殿下に謁見したいのだが」
「ちょっと待って」
 言うとアーニャは部屋へ戻る。だがまたすぐに扉が開かれ、アーニャは姿を見せる。
「あと十分待って。そうすればキリがいいから」
 そう言って再び閉められる門。
「仕方がない。待つとするか」
 肩をすくめてジノが言い、壁に寄りかかる。どうしたらいいのか迷っている使用人をス
ザクが穏やかな声で諭して下がらせると、扉の前で直立する。
「そういえば、ナナリー皇女殿下はどういう職務をしているんだ」
 窓から外の風景を眺めつつ、ライはスザクに訪ねる。
 聞いた話によればナナリーは兄と共にエリア11で死亡されたと思われていたらしい。
そのため彼女の存在は余り多くの人が知らない。そんな彼女はどんな仕事をしているのだ
ろう。
「ナナリー皇女殿下は……うぐっ」
 突然ジノがスザクの首に腕を回す。
「ここは公の場じゃないんだぜ。いつも通りでいいだろ」
 にやにやと薄ら笑いを浮かべるジノ。解放されたスザクは襟元を正すと、
「ナナリーはブラック・リベリオンで亡くなった軍人や民間人へ手紙を書いているんだ。
公に名前は出せないからブリタニア皇族の名前をつかってだけどね」
「あと戦災孤児向けの援助資金を設立しようともしてるんだっけ。まだ申請は通っていな
いって話だけれど」
「へぇ……」
 皇族が行うにしては二つとも大きな事ではない。だが、大切なことだ。
 手紙を貰ったもの達は何人かは心が慰められるだろうし、援助資金は身寄りのない子供
にとっては生きていく上で掛け替えのないものとなるだろう。
 そうして十分が経過すると、三度扉が開き、姿を見せたアーニャが入室の許可を出す。
 中は執務室らしく左右の壁には沢山の本がしまっている本棚、執務机には最新鋭の電子
端末が設置されている。

432 :RC ◆0A6HOlRhmA :2008/06/03(火) 12:41:02 ID:zm8Oq25m
「ナナリー皇女殿下。ご命令に従いライ・ランペルージ卿をお連れしました」
 膝をつき、頭を垂れる騎士三人。中央にいるスザクが厳かな口調、しかし柔らかい調子
で言う。
「ありがとうスザクさん。皆さん、顔を上げてください」
 命令に従い顔を上げると、妖精のごとき少女が執務机に座っているのが目に入る。
 ナナリー・ヴィ・ブリタニア。二ヶ月ぶりに見る盲目の皇女は以前より雰囲気がいくら
か変わっている。
 妖精のごとき外観には以前感じた少女らしい可愛らしさの他に、大人の女性が持つ美し
さも加わっている。さらにわずか、ほんの僅かではあるがブリタニア皇族特有の力が加わ
っているようにも見える。
「再びお姿を拝見できて、恐悦至極に存じますナナリー・ヴィ・ブリタニア皇女殿下。ラ
イ・ランペルージであります」
「はい。ブリストル病院で会って以来ですね。ライ・ランペルージ卿」
 柔和に微笑むナナリー。全く違和感のない仕草に思わずライは微笑する。
「皇帝陛下の勅命により本日よりナナリー皇女殿下が住まわれているベリアル宮の警護部
隊の長に着任いたしました。身命をかけて皇女殿下を守る所存であります」
「よろしくお願いしますね、ランペルージ卿。――早速ではありますけれど、こちらへ来
てもらえますか?」
「? はい」
 立ち上がったライは机の前まで近づく。するとナナリーは静かに右手を差し出してくる。
「私の手に触れていただけますか?」
「は、はい」
 突然の申し出に驚くも、以前したように両手でナナリーの手を優しく包む。微笑から、
はっきりとした明るい笑顔へ変わるナナリー。
 相も変わらず絹のように柔らかく、シミ一つもない美しい手。――そして再び感じる不
思議な懐かしさと暖かさ。
「ランペルージ卿。これはあくまでお願いなのですが」
「は」
「公的な場以外のでは、私のことをアーニャさん達と同じような態度で接してくださいま
せんか?」

433 :RC ◆0A6HOlRhmA :2008/06/03(火) 12:43:06 ID:zm8Oq25m
「はっ?」
 一瞬、何を言われたのかわからなかった。しかし聞いた言葉をゆっくり反芻して、理解
すると、
「い、いえ。それは」
 どうすればいいのか。ライは脳を必至に回転させる。
いくら皇女殿下の命令、いやお願いだとしてもさすがに了承の返事を出すのは躊躇う。
かといって拒否の返事を出せば間違いなく目の前の皇女は悲しむ。表面には出さずとも、
ひっそりと。
 いや、そもそも何故いきなりこのようなことを言われているのだろう? 顔を合わせた
のはまだ二回目。自分のことはスザク達から聞いていたのだとしても見知らぬ自分にこん
なことを言い出すなどなど全くもって予想外のことで――
 背中で滝のように冷や汗をかいていると、ふとじっと刺さるような視線がすぐ近くから
注がれているのに気がつく。
 僅かに目を動かし発生源を探す。視線はナナリーの隣に経つアーニャからのものだった。
 普段は感情を移さない瞳が訴えている、と言うよりも“頷け”と圧力をかけている。
 圧力を受けてさらに早く回転するライの脳。しかし上手い答え方は見つからない。
「……すみません。やっぱりいきなりでしたね」
 僅かに眉を潜ませるナナリー。混乱とアーニャからの圧力に加え、さらに罪悪感がのし
かかり、ライは反射的に口を開く。
「い、いきなりは難しいでしょうが、できるよう、努力します。皇女殿下」
 最善と思われる言葉をたどたどしく言うと、ナナリーは花が咲いたような笑顔を浮かべる。
「ありがとうございます。ライさん。これからよろしくお願いしますね」
「イエス、ユア・ハイネス」
 返事を返し包む手にそっと力を込めるライ。
 暖かく柔らかい小さな手。しかしライが力を込めれば、いとも簡単に砕けてしまいそうな脆弱さも感じる。
――守らなければ
 この少女は弱い。人間としても、そしてブリタニア皇族としても。僅かではあるが強さ
をもっているものの自分やアーニャ、シュナイゼルに比べたらあまりに小さい。儚い。
 守らなければ。ナナリーを。いかなる事からも。何があっても――
 心の内で、己自身にライは誓った。

<つづく>

434 :RC ◆0A6HOlRhmA :2008/06/03(火) 12:44:57 ID:zm8Oq25m
 四話投下終了です。いつもいつも感想をくれる方々、ありがとうございます。載ってい
るSSの中ではかなり異例の形でありますがこれからもよろしくお願いします。
それにしてもラウンズとナナリーがどういう間柄なのかと悩んでいるときにR2の小説
が発売。いや、いいタイミングです本当に。ナナリーが皇女として頑張っていることやア
ーニャにシュナイゼル、ローマイヤとの関係など。とりあえずあと十回は読み直さなけれ
ば(笑)
 小説スレではブリタニア寄りとかユフィ、スザク擁護しすぎなど色々言われてますが二
次創作を書く立場としては、とてもありがたいですね。小説読んでダールトンが凄く好き
になりましたので一期での最後を改めて見るととても泣ける……。またR2本編でのグラウ
トンナイツの散りざまも「おいおい、あっさり退場しすぎでない?」と思わず突っ込んで
しまいます。特に四話のバートさん。
 キャラスレで9話にてルルーシュとカレンが事故(?)でキスする予告のことでにぎわ
っていますが417氏が言っていましたが、あれは平行世界のことと割り切りましょう。
カレンの嫁はライしかいない! …あれ? 何かおかしい。
 さてさて、次はようやくライ覚醒のお話です。ランペルージ性、そしてライがどうして
ブリタニアにいるのかが明かされる予定です。

435 :RC ◆0A6HOlRhmA :2008/06/03(火) 12:51:26 ID:zm8Oq25m
ううおお。間違えた! 420の最後の行は『そう急くな。時が来れば教えてやる』
です!
保管庫の方、修正をお願いできませんかね?

436 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/03(火) 12:55:32 ID:FC7SV4L8
リアルタイムktkr
いやー、次回でついにライ覚醒かあ…いろいろ裏で陰謀も動いてるみたいだし、
続きが気になるなー。
しかし連載物あり短編も充実してるしでまっことこのスレは良スレじゃて

437 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/03(火) 13:11:50 ID:HtwsFL/o
>RCさん
GJ!毎回楽しみにしとります。
そんで今回も面白かった!続きが気になるー

438 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/03(火) 13:37:20 ID:pdQXvFZi
職人によって本当に多様な書き方があって面白いなぁ

>>434
先日発売の小説の設定も入っているんですね
それにしても…なんだかすごい話になってきているな
続き、大変気になるので楽しみにしてます

自分も、まだ読んでいないのもあるけどR2の小説は徹夜して一気に読みましたよ
小説版は本編準拠と考えていいのか?とか議論はあるけれど
2期のスピード感にちょっとついていけてない部分があるので
自分としてもあれは補完してくれてるメディアとして捉えちゃってますw
渡された設定を基にして書いていても、書き手の思惑が出ちゃうのは仕方ないと思うしね

439 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/03(火) 14:47:52 ID:yEMSSdmt
>>RC氏
乙&GJです!!
次は、ライ覚醒ですかぁ
楽しみにお待ちしております!!

440 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/03(火) 19:17:20 ID:RReut0yQ
>>434
楽しみに待ってた甲斐があったよ!
ライがじわじわ覚醒してきているのが見ていて面白いね

それにしてもR2小説は発売してたのか…今から買ってくるわ

441 :保管庫の人:2008/06/03(火) 20:17:03 ID:mEMIl13P
>>435 ご指摘の箇所を修正して保管しました。

恐らく次にレスするときはトリップ付けると思います。理由は1スレ目で職人様方に
トリップを要請した時と同じです。

442 :マスク ◆adiLauth4Q :2008/06/03(火) 21:06:46 ID:X51ZJm97
馬鹿な!
少し見ない間に前スレが終わって、次スレまでこんなにスレが伸びているなんて・・・
保管庫の人も、ありがとうございます!ちなみに、前スレでの要請によりトリを付けました
近いうちに前スレの続きを投下予定です

443 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/03(火) 21:16:13 ID:AG27wfl5
>>442
普段は外そうな

444 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/03(火) 21:24:51 ID:h9gxvLDC
>>442
マスク? まさかマスク・ド・月下?!

445 :保管庫の人:2008/06/03(火) 21:27:01 ID:mEMIl13P
>>442 了解。作者名を登録しておきました。

>>443 マスクだけに普段は外す、か。うまいこと言いますねw



446 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/04(水) 09:56:55 ID:X8G+MsB9
>>445
マスクで思い出したけど
保管庫で前スレの242のマスク・ド・月下が抜けてませんか?

447 :231 ◆t5di6NOvvk :2008/06/04(水) 16:29:13 ID:mh+dzNGR
ども。次は後編とするつもりが、書いていたら長くなってしまったので急遽、中編としました。

前編はこちらです>>355


LCR2?編・TURN 8前日談 〜中編〜


僕は今、黒の騎士団の潜水艦内の通路で、壁に寄り掛かって立っている。
目の前には固く閉ざされた扉があるだけ。カレンの部屋の前にいる。
後で部屋に来てくれとのことだったので訪れたのだが、まだ着替え終えていないようだ。
ここは女性団員の部屋が集中している区画で、そのような場所で待っている僕を見て、
通路を往く女性団員達が笑いながらヒソヒソと小声で話している。
さっきから場違い感や気まずさをひしひしと感じているのだが、そもそも僕が言い出して
こうなったのだから、大人しくカレンが着替え終えるのを待つしかない。
早くしてくれ!と心の中で叫んでいると、ドアが少しだけ開いて、その隙間から
ひょいと顔だけ出してカレンが呼び掛けてきた。

448 :231 ◆t5di6NOvvk :2008/06/04(水) 16:29:51 ID:mh+dzNGR
「お待たせ。どうぞ、中に入って」
「ああ。お邪魔するよ」

招き入れられた彼女の部屋は、潜水艦の一室とあってか殺風景な印象だが、
どことなく女の子の香り≠フする甘美な空間だった。

「どう?ご要望通り、着てみたわよ。で、ご感想は?」
「よく似合ってるよ。男装の麗人、って言うのかな。凛々しくて様になってる」
「そ、そう?…ふふ、何か照れるわね、それ。でも嬉しい。ありがとう」

少し赤みがかったゼロスーツを身に纏ったカレンは、僕の前でくるりと回って見せた。
フィットしたスーツが浮き出させた腰周りのラインが艶かしく、目を引いた…。
スタイルの良い彼女は見事に着こなしている様に見えたが、少々、
胸の辺りが窮屈そうにも思え、彼女自身も少し気にしている様子だった。

「む、胸の辺りが苦しそうに見えるな…」
「えっ?……ちょっ、どこ見てるのよ、ライ!」
「え、あっ!ごめん……軽率だったな…でも変な意味じゃなくて、見たままを…」
「…もうっ…そ、そうよ…!ちょっと、キツイわよ…後で直してもらうからいいわ!」

胸元を隠すように腕を前で交差させて、非難めいた視線を僕に向ける彼女の顔は、
恥ずかしさに若干、紅潮している様で、声が上ずった感じだった。

449 :231 ◆t5di6NOvvk :2008/06/04(水) 16:30:27 ID:mh+dzNGR
そのままぷいっと後ろを向いて黙ってしまったカレンの背を見つめながら、苦笑を浮かべていると
今度は落ち着いたトーンで、背を向けたまま彼女は話を切り出した。

「ねぇ、ライ。今度の作戦が上手くいったら……」
「ん?……ああ。上手くいったら、暫く日本を離れることになるな。覚悟はいいか…?」
「…うん。正直、不安はあるけど、それも今後の計画のために必要なら、何だってやってやるわ」
「そうか。それは頼もしいな。……僕も、覚悟は出来てる。中華連邦へ渡っても、カレンや
 みんなと一緒に、どこまでも精一杯戦い抜くよ…!」

僕のその言葉に振り返ったカレンは、晴れやかな笑顔で、僕の両の眼をじっと見つめている。
ルルーシュとの一件以来、あまり、彼女の笑顔を見ていなかった様な気がしたので、
明るい表情をしたカレンが素直に嬉しい。
僕も出来るだけの屈託のない笑みを作って彼女の視線に応えた。

「そうさ、何処へ往こうと僕達は変わらない。僕達は日本人だ。その心に日本人としての
 誇りが有れば、何処にいても戦える…!」
「日本人としての…誇り…!そう、それを失わないために、今までずっと戦ってきた。私達の
 平和な日本を取り戻すためにも……多くの犠牲を払って……」

450 :231 ◆t5di6NOvvk :2008/06/04(水) 16:31:00 ID:mh+dzNGR
入院中の母、散って逝った兄や仲間達のことを思い浮かべたのだろう、寂しげな面持ちになる。
僕も死別した仲間達、そして、母上と妹のことが脳裏をよぎって眉をひそめた。
だが、ここは努めて明るい表情を作り、彼女に言った。

「その犠牲に報いるためにも、まずは次の作戦を必ず成功させよう」
「…ええ、そうね!一緒に頑張りましょう、ライ」
「ああ!……それと、カレン……あの、ありがとう…」
「えっ?何よ、どうしたの急に?」
「いや、ちょっと、お礼が言いたくて……僕の素性のことで…」
「素性…?あなたの…」
「ああ。…僕の身体には確かに日本人の血が流れてる。でももう半分はブリタニアの血だった…。
 そんな僕が本当にここに居ても良いのかって、考える時があったんだ…。でもそんな時、
 同じ様な境遇なのに、ひたすらに頑張ってるカレンを見て、すごく励まされた」

カレンとの出会い、学園生活、騎士団での戦いの日々、それらが頭の中でフラッシュバックした。
楽しい思い出……。辛い過去……。どちらの方が多かっただろうか。

451 :231 ◆t5di6NOvvk :2008/06/04(水) 16:31:35 ID:mh+dzNGR
僕はゆっくりとカレンに近づき、そっと両手を彼女の細い両肩に乗せた。
その瞬間、彼女の全身が少し強張り、瞳に怯えが宿ったように思えた。
手の力を抜き、出来る限りの優しい声音で、僕は言葉を続けた。

「君の存在に、僕にも、自分が日本人なんだと信じることが出来た。誇りを持つことが出来た。
 今の僕が在るのも、君のお陰だ。だから、ありがとう、カレン…」
「…そ、そんな大袈裟よ。私はただ、自分が信じることを、正しいと思うことをがむしゃらに
 やってきただけ。それに、お礼を言うならこっちもそう。本当は、ずっと昔に辛い思いをして
 そっとしておいて欲しいはずのあなたに、これまで協力してもらって…」
「そのことなら、良いんだよ……良いんだ……」
「それだけじゃない。私と同じ様な身の上で、同じ気持ちで、一緒に戦ってきてくれた。
 励まされたのは、勇気づけられたのは私も同じ。だから……ありがとう、ライ…」

その目にうっすらと涙を浮かべながら、カレンは右手で僕の左の頬にそっと触れた。
温かく、柔らかい指先の感触と彼女の優しい微笑みに、懐かしさにも似た安らぎを感じて、
僕は心からの笑顔を返した。
それから僕達は、ただ黙ったまま、お互いをじっと見つめ合った。
徐々に激しくなっていく胸の鼓動が、自分の耳に聞こえて来そうな気がした……。

to be continued...

452 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/04(水) 16:33:57 ID:OvDudcac
ギアスも重要性も認識せずによくテレビに出られますね
所詮タレントってことですか
低能芸能人と同じ穴のムナジですね
ファンやめます
我々アニメファンをなめてると足を救われますよ
2008/6/1(日) 午後 9:28[ アニメBOY ]

453 :231 ◆t5di6NOvvk :2008/06/04(水) 16:38:05 ID:mh+dzNGR
以上、中編でした。
今回の第8話・前日談なんていう微妙なチョイスをした理由は、一言で言うと、
「ゼロスーツを着たカレンが、胸の窮屈さを気にする」1シーンただそれだけを
書きたかったという、まったくもって不純な動機からでした……orz
でもそれだけじゃ小ネタもいいとこなので、作戦前の意志確認のような感じにしてみました。
カレンにとっても、同じハーフのライの存在はかなり大きいものだと思います。

後編は土曜くらいには投下したいと思っています。あと一作、お付き合い頂けたら幸いです。

454 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/04(水) 20:38:34 ID:WHdt6wBM
胸がキツいカレン…この単語だけでご飯3杯はいけますな!

455 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/04(水) 20:44:00 ID:Fvmlq5Be
胸がブカブカの神楽耶……その単語だけでごh(ウヴォアーーーー

456 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/04(水) 20:46:30 ID:2pmG6lyR
>>453GJ!

続きは土曜とは…素晴らしいタイミング。
それを糧に日曜を乗り切る所存にございマス。

457 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/04(水) 20:58:41 ID:WHdt6wBM
>>455

458 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/04(水) 20:59:14 ID:WHdt6wBM
>>455
どこにもそんな単語出てきてねぇwww

459 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/04(水) 21:00:38 ID:99DYkWdg
>456
おいおいもうライがいないif世界の話はやめようぜ

460 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/04(水) 21:22:40 ID:/R66S8LQ
俺らにとってはLCが本編。本編の続きは来年発売されるといいなvでいいじゃないか。

461 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/04(水) 22:49:33 ID:Ub4eQ/HW
媚薬…じゃなくて惚れ薬で話が書けたので投下します
書いたのが初めてだから突っ込み所満載でしょうがご了承ください

あ、カップリングはライ×アーニャorノネットです

462 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/04(水) 22:50:14 ID:Ub4eQ/HW
ナイトオブイレブンになって早3ヶ月
月日が経つのは非常に早いものだ
そして、スザクやジノ、アーニャやノネットさんやリリーシャ達と平和な日常を過ごしていた…

そんなある日の事

「やぁ〜、こんにちはジノ君」
「珍しいな、スザクやライじゃなくて俺を呼び出すなんて」
「今日は惚れ薬作っちゃったんだよ〜」
「マジですか!?ってか何やってるんですか!?」
「いやぁ〜面白そうだったからねぇ〜
 で、今日は君にテスターになってほしいんだよ」
「でもそれだとスザクやライも呼んだほうがいいような…」
「スザク君は自分の正義に反するって言うだろうし…
 ライ君はそもそも惚れ薬の必要ないでしょ〜?
 そ・こ・で!君が選ばれたって事!」

ああ、そういえばそうだな
エリア11に居たころは、
「天然女殺し」とか「フラグ一級建築士」だとか呼ばれていたらしいし、
実際フラグの数は皇帝陛下が天の声をやっていたアニメの主人公並だったとか
軍内部でもあのコーネリア殿下を落としたという噂まである上、
少なくともナイトオブラウンズの数人が落ちている。無論男を含めてだ
惚れ薬なんか使ったら世界中の人間で対抗できる人は恐らく居ない
さらにはその思いに気づいていないという最悪の鈍感男だ。正直腹が立つ

…しかし、何度も羨ましいと思った事は確かだ
俺だって男だ、惚れ薬と聞いて反応しないわけが無い

「…わかった 協力しよう」

463 :正直タイトルが思いつかないという:2008/06/04(水) 22:51:11 ID:Ub4eQ/HW
「んっふふ〜!これが惚れ薬だよ〜?」
「この粉みたいなのが?」
「そう 使い方は簡単。相手にうまくこれを飲ませるだけ
 飲み物にでも入れておけば勝手に作用するよ
 でも、惚れ薬を飲んで最初に見た相手に3時間しか聞かないからね
 薬が効いたかどうかは相手を見たらわかるよ、倒れるからねぇ〜」
「随分具体的だな…」
「動物実験だよ〜 特に問題も無かったしね
 でも、この2つしかもう残ってないんだよ〜」
「2つ…」

十分だ
少なくともノネットとアーニャには使える

「んじゃあ、頑張ってね〜
 あ、後ちゃんと無味無臭であることは確認してるから〜」



「…動物に聞いたって言ってたがこれ本当に効くのか…?」
「ジノ?何さっきからブツブツつぶやいてるんだ?」
「いや、何でもない」

時間とかを見計らうにしろ、チャンスは昼食の時間だけ…
あ、でも冷静に考えたら昼食も割りと各自で食べるかも知れないからな…

「あ、後今日の昼食はここで食堂の試食をしてほしいだってさ」
「みんなで…ご飯」

ん?新商品の試食?
こ れ だ !

464 :おお:2008/06/04(水) 22:53:24 ID:i9NbO9H0


465 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/04(水) 22:53:47 ID:Ub4eQ/HW
「あ、そろそろ時間だね」
「ご飯…楽しみ」
「食堂の試食会か、何か学生時代を思い出すねぇ〜」
「僕が取りに行くよ」
「あ、いいのかい?」
「いいよ。スザク達は待ってて」

コイツはこういうところで着々と好感度を稼いでいる
聞くところによると食堂の人にも受けがいいらしい
だが今日の俺は違う

「あ、んじゃ俺も行くよ」
「ジノ?また何で急に?」
「…怪しい」
「お前こういう時って下心ありそうなんだよなー…」
「いや、手伝ってくれるなら僕としてはうれしいんだけどね」
「…ライがそういうなら」
「ま、ライが居るなら大丈夫か!」
「うん。それじゃあよろしく」

ライの言葉は信じるんだなお前ら。いや俺も信じるけどさ
後は…ライを出し抜いて薬を仕込めば…

466 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/04(水) 22:54:40 ID:Ub4eQ/HW
「どうも、ライです。試食品を取りに来ました」
「お、ライ卿じゃないか!じゃあ私達が…」
「いや、お手数かけるのも他の方々に悪いし
 あ、でもワゴンは貸してくれますか?」
「そのくらいお安い御用よ!」

何だあのおばちゃんのテンションは
普段スザクやライはこんな人と話しているのか?…凄いな

しかし、今ならチャンスだ
このハーブティーのカップの中に…この粉を…

サラサラ…

「はいこれ!どれがよかったかとかは返しにきたときでいいから!」
「ありがとうございます
 じゃ、行こうかジノ」
「あ、ああ…」

どうやら見つかってないらしい

(…?何か変な臭いが少しだけするな…気のせいか)

467 :ここからライ視点 変に混じってすみません:2008/06/04(水) 22:57:22 ID:Ub4eQ/HW
「結構おいしかったな」
「うん。ただ…あのおにぎりだけは…」
「どうして…ジャムが…」
「というか誰だよあんなアイディア出したのは…」
「きっとセシルさんだよ…」
「ライとスザクはこんなものを食べてたのか…お前達も大変だったんだな」

結論から言うと、1品除いて全ておいしかった
サンドイッチ、カレー、パスタなどを少しずつ食べていったが、絶品と言ってもいいくらいにおいしかった
…何故かよくわからないが、ブルーベリージャム入りのおにぎりがあったことを追記しておこう

「後は…シャーベットとハーブティーか」
「意外と女性の方に要望があったから特にアーニャとノネットさんの感想を聞きたいんだって」
「私はあまりデザートは食べないのだが…ま、食べてみるのも悪くはない」
「少し…楽しみ」
「あ、ハーブティーは僕が入れるよ」
「おや?これはメロンか?しかし中々にうまいな」
「アガッ!歯が!歯が痛い!」
「…ジノ、ちゃんと歯磨きしてる?」
「こっちのハーブティーも中々おいしいな」
「熱っ!舌火傷した!」
「ジノ…あなたって馬鹿?」

でも、こうやってみんなで居るということは楽しい
昔の記憶…狂王ライと呼ばれたころの記憶が蘇り、ナイトオブイレブンとなった時には全く考えられなかっただろう
むしろ僕の存在が色々とまずいのかと思ったけど、ここのみんなは暖かく迎え入れてくれt

「あ…」カチャン
「ちょ、どうしたのアーニャ!」
「アーニャ!?」

…え?

468 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/04(水) 23:00:13 ID:Ub4eQ/HW
「おい!アーニャ!目を覚ませ!」
「…いや、脈はあるみたい」
「アーニャ!?いったい何が…あっ」カチャン
「ノネットさん!?」
「どうしたんだ?二人とも」
「まさか…」

おかしい…二人ともハーブティーを飲んでからすぐ倒れた
となれば…カップか?
確かカップから少しだけ妙な臭いがしたような…

「おいおい、二人ともどうしたんだ?」
「とりあえず事務室のソファーに寝かせよう!
 ジノ!誰か…ロイドさん辺りを呼んできてくれ!
 スザク!ハーブティーのカップを調べてくれ!」
「え?どうしてカップなんだい?それよりも…」
「二人ともハーブティーを飲んでから倒れたし、
 それに…少しカップから変な臭いがして…もしかしたらって思って…
 とにかく、こういうことはきっとロイドさんが詳しいはず!」
「そういうことか、わかった!」
「え、あ、ああ…」

毒殺の可能性があることを考えると、
やはり相当怪しい人だがロイドさんを頼りにするしかない
でも気のせいだろうか、ジノが少し動揺してるような…


469 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/04(水) 23:03:49 ID:Ub4eQ/HW
「ロイド、ライが呼んでるぞ」
「ん〜?もしかして薬の効果で倒れたとかぁ〜?」
 でも、一番最初に見てもらえないと惚れ薬の効果が…」
「…いや、カップを調べるように言ってたからバレたのかもしれない」
「…彼はどういう推理力してるんだい?」
「とにかく、このままだと俺が怪しまれるから早く来てくれ!」


「ん…」
「う…」
「あ、二人とも大丈夫?何か変な所は無い?」
「…変…何だか…体が…あつぅい…」
「わ…私もだ」
「ど、どういうこと?」

ギュッ
こんな効果音が聞こえたような気がした

「…?あ、あーにゃ!?な、何で僕に抱きついて!?」
「…気持ち…いい」
「ん…アーニャ、抜け駆けするな…」

ギュッ
今度はノネットさんが抱きついてきた

「ノネットさん!?って!胸が!胸が当たってますって!」
「当ててるんだ」
「…」ペタペタ

…落ち着けライ KOOLになるんだライ…
僕、この状況を乗り切ったら仕事するんだ…

470 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/04(水) 23:06:18 ID:Ub4eQ/HW
「ライ?アーニャとノネットさんは…」
「スザク!ちょうどいい所に!この状況をなんとk」
「…」パタン
「スザァアアアク!頼むから助けてくれ!」
「…私じゃ…だめ?」
「何だ…?私がいると何かまずいのか?」
「いやいや二人ともいけないわけじゃないくてでもこの状況じゃ二人とも胸が当たって色々まずいというかその何というかその」
「おいライ!ロイドを呼んできたぞ!…ってもう効果出たのか」
「効果?…ジノ?何をしようとしてたんだい?」
「あはぁ〜…どうやら二人はライ君に惚れてしまったみたいだねぇ〜」
「スザク!二人は今はいいから頼む助けてくれ!
 何か胸が!胸が胸が!」
「あんなパニックになったライ見たことないぞ…」
「でもこれで惚れ薬の効果が人にも利くってわかったし、早速…」

あ、なるほど惚れ薬か
…って納得してる場合じゃない!まずい!主に下半身が!

471 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/04(水) 23:07:08 ID:Ub4eQ/HW
「人の心を弄んで、その上何ニヤニヤしながらこの状況を見てるんですか?」
「僕としてはこの状況をなんとかして欲しいんだけど」
「あ、スザク君…何でそんなに殺気を出してるんだい…?」
「自分の胸に手を当てて考えてください」
「…ロイド、逃げるぞ!」
「それが正解みたいだね」
「ってまず二人を元に戻す方法!…って逃げられた…」
「大丈夫、僕が捕まえてくるよ」
「いや、だから先にこの状況を」
「ライ…正直迷惑なの?」
「その…はっきりしてほしいのだが…」
「いや、あの、それは、…ってスザク!」

いつの間にかスザクも追いかけていったみたいだ
…って、揃いも揃って僕を無視!?
その前にまず、この状況をどう切り抜ければ!?

△アーニャを何とかする
○二人を何とかする
×ノネットさんを何とかする

472 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/04(水) 23:08:58 ID:Ub4eQ/HW
これで今のところ終了
改行多すぎで修正に少し手間がかかってしまいました
多分変な部分もあるでしょうがその辺は大目に見てくださるとありがたいです

○△×はまだかけてないからとりあえずどれが読みたいのかという所です

473 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/04(水) 23:13:12 ID:iuptoilj
リアルタイムGJ
ロイドは何でも創れるんだなw

難しい選択だな…アーニャを何とかしたらノネットとイベント…なんて展開もありえるし……

いいや、とりあえずアーニャで。


474 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/04(水) 23:14:37 ID:WHdt6wBM
○しかないだろ…jk…

475 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/04(水) 23:15:06 ID:RdOo57ce
△だな。○はバッドエンドの匂いがする。

476 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/04(水) 23:15:40 ID:A89lyKLr
○を選ばずして、何が漢かぁ!!

477 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/04(水) 23:17:12 ID:99DYkWdg
はっはっはおいおいこのロリコンどもノネットさんの魅力を無視するな
かくして×で

478 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/04(水) 23:17:47 ID:4BN7+VF8
△ですね。
ロイドさん何でもありですね…

479 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/04(水) 23:23:52 ID:2pmG6lyR
○かな…

>>459
>>460
その通りだな。
ふっきれた思いだぜ!

480 :保管庫の人:2008/06/04(水) 23:29:03 ID:bmRhNf/3
>>472 1つだけなんて言わず3つとも書いて下さることを期待しつつ、全力で保管しました。

もう寝ますお休みなさい。

481 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/04(水) 23:57:49 ID:CCiThWF4
>実際フラグの数は皇帝陛下が天の声をやっていたアニメの主人公並だったとか
ちょw焼酎返して。しかし全体的に面白かった
慌てるライがいい。KOOLとかもうCoolじゃねぇw
あと「ここからライ視点」と書いてくれてて親切だな
自分はあんまり気にならない方だけど、気にする人もいるだろうからね。

…自分も胸があるノネットさんの×で

482 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/05(木) 00:13:43 ID:b9qfjnmC
フラグ一級建築士吹いた
ちょw俺のコーラ返せw
全部死亡フラグの香りがするのは何故だw


483 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/05(木) 00:21:29 ID:RV1MaOFS
アーニャで!!

484 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/05(木) 00:21:42 ID:5m0c7dcn
○しかない!

485 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/05(木) 01:06:26 ID:iL6BkUv7
△だyo!さんかくぅ!

486 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/05(木) 01:11:02 ID:W2pPKuIn
ナナリーに見られる

487 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/05(木) 02:07:13 ID:tL4PtzZA
漢なら、高い山を登るべきだ!
という訳で標高の高いノネットさんの×だぁ!!!

488 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/05(木) 07:39:59 ID:nP4nssJo
>>472GJ
爆笑した。本当に爆笑した。
で、続きですが、バッドエンドでも○をお願いしたいです。

これからライの肩書きのひとつに、「フラグ一級建築士」を
入れるべきだと思うんだ。

489 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/05(木) 08:28:59 ID:cCfvxbyW
この流れなら○しかないよな。

あとジノがちょっと小物くさいのが気になった。

490 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/05(木) 15:56:50 ID:muiZgtVr
全力で×を推薦する!


491 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/05(木) 16:46:08 ID:Gu7zAAtQ
まだ間に合うなら、×で
ノネット姐さんでしょ (`・ω・´)

492 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/05(木) 17:11:47 ID:HWcfjZzR
そういや前も出てたけど、普段は違うのかもしれないが
今のところジノの一人称は「私」だったな

発売中のザ・スニでもほぼジノ視点の話なのに
一人称が「自分」くらいしかなくて謎

493 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/05(木) 17:13:32 ID:j7O49Kpa
○が多いんで○の方向でいきたいと思います

>>480
いつかは全部書く予定です

494 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/05(木) 19:05:33 ID:iL6BkUv7
うょえぃ!
全力で△・・・・・・って締め切られてたかorz


495 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/05(木) 19:24:15 ID:tL4PtzZA
>>494
ドンマイw

496 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/05(木) 23:54:43 ID:W2pPKuIn
ナナリーの恋愛対象になる男子についての考察
1.スザク(ユフィの騎士→皇帝の走狗)で不可
2.リヴァル(ミレイ会長命)→アッシュフォード学園のお笑い担当(オレンジ先生には劣る)
で論外
3.ライ(白銀の狂王)→OK?
4.その他→極度のシスコンルルーシュにより全力で抹殺。

よく考えれば生徒会の男子以外でナナリーとっ接触できるチャンスって皆無なんだよな。
必然的にナナリーの恋愛対象も絞られるわけで。ジノはホモ路線希望

497 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/06(金) 00:25:17 ID:/IUyO4ZZ
>>496
まずはsageを覚えようか

498 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/06(金) 00:30:47 ID:4wDGKOnj
>>497
触れてはいかん。
そこらじゅうのLCスレにマルチしまくった挙句、ageたまま延々と語ってる。

499 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/06(金) 00:52:37 ID:/IUyO4ZZ
巡回して気づいたわ……

500 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/06(金) 09:29:37 ID:w3Hpt/L2
どうも、近々投下しようと思っているものです。
この板で投下するのは初めてなんだけど、他の職人を見る限り1スレが短いよね?
どれくらいの量が限界なのかな?


501 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/06(金) 11:29:56 ID:TCg96rhf
>>500
特にローカルルールでの制約はないし、スレの限界(512kbだっけか?)までもまだ余裕あるから
気にしなくていいんでないかな?


502 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/06(金) 15:08:29 ID:zAx9H7Qs
>>500
寧ろ今度の日曜日を乗り切れるだけのSSが欲しいので、是非!!
20レス以上使うようなら、長く使えるアップローダーにメモ帳でUpするのも手ではあります。


503 :すれ違い、ぶつかり合い ◆Hrs3a0oJRE :2008/06/06(金) 15:35:07 ID:w3Hpt/L2
「今日はカレンに言わなきゃいけない事があるんだ」

それは恒例の行事となった租界・ゲットー散策の締めとして、公園のベンチに並んでクレープを食べている時だった。
私 カレン・シュタットフェルトのお世話対象たる学園に居候する記憶喪失者 ライがそんな事を言ったのは。

「え? どっどうしたの、急に」

何時でも考え込んでいて引き締まった顔をしているライだが、今はソレと違った緊張が見て取れたから、私は動揺する。
男女が二人っきりでする大事な話。病弱な貴族のご令嬢を演じつつ、テロリストをやっている私も女は女だ。

『えっ? えっ? もしかして愛の告白だったり……でもでもまだ会ったばかりだし。
 ソレに記憶喪失者だもの……べっ別にライの事が嫌いって訳じゃないんだから!?
 優しくて日本人を下に見ていないし、ゲットーに憤り感じてくれたのも良いわね。
 それにナイトメアまで乗れてケンカも強い……うんうん、日本男児は強くないと。
 でもこれでこっ恋人?みたいな事に成ったら、私の本当のことも話せてもっと一緒に……
 ってなに考えてんだろ、キャ〜!』

……みたいな具合である。本当はより複雑で意味を成さない思考を展開していたのだが、表せるのはこの程度だ。



504 :すれ違い、ぶつかり合い ◆Hrs3a0oJRE :2008/06/06(金) 15:35:58 ID:w3Hpt/L2
「軍に入る事にしたんだ」
「え?」

次に聴こえた声。私 紅月カレンは最初何を言っているのか解らなかった。

「実はスザクに誘われて彼の職場で色々調べて貰ってさ?」

続いて語られるライの事実に私はただ呆然と聞き入る。
顔写真、網膜、血液、指紋などで検索してもIDが見つからなかった事。
けれど血液検査でブリタニア人とイレブンのハーフである事が僅かに慰め。
しかしその血筋は古くからブリタニアに住む名家のもので、舌周辺の筋肉の付き方からブリタニア語を母国語としていたことが解ったそうだ。

「あと体つきから僕はナイトメア・フレームに随分騎乗していたらしい」
「やっぱり……そうじゃなければシンジュクゲットーで二人とも助からなかったわ」
「アレはカレンがハッチから顔を乗り出して、黒の騎士団を説得してくれたからだよ」

冗談のつもりだろうか? この無愛想も随分進化したものだ。でもライは勿論知らない。
黒の騎士団と私が知り合いで、うぅん……私が黒の騎士団の団員だって事を。

「そんな体だから、ついでにナイトメアのシミュレーターをやらせて貰った。
 設定はシンジュクで乗った無頼じゃなくて、サザーランドだったんだけど、まるで服でも着るように……自然に乗れたんだ」

ライに聞かされたシミュレーターの点数は高すぎたけど、私はどこか達観して耳を傾ける。
手負いの無頼で数騎のサザーランドを蹴散らしたアナタなら……きっと。




505 :すれ違い、ぶつかり合い ◆Hrs3a0oJRE :2008/06/06(金) 15:37:17 ID:w3Hpt/L2
「そんなスコア出したからかな……そこの主任に誘われたんだ。『ウチで働かないか?』って」
「でもアナタは記憶喪失でIDも無いのよ? 軍なんて……」
「それが変わった部署でさ。軍隊らしいところなんて全然無くて、IDも気にしないって」

……お前は何て場所にライを連れて行ってくれたの!? スザク!!
大体日本男児の癖にブリタニア軍なんかに居る時点で……ブツブツ。

「ナイトメアに乗る事はやっと見つけた記憶の手がかりだから。もう少し……ね?
 僕みたいな奴が他にナイトメアに乗れる場所なんて無いし」
「そっそうね……」

言える訳が無い。いや、もう少し早く言っておくべきだったのだ。
ゼロの指示待ちとか、もう少し様子を見るなんて考えずに、『黒の騎士団に入って……私の隣に居て』って。

「でも危険だわ。貴女の腕前だもの、きっと前線に」
「どう……かな? 所詮は技術部だし、通常の指揮系統から独立した部署で実戦には参加させてもらえないって愚痴ってたけど」
「そう……なら少しは……」

スザクも技術系って言っていたし、きっと戦闘には参加しないテストパイロットみたいなものなのだろう。
うん、そうに違いない。私が無理やり冷静になろうと勤める。
病弱でお淑やかを演じ続けてきたから、そういう自分に嘘をつくのは苦手ではない。
だけど……続く言葉が私のそういう努力を踏みにじった。




506 :すれ違い、ぶつかり合い ◆Hrs3a0oJRE :2008/06/06(金) 15:39:07 ID:w3Hpt/L2
「でも僕は実戦に出たいと思っている」
「なっ! なんで!?」
「シミュレーターも確かに良かった。何かを掴めそうな気がした。けど……君を乗せて戦ったシンジュクの闘いには遠く及ばない。
 あの緊張感を……僕は知ってる。僕はきっとあんな場所に居たんだと思う」
「だからって! 記憶の為ってだけで! 人を殺すの!?」

私はブリタニアがもっと嫌いになった。私が幾ら一緒に居ても解らなかった事を容易く解明し、ライに剣を持たせようと言うの?
例えソレが本人の意思だとしても、そんなこと私は認めない!! それはもっと覚悟が……必要なはず。

「確かに記憶のことは大きい。でもそれだけじゃないんだ。僕は……」

遠くを見ていたライの視線が再び私を捉えた。それだけで動悸が早くなるのが解る。
すっと両の肩に手を置かれ、引き寄せられる感覚。彼の頭と私の頭がお互いの肩の上で交差。

「守りたいんだ。記憶喪失の僕を迎え入れてくれたアッシュフォードの皆を。
そして何よりも……」

こそばゆい吐息のような囁きが私の鼓膜を揺らした。

「僕は君を守りたいんだ、カレン」

嬉しい言葉。ステキな言葉。女の子なら多かれ少なかれ憧れる言葉だった。
だけど『ヒッ』と引き攣った声が喉の奥から搾り出される。だって……私は……

「カッ、カレン!? どうしたの!?」
「え?……アァ……」

勢い良く抱き寄せられていたライの体は離れ、再び見詰め合う二つの視線。
心配そうな彼の顔と自分の頬にある冷たい水の感触で私は気がつく。『泣いているんだ』……と。




507 :すれ違い、ぶつかり合い ◆Hrs3a0oJRE :2008/06/06(金) 15:39:46 ID:w3Hpt/L2
「僕は何か悪い事をいってしまったかな?」
「違うわ……嬉しくても……涙は出るのよ?」

それは嘘ではない。嬉しかった。女の子として、カレン・シュッタットフェルトとして。
でもソレはきっと紅月カレンとしての悲しみの涙。それでもソレを告げることは出来ない。
だってホッとした貴方の顔がとてもキレイで輝いていたから。やっぱり貴方は何処の生まれだろうと……ライなんだ。

「でも……」
「ん?」
「何でもないわ。さっ! そろそろ帰りましょう」

でも……私は貴方に守ってもらう資格なんて無い。貴方がブリタニア軍に所属する限り。
アッシュフォード学園のニセモノの私、カレン・シュタットフェルトを守る限り……

「ライ……ゴメンね?」

本当の私、紅月カレンは貴方に守ってなんて貰えない。だって私はライの背中を見つめるフリをして……銃を向けるのだから。
子供の頃、ほんの少しだけ憧れたブリタニアの昔話。何処にでもある英雄譚、白馬の皇子と白亜の姫君。

私達はきっとそんな風には成れない。そしてソレを私だけが知っている事が、とても苦しい。


これがライとカレンの最初のすれ違い。





508 :貧弱な軍馬 ◆Hrs3a0oJRE :2008/06/06(金) 15:43:26 ID:w3Hpt/L2
以上です。多分伝わっていないので、設定を解説しますw
簡単にまとめれば『ブリタニア軍人ルートだけどお相手はカレン』と言う感じ。
理由は私がブリタニア臣民でありながら、カレンが好き〜と言う困った自体に対処する苦肉の策ですw
カレン視点とかわかり難いと思いますが、懇情で私のアイを感じてくれれば幸い。

一応何話か続きを考えています。どうなるかワカリマセンがw

509 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/06(金) 16:11:21 ID:TCg96rhf
>>508
これは斬新な展開!
期待せずにはいられない…

510 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/06(金) 16:21:21 ID:SXbVIWTR
>>508
おお、GJ!
確かにこれは斬新ですな
続きを読みたいんだが、すでに頭の中でBADENDが想像されるだよな・・・


511 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/06(金) 16:37:07 ID:4wDGKOnj
>>511GJ!
せめて幸福な結末を期待しているよ…

512 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/06(金) 16:45:11 ID:/IUyO4ZZ
>>508
GJ

さてもう300kbとな!?

513 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/06(金) 16:49:45 ID:mbMKqgvP
これにはwktkせざるを得ない…!

514 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/06(金) 18:15:38 ID:9ZdsMBr6
>>508
軍人ルートか……
いや、まだ派生ルートがある!
どうなるかワクワクですな!

515 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/06(金) 18:30:30 ID:2vKSST8u
>>508
なんという……哀戦士達……

516 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/06(金) 18:56:21 ID:nvJ7WU0G
>>508
ど、導師発見!!(誤字ではありません
一期でカレンルートぎりぎりでスザクにスカウトされて、
学園でらぶらぶしながら、神根島でばったり遭遇、
特区で敵対、ブラックリベリオンで激闘とか燃えますよね!!
自分と同じような思想の方がいて感動して書き込みが意味不ですがすみません。
どきどきしながら続編まっています!
何はともあれGJです!

517 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/06(金) 19:05:30 ID:2vKSST8u
 思い立ったがSS。
 妄想投下。
 一年の間にラクシャータも中華と日本を往き来して、騎士団の戦力維持に尽力していたと想像。
 飛燕四号作戦の直前。
 本編とLCが繋がるどこかの時間。どこかの世界。




「なあラクシャータ」
「どしたの卜部、深刻な顔して」
「ん? 顔に出てたか」
「自慢じゃないけど、あたしなら分かる程度にはね」
「……そうか、すまん」
「いいわよ……多分、大丈夫だから……」

 言葉と裏腹にラクシャータの頬を伝う一筋の流れを、卜部が親指で拭った。

「化粧が乱れるぞ」
「あれ? なにこれ、そんなつもりないのに、気持ち悪いわぁ……」

 無理のある笑顔。
 吊られるように卜部も微笑む。

 未練はある。
 だから、未練はない。


518 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/06(金) 19:12:36 ID:zAx9H7Qs
スザクやヴィレッタやコーネリア様やダールトンやノネットさんやアーニャやオレンジさんやセシルさんやバトレーやユフィやナナリー達とフラグを立てた…
そんなライを見てヤキモキするカレンのお話ですか?(冗談半分)

何にせよ、続きを期待して待っています!

519 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/06(金) 21:32:48 ID:mGJWiY3O
>>508
ほぉー面白い設定だ!そんな設定を思い付くあなたが羨ましい!w
続き楽しみにしてます。

520 :コードLCR2-F(1):2008/06/07(土) 04:21:50 ID:W1vuzZ+l
「はぁっ、はぁっ、はぁっ・・・」
 ここでいくつめだろう。
 探して、探して、探して、
 そこにはいなくて、誰も知らなくて、見つけられなくて。

「今度こそ・・・」

 見たところ、ここは学校。アッシュフォード・・・学園?
 ならば、同年代の生徒がたくさん集うわけで、逃げ込む先として選んだかもしれない。
 
 門扉をくぐり、校内へ。既に夕方、人の声は遠く。でも、もしかしたら。そう思うと足が止まらない。でも。
 いけない。
 頭から血が降りて力が引き抜かれていく感じ。
 いけない。
 倒れ――

「あれ? ちょっと、ルルーシュ、あの子」
「ん? おい、大丈夫か、おい、しっかりしろ!
 ―気を失ってますね。・・・またですか」
「そうね、また、ね。
 じゃあルルーシュ、わかってるわよね?」
「はいはい、また俺が運ぶんですね?」
「その通り! がんばれ男子! ガーッツ!」

521 :コードLCR2-F(2):2008/06/07(土) 04:22:48 ID:W1vuzZ+l
「目、覚めた?」
 私の顔をのぞきこむのは、金髪の女生徒。返事をためらう私の肩に手を乗せて、落ち着かせるようにやわらかく微笑む。大人だ、このひと。
「私は、ミレイ・アッシュフォード。安心して。この学園は、あなたみたいに転がり込んできた人には優しいわ。実績があるもの」
「全く、いつからこの学園は救護院か何かになったんですか。
 俺は生徒会副会長の、ルルーシュ・ランペルージ。そこのミレイ会長の補佐をしている。で、倒れていた君を運ばされたのも俺だ」
「あ、ありがとう、ございます」
 助けてもらった。頭がやっとそれを理解する。自然と礼が口を付いて出る。
「で? 君は何者なんだ? ・・・前にも言いましたね、これ」
「え?」
「いや、こっちの話。で?」
「あ、はい、私はレイカ、と申します」
「レイカ、ね。いい名前じゃない? で、あなたは自分の名前以外のことは覚えているの?」
「え? え?」
 さっきから、妙だ。
 この会話といい、この部屋に集まった、男女6、7人ばかりの様子が、ちょっとおかしい。みな、何かを期待するような、その表情は、何?
「いえ、私は別に、普通、ですけど・・・」
「会長、そんな聞き方したら戸惑いますよ」
「ああ、ごめんなさい。実は、つい一月前ぐらいに、あなたと同じ様にこの学園に迷い込んできた人がいたの。その人が、ちょっとね」

「兄様が、兄様がここにいたのですか!」

 寝かされていたベットから跳ね起きるように。思わず私は立ち上がっていた。

「兄様は、ライは、どこですか!!」

522 :コードLCR2-F(3):2008/06/07(土) 04:23:23 ID:W1vuzZ+l
 1日経った。
 なんてことだろう。
 兄様の消息をついにつかんだ! と思ったのに。
 一足違いで、兄様は消息を絶っていた。
 学園祭の最終日に校内を襲ったテロリスト。それに立ち向かった姿を最後に、誰も彼もその後の兄様を見ていない。テロリストはいつのまにか、何故か自滅するように倒れていたのだという。ただし、そのときのことは誰もよく覚えていない、とも。

 ・・・あンのハゲ!
 やはり、やはりあの時、殺っておくべきだったのでは?

 思わず母様には聞かせられない毒が口をついて出てしまう。母様ごめんなさい。でもあのハゲ、バトレーとか言うハゲがいけないんです。
 私が死んだと思い、勝手に眠りに付いた兄様。
 兄様を追って眠りについたわたし。

 ・・・だったら、目覚めさせるのも同時にすればいいじゃないですか。
 なんですか「サンプルは少しずつ試そうと」って。わたしは冷凍食品じゃない。
 いや、同時じゃなくても。
 何故、何故あと1週間早く、私を目覚めさせなかったのか?

523 :コードLCR2-F(4):2008/06/07(土) 04:23:52 ID:W1vuzZ+l
 そして。
 恐れていたことが、ある。確かめなければならない。
 
「今日は私が校内を案内してあげるね!」
 そう言って私の前を歩くのは、確かシャーリーと名乗った女生徒だ。
 生徒会と掛け持ちで水泳部にも所属しているとかで、活発そうな表情と、その、世の男性から見れば評価に値すると判断しかねない、す、スタイルの持ち主だ。

 いや、彼女は悪い人ではない。
 右も左もわからないわたしの案内を買ってでてくれる、良い人なのだ。良い人なのだと思う。うん。

「ここは、美術準備室。今は誰もいないみたい」

 そう、誰もいないんですね。なら、好都合。
 私は右の手袋を咥えて脱ぐと、そのまま手を伸ばして彼女の手をつかむ。

「え? 何?」

 ごめんなさい――
 一応、謝る。これはいけないことだから。でも、必要なことだから。

 頭の奥の、何かを開く。羽を広げた鳥の様な、でも見えない・感じられない何かの意匠が、手のひらの『触覚』を通じて、彼女へと渡る―

「レイカ・アマツ・ブリタニアがお願いするわ! わたしの質問に答えなさい!!」

524 :コードLCR2-F(5):2008/06/07(土) 04:25:20 ID:W1vuzZ+l
 やはり、やはりそうだった!

 あの天然ジゴロ! 誘蛾灯か何かですかあなたは!

 兄様は、妹の私が言うのもなんだが美形、といっていい。
 誰かが言っていたが、異なる人種の血が混じると、お互いの血筋の違いが魅力として写るのだと言う。兄様もきっとそうだ。私は・・・いや、止めておこう。
 背もそれなり、ちょっと痩せすぎなきらいがあったが、筋肉はちゃんとついていたように思う。
 頭も良くて、何よりその場の雰囲気を読んで立ち回るのが上手い―当たり前だ。そうでなければ、私たち兄妹は生きていけなかった、あの宮廷で。


 ちょっと目立った行動をすれば、
 ちょっと優れたところを見せれば、
 言葉尻を捕まえて。
 立ち居振る舞いのすそを踏みつけて。
 痛くもない腹を探られて。
 疑いのまなざしと、
 捕まれる手、絡まれる足。

 生きていくためには。
 賢くなるしかなかったのだ―


 そんな兄様が、あの忌まわしい力で、王になったあの日から。
 やはりあの忌まわしい力で、あの事件がおきる日まで。
 それほど長い期間ではなかったが、兄様の周囲から女性の姿が消えることはなかった。
 そりゃあもちろん、最高の地位。最高の権力。もう誰の顔色をうかがう必要もなくなった宮廷で、全てをほしいままにできる男を狙う女はひっきりなしだったけど。それ以上に。
 それだけの力を持ちながら、長年染み付いた習性なのか、相手を引き立てる様な言動、時に強く断言し、時にやさしく誘導し。
 王でありながら、剣を向けぬ相手には常に最良の友人として振舞おうとするその態度が、女性を惹きつけるのは当たり前だったのだ。

525 :コードLCR2-F(6):2008/06/07(土) 04:26:33 ID:W1vuzZ+l
 だからこそ―
 だからこそ私が戦わなくてはならなかった!

 兄様のために。
 愛しい兄様のために。
 素晴らしい兄様には、素晴らしい花嫁でなければならない!

 兄様は知らないはずだ。
 影でわたしが、どれだけの女性を「ふるい」にかけていたか。
 絡め手・説得、時には実力行使、時には、あの力を使ってでも、私は兄様にふさわしくない女性は排除してきたッ!

 それは今も、今も変わらない。

 わたしに、血のつながった唯一の妹であるわたしに課せられた、責務なのだ―

「ライに・・・兄様に親しくしていた女性は、その人たちで全てですね?」
「うん、私の知る限り」
「で、あなたは・・・」
「うん、私が好きなのは、ルルだから」

 どこか夢の中でささやくように答えるシャーリー。私が触っている間は、私に逆らうことは出来ない。それが、わたしの忌まわしい、力。

 でも良かった。あなたは、あのルルーシュという人に、感謝するべきだわ。

「ごめんなさい、シャーリー。この部屋に入った後のことは、忘れてくださいな」

526 :コードLCR2-F(7):2008/06/07(土) 04:27:05 ID:W1vuzZ+l
 手を離し、落とした手袋を拾う。元通り手袋をはめるわたしに、

「あ、あれ? この部屋に何か、用事、あったっけ?」
「いえ、案内の途中で、わたしが入ってみたいって言っただけですよ?」
「へぇ、美術とか、興味あるの?」
「ええ、まあ、少しだけ。でも、もう別のところを案内してくださいません?」

 そう、これからのことが、やりやすくなるように。
 彼女たちが信じているように、いつか本当に、兄様がここに帰るなら。帰ってくるなら。

 わたしが。妹であるわたしが。唯一の血を分けた肉親であるわたしが、この学園を、兄様をお迎えするにふさわしい場所にしなければ!

 わたしの戦いは今、時を越えて再開された。

 (了)

527 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/07(土) 04:45:06 ID:v1/z1itm
基本設定を守るか、パロなら投下前に軽く説明いれてくれ

528 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/07(土) 06:25:11 ID:SMx6rlQ5
オリキャラものは倦厭されるよ。
自分でブログ作ってそこで公開するのならアリなんじゃない?

529 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/07(土) 07:54:13 ID:LRLm7vnm
ブラコンな妹は良かったが、やはり投下前に注意書きは必要だったと思う
ほら、527や528の様な人達もいる事だし、
下手すると他の悪意持った荒らしが来て、このスレの雰囲気が悪くなってしまう
投下自体はGJですがね。

530 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/07(土) 08:54:16 ID:3HsDqGOK
オリキャラはあくまで添え物的に出すものだよ
オリキャラが主役になるのはな…ロスカラでもなんでも無かろ

531 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/07(土) 09:03:27 ID:WMepmXmi
まあライの妹だから半オリキャラではあるんだが…
この設定だとライが当分出て来そうにないしなぁ

532 :526:2008/06/07(土) 10:17:33 ID:W1vuzZ+l
>527-531
大変失礼いたしました、お目を汚しました、どうかお忘れくださいませ。
万一また投稿の際には、ご注意いただいた点に十分配慮したく思います。
このたびは大変失礼いたしました。
他の皆様もご気分を害されましたら真に申し訳ございません。

533 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/07(土) 10:42:14 ID:BcLdn4j6
保管はどうするべきだろう

534 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/07(土) 11:59:55 ID:B84SjFFk
>>532
んな卑屈にならんでも。
内容自体は俺的に全然問題なかった。ラブコメは好きだし。
皆が言ってる通り投下前に確認取っておけばおこらなかった問題、それだけじゃないの。

535 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/07(土) 14:52:32 ID:D8is3616
>>532
そんな事ないぞ。かなり面白い展開だぞ。説明なんて無くても、このスレの人達なら、分かるだろ。
是非とも続編を!!

536 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/07(土) 14:55:36 ID:tcGZ200N
>>535
とても面白い展開だとは思います いいなこんな妹欲しいな
ということで続編期待してますね

さて、どうでもいいと思いますが>>472の続きです
先に注意を

・色々とネタ注意
・ちょっとギリギリかも知れません

では、納得できた方のみ続きをどうぞ

537 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/07(土) 14:56:31 ID:tcGZ200N
とにかく、二人を何とかしないと…でも、ここじゃ危険すぎる
ゴットバルト卿やリリーシャに見つかったら…と考えると色々まずい
となれば…僕の部屋しかない

「と、とにかく、僕は自分の部屋に戻るから」
「…私もいく」
「あ、こらアーニャ!私も行くぞ!」

計画通り、でも…変なことを考えないようにしないと…二人に悪い
そんなこんなで「これなんでギャルゲ?」とか
「ナイトオブテンの中の人勇者王っぽいな…」と邪な事を考えないようにしていたが…
左腕にアーニャ、右腕にノネットさん…男としては非常にうまい状況だと考えてる人が多いと思うけど
実際味わってみると凄く辛い状況だよ?

「…ここがライの部屋…」
「…随分シンプルだな、だがそれならそれで…私色に…」

…まぁ、僕の部屋って言っても必要最低限のものしか置いてないから特に問題は…

「って二人とも!何してるんだ!?ベッドの後ろなんか漁って!?」
「…こういうところにその…本があると思って」
「いや、私は君がどんな女の子がいいかこの辺にあるだろうと思う本を見て…」

…頭痛くなってきた
本当に何も置いてないのに…その…あんな本とかこんな本とか…
頼む、早くスザク帰ってきてくれ…

538 :ここだけライがいないのは仕様:2008/06/07(土) 14:58:22 ID:tcGZ200N
「スザク君、どうして銃口をこっちに向けてるんだい?」
「いや、ちょっとユフィに伝言を頼もうと思って
 でも、その前に弁解でも聞こうかな」
「…意地があんだよ!男の子には!」
「開き直り?まぁいっか。それじゃあ向こうでユフィに…」
「ごめんなさいだから銃口を下ろしてくれ!」
「いやぁ…ゼロを追いかけるとき並の殺意を感じたよ…」
「なら、あの惚れ薬はどうやったら治るのか教えてくれませんか?」
「えっとねぇ…自然治癒」
「じゃあ質問を変えましょう、ユフィに挨拶してくるか、
 それともオレンジ畑を耕すかどっちがいいですか?」
「待て、だから銃口を下ろせって!」
「本当にそれしか方法がないんだよねぇ〜」
「…じゃあ、自然治癒って何時間ほどですか?」
「3時間ほどらしいが…」
「まだあの薬完全にデータが取れてないけどねぇ〜」
「それと、何で二人とも薬なんかで人を操ろうとしたの?
 人の心なんて薬や絶対遵守の力じゃどうにもならない、
 もしそうなるとしたらそれは間違ってると思わないんですか?
 薬なんかに頼るなんておかしいですよ、人としてのルールが」

(省略されました 続きを読むにはオォール、ハイル、ブリタァニアァ!と書き込んでください)

539 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/07(土) 14:59:09 ID:tcGZ200N
「人参に焼きソバにカップラーメン…ライ、そんなに金が無いのか?何なら私の手料理を…」
「…テレビ、小さい」
「いや、そういう生活のほうが僕はあってるような気がして…ね
 ってかノネットさん、勝手に人の冷蔵庫を漁らないでください」
「い、いや…その…少し心配になってな」
「だから、僕は大丈夫ですって」

お金が無いわけじゃない
…いや、元々ラウンズは大抵が貴族階級だから給料がナイトメアパイロット並なのは確かなんだけどね
それでも領土がある人はその領土の税で生活できたりするんだけど…僕やスザクはそうじゃないから

でもこんな他愛も無い会話をもうかれこれ…2時間くらいか
…スザク、頼むから早く帰ってきてくれ
大切だから2度、いや3度言うけど早く帰ってきてくれ

「…ちょっと…眠い」
「アーニャ?眠いならベッド使う?」

チャンスだ
これで眠ってくれれば…二人には悪いが非常に楽になる
それとも何かの予兆とか?例えばそろそろ効果が切れてくるからね〜んっふふ〜とか

「それじゃあ、おやす…ってノネットさん!」
「ライ、私も眠いんだ…一人じゃ不安だし一緒に寝よう」

540 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/07(土) 15:00:06 ID:tcGZ200N
気づいたらノネットさんに押し倒されていた
え?これなんでエロゲ?
…落ち着くんだ…でもこの状況は非常に色々と…あああ!駄目だ落ち着けライ!

(そうだ!この状況で襲ったら色々とまずい!板的にも!)
(でも…この状況で襲わないほうがおかしいような…)
(襲ったほうが色々とまずい!僕もこの状況がおかしいと思ってるだろ!?)
(じゃあ何だ、何がおかしいって言うんだ?それともこのSSに悪役が存在するのか?)
(それは…そうだジノ!ジノが悪役だ!)
(確かに…)

どうやら僕の理性と悪意の出した結論は『ジノが全部悪い』ということになった

…次の模擬戦の時にでも某炭酸飲料みたいに両手両足切断しようかな
でも、まずはこの状況を冷静に、冷静に対処しないと…

「何ですかその論理の飛躍!それと何でアーニャは脱ごうとしてるんだ!?」
「…寝るときは、脱ぐ」
「嘘だよね?この間『寒いから一緒に寝て…』って言ってたよね?」
「う…」
「アーニャ、お前そんなことをやってたのか…」
「そういうノネットさんもどうして脱ごうとしてるんですか?」
「いや、これは暑いから…」
「今12月ですよね?」
「あ、いや、何でもない…」

541 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/07(土) 15:00:48 ID:tcGZ200N
まずこの状況を乗り切ることには成功したか…
でも、依然色々とまずい状況にあるのは代わりが無い
右上にエナジーフィラーならぬ理性ゲージがまだ残ってるからいいけど…

「ライ…」
「な、何?」
「その…腕枕、して?」
「…えっと、何で?」
「…してほしいから」

くっ…上目遣い反則過ぎる…
これは…断れない

「い、いいよ、ほら」
「…ありがとう。…とっても…あったかい」
「ライ、アーニャだけずるいぞ…私もしてくれ」
「わ、わかりましたよ…」
「ありがとうライ。…何だか気持ちいいな」
「…ノネット、そこのハサミ取って」
「ああ、いいぞ」

…あれ?いつの間にか主導権握られてない?
でも、横になれば人は大抵眠くなる…はず…だといいな…
でも…どうしてアーニャはハサミを?

チョキチョキチョキチョキ…
「ってアーニャ!?服をどうしてハサミで切ってるの!?」

速攻で答えが出た

542 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/07(土) 15:01:18 ID:tcGZ200N
「何って…私たちが裸になるのがまずいならライが脱げばいい…」
「逆転の発想にしては色々と飛んでない!?ってノネットさん!手を離してください!」
「アーニャ、いいぞ、もっとやってくれ」
「…わかった」
「ってこの服ラウンズの証の服だって!切れたら色々とまずいって!」
「…じゃあ見せてくれる?」
「駄目!後ラウンズの服を切るのも駄目!」
「いいじゃないか。多少のことで動じないのが…」
「多少ですまないんですよノネットさん!?色々と問題なんですよ!」

色々と問題なのは本当の話である
主にゴットバルト卿や、下手したら皇帝陛下も怒りかねない
だがこの状況とどっちがまずいかと言われてもどっちもまずいとしか言いようが無い

「…わ、凄い」
「お前…意外と大きいんだな…」
「二人とも、そんなに見ないでくれる?」
「…でも、私たちが脱いでといっても絶対見せてくれないもの」
「そりゃあ…男としてはあまり見られたくないものかも知れないが…」





あ、このセリフは上半身の筋肉のことだよ?
一瞬でも下半身のことを思い浮かべた人は腹筋100回ね

543 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/07(土) 15:02:27 ID:tcGZ200N
「ライの筋肉…あったかい」
「…わかったよ。だから抱きつかないで?非常に動きづらいから
 後、ノネットさん、どうして胸を腕に当ててるんですか?」
「………」
「あれ?寝ちゃったか…アーニャ?」
「ん…気持ちいい…」
「…何だ、寝言か」

一気に緊張がほぐれた。どうやら眠ったらしい
まだ6時だけど疲れちゃったみたいだな
…さて、この服どうしようか
とりあえず…ベッドからそっと出て…

「えっと…あったあった…ヘックシッ!」

…風邪引いたかな?
いや、でもその前に…

「ん…ライ…」
「…たまには、私のことも…」
「…お休み、アーニャ、ノネットさん」

この二人に毛布をかけて…

「さて、…この服を直すか」



その後、2時間半かけて服を直して、そのまま僕自身も疲れ果てて泥のように眠って風邪を引いたとか、
スザクがロイドさんのPCを磁石で外側からぶっ壊したとか、
模擬戦でラウンズ3人が一致団結して諸悪の根源を叩きのめしたとか、
風邪を引いた僕を巡って…かは知らないけどアーニャとノネットさんが喧嘩したのは別の話

544 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/07(土) 15:05:22 ID:tcGZ200N
前がきの安価ミス…>>535じゃなくて>>532です

さて、これで二人を何とかした場合は終了
次は多分ノネットさんルートを書くと思います

あ、ついでにこれから修羅場の人とでも名乗ろうと思います
どうやら修羅場を書くのが好きみたいなので

545 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/07(土) 15:31:42 ID:B84SjFFk
>>544
お疲れです。あと腹筋100回しました。

546 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/07(土) 15:49:02 ID:R7srY6nE
>>544
乙&GJ!
仕事中なので腹筋は勘弁してください

547 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/07(土) 15:53:52 ID:dxPQ4djL
>>544
カオスすぎクソワロタwww
…さて、腹筋腹筋

548 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/07(土) 15:55:58 ID:3HsDqGOK
>>535
問題の本質がわかってないなら黙ってろksg

549 :双翼 義人 ◆KHEtQ2j5Nc :2008/06/07(土) 16:31:49 ID:ykOoFyGN
みなさんGJです!

>管理人さん
……あの、メールを……。
さすがにこのスレでやりとりしたら迷惑ですし、適当に捨てアド作って送ってください……。
infoseekやyahooならば完全に無料ですし(本当のメルアドはyahooで作ってる自分)
後、迷惑メールとの区別のためにも題名に「保管庫」の一文は入れておいてください。
保管庫整理をお手伝いするにしても、管理人さんとの通信手段が無いと……。

550 :sage:2008/06/07(土) 16:53:09 ID:hoCIzN/K
なぁ。GJな流れの中悪いんだが、
ここで他のサイトで見つけたロスカラのSSとか、
教えたりとかもしていいのかな?

551 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/07(土) 17:05:08 ID:ETHGDHi2
個人サイトを晒すのはやっぱりまずいんじゃないかな…?
俺も何箇所か回ってる所あるが、まあここにいる皆はギアスサーチなどを駆使して辿り着いてるんじゃないかと。
本編の流れが流れだけにみんな飢えてるだろうしね。

552 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/07(土) 17:33:26 ID:SMx6rlQ5
まずい、ではなく、だめ。
個人サイトはもっての外。
管理人さんもびびるよ。

553 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/07(土) 17:56:18 ID:n/Ov7pL9
アーにゃがライのことをブログに書いたおかげで
全国のアーにゃファンを敵に回して刺客を撃退する話希望。

554 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/07(土) 18:20:54 ID:hoCIzN/K
そうか。それもそうだな。
ちなみに俺が読んで面白いと思ったのは騎士団エンドと親衛隊エンド、
二つの話があるとこだった。

あと、↑で素でsageの入力をアホなことしてごめん。気付かなかったヨ……

555 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/07(土) 20:15:31 ID:5rMRWjaH
>>554
そこはギアスサーチでロスカラを選択すれば、出てくるサイトの中にあるのかな?
ここの職人さんのサイトは見つけた(井上×ライという世にも珍しいSSがあった)

556 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/07(土) 20:42:46 ID:hoCIzN/K
出てくるよ。まぁ、俺はライで探したけど。
BL多いのは確かだけど、ちゃんと探せばわりとノーマルなのも結構あるよな。
改めて、ライの人気どんだけー

557 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/07(土) 20:50:20 ID:mtTz0dXi
小説サイトはBLも含めて結構充実してきてるな
絵のサイトがあまりないのはやっぱり顔ができてないからかな

558 :保管庫の人:2008/06/07(土) 21:22:45 ID:M9B9KfCy
549卿、スレ住人の皆様方、大変長らくお待たせいたしました。
V.V.の挨拶のところにアドレスを張っておきましたので、以後はそちらを使ってください。

559 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/07(土) 22:41:47 ID:N3F4Zl7o
保管さんお仕事お疲れ様です!

560 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/07(土) 22:58:03 ID:NvkhwgXk
>>555
井上ライ…激しく気になるな
ヒント教えて下さい

561 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/07(土) 23:13:53 ID:ETHGDHi2
>>560
ギアスサーチや、コードギアス ライなどでググれば見つかる。

562 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/08(日) 00:22:35 ID:1IgvQ5rV
ちょっと来なかっただけで凄い盛り上がりですね。
どの職人の話も素敵だ…!

個人サイトの件は私もサーチやら同盟やらで見つけた方がよいかと。
見つけたときの達成感は異常なのです。

>>555
ちょっとまって、その世にも珍しい組み合わせは私のサイト…か?
まあどっちにしても、提示板は色んな人が読んでいるのだから
ここにアドレスとかは載せないでヒントくらいまでにした方がよいかと

563 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/08(日) 00:40:40 ID:gBLA5kq8
たしかにここは2ちゃんだしね
分かりやすいヒントもあかんと思う。
一回ググったり、ギアスサーチで探したりして、
どうしても見つからないようならまた聞いて下さい。

てか>>562卿は自分がよく行くサイトの管理人さんじゃないですか!
どうも一○です。ネタ探しは順調ですか?

564 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/08(日) 00:42:45 ID:qpK1pU8R
>>532
ドンマイってことで、また投下してください。文章自体は読みやすかった
>>544
100回腹筋してやんよw 途中まであれ?この流れ板的にヤバくね?とオモタ

個人サイト晒しについてはここで書いてる職人もいることだし
変なしがらみできちゃうと困るし、2ちゃんだからってその辺はマナーかと
でも個人サイトでもLCモノ増えてるのは嬉しいな

565 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/08(日) 01:03:16 ID:Wa+yQNvx
オリキャラ出すのはNGなのか?
もしもそうなら次スレのテンプレに付けた方が良いと思うが

566 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/08(日) 01:07:14 ID:S9Ultqzl
メアリースーは普通あんまり好まれない
テンプレに入れるまでもないだろ

567 ::2008/06/08(日) 01:33:18 ID:3dtmR4RK
うぉ!?久しぶりに来てみるともう半分以上消費してるとは・・・
百万人ゼロと特番に絶望して書いてなかった俺が馬鹿だった。
職人さん方並びに保管庫の方いつもGJです。


568 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/08(日) 01:34:25 ID:v/o5uueW
まあ常識の範囲ってことで
皆もライ並みのエアリーディング能力を身に着けようNE!

569 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/08(日) 02:13:56 ID:kqjKdQt/
軍人特派編、ロイドEDの流れで、もしクラブ発進前にスザクが追いついたならのIF文。
流れはノネットED、でも友情ENDのつもり…です。

570 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/08(日) 02:15:55 ID:kqjKdQt/
力が入らず、思うように動かない身体を引き摺って、
それでも早くここを出なければと愛機のクラブを目指していた。
ついさっき起こった出来事を何度も何度も思い返す。
僕は何気ない雑談をしていたつもりだった。
そして常日頃思っていた事を口にしただけだった。
“スザクを解放してやってほしい”と。
するとロイドさんは、この会話からは不自然な無機質な返事をされた。
あの奔放で掴み所のないロイドさんでさえ強制してしまう、この力。
いくら静止しても聞き入れてもらえずロイドさんは行ってしまったけど、
式典中にスザク解任騒ぎになってしまっているのだろうか。
また無意識にギアスを使い、結局悲劇を起こしてしまったのか…?
どういう騒ぎになってしまっているのかを考えれば考えるほど
の奥に痺れるような痛みが広がり、呻き声を挙げるとともに膝を付いてしまった。
……この痛みを僕は知っている…ギアス発動を抑え切れなくなっている感じ。
僕の両目にはあの羽ばたく鳥のような印が浮かんでいる事だろう。

色付いていた僕の世界はこのギアスのせいで、再び色の無い世界へと落ちていく。
もう戻れない。戻ってはいけない。そうでなければまたあの悲劇を
繰り返してしまう……。

571 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/08(日) 02:16:37 ID:kqjKdQt/

どうせならユーフェミアに正気に戻らせるギアスが掛かった後、
死ぬ事が出来ればよかったのに。
「そんな、都合が良い事は、無いか…ッ」
無理やり気持ちを奮い起こし、再び壁伝いに歩き始めた。
ロイドさんにギアスを掛けてしまった上、更にクラブを拝借する事に
強い罪悪感を覚えたが、心身的に余裕が無い僕にはこの手段しか
思い浮ばなかった。
この身体は満身創痍だが、致命傷には至っていないらしい…
このまま血を流し続ければ別だろうけど。
だから僕は、死に場所を探す為にクラブに乗って、直ちにここを離れようと
考えていた。
そうしなければ、たった今回避できた悲劇を再び引き起こすだろうから。
きっと――いや“必ず”。


鈍く強く痛む頭をどうにか働かせ、目的の為ならギアスを使い、
どうにかクラブの足元まで辿り着いた。
…ギアスを使う度に「ごめんなさい」と言いながら。
「ごめん、クラブ…」
そして愛機を見上げて、これから巻き込んでしまうだろう未来を詫びる。
願わくば、僕が死んだ後に上手くロイドさんに回収される事を祈るばかりだ。
もう体力の限界だ。早く搭乗してここを離れなければ…。
さあ乗ろうと一歩踏み出した時、後ろから人が駆けて来る足音が聞こえた。

572 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/08(日) 02:17:44 ID:kqjKdQt/
「ライっ!!!」
息一つ乱さず…しかし必死な形相で疾駆してくるのはスザクだった。
式典はまだ終わっていない筈なのに、どうして。
先程感じていたものとは別の絶望が胸を過ぎる。
こんな身体ではスザクをかわす事も叶わず直ぐに追いつかれ、
腕を掴まれてしまう。
「……ユーフェミア殿下の、騎士の君が…持ち場を離れて、良いのかい?」
息も切れ切れな僕の言葉に、心配げな表情を怒りに染め怒鳴ってきた。
「こんな身体でナイトメアに乗ろうなんて無茶な事を!何で黙って出て
行ったんだ?!」
「………」
「……ライ、大丈夫?今すぐに戻って治療を――」
今の僕は迂闊に喋ると命令してしまうかもしれず、無闇に言葉を発する事が
出来ないまま、戻ろうというスザクに対し、腕を引っ込めるように
力を入れる事で拒否の意を示した。
「ライ?」
「本当にごめん、スザク…」
「え?」
「僕を、殺してくれないか」
今の言葉は命令と取られなかったらしい。
スザクははっと息を飲んだ後、僕の両肩を両手で掴みかってくる。
痛みが全身を走って顔を歪めてしまうが、スザクは気にもかけていない様子だった。

573 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/08(日) 02:18:21 ID:kqjKdQt/
「!!!何を言っているんだライ!殺せだなんて…意味が判らないよ!!」
「でも、僕は」
「そんな事を言っちゃ駄目だ!!絶対駄目だ!何か理由があるのかっ?!」
「スザク」
「みんな君を探しているんだ!馬鹿な事を言っていないで早く戻ろう!!」
言い終わる前にスザクが喚くので、命令として成り立たない…。
どうした?スザクの様子がおかしい…何と言うか彼らしくない反応だ。
「スザク!お願いだ、僕の願いを…君にこんな事を頼むのは
とてもいけない事だとは思うけど、僕を」
「嫌だ!!俺が君を殺す?!!また殺すなんて俺には出来ないっ!!!」
「スザク!!」
「くそっ…ライ、お願いだ!今すぐ医務室へ戻るんだ!
死ぬなんて言っちゃ駄目だ!!」
もしかしてスザクは、僕が力を発動する事を察知しているのではないか?
焦りが僕の中で芽生える。限界の身体でスザクとやりあう余裕など無いのだから。
僕を抱え上げ様としたスザクの手から逃れ、地面に這いつくばって
スザクを見据え、身体の芯から声を絞り出してスザクへと放つ。
「ライが命ずる!スザク、僕を殺してくれ!!!!!」
力が声を通し、ギアスが放たれた感覚。
スザク程の実力者なら、手早く僕を殺してくれるだろう。
「ライっ……、……」
スザクが何を言っているのか聞こえない。
けれどスザク――ありがとう。そして本当にごめん。
言葉にならない呟きを残し、僕の意識はここで途切れた。






これで僕の世界は終わった…筈なのに。
だから瞼に日の光を感じた時には軽い絶望を覚えた。

574 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/08(日) 02:19:41 ID:kqjKdQt/
「う……」
「ライ!」
スザクの声で唐突に意識が引き戻される。
……いや、ぼやけた感じはしているのだが、それでもありえない事に
嫌でも思考が巡ってしまう。
何故スザクは僕を殺していない?
「ス、ザク…?」
掠れた声でスザクの名を呼べば、スザクは両手で僕の手を握る。
その彼の手の暖かさが、まだ僕が生きている現実を認めるしかなかった。




式典が始まる直前。ガウェインから下りて来たC.C.が片目を抑えて蹲っていた時、確かに僕はスザクにこう言った。
『駄目だスザク!この子に近寄ってはいけないっ!』
僕の言葉に、スザクは素直に従ってくれた。
あのスザクが、苦しげな人に手を差し伸べず見過ごす事なんてありえるのか?
今考えるとありえないかもしれない。
まさかこの時…ロイドさんの時と同じように無意識でスザクに力を使って
しまったのか?

すでにギアスの力をスザクに使っていた。
だから“スザクに自分を殺せという命令は効かなかった”?




「君がしようとした事――僕は許さないよ」
僕はスザクを殺人者にしようとしてた訳だから、非難されるのは当たり前だ。
改めて僕は、かけがえのない友達にも取り返しのつかない事をさせようと
していたのだから。

575 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/08(日) 02:20:05 ID:kqjKdQt/
「……スザクには謝りきれない事をした。本当に申し訳ない」
ごめんというには軽く感じたからこういう他人行儀言葉になったのだが、
スザクは「違うよ」と表情を柔らかくする。
「何があったんだ、ライ?」
スザク相手に既に力を使っているのなら、何を喋っても命令には取られない
だろう。それに今のスザクに何も話さないのは彼を裏切る事になる、
それだけは嫌だった。

力が暴走したこと、暴走したままロイドさんに力を使ってしまったこと、
これ以上の悲劇を食い止める為に人知れず立ち去り死に場所を探そうと
していたこと。
あの時起こった――ユーフェミア殿下に関する事だけは伏せ、
掻い摘んで説明する。

やっぱりね…と軽く溜息をついてから、スザクは僕を咎めるような厳しい
口調で言う。
「自分を殺せと僕に言った事じゃない。一人で悩みを抱えて一人で行動しようと
した、その上死のうとしていた。そういう時は、一人で結論を出す前に誰かに
相談して欲しかった」
「けれど…僕の力は些細な会話でも命令になりえる。もう、皆の前では迂闊に
喋る事も…」
「でももう、僕やロイドさんには使ったんだろう?セシルさんは…
…そうだな、僕が事前にセシルさんから希望行動でも聞いておいて、
それをライは命令すれば良いんじゃないかな。一度力を使ってしまえば、
二度目は無いんだよね?この僕みたいに」
……信じられない、僕には思いつかないような前向きな案だ――。
僕はよほど驚いた顔をしていたのだろうか、スザクが愉快そうに
小さく笑っている。
「ね?ライのこれからをどうするか、みんなで一緒に考えようよ。
そうすればきっと、ライにとって良い解決策が出るかもしれない」

576 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/08(日) 02:20:27 ID:kqjKdQt/
爆弾のようなギアスを抱える僕にとってはいささか楽観的な考えだとは思う。
けれどスザクがそう言うのなら信じてみたい。
――眩しいと思っていた、窓から差し込む光がとても暖かく感じた。

「それに…僕も、君にまだ言っていない事があるんだ」
「……何だ?」
「君にはまだ伝えていない僕の事だよ。聞て面白い話じゃない。
――それでも君に聞いて欲しいんだ。“君を許さない”なんて台詞、
本当は僕が言えたものでもないし…」
「それは、気になるな…」
「でも、おとなしく治療して、きちんと退院して、特派に戻ってくるまで
話さないからね」
口は微笑んでいるけれど、何かを決心した強い眼差しをしている。
どんな内容であろうとも、スザクが話すことを受け止めよう。
いつも真摯に僕の話を聞いてくれるスザクに、少しでも恩を返すためにも。
「……判った」
ここで緊張の糸が切れたのか、途端に眠気が僕を襲う。
「ごめん、目覚めたばかりなのに無茶をさせて…」
それを察したスザクが申し訳無さそうに謝ってから、最後に一言残す。
「おやすみ、ライ」
スザクの暖かい声を聞きながら、僕は眠りへと落ちていった。


『おやすみ……』

僕は同じ言葉を、絶望した世界から逃げた時に掛けられた。
けれど今度は違う。
絶望が無い未来へ行くための、深い眠りとなるのだから。

577 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/08(日) 02:24:32 ID:kqjKdQt/
以上です。
特派編のライ+特派チーム好きが高じて書いたのですが…失礼しました。

578 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/08(日) 02:33:01 ID:3dtmR4RK
おお、夜遅くなのにGJです。体大丈夫ですか?スザクとの会話や
ライの描写が上手いですね。ロスカラのエンディングを混ぜる
発想もよかったです。

579 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/08(日) 02:39:48 ID:kqjKdQt/
>578
お気遣いと暖かい言葉、ありがとうございます。

ざっと読み返したら、そういえば特派編でライはセシルさんに
ギアスを使っていたじゃないか…と思い出し。
スザクは知らない事実だったと言うことでお願いします。orz

580 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/08(日) 03:26:09 ID:ejwzkeXw
>>577
GJです! スザクもライも、過去から解放されるENDですね
スザクが言っていた『何時か』が、もうすぐ訪れるEND。やっぱり、こうでなくちゃですよね〜

581 :749 ◆KeZm8b.h72 :2008/06/08(日) 05:04:44 ID:bjbXmgUH
>>577
GJ!思わずじーんときました。ライの心情が伝わってきていい!

以前ライナナを書いた>>749です。コテは番号でいきたいと思います。
ではまたライナナ投下します。



「ライさん。私、一度やってみたいことがあるんです」

ふわりと風に髪が舞う。
幼いいたずらっ子のような笑みを浮かべて言ったのは栗色のふわふわとした髪が愛らしいナナリー。
そんな少女に出会った頃より格段に優しい雰囲気になるようになった青年、ライは少女の前でだけ纏う柔らかい微笑みで問いかけた。


〜小さな願い〜



「何だい、ナナリー?」

ちょうど生徒会室からナナリーの私室へ着いた所だ。今日は義兄…そう呼ぶと烈火の如く怒り出すルルーシュが用事で出掛け(黒の騎士団の活動ではないようだ)、いつもナナリーについている咲世子さんもまたアッシュフォードの用事で数日の間暇をもらっていた。

そんなこともあり、ナナリーの恋人…いや、
「ナナリーを任せるに値はする。交際は百歩…いや、もう二百歩譲って認めてやろう、だが二人きりで…なんて俺は認めないからな。いいな、絶対だ!」
と言い張る義兄による三百歩譲った提案という名のまたとないチャンスが訪れ、ライはここにいる。

「私をベッドまで運んでくださいますか?」



582 :749 ◆7tpPcuVTKU :2008/06/08(日) 05:05:17 ID:bjbXmgUH

瞬間、ドキリと心臓が跳ねた。ライだって思春期の男なわけであって、目の前の少女はライの恋人だ。と考えが脳裏をよぎる。しかしそんなはずはない。
ああ、二百歩譲ろうではないか!…これで五百歩か。道のりは遠いな

なんていう考えが一瞬脳裏をよぎったが、すぐに投げ捨てて引きつった口元を戻した。でないと10秒もしない内にどこかの「妹ラブ」が駆けつけてきそうだ。

「あ、ああ。それだけでいいのかい?」
「いいえ、まだあるんです。まず、ベッドに私を座らせてください」

にこにこと嬉しそうに答えるナナリー。
膝をついて話していたライは疑問符を頭上に浮かべながら行動に移った。
肩に手を回させて、そして膝の裏に手を添えてひょいとその小さな体を抱き上げる。

「(…相変わらず、軽いな…)」
「ライさん、どうかしましたか?」

首に手を回させている状態なので、いつもより極端に顔が近い。体は密着しているわけだから、鼓動の速度もばれてしまうかもしれない。

「いや、何でもないよ。…これでよろしいでしょうか、お姫様?」

ベッドの端に腰掛けさせる。離れてしまった手が少し名残惜しかった。

「ありがとうございます。では、こちらにどうぞ」



583 :749 ◆4ijP/oLo5E :2008/06/08(日) 05:05:45 ID:bjbXmgUH

ぽん、と膝を叩いて首を少し傾げると無邪気にそう笑う。…どうぞ?膝に、どうぞ?

「え?ナナリー、それは…」
「私、一度やってみたかったんです」

決して主語を言わず、にこにことライを待つナナリー。薄々気づきかけて、というか気づいてはいるが…これは

「……膝、まくら?」
「はい!ライさん、どうぞ」
「え、でも…いいのかな?」

元々不自由な足、それに重みをかけてしまうと血の通りも悪くなってしまうのではないか。こんな所をルルーシュに見られたら、だとか。
何よりあの柔らかそうな太ももに頭を乗せる?保つだろうか、ナナリーの足もライの理性も。

「(大丈夫だ、私は今この選択を失敗することはできない。そうとも、こんなに嬉しそうに笑うナナリーを悲しませる選択などできるものか!大丈夫だ、そう、私は王の力を持つ者だ!)」
「ライさん?…やっぱり、迷惑でしたか…?」
「いや、突然のことで驚いただけだよ。お言葉に甘えて、…いいかな?」
「、喜んで!」

ゆっくりと太ももに頭を乗せる。さっきまでのドキドキは増すどころか収まりつつあり、思った以上に自分がリラックスしているのだと感じた。
そういえば昔よく母にしてもらっていたと思い出す



584 :749 ◆mEbEdny5bU :2008/06/08(日) 05:06:11 ID:bjbXmgUH

そっと髪を撫でる指がなんだか心までくすぐったく感じて、その感覚に身を任せて目を閉じた。
そよそよとなびく風、静かであたたかい幸せな時間。気付けばライは眠りに落ちていた。

「…やっと、眠ってくれましたね」

小さくナナリーが呟いた。ここのところ何かと忙しそうにしているライ。一緒にお茶をしたり折り紙を折る回数にあまり変化はないものの、疲れの色は増すばかりだった。
そんなライが心配になり、ナナリーはこのお願いをしたのだ。

素直な気持ちは、無理はしないで欲しい。けれど、そう言えば余計にライに気を使わせるだろうから。
これで少しでも気が休まれば、それで十分。これはライだけでなく、もちろんナナリーにとっても幸せに繋がる。


「これからもよろしくお願いしますね。私の騎士さん」


さらり、銀の髪を撫でる。
それを見ているのは窓の外で飛び交う鳥たちだけ。



END.



585 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/08(日) 05:08:58 ID:bjbXmgUH
以上です。私的にナナリーの太ももは柔らかそうだと思って書きました。

586 :這い寄る混沌 ◆4EKy8pi43U :2008/06/08(日) 05:30:16 ID:ejwzkeXw
はい、1と10と12の名前が発覚し、このままだと自分のSSもオリキャラ物になってしまう
そういう不安でいっぱいな、這い寄る混沌でございます

>>472様が3ルート補完されるようなので、それに習って
以前の温泉編「ノネットルート」を書き上げてみました。これから投下させて頂きます

587 :這い寄る混沌 ◆4EKy8pi43U :2008/06/08(日) 05:30:51 ID:ejwzkeXw
見上げると、ノネットさんが仕切りの上から顔を見せていた
「よし、そっちは一人だな?」
「えぇ、一人ですけど・・・・・・」
どうやって登ったんですか? と聞く間もなく、ノネットさんの顔が引っ込んだ
ん? そう言えばノネットさん、服を着たままだったような・・・・・・
「何だったのだろう?」
怪しい。部屋でも、わざわざ温泉に入るか確認していたし、何か企んでいるのかもしれない
そんな事を思っていると、ガラガラッと脱衣所の戸の開く音がした。誰か入ってきたようだ
(騒がしく無い人なら良いな)
そんな事を願う僕の前に湯煙を掻き分けて現れたのは、良く知っている人物・・・・・・
「ノネットさん!?」
そう、その人はナイト・オブ・ナイン。僕の後見人、ノネット・エニアグラムその人だった

588 :這い寄る混沌 ◆4EKy8pi43U :2008/06/08(日) 05:31:44 ID:ejwzkeXw
捏造ラウンズ番外編2 「ラウンズ、温泉に行く 後編」

タオル姿で現れたノネットさんは、手に何か荷物を持ちこっちにやって来る
「ライ、待たせたな!」
「ノネットさん、こっちは男湯ですよ!?」
と言うか、そもそも待っていた憶えすら無いです、ノネットさん
しかし、そんな事気にするなと言わんばかりに、僕のすぐ右で湯に浸かり始めてしまう
「いや、少しだけ手間取ってしまってなぁ」
「それよりも拙いですよ。誰か来たら、どうするんですか?」
そうだ。こんな状況を、僕たちを知っている人物にでも見られてしまったら、どうなる事か知れたものではない
「何だ、そんな事を心配していたのか? それなら何の問題も無い
 言っただろう? 少し手間取ってしまった、と」
「?」
「宿の主人と話をつけてきた。私達が出るまで、ここは貸切りだ」
なん・・・・・・だと?
「だからお前も細かい事は気にせずに、のんびりしたらどうだ?」
「何をやってるんですか、貴方は・・・・・・」
右手で顔を覆うと、深い溜息をつく。抜けたと思った疲労が、僅かに戻ってきてしまったような気がした

589 :這い寄る混沌 ◆4EKy8pi43U :2008/06/08(日) 05:33:10 ID:ejwzkeXw
「なんだ、ライ。私との混浴は、そんなに嫌か?」
拗ねたような、ノネットさんの不機嫌な声が聞こえる
僕の後見人で、帝国最強の騎士の一人。感謝しているし、尊敬だってしている
何より美人だし、スタイルだって抜群・・・・・・いや、スタイルに関して言えば、反則級だ
そんなノネットさんとの混浴が嫌な訳は無い。むしろ嬉しいと言うか、ドキドキしてしまうと言うか・・・・・・
だからこそ、混浴は色々と拙い。色々と・・・・・・
「嫌じゃないですけど、でも」
嫌じゃないから駄目なんです、ノネットさん。そう言おうとするも、僕の言葉を遮って
「なら良いじゃないか。な、今日はゆっくりしよう」
そう言うと、先ほどの荷物を取り出したノネットさんは、それを湯の上に浮かべる
これは、お盆と・・・・・・徳利とお猪口だったか? 確か、お酒を飲む時の道具の筈だ
「ライスで作ったこのエリアの酒だそうだ。お前も飲むか?」
「僕はまだ未成年ですよ」
「未成年だが、もう一人前の騎士だ。酒ぐらい飲んだって、誰も文句は言わんよ」
それに、私が言わせない。そう言って楽しそうに笑う
一人前。ノネットさんが僕を一人前だと言ってくれた
「でも未成年ですから、お酒は遠慮しておきます。その代わり・・・・・・」
それが嬉しくて、僕もノネットさんを喜ばせてあげたくなる。我ながら、単純なのかもしれない

590 :這い寄る混沌 ◆4EKy8pi43U :2008/06/08(日) 05:34:04 ID:ejwzkeXw
「お酌しますよ」
徳利を取って、静かにお猪口に酒を注ぐ。小さなお猪口は、すぐに酒で一杯になった
それを一口で飲み干すと、目を細めて一言「美味いな」とだけ言い、お猪口を差し出してくる
そしてまた、僕がお酒を注ぐ。そんな事を何度か繰り返すと、ノネットさんが僕の顔を見つめてきた
「そういえば、二人きりで静かに過ごすのは、何ヶ月ぶりだろうな」
「アーニャやジノ達が稽古に参加するようになってからは、殆ど誰か居ましたからね」
「そうだな。あいつ等ときたら、暇さえあれば稽古に参加したがるからな。なぁ、ライ。何でだと思う?」
そういえば、考えた事も無かったな。何でか、か・・・・・・
「嬉しいんだよ。あいつ等も、もちろん私もな」
「嬉しい、ですか?」
「そうだ。ナイトオブラウンズは、今の代は半数が空席だった。お前が来るまでは、な。
 たった6人しか居なかったんだ。同じ戦場で、一緒に戦える人間が。
 ライ、お前はな、皆が育て上げた7人目なんだよ。初めて『育った』んだ。潰れもせずにな」
何かを慈しむような目で語るノネットさんの顔から、僕は目が逸らせなかった
「だからな、絶対に死ぬなよ。そんな事は私が許さんからな!」
「判りました。肝に銘じておきます」
そう答えてお猪口に再度お酒を注ぐと、ノネットさんは「うん」と言って、満足そうにそれを飲み干した

591 :這い寄る混沌 ◆4EKy8pi43U :2008/06/08(日) 05:48:27 ID:ejwzkeXw
帝国最強の12騎士。ブリタニアを支える、一騎当千の武人達。だからこそ、並ぶ者無き故の孤独があるのだろう
彼らからは、沢山の事を教わった。僕はノネットさん達に、その何分の一かでも何かを返せるだろうか?
返したい。いや、返さなければいけない。ナイト・オブ・イレブンとなった僕には、その責任と権利がある
だから、今は出来る事から始めよう。まずは、ノネットさんの期待に応えたい
とりあえず一人前の証として、お酒を飲んでみよう。そう思ってもう一つのお猪口を取ろうとした、その時だった
頭を鷲掴みにされ、グイッと首を捻られた僕の目の前に、ノネットさんの顔が迫って来る
突然の事に呆気に取られていると、僕とノネットさんの唇が重なった。所謂、キスをした状態だ
いや、待て。所謂も何も、見たまんまキスじゃないか。何を混乱してるんだ僕は・・・・・・いや、そうじゃない!
我に返った僕がノネットさんを押し退けようしたその瞬間、口中に熱い液体が流れ込んできた
逃げ場の無いその液体は、ゆっくりと僕の喉を焼きながら食道へと下っていく
そこで、やっと僕はその正体に気が付いた。これはお酒だ。ノネットさんの持ってきた、日本酒と言うやつだ
「ゲホッ、ゲホッ・・・・・・何をするんですか、ノネットさん!」
何とかお酒を飲み下すと、やっとノネットさんが離れてくれたので、噎せ返りながらも抗議の声を上げる
「どうだ、酒は美味いだろう?」
しかし、それを気に留める様子もなく、妖しい笑みを返してくる。確実に何か企んでいる、そんな顔だ
ゆっくりと後退りながら更に抗議を続けようとするが、思うように体が動かない
血行が良くなったせいか、アルコール度数が異常に高いのか、それともその両方だろうか?
とにかく矢鱈と酒の回りが早いようだ。殆ど身体に力が入らなず、立ち上がることも出来そうにない
「実はなぁ、別にもう一部屋取ってあるんだよ、ライ」
ノネットさんがそう言いながら、僕に近付いて来る
「私がそっちでゆっくりと介抱してやろう」
相変わらず笑顔のノネットさんが、此方に近付いて来る
駄目だ、とても逃げ切れない。此の侭では・・・・・・


翌朝アーニャ達と合流したライは二日酔いと疲労でげっそりとし、ノネットはまるで若返ったかのようだったそうな・・・・・・

592 :這い寄る混沌 ◆4EKy8pi43U :2008/06/08(日) 05:52:01 ID:ejwzkeXw
すみません、途中で連投で怒られました (´・ω・`)
相変わらず、最後までシリアスは続きませんでした

>>562
子供シリーズ大好きです! 復活、楽しみにしております

では、また ノシ

593 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/08(日) 07:37:05 ID:9Rjs7Ccz
>>581
GJ!!やっぱりライ×ナナリーはほのぼのとしてていいな〜

594 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/08(日) 07:54:35 ID:pLb7UIGo
>>565
>>530も言っている様に、添え物的にはアリだろう。
主役張られるのは正直辛い。でも投下前に一言あれば、スルーすればいいだけだから問題ないと思う。
>>1に >・ 読む人を選ぶような内容の場合、始めに注意を入れて下さい。ってあるし。
それにいくらテンプレに入れても読まないやつは読まん。
今も読まずに投下してるだろ? って人いるしな。

>>577
GJ! スザクとの会話がとても自然ですね。同じく特派好きなのですいすい読めました。

>>585
GJ! さらりと読ませて暖かくなる話でした。ナナリーは反則だな。(存在感的な意味で)

>>592
GJ! ノネット篇を渇望した者です。豪気な姐さん素敵過ぎるw

595 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/08(日) 09:32:50 ID:bjbXmgUH
しまった名欄にページ数書いたらコテ変わりまくった…すみません>>581と前スレで「幸せ色」を書いた749です。管理人様、お手数ですがよろしくお願いします

連投怒られたのですぐ訂正できなかった…ちょっと吊ってくるorz

その前に>>592這いよる混沌様
GJです!最後に吹いてしまいましたw読みやすくて好きです

596 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/08(日) 16:56:39 ID:gBLA5kq8
今日の結果によっては、またルルーシュの首を締めあげるSS書こうかな。

597 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/08(日) 16:57:28 ID:gi6Cy1By
そろそろ時間だ。卿ら、覚悟はいいな?

598 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/08(日) 16:58:28 ID:VVgbwAHK
色んな意味で大丈夫
もしまたアレな展開なら今日中に1本仕上げるつもり

599 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/08(日) 17:04:53 ID:1vJai/go
本スレが葬式化したら、ここはお酒と食事を用意する配膳係になるか…

600 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/08(日) 17:30:11 ID:vnrDf7q4
今日のR2の初めで青い月下が出たぜ!
これはもうライ登場フラグと考えていいよな! な!

601 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/08(日) 17:32:56 ID:6N0WkVh4
>>600
いや、残念ながら、あれは暁参式だ。マジで残念だ。

602 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/08(日) 17:34:19 ID:w7nElhvH
一ついえるのは、だ。
シンクー×天子様 とか書きたくなったじゃないかw

603 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/08(日) 17:37:35 ID:B0QxpGom
セーフ!セーフ!セーフ!
セーフだよねあれよっしゃああああああああああ

604 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/08(日) 17:38:47 ID:JUv5qEqa
ここはLCSSスレ、わかるな?
つまりライをからめてシンクー×天子様のSSを書くんだ!

605 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/08(日) 17:38:54 ID:r8+mA3v7
602に全力で同意。
…軽く涙が出てきそうになったじゃないか…!

606 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/08(日) 17:39:01 ID:w7nElhvH
ルルーシュがあれだけ最悪な奴だとは、な。
ああ、今やってる連載放り出して書きたいぞコンチクショウ

607 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/08(日) 17:39:28 ID:vnrDf7q4
>>601
そう、か……は、とんだ勘違いをしちまったぜ
俺のせいで変な期待を持ってしまった奴ら、まじですまん

608 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/08(日) 17:40:26 ID:VVgbwAHK
>>604
イエス、マイロード!

ということで今書いてるのを終わらせたらオレンジ書いてきます

609 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/08(日) 17:40:49 ID:64VklT78
>>603
まんざらでもなさそうだった所がちと辛かったけどな。
でもあのまま話してもキスには至らなかったであろうとことが救いか。

610 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/08(日) 17:41:15 ID:JUv5qEqa
いや、逆に考えるんだ。
暁参式にライが乗ればいいと考えるんだ

611 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/08(日) 17:42:13 ID:n5b/LhS/
>>607
気にスンナ。
逆に考えるんだ、ライが乗った月下の見間違いじゃなく、ライが乗った暁参式だったと

612 :611:2008/06/08(日) 17:43:15 ID:n5b/LhS/
すまん、リロしてなかった……吊って来る

613 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/08(日) 17:45:22 ID:JUv5qEqa
いや、みんながそれを願っていると言うのがわかってよかった。

614 :シリアススキー ◆WxLzEXt2zM :2008/06/08(日) 17:45:31 ID:w7nElhvH
ふっ・・・不肖、シリアススキー、シンクー×天子様を書くことを宣言します!
え?! 「騎士の在り方」? ちょっと待ってください(生 存 報 告)

というわけで、ここであえて宣言して自分の首を絞めてきます。

615 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/08(日) 18:15:49 ID:ArW99tRU
全力でまっている!

616 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/08(日) 18:27:28 ID:gBLA5kq8
本スレでも宣言したけど改めて、
「ルルとカレンの状態見てC.C.にからかわれて、狂王降臨のライのSS書きたいな。
書いてもいいですか? 」by空マメ

617 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/08(日) 18:29:26 ID:1vJai/go
>>616
>>1
>>・ 投下許可を求めないこと。みんな読みたいに決まってます!

楽しみに待っている。

618 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/08(日) 18:32:34 ID:gBLA5kq8
>>617
あ、そっか 投下許可ってそういうことか!
そりゃ失礼。


619 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/08(日) 18:40:23 ID:1vJai/go
まあ本当は「○○書いたんだけど、需要ある?」みたいな流れに対するテンプレだと思うけど…
本当に楽しみに待ってます、ライを怒らせたら怖いって所をあの仮面男に思い知らせてやってくれ。

620 :保管庫の人:2008/06/08(日) 18:40:42 ID:gi6Cy1By
では、私もシリアススキー卿と空マメ卿の投下に備えて待機しておきましょう。


  …全裸で!

621 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/08(日) 19:23:40 ID:YoSIZARw
正直R2のシンクーにライが拾われる√を見たいと思ってしまった

622 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/08(日) 19:59:05 ID:9vqV9gNV
PSP版でライもシンクーとはモニター越しに接触してはいるんだっけ
その辺も絡めて書いていただければ面白いかも

623 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/08(日) 20:03:41 ID:gtNGVTQU
解放前線の中華ENDだな
シンクーの副官兼天子様の世話係だなライ

624 :シリアススキー ◆WxLzEXt2zM :2008/06/08(日) 20:11:42 ID:w7nElhvH
ええと、PSP版は持っていないので、普通に拾われたことにしました。
というわけで、投下します。

625 :シリアススキー ◆WxLzEXt2zM :2008/06/08(日) 20:14:28 ID:w7nElhvH
雅な舞だ。それは大陸に伝わる少数民族の伝統的な舞であり、化粧塗れの宮廷女達が舞うそれとは、
一味も二味も違うものだった。それを見つめるのは、この場において三人。
一人は、蒼い衣を身に纏う武官――腰には大陸式の装飾の少ない直剣が一振り。
その名を、リー・シンクーという。
この国、中華連邦を取り仕切る大宦官達からの信頼厚い、優秀な武官だ。
流れるような漆黒の黒い長髪を腰まで伸ばし、その怜悧に整った容貌を警戒に緊張させていた。
しなやかな肢体は猫科の肉食獣のそれのように、いつでも動けるようにだらりと垂らされている。
彼の思念は、一つ。

(天子様……必ず、大宦官から貴方様を解放してみせます)


〜いつかその日まで〜


この優秀な武官に警護されている人物は、一人の幼い少女だ。
古来より大陸で信仰される霊獣のそれに似た、真っ白な髪と紅い瞳を持つ少女――中華連邦臣民を統率する幼帝、天子その人である。
その美麗な容姿を何時も愁いに染めてきた少女は、今このときばかりは舞に笑顔を見せている。
その様子を、痛ましそうに見る少年がいた。
天子よりも年上の、高等学校に通うほどの年齢の少年の髪は、銀。
白銀色のそれをずいぶんと無造作に伸ばしており、服はシンクーと同じく青の武官服だ。
腰には回転弾倉の拳銃が一丁差してある。随分と旧式のモデルだったが、それだけ信頼性の高い黒塗りのリボルバー。
45口径の弾頭を6発詰められる大型拳銃は、シンクーの持つ長剣と対照的といえた。
少年の名は、ライ。ブリタニアと日本の人間の血がその身に流れる、ハーフだ。
ライと言う少年を、武官であるシンクーが拾ったのは、偶然であり不思議な時の巡り会わせだった。
己を拾い中華連邦での公的な地位を与えてくれたシンクーへの恩義に応えることだけが、この少年の生きる目的だった。

626 :シリアススキー ◆WxLzEXt2zM :2008/06/08(日) 20:15:30 ID:w7nElhvH
舞が、不意に止んだ。はっ、とライが息を飲み、腰の拳銃に手を添えた。
天子は舞が止んだことに小首をかしげている――刹那、けぇぇい、と奇声が上がった。
舞をしていた3人の女たちが、手に手に刃物を持ちこちらに突進してくる。

「大宦官の傀儡、天子に天誅をっ!」
一体何処に隠していたのか、小ぶりな短刀が振りぬかれ、恐ろしい勢いで投擲された。

「天子様っ!」
腰のリボルバーを抜き放たんと右手を動かす。
ライが拳銃を抜き撃つよりも速く、シンクーが駆けた。恐るべき速さだった。
しゃんっ、と音が鳴り、抜刀された長剣が飛来した短刀を弾き、続いて女の一人に膝を打ち込み、気絶させる。
シンクーの後ろに迫っていた二人目の女の刃を、ライの当身が防いだ。その手からナイフが零れ落ち、
さらに姿勢を崩したその顎に掌底を打ち込む――あと一人。
仲間二人があっという間に制圧されたのを見て恐慌状態に陥った女を、シンクーの長剣の柄が襲った。
みしり、と腹に食い込んだ鋼鉄製の柄に、うんとも言わずに暗殺者は崩れ落ちた。

「ご無事ですか、天子様?!」
ライが慌てて確認するが、天子は驚いた様子で頷くばかり。
天子が恐怖する暇も無いほど迅速な制圧だったのが幸いした。
もしそうでなければ、この純真な少女はどれほどの心の傷を負っただろうか。
遅れてやってきた紅い衣の衛兵達に暗殺者達を引き渡しながら、ライは歯噛みした。

(大宦官め……)

もとより、ライはこの暗殺者達に同情していた。

627 :シリアススキー ◆WxLzEXt2zM :2008/06/08(日) 20:17:08 ID:w7nElhvH
彼女らがあのような凶行に走ったのも、もとはと言えば大宦官たちの、天子を神輿として利用する政略のためだ。
彼らの私利私欲に満ちた、人民を飢えさせる圧政がなければ、このような凶事は起こらなかっただろう。
そのような思考にライが陥っていると、シンクーが声をかけてきた。

「ライ、よくやった。御前で血生臭いことになってはいけなかったからな。
その拳銃を使わなかった判断、見事だ」
「いえ、僕にできるのはシンクーさんの支援だけでしたから」

恩人に褒められても、ライは謙虚だった。
かくして、この度の凶事はおさまった。

「シンクー……ありがとう」
天子からの言葉に、シンクーが頭を下げた。
その心中は、怒りで煮えたぎっていた。もはや、一刻も早く大宦官たちを抹消しなければ、と瞳が燃える。

(天子様……あの日の約束、かならず叶えて見せます。それが――)

――約束だったから。

全ては、シンクーの願いと天子の願いが噛み合ったときから始まっていたのだ。
残酷な現実すら切り刻む勢いで、二人の男は突き進む。
シンクーとライ。二人の行動が、世界を変えんとする。
だが、誰も知らぬ歴史の裏で、陰謀は進んでいる。
神聖ブリタニア帝国との婚姻。大宦官達の欲望は、ついに国を売り捨てる段階まできていたのだ。
歴史の激動が、中華連邦を飲み込もうとしていた。

(シンクー……)

恋焦がれる少女は気づかない。残酷な運命に。
幼帝の淡き恋の行方は、誰にもわからなかった。

628 :シリアススキー ◆WxLzEXt2zM :2008/06/08(日) 20:20:28 ID:w7nElhvH
タイトルは、「いつかその日まで」です。

あれ? 天子様とシンクーの絡みが少ないー。
これが、私の限界のようです・・・

それにしても中華連邦を書くのは面白いです……もしかしたら次回があるかも?!
ではー。

629 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/08(日) 20:29:14 ID:VVgbwAHK
中華連邦とはまた新しい
GJ!

630 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/08(日) 20:51:06 ID:0Xa/HKCP
>>625 45口径リボルバーっていうとパイソンかな?


つっかもう保管庫更新されてる。…管理人さん、やっぱりソフトかなにか使ってるんじゃないですか?いくらなんでも早すぎw
ともあれお疲れ様です

631 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/08(日) 21:05:31 ID:gBLA5kq8
>>628GJ!
次回があるなら楽しみですw
にしてもシリアススキー卿も管理人さんも早いな。
自分も早く投下出来るように頑張ります!

632 :保管庫の人:2008/06/08(日) 21:07:35 ID:gi6Cy1By
>>630 パイソンは.357Magですね。リボルバーで.45口径と言えば私の知る限り、コルトのSAAかS&WのM1917ぐらいでしょうか。どちらも年代ものです。
保管庫の更新ですが日中や夜中は更新していません。と言うことはつまり…手動ですね。スレをExcelに取り込んでSS部分を抽出して…、確かに投下が
多い時は大変です。ただ、好きでやっていることなので苦痛ではありませんよ。

でも、そろそろゲームもしたいなあ。

633 :マスク ◆adiLauth4Q :2008/06/08(日) 21:28:23 ID:yevy8Pvj
保管庫の人様、いつもありがとうございます!
今日のシンクーがカッコよすぎだ・・・ゲームでは何とも思ってなかったのに書きたくなりました
それでは、遅くなってすいません
前スレ、マスク・ド・月下の続きを投下致します↓

634 :マスク ◆adiLauth4Q :2008/06/08(日) 21:30:00 ID:yevy8Pvj
思わず名前で呼んでしまいそうになったが、寸前に思い留まる。今の彼に、僕の記憶はないのだから

「いや、何でもない。人違いのようだ」

やはりサングラスを買っておいて良かった、表情をうまく隠せる。

「そうか、失礼する。」

目の前の席に座ると、ルルーシュはハンバーグ定食を注文した。
僕はあえてルルーシュを意識しないように、情報誌に目を通す。
ルルーシュも、見ず知らずの人間とコミュニケーションを取る気が無いのか、文庫本に目を通している。

友達だった人と、何故こんな他人行儀にならないのだろう・・・胸が痛む。
自業自得とはいえ、予想以上に辛いものだった。

ようやくカツ丼が目の前に出されても、全く食欲が無く、美味いと感じない。
こんな気分でご飯を食うはめになるなんていや、いっその事早く食い尽くして店を出よう!
そう決意して無我夢中でカツ丼を頬張る。

635 :マスク ◆adiLauth4Q :2008/06/08(日) 21:32:07 ID:yevy8Pvj
「な!・・・おい、そんなに急いで食ったら!」
「ガツガツガツ!ヴ・・・」

口に一杯カツ丼を頬張ったのはいいが、飲み込めない位に口に入れてしまったのは計算外だった。
吐き出す事も出来ず、僕はカツ丼を持ったまま固まる。が、自分で自分を叱咤し
口内のカツ丼を噛みもせずにガッツで飲み込む。
やった!と思ったのも束の間、喉にカツ丼が詰まってしまう。
しまった!このままでは・・・
水を流し込もうとコップに手を伸ばすが、万事休す。水はもう無い。
ウェイトレスにお願いすることもできない・・・馬鹿な!このままではカツ丼を喉に詰まらせて窒息死してしまう!

「ば、馬鹿かお前は!早く流し込め!」

昇天しかけた僕の目の前に水が入ったコップが差し出される。無我夢中でそれを受け取るやカツ丼を流し込むと、その拍子にサングラスが落ちる。

「ぶはぁ〜!有難う、死ぬかと思った」

「ああ、気にするな・・・ぬ?」

ルルーシュが不思議そうな顔で僕の素顔をじろじろと見る
・・・しまった!サングラスが取れてしまっている!

636 :マスク ◆adiLauth4Q :2008/06/08(日) 21:33:44 ID:yevy8Pvj
「君は、どこかで俺とあったことがないか?」

「え?」

「嫌、何でもない。こっちも人違いのようだ」

まさかとは思ったが、記憶が残っているとは考えにくい。ギアスの力で、僕に関する記憶は全て皆の頭から消し去ったのだから
だけど、何だか嬉しかった。

「しかし、不思議だ。君とは初めて会った気がしない。良かったら名前を聞かせてくれないか?」
「ああ、僕の名前はライだ」
「初めまして、俺はルルーシュだ」

こうして僕は、時間にして約一年ぶりに友人と話をした。

「ライ、君はブリタニア人か?」
「半分ね。僕は日本人とブリタニアのハーフなんだよ。今は租界で探偵をしている」
「探偵?」

もちろん嘘だ。昨夜、適当に考えた自分の設定だ。探偵という身分なら、企業秘密と言うことで、深く詮索はされないだろうという考えだ。

「今は人探しを頼まれてね。これがまた探すのに苦労している」
「確かに、一年前の戦争以来、まだこのエリア11の治安は安定していないからな。人・・・それもイレブンを探すのは一苦労だろうな」

637 :マスク ◆adiLauth4Q :2008/06/08(日) 21:35:06 ID:yevy8Pvj
ルルーシュはハンバーグを口に運ぶ。作法はやはり完璧だった。

「これも何もかも、イレブン達を煽ったゼロの責任だろうな」
「え?」

和んだ空気が、突然凍りつく。

「そうだ、君はどう思う?黒の騎士団、そしてゼロについてだが」
「ゼロついてか、君は?」
「俺は、ゼロは馬鹿な奴だと思う」

ルルーシュは、少し遠くを見るような目をすると、表情が少し曇る。

「イレブンを煽って戦争を仕掛けて、そして負けた。色んなものを巻き込んで破滅した典型的なテロリストだな」
「・・・・・・」

それはそうか。ブリタニア人からして見れば、彼は単なるテロリストだ。それ以上でもそれ以下でもない。
一年前のルルーシュは少なからず黒の騎士団に同調するような意見だったが・・・
戦争に巻き込まれ、彼がそう思っていることはそれほど意外でもなかったが、少し悲しかった

「僕は、ゼロの事は・・・」

638 :マスク ◆adiLauth4Q :2008/06/08(日) 21:36:46 ID:yevy8Pvj
そう口走った時、携帯電話の着信音に続きを遮られる。
ルルーシュは素早く懐から携帯電話を取り出すと、液晶画面に釘付けになる

「しまった!次の体育は準備係だった!まずいぞ・・・またヴィレッタ先生にどやされる!」

慌てた様子で身支度を始めるルルーシュ。

「すまないライ、緊急事態が発生した。話はまた今度・・・ぬ!」

学生服やズボンのポケットを探るが、目当ての財布は見つからないようだ。
まさか、忘れたのだろうか?

「ここは奢るから、早く行った方がいいよ」
「いや、さすがに初対面の人間にそこまで世話には・・・いや、頼む!」

ルルーシュは、席を立ち上がると

「ライ、この恩は必ず!」

と、僕にそういい残すと、慌てた様子で店から出て行った。
残された僕は旧友を手をふりながら見送ると、カツ丼の残りをゆっくりと味わいながら食べる。
冷えた筈のカツ丼は一年前と変わらぬ味付けで、美味かった。

639 :マスク ◆adiLauth4Q :2008/06/08(日) 21:39:31 ID:yevy8Pvj
食い終わった後、カツ丼とハンバーグ定食の精算を済ませ、店から出る。
さてと、何処に行こうか?
ショッピングモールでも散策しようかと考えたその時、妙な違和感に気付く。
背中に突き刺さる妙な不快な視線

後をつけられている?杞憂だと思ったが、いくら歩いても不快な感覚が解ける事はない。

(まさか!)

そういえば、以前にも似たような事があったのを思い出す。
思い出すだけでもおぞましい記憶の中の光景と、今のこの感覚は酷似している。
まさか、まさかまさかまさか!
僕は怯えにも似た感情を抱いたまま、ゆっくりと後ろを振り向こうとした瞬間、視線の感覚が前触れも無く消失した。

(気配が消えた?)

後ろを振り向くが、そこには普通の通行人だけで、それ以外には何も存在しなかった。
単なる杞憂だったのだろうか・・・いや、違う。何者かが、確かに僕を監視していた。

その後、僕は街中を散策する気分にもなれず、借りの住居である安ホテルへと帰る事にした。
帰路に着くと、部屋の中にはいつの間に戻った白猫が居た・・・どうやって入ったんだ?

640 :マスク ◆adiLauth4Q :2008/06/08(日) 21:41:29 ID:yevy8Pvj
「やぁ、おかえりライ」
「ただいま、マオ」

挨拶ついでに頭を撫でようと手を伸ばす。が、嫌な予感がしたのですぐに引っ込めると、案の定、僕の手が存在した空間を、マオの爪が軌跡を描く。
僕はまいった、と両手を挙げて降参する。
数分後、安物のテーブルの上でマオの報告を聞く。

「で?総督府の方はどうだった?」
「まぁ、やっぱり重罪人が留置されているだけあって警備は厳重。人間の方も一片の隙も無い・・・ように見えた」
「見えた?」
「あいつらの警戒している区域は外の出入り口のみってことさ」

そういうと、マオは鉛筆を尻尾で捕まえて机上の白紙に図面を書く。
外堀の形状、出入り口の位置、巡回ルートと、正確に記されていく。生前に特殊な教育を受けたのは、すぐに解った。

「ブリタニアもそこかしこに敵を作っているからね、優秀な人材はみんなバラバラになって
重要な場所以外には全く存在しない・・・と、確認できたのはここまでだよ」

そう言って鉛筆を置くと、建物の内部構造(頭を読んで解ったらしい)と、警備の巡回ルートが書かれている図面が出来上がった。

「僕が調べてやるのはここまでだよ。あいつらの頭を読んでみたら、あの建物の中には黒の騎士団の連中は存在するけど、C.Cはいなかった」

641 :マスク ◆adiLauth4Q :2008/06/08(日) 21:43:48 ID:yevy8Pvj
情報誌に載っていたリストの中に、C.Cの姿は存在しなかった。
多分、捕まっていないか、捕まったとしても公表されず、あの研究所に逆戻りになったかのどちらかだろう。
その後、僕はシャワーを浴びながら作戦を練っていた。マオの情報が確かならば、扇さん達は地下に留置されている。

「私一人で・・・救えるか?」

一人・二人ならば助け出せる。だが、扇さん達以外にも留置されている百人以上もの仲間たちが居る。
彼ら全員を助け出さなければ意味が無い。
そのためにはもっと人手と、敵を足止めするナイトメアが要る。黒の騎士団の残党と組めれば話は別だろうが、簡単に見つかるとは思えない。
この一年の内に騎士団の残党及び、抵抗勢力は弱体化の一途を辿っている。
まともに活動している勢力はもう無きに等しい。
せめて、ギアスが使えたら・・・
あれほど嫌悪して、捨てた筈の力を今また渇望する。いや、無いものねだりは駄目だ!考えろ、考えるんだライ!

その後、しばらくして考えがまとまると風呂から上がり、外に出る準備をする。

642 :マスク ◆adiLauth4Q :2008/06/08(日) 21:46:26 ID:yevy8Pvj
「作戦はもう決まったかい?」

「ああ、一応ね」

黒の騎士団に居たころに教えられた、ゲットーの隠しアジトに行く事にした。
アジトの大半はもう潰されているだろうが、残されている所もまだある筈だろう。という考えだ。
そこでまだ活動しているであろう隊員に協力を要請する。疑われるだろうが、その時はその時だ。

ついでに、契約者達を探す為にマオを引きつれ、街中に出る。

「見なよライ。面白いのが映っているよ。」

マオにつられ街中の大型モニターに視線を移すと、カラレス総督主導による処刑映像が映し出されている。
号令によって兵士達が張り付けにされた日本人達に銃を向け、発砲される。
見ているだけで吐き気が催すと同時に、大きな怒りが胸の内に広がる。

視線を眼下の高速道路に移した時ほんの一時、わずか一秒にも満たない時間に僕は ありえない者を見た。

見たのは、リヴァルのバイク。ああ、たびたびサイドカーに乗せてもらった事がある。あの風の感覚は今でも忘れられない。
見たのは、サイドカーに乗っているのはルルーシュ。まだ授業中の筈なのに租界に出ているという事は、また賭けチェスでもやるのだろう。

643 :マスク ◆adiLauth4Q :2008/06/08(日) 21:49:08 ID:yevy8Pvj
そしてこの眼に映った者、リヴァルのバイクを運転している人間・・・あれは!
思い出すだけでもおぞましい記憶が蘇る。忘れようとも忘れられない、あの微笑と・・・血!

僕は歩道から大きく身体を乗り出す。一体何処にいくつもりだ?ルルーシュが何故あいつと一緒に居る?

バイクは向かいの建物の中に入っていった。そこは・・・

「おいライ、一体どうして歩道から乗り出しているんだよ?」

身体を乗り出したままの僕を見て、マオが言う。

「マオ、すまないが寄り道だ」
「寄り道だって!そんな事しているほど君は暇じゃあないだろ?さっさとゲットーに・・・ってまた君は!」

説明するのも面倒なので、マオを抱えたままルルーシュの後を追うが、頭の中には疑問が増えるばかりで答えは何一つとして出ない。
トウキョウ租界を見下ろす無機質な建物、バベルタワー・・・そこで、世界を揺るがす大事件に巻き込まれる事を、僕たちはまだ知らない


三話『旧友』


644 :マスク ◆adiLauth4Q :2008/06/08(日) 22:01:49 ID:yevy8Pvj
まだR2の一話半分も進んでいないorz

次回からようやく主要メンバーが登場する予定です

それでは、これからまた録画したR2を見てきます

>>628
大変遅くなりましたが、GJです!
シンクーカッコイイです!

645 :保管庫の人:2008/06/08(日) 22:05:01 ID:gi6Cy1By
>>643 3話?4話ではないのですか?

646 :マスク ◆adiLauth4Q :2008/06/08(日) 22:21:45 ID:yevy8Pvj
>>645
すいません!説明不足でした
前スレに投下したSSと今回投下したSSは続いているものです。
前に投下したSSが無題なのはその為です。どうもお騒がせしました

647 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/08(日) 22:24:19 ID:wQxPRQj8
643VGJ

648 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/08(日) 22:33:44 ID:Wa+yQNvx
>>644
猫猫マオマオ猫猫マオマオ!
ぬこ可愛いなぬこぉ!GJ!



雑巾め、ライの後つけたっぽいな

649 :保管庫の人:2008/06/08(日) 22:34:48 ID:gi6Cy1By
では、今一度確認致します。1スレ目の242からのものと今回のものを纏めて第三話という認識で宜しいですか?


650 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/08(日) 22:44:13 ID:romBZneF
スレ汚しすまんが今日投下分まとめて感想書かせて。(管理人様、土日大変そうだな…)
>>577
うまく言えないんだがものすごく…ロスカラっぽい。公式っぽくてすごいと思った
>>585
乙。ライナナはやっぱあったかくていいとしみじみ思ったよ
第三者視点の文とライ自身の心情の文で改行してもらえればもっと読みやすいかも
>>592
前にノネットさんお願いしてたからすごく嬉しい。てか期待以上でした。ありがたや
>>628
こんなのどんどん書かれたら妄想が加速するんですがw
>>646
これまた楽しみにしてたの来た。ロロとの絡みは今回はお預けか…wktk

651 :マスク ◆adiLauth4Q :2008/06/08(日) 22:53:26 ID:yevy8Pvj
>>649
はい、前スレ242と今回のSSをまとめて第三話という形でお願いします

652 :修羅場の人 ◆EqnOEsNV9Q :2008/06/08(日) 23:01:37 ID:VVgbwAHK
IDがVVの今日の間に一本仕上げたくて書いた結果
何とかできましたんで投下します

注意
・多分カオス
・全国のナナリーファンの方真に申し訳ないです
>>543の続き的な展開
・ってかさっさとノネットさんルートを書けよ俺
・少しだけグラストンナイツのデヴィット君の設定を作ってしまいました
 ということでオリキャラは…という人は注意
・多分長いです

これを踏まえた点でどうぞ

653 :弱ったライと三つ巴:2008/06/08(日) 23:02:47 ID:VVgbwAHK
正直に言うと、最近疲れているとは思っていた
レシートを貰ったのに「すみません、レシート頂けますか?」と聞いたり、
本屋で買った本がその日某密林から届いたり、
某鍵の人生ゲーム(PC版フルボイス)を買ったが、その月の終わりにPSPで出ることを知ったり…

あれ?最後ちょっと違うな?
まぁいいか。とにかく疲れていた
そこにきて冬場でしかも(冷や)汗をかいた状態で上半身裸で寝たのである
普通風邪を引くだろう

「うわ…38.5度…」

そんなわけで僕は今ベッドの上で寝ている
ついでに言うとこれで3日目だ
治らない理由は…まぁ、連日訪れる人(多分男女比が3:7だったような…)のせいだろう
みんなテンションが高すぎる
正直風邪が治るどころか悪化している
(ちなみに、ラウンズの皆はジノを再起不能なまでにボッコボコにしているらしい
 ざまぁ…じゃないご愁傷様)

「あ、そういえば…今日はナナリーと会う…約束が…」

風邪を引いた男が何を考えている
…冷静に考えた結果、やっぱり今日はやめてもらうことにした

654 :弱ったライと三つ巴:2008/06/08(日) 23:04:05 ID:VVgbwAHK
『もしもし、ライさん!ナナリーです!』
「あ、もしもし…ナナリー?実は、ちょっと…」
『もしもしライ?僕もいるんだけど、それより聞きたいことが』
「…ああ、僕も言いたいことがあるんだk」
『どうして3日も部屋から出ていないの?まさかこの前買ったゲームやるから部屋から出たくないとか
 急に働いたら負けとか思ってないよね?』
「…いや、そういうのじゃなくて」
『あ、後あの惚れ薬は全部処分したから問題ないよ』
「…それはありがとう それよりm」
『スザクさん?惚れ薬って例のアレですか?
 それを使えばいろんなことが出来るじゃないですか!何でそんな夢のマジックアイテムを…』
『…ナナリー、君の「いろんなこと」は世間一般から離れてるから色々とまずいし
 それでライは大変な目にあったんだよ』
『そんな…お兄様とスザク様があんなことやこんなことが出来ると思ってたのに…』

ナナリィイイイイイイ!
君の発想はアレか!?所謂腐った女の子と書くアレですか!?
お兄様が知ったら色々と悲しむぞ!?
ってか目が見えないのにどうやって楽しんでるんだ!?

655 :弱ったライと三つ巴:2008/06/08(日) 23:04:38 ID:VVgbwAHK
『…多分そんなことしたらユフィが泣いて喜ぶだろうけどそれは僕としても…』
『そんな…あ、もうそろそろあなたの部屋につくので待っていてくださいね!』
「あ、ちょ、ちょっと!…って切られたか…」

…とりあえず、惚れ薬処分は色んな意味で助かった
このままいくと僕がまずいだろうからね。主に後ろの方が

悲しむべきはこの状況をスザクやナナリーに見られることかな
後ユーフェミア殿下がBL好きだったこととか
やはり時を超えてもブリタニア皇族はBL好きらしい
母さん…その辺の知識を教えてくれてありがとう
正直男には理解できません

『ナナリー殿下に枢木卿!?どうしてこのようなところに…』
『いや、今日僕はただ単に最近こっちに出てこないライが心配になって…』
『ライ卿は今風邪で寝込んでいるんです!だから今は静かにしてもらわないと』
『ライさんが?お願い、通してください。
 さっき電話でそんなことは話していませんでしたよ。』
『そうだね、ということでそこをどいてくれないかな?』
『いや、ライ卿…いやアニキは今は静かに休んでもらわないといけないんだ!
 だから殿下も、後枢木卿もお帰り下さい!』

ありがとう隣の部屋のデヴィット君
後僕はグラストンナイツの皆からアニキと呼ばれるのか今度理由を教えてほしいね
でも…仕方が無い、こればかりは心配をさせた自分の責任である
少し会うだけにして絶対安静をお願いしよう

656 :弱ったライと三つ巴:2008/06/08(日) 23:05:25 ID:VVgbwAHK
「お願いです!そこを…」
「…皆、すまないけど少し静かにしてくれないか…?」
「ライ!…大丈夫かい?顔色悪いよ?」
「…じゃあ、頼むから安静にさせてくれ
 ここ2日ほどずっとお客さんが来てろくに休めてないんだ…っ…」
「あ、アニキ!?」
「ライさん!?」
「ライ!?」

あ、いくらなんでも…38.5度で…外に出るのは…危険だった…か




「…イさん、ライさん?」
「…あ、ナナリー、スザク。どうしたんだい?」
「あ、じゃないよライ、急に倒れるから…」
「…ごめん、迷惑かけて」
「いいんですよ。それよりどうして私たちに今の状態を?」
「…多分ナナリーに教える前に僕が代わって…って理由だろうね」
「うん、それ正解。…デヴィットは?」
「あ、デヴィットさんは見張りです
 …私たちのようにお見舞いに来る人にソフトな応対をしてくると言ってました」
「…と、それといくらなんでも1人じゃ色々と大変ってことでみんなを呼んだから」

…はい?

657 :弱ったライと三つ巴:2008/06/08(日) 23:06:34 ID:VVgbwAHK
「ごめんスザク、みんな呼んだってどういうこと?」
「え?ああ、何でここに来ないかってことをみんなに伝えたんだよ」
「…もしかして、今日君が来た理由って、
 『ライが何で自分の部屋から出てこないのか知りたい
  会いたくないけど』って感じでジノが頼んできたから?」
「8割正解。ただ頼んできたのはアーニャとノネットさんだけどね」

まぁ、要するにこの前の惚れ薬騒動で顔をあわせたく無いらしい
というか僕もある意味今は会いたくない…だってアレだよ?板的にまずい展開になりそうだったんだよ?

「…で、みんなってまさか…」
「そう、ジノとアーニャとノネットさん」
「アーニャさんが来るんですか!?」
「あれ?アーニャってナナリーの友達なの?」
「はい!よくクロヴィス兄様とシュナイゼル兄様のカップリングや
 スザクさんとジノさんのカップリングを朗読してくださってます!」

どんなこと頼んでるんだナナリィイイイイイイイイイイイイイ!
ってかアーニャもBL思考か!?数百年時空を超えたら何でBL絶頂期なんだ!?

…さて、みんな来ると言ったが、どういう対応をしようか
―恐らく、ジノは最初に謝ってくるだろう
 そうじゃなければ今度模擬戦と題して処刑を行おう

問題はそこからだ
正直アーニャやノネットさんがどんな対応をするのか…
徹底的に引くのか、あるいはケダモノとでも呼ぶのか…
はたまた別の、予想もつかないことをされるのか…

658 :弱ったライと三つ巴:2008/06/08(日) 23:07:35 ID:VVgbwAHK
「…昔は、ルルーシュが朗読してたらしいよ
 それと、アーニャってどっちかというとBLよりNLの方が好きらしいよ」
「…それは、まぁ、なんというか…」

今ここにいない友人に手を合わせたり、スザクやナナリーの話に相槌を打っていると―――

「ラ、ライか…その…風邪、大丈夫か?」
「…多分、あの時が原因…ごめんなさい」
「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい」

まず、僕の予想は正解だった
…にしてもジノ、それは君のセリフじゃなくて脅威の一人二役をこなした人のセリフだよ、と心の中で突っ込む

「…その、あの時は…まぁ、…僕自身も満更じゃなかったし…」
「…ッ!」
「え…!」
「…スザクさん、何があったんですか?」
「触れたら駄目だよナナリー」
「…その事はあまり話したくないんです殿下」
「…少し気になりますね」

ナナリー、頼むから純粋な好奇心だけで聞かないでくれ
本当に頼む

「…とりあえずその、熱、とかは大丈夫なのか?」
「え?今?…ちょっと待ってね、今から測るか…」

コツン
気づいたら、僕の額とアーニャの額が当たっていた…

…ってえぇえええええええええええ!

659 :弱ったライと三つ巴:2008/06/08(日) 23:09:03 ID:VVgbwAHK
「…大胆だなアーニャ」
「……え、何これ?」
「…その…迷惑だった?」
「あ、いや、迷惑ってわけじゃ…」
「…でも、熱いよ?」

まずい
何がまずいってノネットさんから出てる模擬戦の…いや、実戦の時のオーラがまずい
ああ、お願いですからそんな殺意のこもった視線でこっちを見ないでください

「??…ノネットさん、今何があったんですか?」
「その…今、アーニャとライの額が…その…」
「あ、よくある展開ですね…!」

冷静に分析していたナナリーの顔が、驚愕に変わる
…いや、まぁ確かにラブコメ的展開が目の前で繰り広げられていたら普通は驚くだろう

「えっと…この辺ですか?…えい!」

そう思っていた時期がありました
気づいたら今度はナナリーの額が僕の額に当たっていた

「ナ、ナナリー…?」
「…あの、殿下、何をしているんですか?」
「殿下…まさか…」

660 :弱ったライと三つ巴:2008/06/08(日) 23:09:35 ID:VVgbwAHK
おおお落ち着けライ!別のことを考えろ!そうだ、別のことを考えるんだ…
そう、例えば男女が選ぶ名場面で100万人ゼロちゃんが1位になってたことや
この状況をルルーシュに見られたことを考えるんだ…

(ナナリィイイイイイイイイイ!おのれライ!次会ったら貴様を地獄へ送ってやる!)

あれ?今一瞬ルルーシュの声が聞こえたような…

「…どうしたんですか?ライさん」
「いや、今一瞬幻聴が聞こえただけですよ」

うん。幻聴だよね幻聴

「くっ…出遅れたか…ならば私も…」

…うん。今のノネットさんの声も幻聴だよね

「…そうだ、ちょっと待っていろ
 少し厨房を借りるぞ」
「あ、別にかまいませんが…」

そう言うとノネットさんは厨房へ消えていった
恐らく料理を作るためであろう。でもそれなら僕がやりますと言おうとしたが…
…何あのオーラ



「…ねぇジノ、僕たち空気だよね」
「…というか、何か殺伐とした空気なんだが…ここは逃げるが勝ちだと思うんだが」
「奇遇だね、僕もそう思うよ。それじゃあ…気づかれないようにそっと逃げようか」

661 :弱ったライと三つ巴:2008/06/08(日) 23:10:45 ID:VVgbwAHK
「ライ、おかゆが出来たぞ〜」
「あ、ありがとうございますノネットさん。でもそれくらい…」
「い、いいってことだ!それにこうでもしないとお前ゆっくり出来ないだろう?」
「まぁそうですけど…」
「手料理…」
「…私も、出来たらしてみたいのですけど…」
「…ほら、口をあけろ」
「え?こうですk…」
「あ、あ〜ん…」

…えっと、何をしていらっしゃるのですかエニアグラム卿?

「…あの、どうしたんですか…?」
「い、いや、な、その…えっと…」
「…ライ、私も料理を作る」
「アーニャさん、私もお手伝いします」
「あ、…もう一度」
「い、いえ、何だか恥ずかしいし…自分で食べます」

…もしかして張り合ってるのかこの人たちは
…というか、アーニャって料理できたっけ?

「…簡単なサンドイッチだけど、出来た」
「私はおにぎりです!二つともこの前特派の女の人に習ったんですよ!」

…特派の…女の…人?
何だろう、今所謂死亡フラグが立ったんだけど
こういうときこそスザク達に…って居ない!
これを一人で食えっていうこと!?これ全部!?
…大丈夫。おいしいよきっと。うん

662 :弱ったライと三つ巴:2008/06/08(日) 23:11:25 ID:VVgbwAHK
「…それじゃあ、まずおにぎりからいただきます」

物凄く嫌な予感がする。というか嫌な予感しかしない
特派の女の人で思いつくのは?そうだ、セシルさんだ
あの人の料理は独創的…いや、毒葬的すぎる
何せブルーベリージャムをおにぎりの中に入れる人だ

パクッ
「グッ!?」

な、何だこいつは!…これはオレンジとイチゴとりんごのジャムだ!
というか普通こんなものをご飯と一緒に食べるか!?
…ああナナリー、そんな不安そうな顔でこっちを見ないでくれ

「ど、どうでしょうか」
「お、おいしいよ…」
「よかったです…!」
「…じゃあ、次はサンドイッチを…」
「じゃあ、いただきます…ッ!」

ちょ、これ、何!?
ワサビか!?練乳か!?酢か!?青汁か!?それとも塩!?
何だこの五大要素ごちゃ混ぜのカオスサンドは!?
…あぁ、アーニャ、君もか。しかも何でそんなウルウルしてるんだ…

663 :弱ったライと三つ巴:2008/06/08(日) 23:12:08 ID:VVgbwAHK
「こ、こっちもおいしいよ…」
「そう…よかったぁ…」
「そんなにおいしいのか、なら私も」
「じゃあ私にも下さい!」
「…私も…ほしい」
「いや、僕が全部残さず食べるよ。お腹空いてるしね…」
「なんだそうなのか、じゃあ私はいいよ」
「私も…いい」
「じゃあ、たっぷり召しがって下さいね」

これをあの3人に食べさせるわけにもいかない
となれば全部食べるしかない!
耐えろライ!これは罰だ!
『過去の殺戮』という罪に対する『毒葬』という罰だ!
負けるな!立て!立ち上がれ!そして運命が人の意思より脆くて儚いことをこの私に見せてみろぉおおッ!
うぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!

「ご、ちそう…さま…でした…」
「…随分腹が減っていたみたいだな」
「…ごめん、ちょっと…寝かせてほしい」
「…おやすみなさい」
「おやすみなさい、ライさん!」
「ああ…おや…すみ…」

母さん、レイ、今そっちに行くよ…

その後、一応復活したら横には3人が居たとか、
僕が一週間ほど追加で寝込んだとか、
完全復活してジノやスザクを叩きのめしたのはまた別のお話

664 :修羅場の人 ◆EqnOEsNV9Q :2008/06/08(日) 23:15:06 ID:VVgbwAHK
ごめんなさい
いろんな意味でごめんなさい

というかもう途中で眠たから変な所もあるかもしれません

さて、ノネットさんルートを書かねば

665 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/08(日) 23:18:03 ID:VVgbwAHK
あ、注意書きの部分に妹の名前作ってみましたというのを忘れてました
本当にすいません

666 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/08(日) 23:37:56 ID:wQxPRQj8
あれ? 妹の名前って咲久耶じゃないの?

667 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/08(日) 23:39:59 ID:Wa+yQNvx
何というカオス…

668 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/08(日) 23:40:47 ID:VVgbwAHK
>>666
本当ですかそれ
ちょっとやっちゃったな…

669 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/08(日) 23:41:49 ID:HIuF4aIk
>>666
いや、それは俺の捏造だ・・・・・・申し訳ない orz

670 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/08(日) 23:42:07 ID:64VklT78
ゲームの中で名前って出たっけ?


671 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/08(日) 23:46:18 ID:Xduyw4st
>>670
出なかったお

672 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/08(日) 23:54:23 ID:romBZneF
>>664
注意書き読んでから読んだら最後まで面白かったよ
考えてみればナナリーって咲世子さんの影響ないわけないよなよなぁ…
ナイトメアを乗り回す妄想してたりするし案外面白い子かもしれん

サクヤは神楽耶になる前の元設定名らしいので
皇系の血を引くライの妹ってことで、職人が繋がりで出してきたんじゃね?

673 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/09(月) 00:53:12 ID:ainH7sZs
>>672
まあ、ナナリーは先天的には活動的な娘の様だったしね。
一期EDから察するに。

674 : ◆tYEsc9pKQ2 :2008/06/09(月) 01:29:13 ID:RFGbDRus
コテハンでは始めまして。KOUSEIです。

・カレンルート。惨劇回避できなかったルートです。
・ライの思想がゲームと少し違うかもしれません。
・どうか規制にかかりませんよ〜に……

ではコードギアス・ラストカラーズ〜蒼月のライ〜『R2前夜』投下します。


675 :KOUSEI ◆tYEsc9pKQ2 :2008/06/09(月) 01:39:22 ID:RFGbDRus
 行政特区日本。
 ブリタニアの統治を受けながらも、イレブンではなく、日本人としての権利を取り戻せる政策。
 これが上手くいけば、黒の騎士団の役割は何も無くなる。
 それもいい。ライの目指すものは日本解放ではない。ただ、大切な人と平和に暮らせる世界を作ること。
 正直に言えば、ライはイレブンの現状にもブリタニアに対する支配政策にも、あまり強い憤りを覚えない
 だが、日本解放はカレンが望んでいる。だからライは黒の騎士団にいる。
 自分の進むべき道は既に過去に失われている。ならば、これからはカレンの目指す道を行こうと決めた。
 そういう意味では、
 行政特区日本はカレンが真に望む日本解放の形でない以上、ライ自身にとってもあまり好ましく無いものかもしれない。
 そもそも、行政特区日本などただの夢物語。理想だ。
しかし……、
それが理想で終わると誰が断言だきるだろうか。
 事実。世界とは理想で動く。ただ理想とは無数に存在するため、選出され、歴史となる理想が少ないだけの話である。
 それに、このユーフェミアの理想は必ずしもカレンの望む日本解放の挫折を意味しない。
 それは始まり。この行政特区日本は、限定的ながらもブリタニアの完全支配の歴史が根底から覆されるものである。
 言うならばそれは、ブリタニアへの反逆。
 つまり、行政特区日本はカレンが望む日本の形では無いにしろ、カレンが望む日本の形への未来への道筋にはなるのである。
と、それらは全てライにとって建前だ。
 正直に言えば。ライはもっと個人的な理由で行政特区日本が上手くいけばいいと考えている。
 先ほども言ったが、ライの目指すものは日本解放ではなく、大切な人と平和に暮らせる世界を作ること。
 だから、日本解放ができなくても、行政特区日本でそれが実現できるなら、それでもいい。
 でも、
 カレンが望むなら。
 ライはいつでも日本解放のために月下で戦場を駆ける。それは自分の目指すもの以上に優先する。そう誓った。

 ○

 行政特区式典会場。そこにライはいた。
「くっ……」
 ライは、頭の目がくらむような頭痛を振り払いながら体を起こす。
 周りにはC,C,とスザク。そして数人のSPが倒れていた。


676 :KOUSEI ◆tYEsc9pKQ2 :2008/06/09(月) 01:43:15 ID:RFGbDRus
 ゼロとユーフェミアが二人で話をすると言ってG1ベースに消えてからすぐ、一緒に来ていたC,C,が急に倒れた。
 さらに、それを助けようとしたスザクも倒れ、そしてライ、駆けつけたユーフェミアのSP達も倒れた。
「一体、何が……?」
 ライは状況を確認しようと周りを見渡す。すると、向かい側のG1ベースから一人の少女が白いドレスを揺らしながら駆けてきた。
「ユーフェミア様?」
 それは弱肉強食を絶対とするブリタニアの皇女でありながら、平等を謳った女性。
 その女性は微笑を絶やさないまま、ライの前まで駆けてきた。
「ユーフェミア様。ゼロは?」
 ライはユーフェミアが一人でG1ベースから出てきた事に疑問を持った。
 彼女は顔色を変えずに答える。
「ゼロ? ああ、ルルーシュですね。彼はいいんです、彼はブリタニア人ですから」
「!?」
 ライはユーフェミアの言葉に、目を見開いた。
 今、ユーフェミアはゼロがルルーシュだと言った。
それはつまり、黒の騎士団の中でもライとC,C,しか知らないゼロ=ルルーシュという真実を知ったという事に他ならない。
 あの、ルルーシュが無意味に敵に正体を晒すとは考えにくい。
 また、スザクならともかく、このユーフェミアが腕力に訴えてゼロの仮面を剥ぎ取ったとはとうてい思えない。
 ならばなぜ、ユーフェミアはゼロの正体がルルーシュだと知っているのか。
 例えば、そう。ゼロが自分の正体を隠す必要が無くなったと考えるならば、それが意味するのは……。
「そ、それでは話し合いは上手くいったのですか?」
「ええ。とても有意義なお話になりました」
 ライの言葉に、ユーフェミアはコクリと頷く。
 それを受けて、ライは言いようの無い喜びと、言い様の無い虚脱感を同時に感じた。
 戦争が終わる。その事実は嬉しい。
 ただ……黒の騎士団の一員としては、やはりちょっとした敗北感を感じない事もない。
(いや……)
 ライはそんな感情は些細な事、と首を横に振る。
 ライの頭の中で一人の女性の姿が浮かぶ。
 紅月カレン。ライが今一番大切に思える女性。
行政特区日本の成立は彼女が目指した日本解放とは違う。しかしそれは、日本解放への新たな一歩である事には間違いない。


677 :KOUSEI ◆tYEsc9pKQ2 :2008/06/09(月) 01:45:09 ID:RFGbDRus
 黒の騎士団は今まで武力による解放を目指してきた。
 それが途絶えたというのは、確かに完全に大手を振って喜べるかと言えば、そうではない。
 しかし、変わる。黒の騎士団の戦いが誰も死なない、誰も殺さない戦いへと変わる。
 戦争から、政治の戦いに変わる。
 それは、ライがカレンと共に長い時間を生きていける可能性が大きく広がった事を意味していた。
 戦いの無い世界で、彼女と共に過ごす事こそライにとっての幸せに他ならない。
 もっとも、そんな事をカレンに言ったら怒られるかもしれないが、ゼロが決めた事ならば彼女も渋々ながらも納得するだろう。
 それに、先ほども言ったが、日本解放への道は途絶えたわけではない。ただ、その日本解放への道のりが変わるだけ。
「……おめでとうございますユーフェミア様。私も微力ながら協力いたします」
「ほんとうですか。では、早速手伝っていただきたい事があります」
「喜んで」
 彼女の問いかけに対して、イエス・ユア・ハイネスはもう必要ない。しかし、ライは目の前の女性に最大の敬意を払いながら、恭しく頭を垂れた。
 ユーフェミアの言葉を待つ。ライは頼みごとはなんでもやろうと思った。
 目の前の女性は、困難だが価値がある事を成し遂げようとしている。しかも、それは自分にとっても意義のあること、もちろん、カレンにとっても……。
 ならば、協力は惜しまない。
「日本人を殺して下さい」
「…………はっ?」
 ユーフェミアが変わらぬ微笑を浮かべたまま出した言葉に、ライは呆然とした。
 まずライは自分の耳を疑った。それは、目の前の潔白で純粋な少女からはあまりに似つかわしくない言葉だった。
「なるべく早くお願いしますね。私も日本人は皆殺しにしなければいけないので。では」
 優雅に一礼してライの脇を通り過ぎようとするユーフェミア。
 ライはほとんど反射的にユーフェミアの進路を塞ぐような形で立ちはだかった。
「ちょ、ちょっと待ってください。あなたは一体何を言ってるんですか?」
 すると、ユーフェミアは楽しい遊びを邪魔された子供のように顔をムッと歪ませた。
「日本人は虐殺です。殺します。そうしなきゃいけないの。だから、どいてください」
「ど、どきませんよ。一体全体どういう事――」
 パン!
 それは、あまりにも突然だった。

678 :KOUSEI ◆tYEsc9pKQ2 :2008/06/09(月) 01:48:56 ID:RFGbDRus
 次の瞬間、ライは腹部に気が狂いそうになるような激痛に襲われた。
「!」
 撃たれた。ユーフェミアに撃たれた。
 実を言えば。ライは、ユーフェミアが銃を自分に照準し、発砲した動作は全て見えていた。
 これが通常なら、ライは撃たれる前に、その優れた身体能力を駆使し、その銃を叩き落とし、その相手の腕を捻り上げる事ぐらい難無くやってのけただろう。
 しかし、誰が思うだろうか。
 虐げられてきた日本人を救うために立ち上がった、心優しき皇女。
 微笑みは柔らかく、物腰は優雅。その姿を見れば誰もが希望の光を見た。
 そんな少女が自分に銃を向けてきたからと言って、引き金を引くと誰が思えるだろうか。
「ユ、ユーフェミア……様?」
 膝から下の力が抜ける。脳に無断で膝が折れる。そしてそのまま、ライは天を見上げるように地面にドサリと倒れた。
「な……ぜ?」
 ライは弱々しく問う。答えは、激しい怒声だった。
「日本人は皆殺しにしなきゃいけないの!」
 ユーフェミアが邪魔者を罵倒するかのような態度でライに怒鳴る。
 そしてライは見た。自分に罵倒し続ける少女の目に光る怪しい光。
 ギアス。ライはそう確信した。ライもギアスを持つ者。そういう事は直感で理解できた。
 ユーフェミアはギアスにかかっている。では一体誰がギアスをかけたのか。
 いや、待て。今の今まで、ユーフェミアが共にいた人物は誰か?
 ゼロ=ルルーシュ。自分と同じ絶対遵守のギアスを持つ無二の友。
「日本人は皆殺しにします」
 そう言って、ユーフェミアが会場の方へ駆けていく。
「な、ぜだ……」
 誰もいない空間に、もう一度問いかける。その問いには誰も答えない。ただ、
「やめろユフィィィ!」
 ゼロの叫び声だけが響いた。
「ゼ、ロ……?」
 G1ベースの方を見ると、見慣れた黒い仮面に黒いマントをなびかせる人物が、こちらに向かって走ってきていた。
 黒の騎士団のリーダー。ゼロ。
 ゼロはユフィを追うようにして走り、ライの近くまで来ると、足を止め、その状況を見て愕然とした。
「ライ……!」
 ゼロは血を流しながら倒れているライを見ると、息を飲んで後ずさる。

679 :KOUSEI ◆tYEsc9pKQ2 :2008/06/09(月) 01:51:58 ID:RFGbDRus
「ゼロ……これは、一体……」
 ライは、ゼロに手を伸ばした。その手には真っ赤な液体がこびりついていた。
「すまない……、すまない!」
 しかし、ゼロはそう何度も謝りながら、ライの手から逃れるようにユフィを追って会場に駆けて行った。
「ルル、ーシュ……ぐっ」
 ライは、自分の体を無理やり起こす。
「ぐっ、う……」
 腹部に激痛。足に力が入らない。それでもライは何とか体を動かし、うつ伏せになって起き上がる。
 寝ている場合ではない。何かがおかしい。
 全身に雷を受けているような痛みが体中を駆け巡った。
 額から大量の油汗が浮かび、腹部からは、赤い血が滴りおちて、床に小さな池を作っていた。
「い、一体、何が……」
 ライは、痛みを堪えて通路の横まで這うように歩く。
 とにかく、ゼロとユーフェミアを追わなければならないと考えた。
 ライは、壁にたどり着くと背を預けて息を整える。
 その時。またあの乾いた銃声が聞こえた。
『虐殺です!』
 あの少女の優しい声が大音量で会場に響き渡ると、直におびただしいまでの銃声が会場を支配した。
「くっ! 何なんだ……」
 ライは再び歩きだす。そして、息も絶え絶えで会場に出た。
「!?」
 場の惨状にライは呆然とした。
 広がっていた光景。それはかつて自分が作り出してしまったあの光景と似ていた。
 血の匂いしかしない。内蔵が溢れて臭い。その匂いは風によって運ばれて鼻腔を通り抜け、舌に鉄の味を含ませる。
 耳には、天をつんざくような絶叫、そして断末魔。
 男。女。若いのも、子供も、お年よりも赤ちゃんまでも、みな平等に死んでいた、死んでいく。
「なんだ……、なんなんだこれ、は……」
 ライはその場で気を失って倒れた。

 ○

 カレンは紅蓮弐式の中で、式典会場での異常に気が付いた。

680 :KOUSEI ◆tYEsc9pKQ2 :2008/06/09(月) 01:54:17 ID:RFGbDRus
「何!? 会場で何が起こってるのっ? ゼロは? ライは?」
『今、確認している!』
 扇の声の後、程なく、カレンの横のモニターにその映像が映し出された。
 それは、至る所に赤いペンキが飛び散っていた。いや、違う。それが全部血だと気付くと、カレンは瞳を見開いた
「な、何っ、何よっ、これ! どうなってるの! ゼロは!? ライは!? ライ!」
 カレンはライの通信機に呼びかける。しかし、返事は無い。そして、そこに強制通信が割り込んできた。
『黒の騎士団総員に告げる!』
「ゼロ!」
 カレンは己のリーダーの無事を喜ぶ。
 良かった。ライはゼロと一緒にいた。だからゼロが無事ならライも無事なはず。だが、その喜びは瞬時に打ち消された。
『ユーフェミアは敵となった! 行政特区日本は反体制者を誘い出すための卑劣な罠だったのだ! そして――』
 次の言葉に、カレンは愕然とした。
『そして、作戦補佐はその凶弾にかかり倒れた! 今現在も、会場内にいる!』
「!?」
 カレンの中の血と言う血が一気に引いていった。
 撃たれた? ライが? 何で? 行政特区日本は戦争を無くすための政策じゃなかったの?
 カレンの思考が錯乱する、それを元に戻したのは、リーダーたるゼロの命令だった。
『黒の騎士団のナイトメア部隊は、式典会場に突入せよ! ブリタニア軍を殲滅し、日本人を、作戦補佐を救い出すのだ! 急げ!』
 その言葉がカレンを動かした。
カレンは部下に命令を出すのも忘れて、一目散に紅蓮を走らせる。
 その後ろからは、慌てて零番隊の無頼が続いた。
(ライ、ライ、ライ……)
 カレンの頭の中ではその名前が、祈るように何度も呟かれていた。
 なぜ? なぜ? 彼が撃たれなければいけない?
 彼はどちらかと言えば特区日本に協力的だったというのに。なぜ、
<正直に言えばねカレン。僕は日本解放より、それより、平和な世界で君と過ごせるなら、それで――>
 昨日、行政特区について二人で話し合った時のライの言葉を思い出す。
 その言葉は黒の騎士団零番隊紅月カレンとしては決して許容できる発言ではない。黒の騎士団として何より大切な事は日本解放。
 それなのに、その黒の騎士団の幹部である作戦補佐が日本解放より大切なものなどあってはいけない。

681 :KOUSEI ◆tYEsc9pKQ2 :2008/06/09(月) 01:55:48 ID:RFGbDRus
 だから、そう言ったライに、カレンは少しだけ怒った。
 でも、その言葉はただのカレンとしてはとても嬉しい言葉だった。
 それに、その時気付いた。ああ、私はこの人が好きだと、
 だからもし、カレンが信じ抜くと決めたゼロが、このまま黒の騎士団として活動するより、ユーフェミアの行政特区日本に協力した方が、
 真に日本のためになると判断し、そして自分が黒の騎士団零番隊隊長紅月カレンではなく、ただのカレンとして彼の前に立てる時が来るならば、
 その時は……。
「ライ……」
 カレンは呟く。
 よぎるのは、優しく微笑む彼。
 カレンは何度も願った。死なないで! 死なないでと……。
「お願いライ。無事でいて……」
『そして、ブリタニア帝国第三皇女ユーフェミアを――殺せ!』
 私、まだ、あなたに自分の気持ちを伝えてない……。
                              つづく。
 今回はこれで終了です。
 全部で三回に分けて投下する予定です。
 では〜


682 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/09(月) 02:29:08 ID:WCbzrjEj
おお、魔法発動しないverですか。これは面白い。
続きお待ちしております。

683 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/09(月) 02:39:58 ID:tR2yNIHG
>>681
GJです!
LC2が出て、すべてのルートの続きがあるとすればやはり黒の騎士団ルートはこんな感じになるんでしょうね…
続きを楽しみに待っております。

684 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/09(月) 07:32:09 ID:zbeqGSQ0
>>681
GJ!すごく読みやすかった。表現がうまい・・・
続きを全力でお待ちしております

685 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/09(月) 07:45:24 ID:oFiVMgbI
うわーこれはキツいな…
結果的とはいえユフィを利用したルルーシュをライはどうするんだろー
続きが気になるぜ…!

686 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/09(月) 07:58:28 ID:IgiBV/4k
>>681
GJ! これはいい! ハラハラしますね。
しかしうまいヒキですね。続き楽しみに待ってます!

そして400kb超えたー!!w

687 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/09(月) 15:05:40 ID:M0MDvbWw
もうかよw
早すぎだろ…どんだけ精力的なんだよここの職人達はwww

688 :青馬 ◆XYDUAUE4fw :2008/06/09(月) 16:59:21 ID:ChhLkKCC
ss初めて投稿します。
誤字、脱字、アドバイスありましたら、よろしくお願いします。

解放戦線編からの派生R2です。

一応続きものになると思います。

689 :青馬 ◆XYDUAUE4fw :2008/06/09(月) 17:07:53 ID:ChhLkKCC
中ほどから真っ二つに折れたバベルタワーを見上げながら、ヴィンセントのコックピットの中でライは安堵からか大きく息を吐いた。
しかし、次の瞬間には頭を切り換える。

(とりあえずは半分か・・・。)

そして、もう半分の結果を確かめるために回線を開く。

「こちらライ。そっちは大丈夫ですか?」

「こちら井上。大丈夫よ、みんな無事。今そっちに向かってるわ。時間は・・・大丈夫ね。」

多少聞き取りにくくはあったが、はっきりとした返答に今度こそライは気をゆるめた。計画としては卜部らと何度も協議したし、自信もあったが、やはり実戦は常に緊張を強いられるものだ。
特に今回は失敗すれば、まず再起は不可能となるような状況だったのだから、むしろこれくらいの緊張は当然と言えるかもしれない。そんなことを考えていると通信が入った。カレンからだ。

「ライ、井上さんたちは?」

「うまくいったみたいだ。カレンは卜部さんと一緒に先行してくれ。僕はここでみんなを待つ。」

それを聞くや否や、カレンは強張った表情をゆるめ、安堵の息をついた。その反応にライは思わず笑みを浮かべる。やっぱり思うことはみんな一緒のようだ、と。
 しかし、今は安全な場所まで急ぐことが第一だ。喜ぶのはそこで思いっきりすればいい。それができるのだから、今の僕たちは。

(ようやく、ここまできた。)

他の団員に指示を出しながら、ライは希望と不安の入り混じった妙な感情を味わっていた。


690 :青馬 ◆XYDUAUE4fw :2008/06/09(月) 17:12:02 ID:ChhLkKCC
中華連邦の領事館の一室で、今回の作戦の概要を卜部から聞きながら藤堂は思わず唸った。
なぜなら彼は今回の作戦の手際の見事さから、おそらくはゼロが再び指揮を執ったのだろうと思っていたからだった。
 中華連邦との事前の打ち合わせにしても、バベルタワーの襲撃を囮に自分たちの救出をこなすにしても、とても常人にできることではない。いや、藤堂が知る限りそんなことができるのは、ゼロくらいのものだ。
ほかの幹部も同じようなことを考えていたのだろう、皆驚きを隠せないでいる。特に、先ほどまで「ゼロはやっぱり最高だー!」と叫んでいた玉城は呆然としている。

「つまり、今回の作戦の発案から実際の指揮までのすべてはライ少尉のものだったというわけだ。」

説明している卜部からしてみれば、至極当然だろうなと思いつつも幹部たちの驚きの大きさは笑いを噛み殺すのに苦労するものだった。そうして彼が一通り説明を終え、何か質問はあるかと聞く段になってようやく、何人かが口から意味のある言葉を発するようになった。

「なんと・・・まあ。」

「うむ・・・。」

「・・・よくそれにのったな。」

上から朝比奈、仙波、千葉の順である。そういえば自分もライに作戦の計画を聞いた時には同じような反応をしたなと思った。さすが四聖剣、と他の三人が聞いたら呆れそうな事に感心していると、静かにドアが開いた。
ふと、そちらを見た玉城が「なぁ!?」と大声を上げたために全員の注目が集まる。そしてすぐに全員が息をのむ気配がした。

先ほどの比ではない驚愕をもって迎えられた人物は、しかしあまりにも落ち着いていた。カレンとC.C.を半歩後ろに従えながらゆっくりと部屋に入ってくるのは、日本人の希望、仮面の革命者ゼロ。
当然、その仮面の下の真実を卜部は知っている。

銀灰の髪をもつ青年ライ。ゼロの名を継ぐ者である。


691 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/09(月) 17:15:48 ID:IgiBV/4k
割り込んで申し訳ないけど、メモ帳で全部書いてから投下してくれ
他の人が投下できなくなっちまう

692 :青馬 ◆XYDUAUE4fw :2008/06/09(月) 17:19:07 ID:ChhLkKCC
すいません。時間がないのでここまで。

あまりに不評でなければ、できるだけコンスタントに投下したいと思います。

693 :青馬 ◆XYDUAUE4fw :2008/06/09(月) 17:20:37 ID:ChhLkKCC
これからは気をつけます。注意ありがとうございます。

694 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/09(月) 17:30:35 ID:IgiBV/4k
>>693
あとsageような

695 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/09(月) 18:04:55 ID:9PTNi+Vb
>>693
解放戦線編のどのENDで黒の騎士団とはどうなってとか
BR時にあのキャラは死んでなかった、とかもう少し設定を書いていただくか
あるいは注意書きで「後でわかってくる」とか書いてもらえればありがたい
またの投下をお待ちしてます

696 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/09(月) 18:06:42 ID:WntUQnoI
>>691
あ〜、もう容量気にする時期なのか〜。
>>688
カモカモ!期待してるぜ戦友!

697 :青馬 ◆XYDUAUE4fw :2008/06/09(月) 19:09:13 ID:ChhLkKCC
そうですね。自分の中だけで設定決めちゃってました。
解放戦線編がベースなのは藤堂と四聖剣からの信頼という点でルルとの違いを出したかったからで、特にどのendというのはありませんがBRは起こっています。
BR時には、井上が死にませんでした。なので飛燕4号作戦メンバーに井上がいます。
ルルはあとで出てきます。


これくらいかな。今週の放送を見て、ルルゼロではなくライゼロならどう行動するか考えてみたくなっての設定です。

あと、時間あったので投下します。


698 :青馬 ◆XYDUAUE4fw :2008/06/09(月) 19:11:41 ID:ChhLkKCC
「とりあえず・・・説明してくれるか。」
 
 騎士団の最後の良心ともいうべき副指令の扇要は疲れたように言った。実際、先ほどからのめまぐるしい展開についていけずにいるのは彼だけではなかった。それをすぐに悟ったライは困ったような笑みを浮かべながら説明する。すでに仮面は取られている。

「驚かせてしまってすいません。今まで高亥、中華連邦の総領事なんですけど、彼と交渉を行ってたんです。ゼロの格好をしていたほうが何かと便利なので、」

「そうだライ!紛らわしい格好しやがって!んなことより本物のゼロはどこにいんだよ!」

「黙って聞きなさいよ玉城!今説明しようとしてるでしょうが!」

 あまりに簡潔なライの説明に玉城が噛み付くが、すぐにカレンに押さえ込まれる。その一年前と変わらない光景に全員の困惑が少しだけ緩む。
 ライもまた、その光景に安心している自分に気づく。ギアスを使ったとはいえ高亥との交渉の緊張をまだ引きずっていたようだった。

「本物のゼロは、まだ見つかっていません・・・生きているのか、死んでいるのかもわかりません。」

「そうか・・・。」

 本物のゼロに対しての感情は、ここにいる全員が同じというわけではない。だから扇としてはそれ以上言うべき言葉を見つけることはできなかった。ただ、自分としては生きていてほしいし、戻ってきてほしいと思う。彼の力は必要だ。
 目の前のライもどことなく沈んだ様子なのは、やはり彼も同じ気持ちだからだろうかと思った。

 しかし、実際のところは違う。ライはすでに以前のゼロがルルーシュだったことも、彼が自分と同じギアス能力者であることもカレンやC.C.から聞いて知っている。
 そうして、その彼が今はブリタニア本国にいることを。
 それを他の騎士団のメンバーに言えないことが彼の気持ちを沈めていた。話されても信じられるような話ではないのだが、それでも秘密をつくるのは気持ちのいいことではない。
 だからこそのライの沈黙だったのだが、事情を知る者以外にとっては別の意味を持つ。


699 :青馬 ◆XYDUAUE4fw :2008/06/09(月) 19:12:13 ID:ChhLkKCC
「あんな裏切り者、必要ない。」

 苦々しげに言う千葉に朝比奈も続く。

「だよねぇ。結局のところ逃げ出しただけでしょ?死んだって話だし、それよりもこれからのこと考えようよ。」

 言い方はきついが、確かに正論だった。こうなった以上ゼロなしでやっていくしかないのだ。しかし、カレンや卜部は違う意見だった。

「いや、ゼロは必要だ。」

「私もそう思う。一年間日本中を巡ったけれど、どこでも皆ゼロを信じてる。ゼロへの信頼は私たちにとってもきっとプラスになるわ。」

「なら、どうしろと?どこにいるかもわからない奴を探すのか!そいつが協力するかすらわからないのに!」

 千葉がさらに激昂するが、即座に藤堂が制す。そしてそのままライに視線を移す。その視線の鋭さに千葉だけでなく他の幹部も驚く。

「覚悟はあるのか?少尉。」

 その視線にひるむことなくライは重々しい口調で告げる。もう何度も考えたことだ。覚悟、覚悟ならある。

「勿論です、藤堂さん。日本人からの期待も、ブリタニア人からの恨みも背負って見せます。」

 それは自分自身の覚悟。この国を、そしてあの学園での日々を、友達を、

 すべて取り戻してみせる。
 
 そのためになら、

「僕は、ゼロになる。」


700 :青馬 ◆XYDUAUE4fw :2008/06/09(月) 19:20:47 ID:ChhLkKCC
とりあえず、今日はこれくらいかな?

あとsage忘れてました。すいません。

701 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/09(月) 19:26:17 ID:oFiVMgbI
…終わったの?
終わったならちゃんとそう宣言してくれ
感想書いていいかわからんよ
他に投下したい人いてもできんし

始めて投下するにしてもログ見てみればそのくらいのマナー分かるだろ

702 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/09(月) 19:28:08 ID:IgiBV/4k
まあ、>>700に限ったことじゃないが、
初めて投下する人は>>1くらい読んでくれ。
なんのためのテンプレだ。
以下何事もなかったかのようにドゾー


703 :青馬 ◆XYDUAUE4fw :2008/06/09(月) 19:29:40 ID:ChhLkKCC
終わりました。

色々とマナー知らずですいませんでした。教えてくださった皆さん、ありがとうございます。

704 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/09(月) 19:39:48 ID:MvPkrf0a
ご苦労様です、続き期待しています。

それから余計な事だと思うが
701と702
正論だとは思うが、もう少し言い方を考えてくれ
何か読んでムカッときた
新人職人に対する態度ではないと思うぞ

705 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/09(月) 19:42:23 ID:yGEKGiWN
あ〜、俺もそれ思う。
ケンカ腰で言わなくてもいいだろ、と。


706 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/09(月) 19:48:23 ID:QT5Mo27+
まぁまぁ、注意しなきゃわからない時もあるけど
新人さんに対してはもう少し柔らかく言えばいいじゃんか

707 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/09(月) 19:49:29 ID:ZO1yNT4j
>>704-705
2chじゃこれぐらい普通だろ?
これのどこがケンカ腰なんだ?
これぐらいでとやかく言ってたら2chじゃやっていけないぞ

708 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/09(月) 19:53:23 ID:IgiBV/4k
本来なら半年ROMれと言われておしまいだってのに……

個人のブログでやればいいものを、わざわざ2chに投下するのはなぜだ?
多くのLC好きに読んでもらえて、且つ感想が貰えるからだろ?
馴れ合いがしたいなら相応しい場所でやってくれよ

709 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/09(月) 20:03:59 ID:2yAVHrgj
>>708
投下されてる作品を読んでる奴が言うセリフじゃないな。
そういう態度が許されると思うのも子供じみた馴れ合いだよ。


710 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/09(月) 20:11:08 ID:9RMCWo2a
まぁ、落ち着け。
ギアスが好きだから来てるんだろ?

ここはSSの投下場所であって、わけのわからん喧嘩をする場所ではない。
そこを忘れちゃいけませんよ。

711 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/09(月) 20:11:20 ID:ZM13xCrd
>>707-708
お前ら何様


712 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/09(月) 20:11:29 ID:IE3fMW5T
それよりも天子様について語ろうぜ

ロスカラに2が出たらヒロイン決定だよな?
だとすると、ライは中華連邦の首相に…無能官僚は普通に処刑しそうだ

713 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/09(月) 20:13:13 ID:QT5Mo27+
>>712
ゴメン、それは本スレの話題だ
一緒に本スレで語りに行こうぜ

714 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/09(月) 20:13:54 ID:9RMCWo2a
天子様か・・・そりゃあ、お前さん、ヒロインじゃなかったらみ暴動モノだぜ?
大宦官とのバトル・・・・うん、燃えるw
あとシンクーと天子様に相応しい男か殴りあうんだろうなww

715 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/09(月) 20:15:22 ID:9RMCWo2a
と、スレ違いか、すまん。

SSにすればジャスティス!という標語が……

716 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/09(月) 20:16:45 ID:IE3fMW5T
ナナリー、カグヤ、天子様の三人って、実際に会ったら仲良くしそうだよね?

だけど、好きな人は絶対に譲らない一面がありそうなので
もしもライの争奪戦が始まったら修羅場になりそうだ

717 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/09(月) 20:19:18 ID:QT5Mo27+
それは、「修羅BARにようこそ」になってしまうな…


718 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/09(月) 20:24:30 ID:ainH7sZs
>>717
ふと、バーテンはルルーシュとシンクーなんて考えた。
修羅場なんてもんじゃねぇ!

719 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/09(月) 20:28:17 ID:IE3fMW5T
冗談で『一緒にいます』
と指切りしてしまい、本気で信じてしまって式の準備をする三人
それに異議を唱えるカレン、千葉、ヴィレッタ、ミレイ、コーネリア、ノネット

そんな絶望的な状況下に輪をかけるように敵に回るルルーシュとシンクー

さて、君は生き残る事が出来るか!

コードギアス lost colors 愛戦死編


やべぇ、よく考えたらマジでライオワタ\(><)/

720 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/09(月) 20:35:30 ID:ZM13xCrd
>>719
タイトルからして死んどるがな

721 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/09(月) 20:50:16 ID:3kUx/+Df
ラブギアスでライは切り抜ける

722 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/09(月) 20:53:10 ID:QbXctJ7g
オレンジが全力で助ける

723 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/09(月) 21:11:50 ID:ainH7sZs
>>722
「で、誰の式場に行くつもりなんだ?ライ卿……」

しかし全力で三択を迫られる。

724 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/09(月) 21:16:11 ID:kgnXlCCu
>>723
ライ「全部式をあげます! 全力で!」


725 :保管庫の人:2008/06/09(月) 21:17:11 ID:rYpe0MVW
>>651 了解しました。前スレのと纏めて保管致しましたので、ご確認ください。

>>674 宜しければ過去の作品を教えて貰えますでしょうか?

次スレを建てる方、お手数ですがテンプレに、
「保管庫への要望、誤字脱字等の修正依頼は以下のアドレス(geass_lc_ss@yahoo.co.jp)に」
の旨の文を加えて頂けますでしょうか。

726 :貧弱な軍馬 ◆Hrs3a0oJRE :2008/06/09(月) 21:17:50 ID:hgP3Jprn
どうも〜すれ違い、ぶつかり合いの続きが完成したので投下したいと思います。
ところがやたらと長くなってしまった(ような気がする)ので、できれば支援なりをお願いしたい。
もしかしたら途中でアクセス禁止とかになったらゴメンなさい。
ついでにカレン視点が混乱してますが許してあげてください。

727 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/09(月) 21:18:18 ID:QbXctJ7g
そこでギアスを使って「オレンジ、全力で僕を守れ!」というはずが、
「全力で僕を見守れ」になってしまうと・・。

728 :すれ違い、ぶつかり合い ◆Hrs3a0oJRE :2008/06/09(月) 21:21:35 ID:hgP3Jprn
「また負けた!!」

私 紅月カレンは黒の騎士団のアジトの一室で玉城の叫びを……聞き流していた。
そんな事はわかっているからだ。もう一度聞くまでも無いこと。日本解放戦線の脱出作戦の援護。
しかし片瀬少将が流体サクラダイトを使って自爆した事から、ブリタニア軍本隊から離れたコーネリアを捕縛する目的が変更。
完全に奇襲の形になった作戦にミスなどありえない。やっぱりゼロはスゴイ……はずだったのに!!

「またあの白兜だ!」

そう……ナリタでも邪魔しに来たあの白いKMF。普通のナイトメアとは一線を履くし、紅蓮の動きについてくる数少ない敵戦力。

「それによ〜もう一機増えてやがる!!」

そう、私が今熱心に眺めているパソコンのディスプレイに映るのは白兜ではない。
似たようなフォルムを持つが白に青い塗装、額に付いた一本角が特徴的なもう一機の新型。
こいつの戦い方は白兜のソレとは違う。だがそれゆえに対処に手惑い、逆に黒の騎士団は良い様にあしらわれ、撃退されてしまった。

「確かにこの機体は初めてだけど……ナリタにもこのパイロットは居たわ」
「あん?」
「そうなのか? カレン」

玉城と扇さんが疑問の声を上げても、私はパソコンから目を離さなかった。

「ナリタ連山で白兜と一緒に割って入ってきたサザーランド。アレのパイロット、たぶん」
「マジかよ!?」
「そう言えば同じ様にやられたな……」


729 :すれ違い、ぶつかり合い ◆Hrs3a0oJRE :2008/06/09(月) 21:22:05 ID:hgP3Jprn
そう、やられた……紅蓮二式は白兜に押さえられていたけど、他のKMFは充分にフリーの状態。
片腕を失ったコーネリアのグロースターならば充分に取り押さえられるはずだった。なのにあの角付きにより完全に防がれている。
何とか撤退こそ成功したものの、ゼロが負傷して直ぐに顔を出せない事態にまで追い込まれた。

「クソッ!!」

コレは白兜だけならば起こり得なかっただろう。白兜と角付き、どちらも高性能な機体だが、その戦法には大きな違いが有った。
白兜は正しく一騎当千。複数の敵を一緒に相手をし、蹴散らす。単機で実力を発揮する戦士型。
一方、角付きは遠距離からの射撃や友軍との連携を用い、確実に一機ずつ相手取る。倒す事ではなく目標遂行を第一に考える指揮型。
しかし角付きとて単機で弱い訳ではない。白兜と同様のシステムであろう連結刃になるショートソードは、無頼の装甲を紙のように引き裂く。
だからこそ始末に悪い。


「おい、カレン」
「ん? 対策なら直ぐに……」

どうやら自分の思考に沈み込んでいたらしい私の肩を叩くのは扇さんの大きな手。
その瞳には労わるような色が有って、非常時だって言うのに力が抜けてしまった。

「違う、ソレも大切だけど……今日は学校に行けよ」
「え!? ゼロも怪我をしたのよ! こんなときに学校なんて!!」
「根を詰め過ぎると良い案も出ないさ。それに……彼氏にも偶には顔を見せないと振られるぞ?」
「□△○☆!?」

思わず正常な言葉が出なかった私は他のメンバーから弄られつつ、深夜を回っていたので今日は学校に行く事になった。




730 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/09(月) 21:22:25 ID:68svT/yo
>>719
三人全員と結婚すればいいじゃないか。

731 :すれ違い、ぶつかり合い ◆Hrs3a0oJRE :2008/06/09(月) 21:22:53 ID:hgP3Jprn
「カレン、眠そうだけど大丈夫?」
「えっ!? えぇ!」

隣を歩くお世話対象者 ライが私の顔を覗き込むようにして、そんな事を聞いてきた。
眠くないと言えば嘘になる。あの後、結局色々考えてしまい眠ったのは明け方。それから二・三時間の睡眠で学校へ。

「顔も少し赤いけど、体調が悪いとか……」
「そんな事無いわ! 今日はとても調子が良いもの」
「そう? なら良いんだけど」

アナタの顔がとても近くに有ったから、緊張して赤くなった……なんて恥ずかしくて言えない。
適当に誤魔化した言葉にもライは嬉しそうに頷き、下らない話をしながら散策を再会する。
今日も楽しい時間は終焉へと近づき、何時も通り租界の公園へと差し掛かる。
ここでは名誉ブリタニア人……と言う名で日本人がクレープなどの屋台を出している。
そこには有るのは単純なブリタニアへの媚び諂いであり、私はどうしてもこの光景が好きになれない。
ブリタニア人と見れば学生であろうとなんであろうと頭を下げ、どんな無理な注文にも文句一つ言わない。
そんなところは酷く腹立たしいが、それを無視できれば平和な光景で、心も和む。

「このイレブン風情が!」

だけど……そんな光景を破壊する無粋な声が屋台の一角から響いてきた。
見えたのはブリタニア軍の青い一般軍服が数人。それに混じって上級軍人のモノも見える。
他に共通点があるとすれば、連中の軍服の胸元に閃く赤い羽根の装飾品。

「純血派……」

ブリタニア軍からナンバーズ出身者を排除しようとする目的と相まって、ここではイレブンに激しい差別意識を持っている。
意識だけならば可愛いが、連中は無茶が効く軍人なのだ。以前から虐待などの話が絶えない。



732 :すれ違い、ぶつかり合い ◆Hrs3a0oJRE :2008/06/09(月) 21:23:41 ID:hgP3Jprn
「申し訳ありません! 決して悪気があった訳では……」
「当然だ! ワザとやったと言うならば生かしておかんぞ!?」
「すみません、すみません!」

直ぐにでもその暴力の間に割って入って、止めたい。私には今それを行う力と義務がある。
だけど私の隣には軍属であるライが居て、私もやっぱりココでは学生を演じなければ成らない。
強く手を握り締め、唇を噛んで苛立ちを押し殺していると、隣から変な言葉が聞こえた。

「はぁ……あの人達にも困ったものだ」
「え?」
「ちょっと行って来る」

何か隣の軍人が変な事を言い出した……イヤ! その気持ちは嬉しい。
けれど純血派は一時期よりも力を失ったとは言え、全ブリタニア軍の中でもある程度の力を持つ派閥だ。
そんな連中にケンカを売るようなマネをして、ライの立場が悪くなってしまうのでは?

「でっでも!」
「僕はブリタニア軍に所属している。でも……あんな事は止めるべきだと思う」
「……」
「カレンはどう思う?」
「……止めさせて」

やっぱりライはライだった。私がイレブン 日本人についてどう感じているか理解している。
そこに自分の意思を添えて動く事ができる人間。ライはブリタニアの軍人だし、私は誰かの背中を見送るだけの生活なんて絶対にイヤだ。
それでも今のライの背中は……素直な気持ちで見送れた。ブリタニアの軍人になろうとも、あのゲットーに憤りを覚えてくれた背中を。


733 :すれ違い、ぶつかり合い ◆Hrs3a0oJRE :2008/06/09(月) 21:24:38 ID:hgP3Jprn
「どうしました? ジェレミア卿」

ライの声が僅かに遠くで聴こえる。万が一にも巻き込まれては行けないと、私は少し離れた場所で待っている事に成った。
聴こえた名前は……ジェレミア・ゴッドバルド!? エリア11のブリタニア軍の純血派の中心人物。
ゼロ絡みのオレンジ事件で一気に信望と地位を失ったって聞いたけど、代理執政官にまで上り詰めた地位と騎士としての力量は本物だろう。
そんな相手にあんなに気軽に話しかけるなんて……

「おぉ! 会いたかったぞ、同士ライよ!!」
「とりあえず……引っ付かないで下さい」

なっなに!? 同士ってどう言うこと!? 同士……志を同じくする者と言う意味よね?
ジェレミア=純血派→その同士=純血派。つまり……ライは純血派? まさか……
つうかオレンジ! ライにそんなに引っ付くな!! わっ私だってまだそんなにスキンシップを……キャ〜!!

「ライだって……特派の凄腕か!」
「技術職だが模擬戦で正規部隊のパイロットを瞬殺したらしい」
「コーネリア殿下から直々にお言葉を賜ったとか……」

何かスゴいスケールの話がジェレミアの取り巻きである、一般軍服達から聴こえてくる。
凄腕なのは理解している。けれど技術系の部署に居る事も聞いた。だけど……コーネリアが直接声をかけた?

「何度も言いますが僕は純血派に入ったわけではありません」
「なにぃ!? 未だに我らの熱い想いが伝わらないのか!? ライ卿!!」
「いや……ブリタニアを思うアナタの気持ちは気持ち悪いほど伝わってきましたが……」

呆然とする中でも私は必死に会話の無いように耳を傾けていた。




734 :すれ違い、ぶつかり合い ◆Hrs3a0oJRE :2008/06/09(月) 21:25:17 ID:hgP3Jprn
不意にジェレミアとは異なる高級軍人の制服を来た褐色の肌の女性が、ライとジェレミアの間に割って入る。

「ジェレミア卿、あまり無理に勧誘をしても逆効果なのは最近で解ったでしょう。
今はライ卿が我らの志を理解してくれているだけで良いではないですか?」
「むぅ……確かに」

どうやらジェレミアとは違って人間として最低限の礼節は理解できているらしい。だが……

「助かりました、ヴィレッタ卿」
「なっ!な〜に、貴公には色々と借りがあるからな?」

あの女……ジェレミア狙いかと思ったけど、まさかライを……戦場で見つけたら生かしておけない。
何だか客観的に会話を観察していたはずなのに、何か違った方向へと暴走してしまって気がする。

「それよりも如何したんですか? 公園であんなに大きな声を出して」
「おぉ! そうだった。聞いてくれ、同士よ。このイレブンが我らに賞味期限が切れたモノを食べさせようとしたのだ!?」
「ヒィイ! 本当に申し訳ありません!!」

ようやく自分に話の矛先が向いて再び縮こまる屋台の店員。だがか細く聴こえる彼の話を聞けばソレが悪意によるものではない事がわかる。
それに……この人は正直すぎて、悪く言えばブリタニアに忠実すぎて損をした。

「まぁ落ち着いてください、ジェレミア卿。確かに彼が賞味期限切れの品を出したのは過ちです」
「だろう!?」
「ですが、それに気が付いたのは貴方ですか? もしくは軍人の誰かが賞味期限が切れている事を理解できましたか?」

ライの言葉に純血派の連中は誰もが困ったように視線を彷徨わせている。
そう、賞味期限が一日や二日過ぎていた所で、ソレを判断するのは難しい。
もっと言えば料理しても気が付かないくらいならば、恐らく食べても問題は無い。




735 :すれ違い、ぶつかり合い ◆Hrs3a0oJRE :2008/06/09(月) 21:27:50 ID:hgP3Jprn
「彼は黙っていれば貴方たちに酷い目に会うことも無かった。しかしワザワザその失態を申し出た。そうですね?」

冷徹さとも取れるような知性的で冷静な瞳が辺りを見渡して確認の言葉。
誰からも文句は出なかった。屋台の名誉ブリタニア人は勿論、純血派の軍人達からも。

「つまり彼は自分の危険を承知で、食べ物を提供するプライドを守り、義務を履行した。
 それに加えて真摯な謝罪も行っています。以上のことは評価されるべきだとは思いませんか?」
「だがライ卿! コイツは所詮イレブンで『だから何です?』…ッ!!」

軍人達の誰かが上げた反論だったが、ソレをライの一言が封じる。その時見せた彼の視線、彼の雰囲気。
私はコレを放つ者を二人だけ知っている。一人はゼロ、もう一人は悔しいけれどブリタニア皇帝。
どちらも他者を圧倒するオーラ……そう、『王者の風格』を持っている。そしてライも……アナタは一体何者?

「イレブンで在る否かなど、プライドの遵守と義務の履行、そしてその評価に何ら関係ありません。
 そんな事ができる者をただ生まれだけで、理由も無く下に見ると言う行為が真の騎士に相応しいか……よく考えて頂きたい」

ビリビリと辺りを支配するライの視線が「ふっ」と空気が抜けるように穏やかなモノに変わる。

「なんて……思ったんですけど。如何ですか? ジェレミア卿」




736 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/09(月) 21:30:06 ID:IgiBV/4k
支援

737 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/09(月) 21:30:59 ID:Pvuagpzl
しえん

738 :すれ違い、ぶつかり合い ◆Hrs3a0oJRE :2008/06/09(月) 21:31:15 ID:hgP3Jprn
「う〜む。確かに同士ライの言う事も一理ある。私も一度は落ちた身、それをここまで守り立ててくれた卿の言葉だ。
 きっと我らのプラスに成るだろう」
「えぇ、ライ卿のお陰で純血派に帰ってくる者や、新たに加わりたいと言う者も現れましたからね?」

ライの曖昧で穏やかな言葉にジェレミアは感慨深げに頷き、ヴィレッタと呼ばれた女軍人も同意した。
基本的に良い人であるライは何故か純血派の失地回復に力を貸してしまったらしい。

「では……」
「うむ、店主よ! 先は強く言い過ぎた」
「イッイエ! 自分のミスですから、お許しいただければそれで……」

頭を下げもしないし、申し訳ない感じも全く無いけれど、純血派のトップであるジェレミアがイレブンに、日本人に頭を下げた? 
ありえない……今まではありえなかった。
これはライの論破によるもの? もしくは彼が上げた戦果によるもの? それともライが持つ王者の風格によるもの?
なんにせよ……ライの力だ。



739 :すれ違い、ぶつかり合い ◆Hrs3a0oJRE :2008/06/09(月) 21:32:06 ID:hgP3Jprn
「いや! 詫びの意味も込めてブリタニアロールを人数分貰おう。もちろん同士ライの分もな」
「へっへい! 毎度ありがとうございます!!」
「やれやれ……あの方の見栄には困ったものだが……時にライ卿? さっきから此方を伺っている女学生は?」

ヴィレッタと呼ばれた女性の質問に、ライは思い出したように私の方を向いて申し訳無さそうに小さく頭を垂れる。
そして自分を呼ぶように手招き。正直困る……私は黒の騎士団のナイトメア・フレームのパイロットだ。
しかしここで行かないのは逆に怪しまれる事に成るだろう。私は『病弱な貴族の令嬢』と言う仮面を改めて被りなおし、歩を進める。

「えっと僕が居候してお世話になっているアッシュフォード学園の学生で……」
「カレン・シュタットフェルトです」
「ふむ……同士ライの愛人か?」

何かオレンジがサラッと酷い事を言った。ライと私は二人して盛大に噴出した。
愛人? 恋人とか彼氏とか放り出して愛人!?


740 :すれ違い、ぶつかり合い ◆Hrs3a0oJRE :2008/06/09(月) 21:33:18 ID:hgP3Jprn
即座に入った他の軍人による訂正で、あらぬ誤解が継続される事は無くなった。
けど私とライは人数分のブリタニアロールが出来るまで、この場所に足止めされる事に成る。
そんな状況でもライは好機の視線を向ける軍人たちよりも私の方を向いて……くれようとした。

「さぁ同士ライよ! 己の口から純血派としての輝かしい戦歴を!」
「ですから、ジェレミア卿!! 僕は純血派に加わったつもりは無いと」
「ぜひとも自分の口から聞かせて欲しいな、ライ卿。ジェレミア卿の話は些か誇張されているような気がして……」

しかしすぐさまジェレミアを筆頭とした軍人達にモミクチャにされてしまう。全く私の気も知らないで……

「ちょっと良いか?」
「はっはい!? なんでしょうか、ヴィレッタ卿」

不意の質問に視線をライたちから横へと向ける。そこには騒動の輪に加わらず、こちらを興味深そうに見ている瞳。
褐色の肌に銀髪と言うブリタニア的とも言い難い容姿の女性 ヴィレッタ・ヌウ。進められるまま噴水の縁に腰を下ろす。
彼女も私の隣に座り、囁くような声で聞いた。

「貴殿とライ卿は恋人同士なのか?」
「えっ? えっと……その……」
「言い難いか? ならば質問を変えよう。貴殿はライ卿が気になるのか?」
「……はい」

こんなところで軍人相手に女同士の秘密の会話みたいなものを、やる事に成るとは思わなかった。
でもブリタニアの軍人を相手にするレジスタンスとしてではなく、人生の先輩を相手にする学生の気分でいる自分に驚く。

「そうか……なら必死に捕まえておくと良い」
「え?」


741 :すれ違い、ぶつかり合い ◆Hrs3a0oJRE :2008/06/09(月) 21:34:25 ID:hgP3Jprn
「ライ卿はこれから有能な騎士として認められるだろう。一部隊を任せられる指揮官になるかもしれん。
 ライ卿に指揮して貰ったことで我ら純血派も先日に武勲を挙げ、昔の失態を帳消しに出来そうだ」

……わかってる。今は技術部に所属していても何れ、彼の操縦技能はもっと違った場所で生かされる事に成るだろう。
そう、レジスタンスや他国の軍を相手にした本物の戦場で。

「これからの純血派を束ねていくのは彼のような人物かもしれん。イヤ……彼はその程度で納まる器ではないな」

言葉を自ら否定してヴィレッタは秘密でも語るように小さな声で私に言う。

「ライ卿はコーネリア様やユーフェミア様に直接お褒めの言葉を賜ってもいる。
皇族の親衛隊、いや……もしかしたらナイトオブラウンズにすら上り詰める事ができる逸材だと私は思っているんだ」
「そんな……」

まるで子供の才能を自慢する母親のようにこっそりと、だが本当に嬉しそうに彼女は言う。
誰かの口からソレを聞くことで、私は更に彼が遠い場所へと駆け出しているような実感を覚えて、身を小さくする。
だがポンと叩かれる肩、振り向けば慈しみに満ちた表情でヴィレッタは続けた。

「だから捕まえておけ。出世できる男を選べた女は色々と得をするぞ?」


742 :すれ違い、ぶつかり合い ◆Hrs3a0oJRE :2008/06/09(月) 21:35:08 ID:hgP3Jprn
「そんな事……あの、ヴィレッタ卿はライのことを……」

『好きだ』と言われたらどうしよう? そんな恐怖を覚えつつも、私は聞く。帰ってきたのは自嘲を含んだ言葉。

「気に成らないといえば嘘になるな。その能力だけじゃない、不思議な人となりも面白い。
 だが……出世の為に男を見てきたような私はライ卿には相応しくないさ」

ポンポンと私の肩を叩く手は、やっぱり私と一緒でナイトメア・フレームの操縦によるタコが多かった。

「彼は強いようで……どこか優しく、弱い。
そんな卿を支える事ができるのは汚い軍人などではなく、一介の学生こそが適任だろう。
ガンバレよ、若者?」


『違う』とは言わない。ただ黙って頷く。でも私は……もっとライに相応しくない女だ。
ブリタニアの騎士の道を何処までも高く駆け上がり、誰よりも多くの人を守るだろうライ。
なのに私はそんな彼に守られる振りをしながら銃を向ける。だけど……


だけど私はライが好き。


743 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/09(月) 21:37:15 ID:IgiBV/4k
支援

744 :貧弱な軍馬 ◆Hrs3a0oJRE :2008/06/09(月) 21:37:22 ID:hgP3Jprn
以上でした〜なんかね? 
ライカレとかじゃなくてね? 
オレンジ卿とヴィレッタさんを書くのが楽しかったw

カレン視点が途中でゴタゴタになり、カレンらしさがどこかに吹き飛んでいる気がします。
全力でお詫びして退散します。では〜!!

745 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/09(月) 21:45:53 ID:+6Ufa7nO
>>744
GJ
これ心中フラグ?と思ってしまった俺はきっと病気

746 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/09(月) 21:46:37 ID:tR2yNIHG
>>744
リアルタイムで拝ませていただきましたGJ!
カレン可愛いですね、しかしそれ以上にオレンジ君が可愛く見えた俺は病気なんだろうか…
カレンがクラブのパイロットに、ライが紅蓮のパイロットに気付いたらどうなるんだるう…
続きを楽しみに待っております。

747 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/09(月) 21:51:11 ID:QT5Mo27+
>>744卿GJ
ん〜やっぱいいネタだ!続きが楽しみです

748 :保管庫の人:2008/06/09(月) 21:53:13 ID:rYpe0MVW
>>744 GJです。勝手かと思いましたが、保管の際に目次欄のタイトルに2話目を示す記述を加えました。

749 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/09(月) 22:09:09 ID:kHVs2WUB
>>700  青馬卿
中々面白い話ですが……説明不足は否めませんね。
プロローグでも作ってみては?

>>744 貧弱な軍馬卿
ま、まさかの純血派ルート!?
極端に走るなぁ……話の向きでは純血派→親衛隊→ラウンズなんて軍人ルート総ナメもあるかもと期待してみたり。
そしてカレン……
目頭が熱くなりました……





750 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/09(月) 22:10:42 ID:ui7B7mYv
>>744卿GJ!
カレンもヴィレッタも可愛いがそれ以上にオレンジがかあいいwなんて純粋な人なんだ。
ライとカレンは今後どうなるのか続きが気になります。

751 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/09(月) 22:26:21 ID:oFiVMgbI
>>744
カレンの内面描写はもちろんだけど、オレンジ等の脇役のキャラも立っててすごく良かった
続きも期待してます

752 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/09(月) 23:06:48 ID:6TeGJzgv
>>744
GJ! ヴィレッタもカレンも可愛かった。そして何よりオレンジが最高ww
やっぱりLCのヒロインはカレンが似合いますね

753 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/09(月) 23:32:34 ID:/UiR1r2V
>>744卿GJ!
解放戦線編での「敵味方に別れながらも、最後の最後はカレンを庇ってしまう」流れが大好きな俺には夢にまで見た設定です

754 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/09(月) 23:36:29 ID:ykvwMJtV
http://ranobe.com/up/src/up277331.jpg

ライ・・・カレンを助けてよライ・・・orz

755 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/09(月) 23:40:40 ID:btluQZI0
>>754
ああああまたルルカレふらぐガガガガガ

756 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/09(月) 23:42:29 ID:6TeGJzgv
>>754
これはもう青月下でさっそうとカレンを救うライフラグにしか見えないんだが、俺だけ?

757 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/09(月) 23:44:36 ID:3JuoPnvM
>>754
もうここまできたらさっさとくっついてカレンを見限らしてくれよ・・・終盤まで生殺しってのが一番ウザい

758 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/09(月) 23:45:28 ID:IvlAdD6L
ルルカレふらぐはらめぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ

759 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/09(月) 23:53:14 ID:tR2yNIHG
7話予告で1週間悶絶し、9話予告で更に1週間悶絶し、今度は10話でまた一週間苦しまないといけないのか…
今思えば、来週は特番だなとか思っていた週が一番幸せだったのか。

760 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/09(月) 23:56:20 ID:VaHMhqYS
>>703 青馬氏
まぁなんだ、嫌な思いもしたかもしれないが
今度はテンプレ等に気をつけてまた書いてみて欲しい
キャラはみんなそれっぽくて良かったよ

>>744 貧弱な軍馬氏
うはぁ…これ続きはどうなっちゃうんだ?と思わざるを得ない
完成と言わずに続きをお願いしたいなぁ。ちょっと展開が苦しいかもしれないけど

761 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/09(月) 23:57:02 ID:C3mbOFLm
百歩譲ってルルカレフラグが立つのはいいとしても、自分的に、それがカレンの終盤死亡フラグに見えるのがちょっと…。

762 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/09(月) 23:58:29 ID:ykvwMJtV
鬼畜ライでライカレが読みたい!!

ライ「何でルルーシュばかり見てるの?ねぇ・・・教えてよカレン。」


763 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/09(月) 23:59:36 ID:btluQZI0
…生殺しに疲れ果ててそろそろLC買うんじゃなかったとか思い始めてきた…

764 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/10(火) 00:07:40 ID:LFv4ibxo
監督がドSだからなぁ…
LCスレやらファンサイト見て狂喜乱舞しているかもシレン。

765 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/10(火) 00:09:32 ID:LL+LkY+d
諸兄。ここはLCの世界だ。創造するのはいいが、必要以上にパラレルの本編に惑わされるな。

766 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/10(火) 00:10:55 ID:RVOHKG7W
鬼畜カレンでカレライが読みたい!!

カレン「何でルルーシュばかり見てるの?ねぇ・・・教えてよライ」

767 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/10(火) 00:13:13 ID:YHJhiHAl
カレンはもういい、いいんだ。諦めたから。
だからLC2では天子様とナナリーとアーニャを是非ともよろしくお願いしたい。

…ロリコンじゃないよ?

768 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/10(火) 00:14:25 ID:d6pdDDey
皆!スレを間違えてるぞ!本スレで話そうではないか!

769 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/10(火) 00:16:13 ID:LL+LkY+d
そういや、今までユフィ専属騎士ライやユフィ親衛隊隊長ライってあったけ?


770 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/10(火) 00:19:23 ID:dYj3Tq8j
なんかちょっと暗いので、めでたい話題を掘り起こして
>>724
三人の花嫁……
和洋中それぞれの婚礼衣裳が楽しみだな。
新郎のお色直しの数が半端無くなりそうだが。

771 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/10(火) 00:22:33 ID:0uaKR5Zq
とりあえず天子様の時だけシンクーが乗り込んでくると思うのは僕だけか…?w

772 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/10(火) 00:23:46 ID:Ik5CyyAc
>>769
ユフィはシャーリーと同様に恋する乙女みたいだったからあまり考えられないんじゃないかな

773 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/10(火) 00:25:20 ID:tbll0INu
うん、ネタバレなら事前に一言欲しかったんだぜ…orz

774 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/10(火) 00:25:46 ID:xTbZ4dXn
>>771
ナナリーの時はしっかりルルーシュが乱入してくるし
神楽耶さまのときは六家の老人がゾンビよろしくやってくるよw

775 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/10(火) 00:28:15 ID:pyao/X3q
>>754
もう他の平行世界の話を持ち込むんじゃねえと何度言ったら分かるんだヴォケが
ライカレで書いてる職人の気勢が殺がれるだろうが

776 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/10(火) 00:30:34 ID:dYj3Tq8j
>>769
筆頭騎士スザクが親衛隊を組織するにあたってライに相談
→結局組織編成全部やる事に
→ユフィ陣営におけるダールトン的な位置に

って考えた事はある。


777 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/10(火) 00:30:35 ID:xTbZ4dXn
>>775
怒るな怒るなw
自分も職人の一人だけど別に削がれないよ?
逆にルルーシュめっちゃいじめたうえで幸せなライとカレン書きたくなるw

778 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/10(火) 00:32:01 ID:d6pdDDey
このまま雑談でスレ埋めるんですね、分かります。

779 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/10(火) 00:33:17 ID:LFv4ibxo
うむ。
逆に妄想に逃げる為に色々と思い付く…
まあネタバレは明記しないとまずいだろうけどね。

780 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/10(火) 00:33:35 ID:dYj3Tq8j
ちょっと投下には容量が危険かも?

781 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/10(火) 00:41:36 ID:mVHEyjzN
感想とか、おねだりとか、ライがこの場面でいたらな短編妄想とかならまだしも
その他雑談はなるべく本スレでやろうぜ

782 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/10(火) 00:43:19 ID:xTbZ4dXn
おk
じゃぁ先に本スレに行くからみんなも雑談しに行こうぜ♪

783 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/10(火) 00:51:57 ID:ajRr/C0m
>>769
丁度、書いてたりする
近々、投下できると思う

784 :コウ ◆W56eoB1Y.M :2008/06/10(火) 01:00:23 ID:KSXviaNe
>>766ちょっと鬼畜が弱い、というかいまいちないけど投下します。

785 :コウ ◆W56eoB1Y.M :2008/06/10(火) 01:01:50 ID:KSXviaNe
今週の例のシーンのSS
色んな所のSSと被りそうな予感がするけど気にしない。


中華連邦の領土である孤島をとりあえずの拠点として得たゼロ率いる黒の騎士団と日本人百万人。
だが、拠点を得たと言ってもまだ安心はできないのだ。ブリタニアによる進攻も中華連邦による盟約の破棄も十分に可能性として考えられるのだから。
だから今は皆が協力し合って早急に体制を確立しなくてはならない。
やっぱりゼロを、自分達を信じて、選んでくれた日本人を後悔させるような真似だけは絶対にしたくない。
ゼロに近い人達、つまり幹部クラスともなれば、そう考えるのが当たり前で、だからこそ一生懸命になるのだ。
例えば、昼は休む暇なく島の開発、整備を。夜はほとんど眠らずに会議、事務処理。
最も上にあげたのは一例、それも特に限定された人物が対象になっている。つまり力仕事も監督業務も事務処理も速く、完璧にできて人当たりがいい人物。
残念ながら騎士団にはそんな便利な人物は一人しかいなかった。
よって彼に、作戦補佐に休む暇がなくなるのは自明の理だったのだ。


786 :コウ ◆W56eoB1Y.M :2008/06/10(火) 01:03:46 ID:KSXviaNe
もちろんライとて、れっきとした黒の騎士団の幹部だ。先にあげたような適性をもち、やる気も十分。となれば何を差し置いても、やるべきことをやるだけだ。
そう、今は自分の仕事をやるだけなのだ。睡眠時間が2時間しかなくても。食事が3食レーションでも。結ばれたばかりの恋人との蜜月がまっっっったくなくとも。


わかりやすく言えば人間の原始的な三大欲求が全く満たされていない、危険な状態でも皆のために笑って流す。その笑いは温和な性格がなすものか、欲求不満による、おかしなハイテンションに起因しているものなのかは知らない。知りたくない。


787 :コウ ◆W56eoB1Y.M :2008/06/10(火) 01:05:53 ID:KSXviaNe
それでも、持ち前の能力でなんとかこなしていたライ。彼は今、島の東部の住居区画の予算申請やら何やらの書類をゼロに渡しに政庁に来ていた。目の下の隈と、挨拶された時の無駄に陽気な反応は既に当然の如く受け入れられていた。

だから当然ゼロのいる部屋に入る時も「やぁゼロ!今日もいい天気だね!」なんて言って入ったのだ。



カレンは見た。ライの顔、今の今まで優しい、ちょっと方向性のおかしくはあったが、それでも優しい笑みを浮かべていた顔から表情と言う表情が消えた瞬間を。背筋が凍ったわ。あの瞬間私の背筋は南極だった。とは後に彼女が語った所である。

「お邪魔虫だな、ライ。」
何時の間にいたのか、C.C.がライを揶揄する。

次の瞬間、ルルーシュは見た。ライの額にとんでもなく大きな青筋が入ったのを。あの瞬間、俺はスザクと相対する時以上の恐怖を感じました。ごめんなさい。とは後に彼が語った所である。

動けない二人。蛇ににらまれた蛙のようであったとは後にC.C.が語った所である。

ふと、ライが動く。書類をC.C.に渡すと無言で一礼をして、部屋を出ていく。その間無表情額には大きな青筋である。怖すぎる。

ルルーシュとカレンが自分を取り戻したのは数分後。
ライの機嫌が治ったのは数日後。

そこにどんな恐怖、苦労があったかは、また別の話。

788 :コウ ◆W56eoB1Y.M :2008/06/10(火) 01:07:26 ID:KSXviaNe
終わりです。ありがとうございました。自分はやっぱりライカレが好きだ。

789 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/10(火) 01:15:52 ID:UHFb8Dux
>>788
うはw初のリアタイ更新が生殺しw数日のストーリーが見たいと言ってみるテスト
ともあれGJでした!!

790 :コウ ◆W56eoB1Y.M :2008/06/10(火) 01:16:19 ID:KSXviaNe
>>766 すいません。鬼畜ライだと思ってました。読み間違いです。
ってことで勝手な妄想だと流して下さい

791 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/10(火) 01:19:09 ID:LFv4ibxo
>>790GJ!
ライの方が鬼畜なのは>>762だな。

792 :749 ◆BSEN2a0LWM :2008/06/10(火) 02:37:32 ID:UHFb8Dux
>>788に触発されてカレライ
鬼畜じゃないんだがライがちょっと受け身に回ってしまってるので注意

『本日三度目の』




「どうしてなの、ライ」

カレンが悲しそうに、いや、どこか怒りの色を宿した瞳で僕を見つめる。その距離は鼻先をかすめてしまうくらいに近いもので、心臓がばくばくとうるさい。

ああ、これは何の冗談だ?
カレンは僕にまたがって、その…馬乗りになっているし、僕の顔の横で手をついていて、離してはくれなさそうだ。
その射るような瞳にはいつもみたいな優しい色は浮かんでいない。むしろいつか見た憎悪の混じるものだった。


――違う意味で、心臓が張り裂けそうだ。一年前に恋人と呼べる関係になった僕ら。今では、まあ、キスくらいはまるで挨拶のように交わすようにはなっている。しかしそれはふたりきりの時だけで、人前ではカレンが恥ずかしいのかあまりさせてもらえない。
僕としては悪い虫が寄りつかないように、彼女は自分のものなのだと堂々としたいのに。


話が逸れてしまった。
理由は検討がつかないが、僕はカレンを悲しませてしまっているんだ。
手を伸ばしてカレンの頬にそっと触れる。ぴくりと肩が震えたがやはり瞳の色は変わることなく僕を見つめている。


「…カレン」



793 :749 ◆BSEN2a0LWM :2008/06/10(火) 02:38:34 ID:UHFb8Dux

出来るだけ優しい声で、笑って愛しい名前を口にした。その射抜かれるような瞳にどうか優しい色が戻るように願いを込めて。

「ライ……たす、けて…」

カレンはまるで悲しいと訴えるように眉をひそめて呟いた。途端か細いかたを震わせて僕にしがみつく。

「カレン?」
「助けて、ライ…っ」

驚いた。カレンの涙なんてこの一年、見ることがなかったのに。
ここまでカレンを追い詰めた原因は何だ?

「何が、あった?」
「おかしいの、私」
「どういうことだ?」

しかし返答はなく、離れた体からまるで奪われたかのようにぬくもりが一気に悪寒に変わった。第六感というのだろうか…

「ライ」
「、ん!?」

小さく名前を呼ばれたかと思えば、唇を寄せられた。拒絶する訳などなく、それに応えようとした所でぬるりとした感触を口内に感じる。
少し驚きはしたが、それを上回る何かが込み上げすぐにそれを追うように絡める。

時間も忘れてむさぼるように、ついばむように求め合った。お互いの息が唇から漏れ、離れた瞬間には名残惜しささえ感じた。


「ラ、イ…」
「カレン…」



794 :749 ◆BSEN2a0LWM :2008/06/10(火) 02:39:21 ID:UHFb8Dux

紅潮した頬、涙の浮かぶ目尻。
いつもと違う下からのアングル、しかも求めてきたのはカレン…正直言ってどうにかなってしまいそうだった。


――でも、よかった。怒りの色は消えている。
安堵することでどうにか理性を抑えこむ。でないと僕は猛獣と化して彼女を傷つけてしまうだろうから。カレンの前では全てをさらけ出したい、けれど傷つけることだけは何よりも許せない。

「、の…なのに」
「ん?」
「あなた、ルルーシュを見る目が他の人と全然違うんだもの」
「は…ルルーシュ?」
「ライは、私のなのに」

先ほどより顔を赤らめて目を逸らしたカレン。…僕がルルーシュを見る目が、違う?そりゃそうだ、言ってはなんだが彼には前科があるのだ。

「見てるよ、ルルーシュのこと」
「…!やっぱり、ライは」
「当たり前じゃないか。いつ、ついうっかりカレンに手を出されるかわかったものじゃない」

――ルルーシュのうっかりは本物だよ。
真剣にそう言えば、カレンはみるみる目を丸くさせてついには吹き出してしまった。

「っふ、あははっ…何それ」
「聞けば、ルルーシュはカレンに迫ったそうじゃないか」



795 :749 ◆BSEN2a0LWM :2008/06/10(火) 02:40:38 ID:UHFb8Dux

あの話を聞いた時はもう正直はらわたが煮えくり返って蒸発してしまうのではないかというくらいだったものだ。

「カレンは、僕のなのに」


ふわり、唇に柔らかいものが触れた。


「…バカね、私」
「ん?」
「勝手に勘違いして、嫉妬して。…ライを、困らせたわ」
「…うん、困った。」
「ごめんなさい、ライ」
「だから、罰として僕の…――」


――三度目のキス。今度は僕から、愛しさを確かめるように。


END.


以上です。ライカレ初めて書いたんでおかしいかもしれない(´・ω・`)鬼畜?なにそれ美味しいのorz

796 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/10(火) 02:49:42 ID:LFv4ibxo
>>795GJ!
最近のあの流れを断ち切るような素晴らしいライカレでした。
しかし今日は投下量が凄いな…

797 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/10(火) 06:08:37 ID:ajRr/C0m
容量って、500までだっけ?
10KB程度のSSなら、投下しても大丈夫だよね?

798 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/10(火) 06:25:54 ID:ajRr/C0m
ごめん、ちと睡魔が襲ってきたんで、起きてから投下します

799 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/10(火) 09:10:47 ID:/e5yV04e
>>798
心からお待ちしてます

800 :這い寄る混沌 ◆4EKy8pi43U :2008/06/10(火) 10:33:38 ID:AotmTbRq
それでは、改めて投下させて頂きます
一応の注意事項として
ユフィの相手はスザクじゃなきゃ駄目だ! って方は、ご注意を

あと、少し長いんで、もし支援可能な方が居ればお願いしたい次第です

801 :這い寄る混沌 ◆4EKy8pi43U :2008/06/10(火) 10:34:56 ID:AotmTbRq
「護衛・・・・・・ですか? 僕が、ユーフェミア様の?」
「そうだ。ユフィがもう暫く学校に行きたい、と言い出してな。お前はアッシュフォードに
 部屋を借りているのであろう? ならば適任だ、と何名かが推薦してきたのだ」
「暫くとは、どの程度の期間なのですか?」
「せめて卒業したいと言うことなのでな。卒業所要単位が取れ次第、卒業させる予定だ
 多く見積もっても、一ヶ月と言った所だろう・・・・・・それと、これを」
「これは・・・・・・『報道用資料』ですか?」
「あぁ、色々と勘ぐって来る連中がいるだろう。そちらの対応も、お前に任せる
 問題があれば、ダールトンやギルフォードに相談すると良い・・・・・・任せたぞ」
「イエス・ユア・ハイネス!」
こうして、親衛隊への入隊以来、最も重大な任務が始まったのだった


802 :這い寄る混沌 ◆4EKy8pi43U :2008/06/10(火) 10:36:03 ID:AotmTbRq
親衛隊ルート・ユフィの騎士育成編 『D将軍(仮名)の場合』

「お待たせしました、ユーフェミア様」
「ライ、御免なさい。気を使わせてしまってばかりですね」
そう言って、僕の差し出したジュースの缶を受け取るユーフェミア様
「気にしないで下さい。これも、任務の内ですから」
ユーフェミア様の座るベンチに腰をかけると、そう答える
此処は、学園から政庁への帰り道にある、公園の一角。公園と言っても、結構な広さだ
今日も今日とて報道陣との質疑応答を済ませた僕達は、何時ものようにその公園のベンチで
束の間の休息を取る事にした。今日で一週間目。既に、日課の様なものだ
「それと、これも。日本の食べ物で、たこ焼きと言うそうです」
僕が手渡した紙の小箱に詰められた丸い食べ物を、ユーフェミア様が不思議そうに眺める
「たこ焼きって、あのタコさん・・・・・・ですか?」
「お食べになられれば、判ると思いますよ」
僕の言葉に促がされるように、ユーフェミア様はタコ焼きの一つを口に運ぶ
「美味しい。それに、本当にタコさんが入ってるんですね」
でも、ちょっと熱いですね、と微笑むユーフェミア様に、任務を忘れてつい見惚れてしまう
姉君のコーネリア様は凛々しい方だが、ユーフェミア様は可愛らしいと言う形容詞がぴったりの人だ
だから、今のように見惚れてしまう事も良くあるが、まあこの位の役得は許されるだろう
「ねぇ、ライ。ずっと言おうと思っていたんですけど」
気がつくと、普段より少し近い位置にユーフェミア様の顔があった
「私が公務を離れている間は、ユフィと呼んでくれませんか? それと、敬語も止めて欲しいんです」
「それは・・・・・・僕が、コーネリア様に叱られてしまいます」
そう、彼女はコーネリア皇女殿下の妹君なのだ。万が一、ユフィと呼んでいる、なんて知れてしまったら・・・・・・

803 :這い寄る混沌 ◆4EKy8pi43U :2008/06/10(火) 10:36:42 ID:AotmTbRq
「ですから、制服を着ている間だけです。それなら、お姉様にバレたりしません
 嫌だ、なんて言ったら、今度は命令しちゃいますよ?」
「・・・・・・判りました。今からは敬語も使いませんし、ユフィと呼ぶようにします」
そう言ってから、やれやれ・・・・・・と言う感じに溜息をついてみせる。もちろん、わざとだ
「それと、もう一つお願いがあります。私をシンジュクに連れて行ってください」
「今からシンジュクに? ユーフェミア・・・・・・ユフィ、もしかしてカレンの言った事を気にしているのか?」
それは、教室で昼食を食べ終えた時の事だった。シャーリー達とくだらないお喋りを楽しんでいると
不機嫌そうなカレンが、ユフィに言い放ったのだ
『いい気なものね。此処では、まだ戦争が続いている。この間もシンジュクゲットーで
 罪の無い多くの人が殺されたばかりだと言うのに。それなのに・・・・・・』
シンジュクゲットーの虐殺。確か、僕が学園に来る少し前の出来事だ。その頃ユフィは、まだ本国に居た
ユフィに責任は無い、と僕も他の皆も言ったのだが・・・・・・やはり、気にしてしまっているのだろう
「それも有ります。でも、それだけでは無いんです。私自身が知りたいと、そう望んでいるのです
 この国で、何が起こったのかを。副総督として知らなければならないのです」
そう言って僕を見つめる瞳からは、強い決意の光が見て取れる
お飾りの副総督。ユフィを、そう呼ぶ人たちが居る。しかしそれは間違いなのだ、と思い知らされる
ユフィはユフィなりに、自分に出来る事、自分がしなければならない事を、必死に探しているのだ
「分かったよ、ユフィ。でも、その格好じゃ駄目だ。友達に連絡して、服を持ってきてもらう
 それに着替えてから案内するよ。君の望み通り、シンジュクゲットーに」
見かけに寄らず、ユフィは頑固だ。駄目だと言っても、納得しないだろう。そんな所は、コーネリア様そっくりだ
僕は携帯でミレイさんに連絡すると、女性物のジーパンと上着、それとサングラスを届けて貰えるようにお願いした
その数十分後、バイクでやって来たリヴァルからそれを受け取り、手近な店の化粧室でユフィを着替えさせると
ユフィの希望通りに、シンジュクゲットーへと向かう事にしたのだった・・・・・・


804 :這い寄る混沌 ◆4EKy8pi43U :2008/06/10(火) 10:37:13 ID:AotmTbRq
「ここが、シンジュク・・・・・・」
目の前の光景に絶句するユフィ。無理も無い。辺りは一面が廃墟同然で、所々に血の跡すら残っている
中には墓標代わりなのだろうか、崩れかけた壁に写真が貼り付けてあり、その周辺には人形や花束が
備えてある場所まである。さっきまで居たトウキョウ租界とは、まるで別世界だ
「こんなたくさんの人々が・・・・・・」
「ここは少しずつだが、復興が進んでいたそうだ。だから逆に、犠牲者も多く出てしまったらしい」
近代的なトウキョウ租界と、文明から見放されたシンジュクゲットー
力の差を見せつけ続けることで、人々から反抗心を奪う。そのブリタニアの統治方法が、この二箇所から
如実に見て取れる。それだけに、ユフィにとっては辛いものがあるのだろう
あまり長く居ると、住民に気がつかれる恐れがある。そろそろ帰ろう、ユフィにそう伝えようとしたその時だった
「随分と見せ付けてくれるじゃねえか、お二人さんよぉ」
あまり友好的とは思えない声が、僕達二人に投げかけられる。振り向くと、男が五人、此方に近付いて来ていた
見たところ、ブリタニア人のようだ。人の事は言えないが、こんな場所で一体何の用だろう?
「ちょっとさ、お金分けてくんないかな? 俺達、困ってるんだよねぇ」
「あら、募金ですか? ご苦労様です」
先程とは別の男の声に、ユフィが答える。何とと言うか・・・・・・ユフィ、天然にも程があるだろう。どんな理由があって
こんな場所で、ボランティアのブリタニア人が募金活動をすると言うのだ
「そんな訳が無いだろう。ユフィ、とにかく僕の後ろに」

805 :這い寄る混沌 ◆4EKy8pi43U :2008/06/10(火) 10:37:39 ID:AotmTbRq
とにかく今は、ユフィの身の安全が第一だ。そう思い、ユフィを庇うように、半歩だけ前に進み出る
「何だ、やるのか? 後悔するなよ? オヤジ! こいつ、やる気みたいだぜ!」
「どうれ。お前達に、手本を見せてやる」
更に別の一人の呼びかけに応えて、男達の後ろの瓦礫の陰から、また別の男が姿を現した
身長は2mと言ったところだろうか。かなりの大男だ。服装はアロハシャツにジーンズ、サンダルと顔にはサングラス
如何にもな格好だが、それ以上に目を引くのは、大きな傷痕の残る顔だ。この男、どう見ても・・・・・・
「ダールトン将軍、何をしているんですか?」
そう、ダールトン将軍その人だ。サングラス程度で見間違える筈も無い
と言う事は、何時の間にか周りを囲んでる五人は、もしかしなくてもグラストンナイツだろう
「ダールトン将軍? 知らんなぁ? 私は遊び人のダーさん、そう呼ばれている者だ」
意味が判らない。突込み所が多すぎる。それにダーさんって、せめてもう少し捻って欲しい・・・・・・
「ライ、お知り合いの方ですか?」
君だって知り合いだろう。でも、ユフィ。面倒だから突っ込まないよ
「それよりも、ライ。ゴチャゴチャ言ってないで、かかって来たらどうだ?」
そう言うと、ダールトン将軍(絶対にダーさん等とは呼ばない事にする)は、右肩を突き出して半身に構える

806 :這い寄る混沌 ◆4EKy8pi43U :2008/06/10(火) 10:39:28 ID:AotmTbRq
と言うか、今僕のことをライって呼びましたよね? せっかくしてた前振り、ガン無視ですか?
僕が呆れ返っていると、ダールトン将軍がベタ足でにじり寄って来て
「来ないのならば、こちらから行くぞ?」
言うが早いか、くの字に曲げていた右腕でパンチを繰り出してきた。シュッと言う音と共に、拳が迫る
(速いッ! ジャブか!?)
この位置では、ユフィも危ない。だが速いと言っても、スザク程では無い。十分見える速度だ
僕は更に前に進むと、拳が当たる直前でガードを固める。この程度であれば、僕だって防ぐ事は・・・・・・
しかし、僕の予想は裏切られ、左の頬に衝撃が走った。軌道が変わった!?
「まさか、フリッカー!?」
冗談では無い。なぜ将軍がボクシングの高等技術を身に付けているかは知らないが、僕にこれを避ける技術は無い
しかも、ジャブの癖に妙に重い。これでは、そう何発も持ち堪えられないだろう。覚悟を決めるしかない
「負けるの嫌いなんですよ! 僕!」
一方的に喧嘩を売られて、負けで終わるなんてご免だ! そう吠えると、将軍に向かって、僕も拳を振り上げた

807 :這い寄る混沌 ◆4EKy8pi43U :2008/06/10(火) 10:41:43 ID:AotmTbRq
(結局、さっきのは何だったんだろう・・・・・・)
そう思っていると、殴られるのとは違う痛みが、僕の頬に走る
「痛いよ、ユフィ。頼むから、もう少し優しくして欲しい」
「知りません。喧嘩なんてするから、痛い思いをするんです」
僕の抗議は、聞き入れて貰えないようだ。暫く我慢するしかない
「こんなに傷だらけになって、もう・・・・・・」
ユフィは薬品を染み込ませた脱脂綿をピンセットで摘まみ、それで僕の顔を拭いて行く
制服を取りにアッシュフォード学園に戻ったついでに、僕は保健室でユフィに治療してもらっていた
「絆創膏張りますからね。動かないで下さい」
将軍とのボクシング(?)は引き分けに持ち込んだものの、体中痛むし、顔は所々切り傷まで出来ていた
しかも、ユフィの機嫌もあまり宜しくない。少なくとも、ゲットーの惨状のせいだけでは無さそうだ
「ユフィ・・・・・・」
「はい、これでお終い」
話し掛けては見るものの、何時の間か現れたアーサーを抱き上げて、ユフィはそっぽを向いてしまう
「あんな喧嘩、何の為にもならないじゃないですか」
不機嫌の理由はそれか
「喧嘩じゃなくて、ユフィの護衛任務だ。それに」

808 :這い寄る混沌 ◆4EKy8pi43U :2008/06/10(火) 10:43:27 ID:AotmTbRq
「それに?」
ちらりと僕の方を見て、言外に「何ですか?」と訴えてくる
「ユフィの前で負けるなんて、嫌だったんだ」
そこまで聞いて、ユフィは「まったく、もう・・・・・・」と、溜息を吐く
「男の人って馬鹿ばっか、ですよねぇ」
猫に向かってそう呟いて首を傾げるが、明らかに僕に向けられた、批難の混じった飽きれ声
馬鹿と言われてしまえば、それまでだ。だけど、僕にだって意地というものが・・・・・・
「御免なさい。ライが私を守ろうとしてくれた事は、凄く嬉しいんです
 でも、その為にそんな怪我までして。そう言うの、辛いんですよ?」
「なら次は、ユフィも守るし怪我もしない。そのくらいは、出来るようになって見せるよ」
そう、意地なんだ。だから、意地を貫き通せるように、強くなろう
今日の様な無様な真似は、もうご免だ。何より、ユフィに心配をかけてしまう
僕の答えを聞いたユフィは、きょとんとした顔をしていたが、次第に笑顔になっていった
「そう、ですよね。今が駄目なら、少しずつでも変われば良いんですよね
 変わるために、変えるためにシンジュクに行ったんですもの」
少しだけ判っちゃいました。そう言って微笑むユフィを見て、改めて強くなろうと、僕はそう思った・・・・・・


〜エピローグ〜
「姫様。ダールトン、只今戻りました」
「ご苦労。それで、首尾の方は?」
「万事抜かりなく。少しだけ、梃子摺りはしましたが」
「そのようだな。しかし、ダールトン相手にそれだけ傷を負わせるとは・・・・・・」
「噂通り、生身でも充分やれる男のようです」
「なるほどな。なら、次の段階に進むとしよう。ギルフォード」
「イエス・ユア・ハイネス。姫様の御前に」
「次はお前の番だ。任せたぞ」
「イエス・ユア・ハイネス! 必ずや、ご期待にお応え致します」
「ユフィ、私が必ず・・・・・・」

809 :這い寄る混沌 ◆4EKy8pi43U :2008/06/10(火) 10:45:26 ID:AotmTbRq
以上、ご清読有り難う御座いました
一応、あと1〜2話続く予定です・・・・・・しかし、今回は怒られなかったな
連投で怒られる条件って、一体何なんでしょう (´・ω・`)

それでは、またです ノシ

810 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/10(火) 10:50:59 ID:LL+LkY+d
460KB越えてるし、そろそろ長めの投下はまずいのでは

811 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/10(火) 11:03:53 ID:/e5yV04e
>>809
乙です!
遊び人のダーさんとユフィに突っ込まないライに吹いたw

812 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/10(火) 11:04:12 ID:AotmTbRq
>>810
申し訳ないです
投下開始時点では、SSの量に対して充分なスレッド容量が残っていたもので・・・・・・
以後、注意しますのでご容赦下さいませ <(_ _)>

813 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/10(火) 11:43:49 ID:KSXviaNe
ちょっと投下しようかと思ったんですが、やめておいた方がいいですかね?

814 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/10(火) 12:01:08 ID:LL+LkY+d
新しいのを建ててからの方がいいと思うよ。下手したら途中から新しい板にしないといけないだろうから

815 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/10(火) 12:02:16 ID:VSdoJIJo
は?

816 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/10(火) 12:03:47 ID:YunSMKTT
>>813
前スレが800ぐらいで力尽きたからちょっとヤバいかもw

817 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/10(火) 12:12:58 ID:KSXviaNe
次のスレに投下することにします。
ここの職人さんの精力的な活動には驚かされますし、それ以上に楽しませてもらっています。
こんな感じが続くと嬉しいです。

818 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/10(火) 12:15:44 ID:PAmz7xvm
マジレスするとよっぽどの長編でも無い限り、あと一、二作品くらいなら投下出来る容量は十分あるよ

819 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/10(火) 12:29:28 ID:vnvJv/1r
だな。投下途中で容量オーバーしてもその時は新スレで改めて一から投下すりゃ済む話
むしろ残りを雑談で埋める方がよっぽど苦しいぞ

820 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/10(火) 12:30:57 ID:FZ7759Ia
>>809
ダーさんワロタWW
GJです!

まだ新しく立てて一月経たないのに、もう新スレの時期か
投下スピードが早くて感動!
全ての職人様、面白いSSを読ませていただいて、どうもありがとう!
管理人さんもありがとう!

821 :コウ ◆W56eoB1Y.M :2008/06/10(火) 12:35:42 ID:KSXviaNe
容量あるみたいなんでSS投下させてもらいます。

黒の騎士団カレンEND後のSS

今回はライは殆どでません。
オリキャラがでます。嫌な人はスルーで。


822 :コウ ◆W56eoB1Y.M :2008/06/10(火) 12:36:56 ID:KSXviaNe
行政特区日本の設立から五年の歳月が流れた。泣くだけだった赤ん坊が一人で立ち、歩きだし、言葉を覚えていくように成長を遂げてきた小さな日本。
しかし、その歩みは確実かつ早いもので、設立わずか五年目にして新たな段階に入った。
すなわち、日本固有の武力の保持をブリタニアと話し合う段階に入ったのだ。
これが認められればブリタニアはエリア11から撤退し、この国が日本と呼ばれる日はすぐにやってくるだろう。
この報道がなされた時の日本人の歓喜はそれは凄まじいものだった。それも当然と言える。長い間夢見た独立が目の前に確かな形をもったのだから。


823 :コウ ◆W56eoB1Y.M :2008/06/10(火) 12:40:13 ID:KSXviaNe
紅月カレンも当然この報道を聞いて歓喜した一人であった。
彼女は今、特区日本にある大学において政治学を学んでいる学生である。

特区の政庁には最近はほとんど顔を出していない。
特区設立当初はゼロの護衛を務めたりもしたが、彼女は元来ナイトメアのパイロットである。護衛は専門ではないうえに、女性では些かきつい仕事だった。
それよりも特区の政庁にいた時、自分の恋人の激務を横で見ながら何か手伝いができないかと常に思っていたものだった。
彼女は確かにしっかりとした回転のよい頭脳を持ってはいたが、生憎政治については勉強不足であったことは否めない。しかも彼女の恋人はどこで学んだのか、あの年で既に一流の政治家だった。
これまでの急速な特区の成長も彼の活躍が間違いなく大きな要因となっていた。余計な手伝いはかえって足手纏いである。
だから彼女は決意した。とりあえず政庁を出て大学で一から学んでみようと。

そして、いつの日か、ゼロの片腕と言われているあの人の片腕となれたら…。
我ながら単純だとは思うが、惚れた弱みだ。最後まで貫きたい、この想いだけは。


824 :コウ ◆W56eoB1Y.M :2008/06/10(火) 12:41:44 ID:KSXviaNe
そういうわけで政庁を離れた彼女だったが、今はとてつもなく不機嫌だった。普段は彼女に近づく男達が躊躇し、女友達が示し合わせたように苦笑を浮かべる程に。

「まぁ、しょうがないじゃない?彼だってただの会社員とかじゃないわけだし。」

そう言って彼女に声をかけたのは水無瀬むつき。カレンが本音を話せる数少ない友人である。
紅月カレン、ゼロの元騎士、紅蓮の元パイロット、現在の恋人は特区日本の要とも言うべき政務官だ。何かしらの思惑をもって近づいてくる人間は多い。

しかし、むつきとはそんな雰囲気になった事はない。彼女とは運動サークルを巡っていたときに知り合ったのだ。今でも一緒にジムに通うほどの仲が続いている。

そんなむつきの言葉だったのだが、それに対してもカレンは不機嫌そうに口を結んだままだった。その態度にむつきは、はっきりと苦笑を浮かべながら、可愛い顔が台無しよ、と言ってみたのだが効果はなかった。

825 :コウ ◆W56eoB1Y.M :2008/06/10(火) 12:43:55 ID:KSXviaNe
カレンの不機嫌な理由は簡単だ。それは、なかなか会えない恋人が昨日テレビに出演したことにある。
ただし、それだけなら彼女の機嫌がこんな風になることはなかった。
不味かったのは彼女の恋人、ライ政務官が仲睦まじそうに、ある女性と共演したことである。
女性の名前はレイナ=シンクレア。今回の交渉のブリタニア側の代表である。

同性から見ても羨ましい青みがかった美しい黒髪。人形と見間違えるがごとき整った顔立ち。若くして政治家として評価されるその手腕。おまけにブリタニアでは皇族に次ぐ家格の公爵家の令嬢。
およそ限りなく完成された人間だったが、ただ一つ。そこがカレンの導火線に火を点けた。


826 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/10(火) 12:44:24 ID:/e5yV04e
支援

827 :コウ ◆W56eoB1Y.M :2008/06/10(火) 12:46:17 ID:KSXviaNe
(でも…確かになんと言うか、結婚会見みたいだったよね、なーんてね、あはは。)

そう、レイナ=シンクレア。完璧と言われる彼女だったがまだ18歳、恋の前には一人の女性だった。
わかりやすく言えば、彼女は現在の交渉相手にはっきりとした好意をもってしまっていた。
そして、それが昨日の会見で爆発したのだった。

最初に現在の交渉の状況についてライが説明をした。そしてその後にレイナの挨拶だったのだが、それは挨拶という名の盛大な惚気だった。

やれ彼はここが素晴らしい、やれ彼のこんな行動が男らしい、やれ彼の考えはこんなに深いものだ。

予定時間を一時間以上過ぎて会見が終わった時、生き残っていた記者は全体の一割に満たなかった。

そうして最悪なパターンと言うか、ライ政務官は止める気が起きないのか、レイナの横で、ただ苦笑するだけだった。鈍いのか、大物なのか判断に迷う所である。
だから、その光景はまるで結婚会見のように映ったのだった。



828 :コウ ◆W56eoB1Y.M :2008/06/10(火) 12:48:46 ID:KSXviaNe
「でもさ、彼、明後日には帰ってくるんでしょ?」

むつきがそう言うとカレンはようやく、渋々といった感じではあったが頷いた。
ここでむつきは考えた。これ以上カレンの不機嫌が続けば、周りが苦しくなる。現に何人かの苦笑が引きつり始めている。
カレンの不機嫌を直し、かつ自分達に被害が及ばない方法は一つしかない。
ちなみに、この間わずか一秒。むつきの必死さがわかるというものである。
その方法とは、すなわち

「だったら彼にちょっとお仕置きしてあげなさいよ。カレンにこんな思いさせたんだから、それくらい当然よ。」

ライを犠牲にすることだった。

(ごめんなさい。ライ政務官。でも、あなたも悪いと思います。私たちのためだと思ってどうか。)

それを聞いたカレンが浮かべた笑みをむつきは一生忘れられないだろう。
それは一言「壮絶」
それで、すべてを表せる笑みだった。

ライの運命や如何に。

今回はこれで終わりです。ありがとうございました。次回に続きます。カレンのお仕置きの回です。
早めに投下したいと思います。
支援ありがとうございます。

829 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/10(火) 13:11:21 ID:/e5yV04e
>>828
これは良い嫉妬。続き心待ちにしてます。

830 :コウ ◆W56eoB1Y.M :2008/06/10(火) 13:12:42 ID:KSXviaNe
すいません。終わりのレスを入れるの忘れてました。
終わりです。
失礼しました。

831 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/10(火) 14:25:49 ID:iEoQFA7x
うおー、いい展開だなー
嫉妬に燃えるカレンにライがどんなことをされるのか…すごく…楽しみです…


なんだが、やはりオリキャラの存在は引っかからざるを得ない
いや、駄目っていうんじゃなくて、別に今回出てきたオリキャラは名前アリで出す必要なかったんじゃないかと
別にモブでも良かったんじゃないかと思うんだ
オリキャラが出るとなると「こいつはくせえーッ」と忌避する人もいるから、それってすごく勿体無いと思う
オリキャラは「添え物としてなら使っていい」じゃなくて「なるべく使わない」の方向で執筆したほうが
いいんじゃないかなー。

832 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/10(火) 14:38:14 ID:US58ZH6D
乙でっす。なかなかやきもきする展開ですなw

>>831の言は全面同意。むやみにオリキャラは出さない方がいいですよ。
本当にそのオリキャラは必要なのかを考えて、なおかつオリキャラの存在がくどくないかを確かめるぐらいがちょうどいいと思います。
オリキャラを好むって人は少ないですから、オリキャラにむやみに設定をつけると忌避の原因にしかなりませんし。

833 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/10(火) 14:41:49 ID:9YTsuWEn
>オリキャラがでます。嫌な人はスルーで。

この一文が読めなかったか?
わざわざ前書きで注意添えてくれてんのに馬鹿じゃね?

834 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/10(火) 14:45:01 ID:/e5yV04e
>>833
まあそうけんか腰にならずに。
831-832はそれ踏まえた上での提案じゃないの?
こうするともっと沢山の人に詠んで貰えるんじゃないか、という。


835 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/10(火) 14:46:08 ID:KSXviaNe
アドバイスありがとうございます。

オリキャラに関してですが、自分の中で設定を完結させてるせいか、書いてるうちに違和感を感じなくなってました。マヒしてたかな。

今後書くときは少し冷静に考えたいと思います。

ただ、この作品はとりあえずこのままいきたいと思います。

他にも何かありましたら聞きたいです。

836 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/10(火) 14:48:30 ID:/rHaegOg
逃げて!
ライ超逃げてー!いや、良い嫉妬でしたW

自分はオリキャラそれほどきになりませんでした。
カレンさんライバルの位置に収まりそうなキャラ(鰤に)いないような気がしますしW


837 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/10(火) 15:10:17 ID:S9eboYnH
>>混沌氏
ダーさんワロタwww
GJでした!

>>コウ氏
ライ大ピンチ!?
やはり、ライカレ良いですね!

お二方供、続きを楽しみにしています!

838 : ◆Ef61vQRVe6 :2008/06/10(火) 16:28:21 ID:1oBVnCHw
新参者ですが、投下させていただきます。

親衛隊ノネットエンド後

あと、子供が出てきます。苦手な方は注意

839 :◆Ef61vQRVe6 :2008/06/10(火) 16:30:00 ID:1oBVnCHw


 
 ○月×日 晴れ


   お父様のご友人のアーニャさんに提案されて、見た夢の日記をつけることにしました。
   お父様もお母様も賛成してくれました。がんばります。


 ○月×日 晴れのちくもり

   
   今日の夢はみていてとてもいい気分になりました。

   どこかはわからないけれど、青と白のナイトメアが緑色の敵をたくさん倒している夢でした。
   みんな爆発させてから、コクピットが開いて、中からかっこいい男の人が出てきました。
   よく見ると、写真でみたことがある今よりもっと若いお父様でした。
   おきてからお父様に聞くと、まだ日本がエリア11だったころ乗っていた
   「ランスロット・クラブ」って言う名前のナイトメアだそうです。
   今の専用機もかっこいいけど、クラブもかっこよかったなぁ……。


840 :◆Ef61vQRVe6 :2008/06/10(火) 16:30:46 ID:1oBVnCHw

 ○月×日 くもりのち雨

  
   今日の夢はちょっとふしぎな夢でした。

   ブリタニアの基地の前で、青くて左腕が大きいナイトメアがトラックを壊している夢でした。
   トラックが全部壊れたあと、サザーランドが出てきたけど、それをおびき寄せて壊していました。
   そのあとパイロットが出てきたんだけど、なんとそれがお父様でした。
   でも格好が、日本の旧黒の騎士団のパイロットスーツでした。
   かっこよかったけど、なにか変でした。
   お昼に調べてみたら、日本製のナイトメア「月下」にそっくりでした。左腕は違ったけど……。

   なんか、このことは喋っちゃ駄目な気がするのでお父様にもお母様にも言わないことにします。


○月×日 雨

   
   今日の夢は、見ていて悲しくなりました。
   今より若いお父様とお母様がけんかをしている夢でした。

   声は聞こえなかったけれど、道路でお父様がお母様に何かいって、お母様がびっくりしてから真面目な顔になって。
   お父様が何か言いかけたときにお母様がお父様のお腹にグーで殴りかかったんです。
   お父様の体がくの字に折れて、よろめいたところを押さえつけていました。
   お母様の腕と胸で上半身を締め付けられて、お父様が苦しそうでした。
   そのあとよろめくお父様を支えて何処かに行ってしまいました。
 
   見ていて悲しかったです……。


841 :◆Ef61vQRVe6 :2008/06/10(火) 16:33:06 ID:1oBVnCHw
以上でいったん切らせていただきます。
ご意見、感想等お待ちしております。

あ、タイトル忘れてました「ある少女の夢日記」です


842 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/10(火) 17:28:54 ID:FZ7759Ia
>>841
ノネットさんとライの子供だとぅ!
GJ!

だけど、日記だけの文章では少し解りにくいから
ライかノネットさん視点→子供視点みたいな描写を入れたら解りやすくなるかもよ

843 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/10(火) 17:33:34 ID:W3crGrif
遅レスで悪いが、>>809,>>830にGJをw
ノリノリなダーさんととネリ様に大爆笑ww
嫉妬カレン可愛い。可愛すぎる。ライ、諦めて罰を受けろww
それと>>841のはちょっと読みにくかったというか。よく意味が分からなかった
続きに期待してます

844 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/10(火) 17:47:08 ID:/e5yV04e
>>841
起承転結の「起」で終わってる印象受けた。
この日記を受けてパパママがどんな反応起こしたかとか
書くと物語になるような。
偉そうな書き方してごめん。でも題材が面白そうなので
続き期待してます。

845 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/10(火) 17:55:50 ID:1oBVnCHw
意見ありがとうございます。

以後気をつけて書いてみたいと思います。
恐らく続きは暫く後になるかと……

846 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/10(火) 18:18:42 ID:W3crGrif
いろんなLCサイトめぐってみたけどライCのCPって少ないな
俺はこのCPが一番好きなんだ


847 :コウ ◆W56eoB1Y.M :2008/06/10(火) 18:30:23 ID:KSXviaNe
容量大丈夫かな。投下します。

848 :コウ ◆W56eoB1Y.M :2008/06/10(火) 18:31:27 ID:KSXviaNe
続きです。話無駄に膨らませ過ぎて、カレンのお仕置きまでいけなかったです。
それはこの次ということで。嘘予告すいません。

オリキャラでます。嫌な人はスルーで。


トーキョー租界の政庁から行政特区の政庁に帰ってきたライが最初に会ったのは玉城だった。
黒の騎士団一のチンピラ、問題児と言われた彼も今は長年の夢であった官僚という職に就いてる。
その話を聞いた時、ライはとりあえず予算管理を今までの比にならない程に厳重にしたものだった。
その玉城は今、ライの目の前でいやらしい笑みを浮かべている。
最近一緒に仕事をすることが多くなってるせいか、よくこの顔を見る。
そして、そこからライが学んだことは、こういう顔をしている時の玉城はろくな事を言わないということだった。


849 :コウ ◆W56eoB1Y.M :2008/06/10(火) 18:33:23 ID:KSXviaNe
(疲れてるのに…。)

ため息がでそうになるのを押さえて玉城に向き直る。

「…何?」

ライがそう話し掛けると、玉城は今気付いたかのような反応をした。

「おっ!これは政務官殿!いや、今日からは公爵殿って呼ばなきゃいけねぇかな?」

やっぱりろくな事ではなかった。

(またわけのわからないことを…。)

「…何で?」

仕方なしにそう言ったライの疑問を無視して、玉城は続ける。

「ったく、いつカレンからのりかえたんだよ!まぁ胸はあいつに負けてたけど、美人だし、とんでもねぇ逆玉だからなぁ。いや、さすがは政務官殿!うらやましいです!」

いい加減面倒臭くなったライは、何かよくわからないことを言って敬礼している玉城を無視して歩きだす。

とにかく、ゼロと扇さんには今回の会談の細部まできちんと説明しておかなければならないのだ。
今、特区の上層部はゼロとライのトップ2の影響力が大きいが、ライは扇の人望と手腕を高く評価していた。
ゼロの特区参加後にディートハルトが脱退したため弱体化した情報部の立て直しや、他のレジスタンス組織との折衝は扇なしでは、できないとまでいかなくても、今ほどうまくいかなかっただろう。
それが今回の会談を実現に導いたと言っても過言ではないのだ。


850 :コウ ◆W56eoB1Y.M :2008/06/10(火) 18:34:43 ID:KSXviaNe
しかし、せっかく説明をしに来たというのにライは二人に追い返された。

「まずはカレンだ。とにかくカレンの所に行け!」

声をそろえて言う二人にさすがのライもむっとする。
一体何だというんだ。自分がいない間にカレンに何かあったのかと聞けば、信じられないというような顔で絶句された。
いや、ゼロは仮面をしていたから顔は見えなかったけれども、なんとなくそんな雰囲気があったのだ。
ともかく、政庁を追い出されたライはカレンに会いに行くことにした。
一応電話で都合を聞けば、勿論大歓迎とのこと。
その時もカレンの対応は普通過ぎるほどに普通で、ライは一体何だったんだと思わずにはいられない。
どうせ、二人は何か勘違いでもしたんだろう。ゼロも扇さんも少しぬけているところがあるからなぁ。
なんてことを考えながらライはSPの運転する車に乗り込んだ。


851 :コウ ◆W56eoB1Y.M :2008/06/10(火) 18:36:30 ID:KSXviaNe
カレンは今、特区の中心街から少し離れた大学の寮に住んでいる。
政庁から30分ほどのそこに着いて、車から降りたライにSPが遠慮がちに声をかける。

「…ご武運を。」

それだけ言うとすぐに車を発進させる。
いきなりそんな事を言われたライは驚く。
基本的にSPの人は無口だし、自分に何か言うときは必要かつ、最低限の事しか言わないはずなのに…というより内容がおかしかった。
今日は本当にみんな変だ。一体何が…。そう考えたライだったが、再びいきなり声をかけられたために、思考を中断する。

「あの…ライ、政務官ですよね?」

「え?あ、はい。そうですが何か?」

見れば、自分と同い年くらいの女性。
ここにいるということは、カレンと同じ大学なのだろうか。ならば失礼のないようにしなくては。
などとライが考えていると、

「恐いと思いますけど、頑張ってください。それと…ごめんなさい!」

そう言うと、先程のSPと同じく、すぐにいなくなってしまった。
残されたライはというと、

(やっぱりみんな変だ…。カレンに相談してみるか。)

当然、何の事かわかってなかった。


852 :コウ ◆W56eoB1Y.M :2008/06/10(火) 18:38:40 ID:KSXviaNe
今回はこれで終わりです。次こそお仕置きの回です。多分。
感想くださった皆さん、ありがとうございます。

853 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/10(火) 18:40:46 ID:W3crGrif
>>852
くわぁwなんという生殺しwwGJ!

854 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/10(火) 18:41:19 ID:/e5yV04e
>>852
GJ!楽しみでなりません。
BGMはジョーズのテーマソングですね。わかります。

855 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/10(火) 18:44:45 ID:xTbZ4dXn
>>852
GJ!
段々恐怖が近づいて来る感じですね。分かります。

856 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/10(火) 19:19:56 ID:LL+LkY+d
カレンの恐怖もそうだが、500KBの恐怖も迫ってるぞ

857 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/10(火) 20:04:35 ID:LFv4ibxo
>>852
GJです!
しかしこのスレはホント消化早いね。
もう次スレの季節か…

858 :保管庫の人:2008/06/10(火) 20:07:04 ID:RVOHKG7W
管理人よりお知らせです。
本日を境に保管庫の更新頻度が、かなり遅くなることが予想されます(4日に1回ぐらい)。
期間は8月の後半までです。私事で申し訳ありませんが、何卒ご了承願います。

859 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/10(火) 20:07:50 ID:5OlimtGk
ドンジャラの主人公が銀髪になっているんだが…もしかしてロスカラ2は出さないのか?

860 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/10(火) 20:16:30 ID:YHJhiHAl
とりあえずここで話す事じゃないな

861 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/10(火) 20:18:46 ID:W3crGrif
>>858
何をおっしゃいますやら。今までの更新速度が速すぎたのですよw
事情はわかりませんが気にしなくていいと思いますよ?

862 :保管庫の人:2008/06/10(火) 20:41:14 ID:RVOHKG7W
>>860 すいません、サイトで告知するべきでしたね。

863 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/10(火) 20:43:46 ID:nKD+ViZz
そろそろ次スレかな?
もっとも、私は立てられないんですけどね……。

864 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/10(火) 20:49:54 ID:xTbZ4dXn
>>862
>>860は管理人さんに言ってるんじゃないと思うよ?
たぶんDSのゲームのことだと思う



865 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/10(火) 21:12:36 ID:/rHaegOg
投下しようにもPCがアクセス禁止になって投下出来ない件について・・・
既に二日あと何日我慢すれば!
と思ってたらなんか500kbに近付いた・・・


866 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/10(火) 21:27:57 ID:068mfKrY
いま486KB、
よ〜しちょっとスレ立てチャレンジしてみます。

867 :860:2008/06/10(火) 21:30:01 ID:YHJhiHAl
>>保管庫の人さん
勘違いさせてしまって申し訳ない。
860は859に対してのレスです。お気になさらずに。

いつも多くのまとめ、お疲れ様です。

868 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/10(火) 21:33:01 ID:GikG4xD1
ジノ「手配画像よりずっといいな、ああゆうのタイプなんだ。」
カレン「ん・・・。」

ライ「(むっ・・)」

869 :866:2008/06/10(火) 21:36:38 ID:068mfKrY
申し訳ないスレ立て規制されてた…
次の同士よ頼む!

870 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/10(火) 21:37:12 ID:068mfKrY
ここはPS2/PSPで発売された「コードギアス反逆のルルーシュ LOST COLORS」に関するSS投稿スレです。
感想等もこちらでどうぞ。sage進行でお願いします。また、このゲームについて気になる人は本スレにもお越しください。

■SSを投下される方へ
・ 多くレスを使う投下は、投下前後に開始・終了の旨を書いたレスを入れて下さい。(または「何レス目/総レス」を名前欄に)
・ 投下許可を求めないこと。みんな読みたいに決まってます!
・ 投下前は、他作品への割り込みを防ぐ為に必ずリロードしてください。
・ コテは投下時にだけ付けること。その際トリップもあるとベスト。トリのつけ方:名前欄に「#(好きな文字列)」 #は半角で。
・ 読む人を選ぶような内容の場合、始めに注意を入れて下さい。
・ 460kb近くなったら次スレを立てるか聞くこと。立てる人は宣言してから。
■公式サイト http://www.geass-game.jp/
■アニメ公式サイト http://www.geass.jp/game.html
■攻略wiki http://www9.atwiki.jp/codegeasslc/
■SS保管庫 http://www1.ocn.ne.jp/~herma/Geass_LC_SS_Top.htm         
■過去スレ
コードギアス 反逆のルルーシュ LOST COLORS SSスレ
http://game14.2ch.net/test/read.cgi/gal/1209886757/
コードギアス 反逆のルルーシュ LOST COLORS SSスレ 2
http://game14.2ch.net/test/read.cgi/gal/1211557284/
■関連スレ
コードギアス 反逆のルルーシュ LOST COLORS 13
http://game14.2ch.net/test/read.cgi/gal/1212919167/
PS2】コードギアス 反逆のルルーシュ LOST COLORS
http://game13.2ch.net/test/read.cgi/famicom/1203247087/
【PSP】コードギアス 反逆のルルーシュ LOST COLORS
http://game13.2ch.net/test/read.cgi/handygame/1207641630/
コードギアス 反逆のルルーシュ LOST COLORS 攻略スレ4
http://game13.2ch.net/test/read.cgi/gameover/1209720651/
コードギアス LOST COLORSのライは幻の美形 2
http://game13.2ch.net/test/read.cgi/gamechara/1211338032/

871 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/10(火) 21:37:39 ID:068mfKrY
↑せめてテンプレ改訂版用意したから使っておくれ… >スレ立て氏

872 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/10(火) 21:39:59 ID:dYj3Tq8j
>>868
ジノ「…なんだ、彼氏持ちか。お熱いねぇ」
ライ・カレン「「えっ(赤面)」」
アーニャ「記録…(パシャッ!)」

こうですか?

873 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/10(火) 21:43:30 ID:LL+LkY+d
ライが皇族バレしたら、呼び方はなんてなるんだろうな?
傍系だから三国志の劉備みたいに皇叔殿下かな?

874 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/10(火) 21:45:11 ID:GikG4xD1
>>872
ジノ「へぇ〜隣にいるの彼氏かな?逆に奪いがいがあって燃えるな♪」
カレン「うう・・」

ライ「・・・っち、あの男!!」

875 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/10(火) 21:50:10 ID:qiGiT+WW
あと15K切った
次スレは870さんかな?

876 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/10(火) 21:51:01 ID:qiGiT+WW
とおもったらもう立っているーーーー!!!

877 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/10(火) 21:52:19 ID:qiGiT+WW
すまん俺の勘違いだった

878 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/10(火) 22:00:22 ID:m0kaRGaT
じゃあちょっと立ててみるわ

879 :保管庫の人:2008/06/10(火) 22:02:29 ID:RVOHKG7W
>>878 725の内容もお願いします

880 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/10(火) 22:09:34 ID:m0kaRGaT
立てられなかった…
>>725を足したテンプレ貼っとくんで誰か頼む

881 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/10(火) 22:09:58 ID:m0kaRGaT
ここはPS2/PSPで発売された「コードギアス反逆のルルーシュ LOST COLORS」に関するSS投稿スレです。
感想等もこちらでどうぞ。sage進行でお願いします。また、このゲームについて気になる人は本スレにもお越しください。

■SSを投下される方へ
・ 多くレスを使う投下は、投下前後に開始・終了の旨を書いたレスを入れて下さい。(または「何レス目/総レス」を名前欄に)
・ 投下許可を求めないこと。みんな読みたいに決まってます!
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・ 読む人を選ぶような内容の場合、始めに注意を入れて下さい。
・ 460kb近くなったら次スレを立てるか聞くこと。立てる人は宣言してから。
・ 保管庫への要望、誤字脱字等の修正依頼は以下のアドレス(geass_lc_ss@yahoo.co.jp)に
■公式サイト http://www.geass-game.jp/
■アニメ公式サイト http://www.geass.jp/game.html
■攻略wiki http://www9.atwiki.jp/codegeasslc/
■SS保管庫 http://www1.ocn.ne.jp/~herma/Geass_LC_SS_Top.htm         
■過去スレ
コードギアス 反逆のルルーシュ LOST COLORS SSスレ
http://game14.2ch.net/test/read.cgi/gal/1209886757/
コードギアス 反逆のルルーシュ LOST COLORS SSスレ 2
http://game14.2ch.net/test/read.cgi/gal/1211557284/
■関連スレ
コードギアス 反逆のルルーシュ LOST COLORS 13
http://game14.2ch.net/test/read.cgi/gal/1212919167/
PS2】コードギアス 反逆のルルーシュ LOST COLORS
http://game13.2ch.net/test/read.cgi/famicom/1203247087/
【PSP】コードギアス 反逆のルルーシュ LOST COLORS
http://game13.2ch.net/test/read.cgi/handygame/1207641630/
コードギアス 反逆のルルーシュ LOST COLORS 攻略スレ4
http://game13.2ch.net/test/read.cgi/gameover/1209720651/
コードギアス LOST COLORSのライは幻の美形 2
http://game13.2ch.net/test/read.cgi/gamechara/1211338032/

882 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/10(火) 22:11:36 ID:xTbZ4dXn
よっしゃ俺やってみるよ

883 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/10(火) 22:13:49 ID:m0kaRGaT
す、すまん立てられた…あれ?重複したら申し訳ないorz
http://game14.2ch.net/test/read.cgi/gal/1213103523/

884 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/10(火) 22:16:12 ID:xTbZ4dXn
>>883
大丈夫こっちは立てられなかったからw
そして乙です

885 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/10(火) 23:06:46 ID:W3crGrif
ちゃんと次スレたってた。しかもお仕置きカレンがすでに投稿ww
さて、あとはここを埋めるだけかな?

886 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/10(火) 23:20:59 ID:TcsQcJvp
                       ,. -──ァ
                 ___ ,/:::::::::::::::/
             ,.  ´  r =く__,.  ´ ̄`丶、
           /       `ー '´      ,.    \
           /              ' _,.z===-_ゝ__,. ィ1
          /          , - 、 /:::::,ィ´ ̄ ̄____/_ ノ1!
       /、          ○:::/´:::::::::::::::::: ̄ ̄::::::::::::::::::::::::::::::::://
        ∧ \          /::/::,.::::::-──-:::::::::::、__::::::::_,.:::::::'´::::/
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      , 「`   、 \  ,1  //::::::,. ´__ > 、::::::::::::::::::::::::::::::/
      ! |   l:::! \`'´ V!/::::::/ "゙´      ̄7!1::、__:::イ1
.     |  ',   ∪     、 ∨::/く       ,. ´::/::1ト\::::::::::::/ l
      !  、       /  ∨ ∨`ー─::::'_,.:ノ::::::r1:::\`ーイ 1  全力で埋め!
      ! ,.  \_,.  ´   /    \:::::::::::ト、::::::::::::/∧、_>'´  !
     !      ,.      〈     \::::::!Z!:::::::ノ:::::::,.く  ,  /
     '.                  `ー -'/::::::::(_) ,  /
      ∨         ___        〈::::/:::、__ノ   /
       ∨ ,    ,z==≠ ̄ ̄`===zz、_ \!>'´    /
          \                 ̄,'=z '゙   /
           \  '    , ' ,.    , '゙        /
           `丶            ,   '゙ _,. ´
               ` ー─────── '"´

887 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/10(火) 23:27:18 ID:EPa3Q7Ty
やめろwそのオレンジAAは腹がよじれるwww

888 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/10(火) 23:31:58 ID:TcsQcJvp
>>887
まぁ、そう言うなwせっかく職人が作ってくれたんだから、張らないとなw
というわけで埋め

        __
    _,―ヽ / / ̄ ̄ヽ__/i
   /三ニニ=\/ニニヽ_/
.  |く  く ̄ ̄`   ̄_ノヽ ニ/
   /∴∵━━   ゚フニ二三,フ
  |∴∵⊂■⊃  /|,=ニ=ヘ/
  |∴::⊂⊃  ┏┓´\_// l  
 ┃∵∴..     ̄   └' |┃.
 ┛ \∵∴        /.┗
     丶∵∴ _ ..... . ′
        ┃┃
      :::::::::┛┗

889 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/10(火) 23:52:30 ID:TcsQcJvp
               , '´ ̄`ー 、_
           ,- '`´ヾヽ、¨`ー    `ヽ 、_
        , '´.: .: .: .: .: .: .: .: : ̄`゙¨ヽ      `ヽ
     `=ニ´_., .::: : : :/.: .: .: .: .: .: .: .:.::.i ゙̄ ゙゙ヽ、   ヽ、
       / .: .: /  /,;.; .; .: .: .: .: /.:.: .: :. .:ヽヽ   丶
 、_ _., ' .:.:: .://  / ´    `ヽ、,.:.:.: .: .: .: .:', ヽ
 ヾ、   .: .: .: .:/,'.:.:,', '  ,. - ‐ 、   ´`゙ヽ.: .: .: .:.,   ヽ
   ヾ、.: .: .: .: .::{.: .:.:/ ,. '_ _ _   '      }:::::l .l.:.:ト、  ヽ
   , _ _`>..: : :.:i|.:.:.; r '´ r(冫    , ´`, .l.: .l.:.l :::ト-‐
   ヽ、. . . : .: .;-ヽ.:{ {  弋ソ       ' /.:.:.l.::l .:.レ'´
    ヽ_ _,,.:.:.{ '`ゝヾ,` −'    , '丶/.:.:.:/:/.::/
     ヾ、_::::ヽ `_   ゙゙゙゙   、 ,,,, /.:.:.:/:/:/_,
        `ー 'ヽ、  ヽ_ _ _ ,   /.: /i/`- ‐'
        , -‐ - rト 、_    _ . 'ー-‐'´
       ,'  ,._ _ _ `ー ニ ´   二ニ- ‐ '.l
      , '   `l   ̄  ̄  ̄  ̄        l
     /   /´_ ヽ              ,'´.ヾ,
   r´    ,' _ _`ヽ'             ,' ,イ、i
    {     { 、 ヽ_;'             7 /lゝ、
   ` r二ミ、', 、`ヽ,'      埋め     じ /}ヽ ヽ、
    /  >' ヽ``T              ', イノ  ` `ヽ.
.   / /    ./|               `´ト 、    }
  /´     /i  l                 ', `'ー '
.  {    /  l .|                 ',

890 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/11(水) 00:32:53 ID:425RxH1V
明日の式にはこないでね
          人
 ┃○     (●)|| うん
 ┃(_      _.).||
 ┣┓| ┳┳ |┏┫


    人  天子は私がモラタ
   (●)
   ム=- ○ シンクータスケテー
    /へ(ハ)
   ./  /::::\


891 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/11(水) 01:24:23 ID:G0UD1CVn
 ヘ        , '   `ー ´ ∨/ , , 'イ /N!  / |  ',/ /  /   1 ハ  ',
  ,ヘ      , ' ,.  ´ /   /   !,_!、ノ´    ̄  !__,ノ ',./ ,/  / ! | l !  ;|
   ヘ     ,'/ィ´  /   ,/ , '7      _,.ィj r1`'く', '   / / ! ! !   ',   
    ヘ   , '/ 7  /    //, ' /          ゞ、  \ ,ノ イ, / 1 L ヘ' ,
     \' / /  / /  /,イ  /r テ≧ミ、 、             r<_イ ,.,._lト!´ ̄ `'
       \ ,イ  / /  ,' /   'とうモtzイヘ            イソ ,' 7 >-  、
        \レ、/ ,イ , ' /   ,'          ,  __,.二ニ_    7 ; l , ' \__ソ
、        ト、ヘ/!, '! /   l          '    ィf示テ_、 /  ; , '   ハ
  ,        \ `ヾ、/   ハ    γ'=== ,、   `マ匕_,ァ'   ,'   l  ヘ
 ∧         ' !  / !    l∧     l - 、___ ::!      j'´ ィ7   ;    /   !    しんく〜
, '  ト、             !N l  ,j 、ヘ   '、     Y    , ' ,.ィ{7   l' ,/ /   N
   | ヘ          \ j   ! l 7\  ` ー─'´   , '/ー/    ,.1 ' , / ,1
   ∨ヘ          r≠=、j /j |`ー、\___ ,. ィ7 ̄ ̄7     /lト 7ノ',ノ //
   ∨ ヘ        f ん「} Y⌒71  /    _r-' ̄! ⌒Y7   ,/ ;!  ! Y ', 7
    ∨ ,ヘ       7ー ,イ {__5!=z7 「 ̄   /     / !   / N  j !,' ',
     ∨ ヘ         `Y  `ーイ r={_}r===\   _ノ /  /  / 、 ∨; ,. '

892 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/11(水) 02:02:36 ID:A6WXjGm3
\デュハハハハハ/
    人
   ( ○ )
   ム=-(・´。`・§ゝ
.    i川|i っ※と
.    |_ハ_|//iヾ\



\ハハッゲホッゴホッ/
    人
  ∵(○ )
   ム=-( 。`・§ゝ <だいじょうぶ?
.    i川|i っ※と
.    |_ハ_|//iヾ\

893 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/11(水) 06:32:59 ID:M7/lphA0
>>892
藁かすなw

894 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/11(水) 06:42:06 ID:xYAYDlcV
>>892
盛大に吹いたwww


895 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/11(水) 08:49:10 ID:nDZpWUNP
>>892
ルルもアホだがそんなことより天子様いい子だなw

896 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/11(水) 12:08:02 ID:mmXM/ZHE
500kb

897 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/11(水) 12:08:46 ID:mmXM/ZHE
     |┃
     |┃三        / ̄\
     |┃        |     |
     |┃          \_/
 ガラッ. |┃           |    _,,,,.. _,.ィ
     |┃  .ノ//   / ̄ ̄ ̄,o'ニ--、二-‐'゙! おはようございました
     |┃三    / ─  ,.r',.-─-、,,__,,/
     |┃     /  (●),ノレ、‐--‐'ノヾノ
     |┃     |    (__人 \_,ノ、o'゙
     |┃三   \   ` ⌒´  __,/
     |┃三    /            \


898 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/11(水) 12:09:22 ID:mmXM/ZHE
    _i--   /三7
__,,|-  | こ   7''匸  `''ァ
.-‐|二 ._,,--r''フ-、   (_
 (ノ /   '" _,,,,..\_,.ィ
  ./\   ,o'ニ--、二-‐'゙!
 /、,,__\,.r',.-─-、,,__,,/
 | ! | ,ノレ、‐--‐'ノヾノ |
 ', `''''" '  \_,ノ、o'゙ /
  \. ‐''' ̄`'''ー-  ./
   ヽ、,,____,,.-'゙
  ニ|ニ!! ─┐-‐'7  | |
    |    |   ./\ ・.・


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